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【マッチプレビュー】19/20UEL GS アイントラクト・フランクファート vs アーセナル(19/Sep/2019)ぼくらのELがスタート

ひとあし先に始まったCLのクオリティに打ちひしがれているアーセナルファンのみんな。おはよう。

ハイライトしか観てないけど、どのクラブもわれらAFCがやってるウンコフットボールに比べたらまるで別次元。アーセナルと関係ないフットボール試合を観て軽く落ち込むという。われながらこころが病んでる。

さて、ヨーロッパの地獄甲子園ことELも今シーズンが始まる。アーセナルが優勝を目指すという(笑い)もしかしたら手が届くかもしれない今年一番のビッグタイトルだ。

グループステイジのファーストゲイムは、なんと6試合中もっともタフなアイントラクト・フランクファート(A)。いい試合をやりそうな気が微塵もしないのは気のせいだろうか。

Eintracht Frankfurt v Arsenal

試合前としては、ドイツへのトラヴェリングスクワッドにエジルが含まれなかったことがもっぱらの話題で、チームのなかの状態も気になるところ。ワトフォードでの傷心からこのチームがどうバウンスバックするのかに注目したい。



19-20 UEFAヨーロッパリーグ、グループFのおさらい

アーセナル、フランクファート(ドイツ)、スタンダール・リエージュ(ベルギー)、ヴィトーリア(ポルトガル)の4チーム。

今回はロシアや東欧のクラブと同じグループにならないという幸運にも恵まれた。いつだってアウェイで苦労するアーセナルなので、せめて移動の距離が近いのはありがたいことだ。マンUとかひどいらしいよ。

最大の強敵はもちろんフランクファートで、そのアウェイマッチが計6試合の一番最初にやってきたというわけだ。相手を考えれば、ここを凌いで、あとは全勝のつもりでいなければならないだろう。

エメリの試合前コメント「エジルは日曜の試合のあとなので休ませたかった」

昨日(水曜)に行われたプレスカンファレンスでのエメリのコメント。今回はセアド・コラシナツが同席した。

(スクワッドセレクションについて……)

エメリ:グドイーブニン。たくさんの試合があるのでいろいろな選手を使いたいし、ファースト11ではロウテイションもできる。明日のスクワッドには19人がおり、ソクラティスとメストはこの試合はお休みする。

(メストがプレイしないのはジャーマニーでの試合だから……)

ノー。

(なぜにメストを休ませるので?)

日曜の試合のあとだから休ませたかった。つぎの日曜の試合のためでもある。

(これがこのグループでもっともタフな試合になるのでしょうか……)

イエス。このコンペティションにはわくわくしているし、明日戦う彼らは、去年はセミファイナルでチェルシーにペナルティで敗退したチームだ。彼らとの試合で始まるのはわれわれにはタフだ。しかしスタートにわくわくしてもいる。今シーズンもこのコンペティションにはいいフィーリングがある。去年はファイナルまで行って敗けてしまったが、今年はまた新しいチャレンジだ。

(メストが休むことについて……)

日曜にまた試合があるからだよ。彼は日曜(ワトフォード)でプレイして、いまはわたしは明日に集中している。明日は誰がプレイするのがベストかでファースト11は決めるし、またプレイしない選手も決めた。それはソクラティスとメストだ。

(フランクファートのフィジカルなアプローチが理由だったりも……)

彼は日曜の試合がファーストゲイムだったがフィジカリーにもよくプレイし、チームに彼のキャパシティを与えてくれた。彼のシーズン最初の試合としてはよかったし、これで彼はチームを助けることができるだろう。でも明日じゃない。つぎの日曜だ。ファースト11はいくつかロウテイションすることを考えている。

(今週、チームは団結会 (team bonding session)をやったりしたんでしょうか……)

イエス。この試合の前に彼らは夕食会をやると決めていた。あの試合のあと彼らは落ち込んでいたが、外に出て団結しようと決めたんだ。選手たちは仕事以外でも自分たちの時間の使い方に責任を持っているし、わたしにとってそれはパーフェクトだ。

(どんなふうにこの試合にアプローチしますか……)

まずはどうやったら自分たちが進歩できるのか分析し、どうやったら目的をもってプレイする自信を取り戻せるのか、そういったことを学ぶこと。試合をコントロールし、ボールを持ったときにどうやっていくか。

実際日曜についてはわれわれはもっと必要だった。それがやりたいことだった。ミスをいくつかやり、いくつかの失点をした。昨日と今日、われわれは話し合い、明日どうプレイできるかについて取り組んできた。

フランクファートはとても速い選手たちでハイプレスをやってくるチームだ。明日はわれわれは日曜にやったようなミステイクを改善しなければならない。それにピッチではどうやったらプレッシングを破ることができるか、別のやり方でも成し遂げたい。

試合ではいいポジションでいつもボールを持ってコントロールしたい。それは日曜はファーストハーフにはできていたことだが、セカンドハーフではそれがやれていなかった。

明日は新しいチャレンジだ。ポジショニング、コントロール、プレスをブレイクする能力をどう改善できるか。それに、ロングボールを使ってアタッキングサードでボールを得て、得点し、試合に勝つ。明日は日曜の試合からどう改善したかを見せる新しいチャレンジになる。

(キャプテンシーグループはいつ指名するおつもりで?)

今週は、日曜の試合のあとで選手たちと試合について話したりトレイニングすることに集中していた。今日は明日の試合のプランニングをやっている。来週に発表することになるだろう。火曜の試合のあとだ。

(ジャーマニーでのアトモスフィアはどんなふうになると……)

昨日と今日準備をしていて、朝はまたホテルにいることになる。われわれはこのチームをほんとうにリスペクトしている。なぜなら彼らはシーズンを通してビッグビッグパフォーマンスでプレイしていたし、去年セミファイナルまで行った。彼らはサポーターとともにプッシュしてくるだろうし、彼らもまたわたしたちを相手にスタートすることにわくわくしているだろう。

ほんとうにとてもいい試合になるとわたしは思う。両チームともこのコンペティションで重要なことをやりたいと考えているからね。

まだグループステイジで最初の試合だが、しかしわれわれにとっては、今年このコンペティションでフランクファートに対し、自分たちがどんなチームかを見せる試合になる。

エメリコメントのポイント。

チームセレクションについて。エジル不在の理由

エジルはドイツ行くことはなかった。

エメリは、エジルをなぜ休ませたのかという問いには「日曜(ワトフォード)のあとで休ませたかった」と回答している。そしてつぎの日曜もあるからと。エジルはワトフォード戦が今シーズン最初のプレイで、70分しかプレイしていないのだから、理由としてはいささか薄弱に思える。アウェイだからとか、ドイツでブーイングされるからとか、ほんとうの理由は云いにくい気持ちもわからないでもないが、この件については、各所で「奇妙ないい訳だ」とツッコまれている。仮につぎの日曜(アストン・ヴィラ)でエジルがスタートから外れるようなことがあれば、さらにツッコまれそうだ。

そして、チームについてはロウテイションをやると宣言していることにも注目。ぼくはどうせ大して変えてこないと思っていたが、わざわざロウテイションすると話しているくらいだから、もしかしたらかなり変えてくるのかもしれない。それはそれで歓迎だ。

ワトフォード戦のチームへの影響

それとワトフォードの試合後のチームについての質問もされていた。当然みんな気になっているところだ。

それについては団結会(team bonding sessionをどう訳してよいかわからなかった。。)を開いていたと。おそらくは選手たちだけだろう。そこではどんなことが話されたのか。正式にはチームキャプテンが決まっていないなかで、やはりジャカやルイスのような選手がリーダーシップをとったのかなどいろいろ興味深い。いつか明かされるときが来るだろうか。これまでと違い誰もSNSなどでそのときの様子を公開していないことを考えると、夕食会とはいえ、あまり楽しい会合でなかったことは察せられる。

バックからのプレイにもうこだわらない?

この会見コメントのなかでもわりと重要に思えるのが、エメリがゴールキックからロングボールを示唆していることだ。後述するように、ハイプレスをされている状況でのバックからのプレイには一部の選手から疑問の声も出ていて、きっとエメリにも選手から直訴のようなものがあったのではないだろうか。

グアルディオラのシティ1年めのように、失敗しても頑なに続けることが無意味だとは云わないが、アウェイで結果がほしい状況で、結果よりそのトライにこだわるのも愚策だろう。状況によって諦めるというのはいい判断で、むしろロングボールを使ったときオバメヤンやぺぺがボールをキープできる方向でトライしたほうがまだマシだ。GKからロングボールもあると相手に伝われば、ハイプレスがゆるくなるというメリットもある。

5人キャプテン発表を延期

5人のキャプテンについては、エメリは今週に決めるという話しを先週していたばかりなのに、あっさり反故にした。いい訳もいかにも苦しい。

彼がそれを決定するのに何を待っているのかはわからないが、ワトフォード戦の影響があったことは想像に難くない。いまさら5人体制という意向を覆すとは思えないが、いずれにせよひとりはメインキャプテンを決めるべきだろう。それなら5人キャプテン制も全否定はしない。

コラシナツのコメント「フランクファートはホームで強い」

会見に同席したコラシナツのコメント。ドイツ語で受け答えをしていたっぽい。

コラシナツ:もちろん昨シーズンのELでのフランクファートはチェックしていたよ。彼らのホームでは、ぼくらは簡単には勝たせてもらえないだろうね。

ぼくらは明日自分たちが戦う試合はどんなものかわかっている。とくにステディアム。しかしぼくらはELのスタートということにも期待している。フランクファートでスタートするんだ。云ったように、ぼくらは試合に集中するし、ピッチでは自分たちのゲイムプランをもたらしたい。

ぼくはフランクファートでプレイしたことは何度かある。フランクファートがホームで強いのはみんなが知っている。とくに彼らのファンがいるときだ。でも試合に集中して勝つようにしたい。

襲撃事件について、はじめて言及するコラシナツ

アーセナルのオフィシャルサイトのスクリプトでは省略されているが、この会見でコラシナツはエジルとともに悪漢に襲撃された事件のあと初めてそれについて口を開いた。ただし、あまり思い出したくないのか、ことばは少なかった。

まあ、(襲撃事件のあと)もちろん戻ってこれたのはうれしい。もちろん精神的にはキツかった。何日かはトレイニングもできなかったしね。

それはもう終わったことだ。いまはチームに戻れてうれしいし、チームでみんなと一緒にピッチに立てることがうれしい。

何が起きたのか細かいことは話したくない。ああいったことが起きたのは事実だが、もう終わったことだ。メストもそう。ぼくらは復帰してチームとの仕事に集中する。いまはここでフランクファートというとても重要な試合がある。

ひどい目にあったもんだよ。ほんとうに誰もケガをしなくてよかった。もうあんなことが二度と起きませんように。なむなむ。

エインズリー・メイトランド・ナイルズのコメント「バックからのプレイにこだわるべきじゃなかった」

AMNの発言が話題だ。ワトフォード戦のあと、Sky Sportsのインタヴューに応えた※各メディアがこれを伝えているが肝心のSky Sportsの記事が見当たらず。

AMN:ことばではいい表せない気持ちだ。

(チームが怖がっていた)そうは思わない。ぼくらは自分たちのやり方でプレイしようとトライしていたと思う。バックからのプレイについては、それにこだわるのではなくて、やり方を変えるべきだった。

ぼくらはチームとしてお互いに話し合ったし、マネージャーからの話しもあった。

ぼくらは悪かったと自覚している。だからみんながお互いに両手を挙げて責めあうこともできる。それがしたいのならね。でもぼくらはチームだし、チームとして改善しなきゃならない責任があるんだ。

なんとも頼もしいコメント。ジャカの「恐れていた」発言を否定。いつでもバックからプレイするというエメリの戦術を否定。自分の考えをしっかり持っていなきゃこんな発言はできない。

メイトランド・ナイルズはディフェンダー役に不満

同じくSky Sportsで、AMNはポジションについても語っていたようだ。

ぼくの職業はミッドフィルダーだ。セントラルかウイングか。ディフェンダーじゃない。ぼくのディフェンスがプアなばかりにたくさんの批判もあった。それについては学んでいるところだし、もう2年も学び続けている。

守備については一夜にして習得できるわけじゃない。それはチームのなかでぼくが選んだポジションじゃないんだ。ぼくは本来は攻撃の選手で、それこそがぼくがチームにもたらせるものなんだ。

これはソースが見当たらないのだけど、ずいぶんと大胆なことを云っている。好きでRBをやってるわけじゃないし、守備より攻撃のポジションのほうがいいと。

以前にも似たようなコメントを見かけたことがあるかもしれないが、なんとなくこれが今回バック3(AMNはWB)をやる伏線になるような気もしないでもない。

チームニュース

公式Team Newsでは怪我人はラカゼットのみ。あとは一応全員フィットしている。

そして今回ドイツに向かったチームがこちら。エドゥも一緒に来てるらしい。

ホールディングがようやく復帰という噂があるが、このようなタフな試合でスタートから使われるような気はしない。週末のアストン・ヴィラ(H)で復帰がありそうに思える。

今回ELの登録スクワッドにアカデミーの17才ジョエル・ロペスというラ・マシア産LBが含まれているということが少し話題になっていて、期待したのだけどさすがに入らなかったか。

そのほか珍しい名前としてはムスタフィ。それとエミール・スミス・ロウ。それとバカヨ・サカとガブ・マルティネリも入っている。

予想ファースト11

当ブログの予想スターティング。どこまでロウテイションをやるだろうか。

4-2-3-1

オバメヤン

ネルソン、セバーヨス、ぺぺ

ウィロック、トレイラ

コラシナツ、ルイス、チェンバース、AMN

マルティネス

確定しているのはGK。レノに変わってエミマルは決まり。

RBにムスタフィを使う予想をしているひとがいるようだが、どうだろう。AMNは休ませたいが、ベレリンの復帰も見えているのでこの期間を乗り越えればいいだけとも云える。

むしろムスタフィを入れてバック3はありそうな気がしないでもない。コラシナツとAMNは本来はWBで使うべきだから。ルイスがいるバック3はまだ一度もやっていないが、彼もまたバック3適性の選手だと。

CMのコンビは出ずっぱりのジャカとゲンドゥージを休ませてウィロックとトレイラ。こっちのコンビのほうがむしろMFは安定しそうだ。

出ずっぱりといえば、オバメヤンこそ出ずっぱりだが、いまのアーセナルに彼を休ませる余裕があるとは思えない。どんなクソフットボールでも彼がいれば得点してくれるのだから。

エメリにとってのロウテイションとは、きっとジャカを使わないこと。そんなところだろう。そこまで大きな変更はなさそう。

フランクファートについて

彼らについて全然まったくこれっぽっちも知らなくてすまない。きっとこれを読んでいるあなたのほうがおれの100倍は知っているだろう。むしろ下手なことは書かないでおこう。

今回コンペティティヴな試合では両クラブの対戦は初めてだそうである。

彼らは夏に昨シーズンのキーマン3人、Luka Jovic、Sebastien Haller、Ante Rebicを失っているということ。基本はバック3でナロウに守るチームだということ。

今季のブンデスリーガではW2 D0 L2で9位。ん? そんなに恐れるようなチームなのかな?

あとマコト・ハセベ、ダイチ・カマダというふたりの日本人がいる。さすがにおれもハセベくらいは知ってるよ! フースコではふたりともスタート予想。これは楽しみ。

フランクのチームニュース

アウトがMijat Gacinovic、Jonathan de Guzman、Marco Russ。

ダウトがSebastian Rode、Goncalo Paciencia。

Adi Hütterのコメント「ワトフォードとの試合は観た。敗けなくてラッキーだった」

フランクファートのボスコメント。なんて読むのかわからん。

Hütter:ワトフォードとの試合は観たよ。2-0リードからひっくり返されなかったのはラッキーだったね。でもその試合と今回を結び付けないでおくよ。彼らはバックからプレイをしようとする。

彼らのフィロソフィはわかりやすいし、状況に応じたプレイをしてくるのだと思う。一方で自分たちにも明快なプランが必要で、われわれにはソリューションもリソースもある。期待は高まっているよ。

昨シーズンは計14試合でセミファイナルまで行ったのだからすごかった。バーは高い。しかしわれわれはいまも謙虚でいるし、できるだけ先まで行きたい。

われわれの成し遂げたこと、ほとんどファイナルに到達していたという事実のおかげで、いまわれわれは違う観方をされているね。

なんか自信マンマンで気に入らない。

直近のフォーム

UEFA ELのサイトより両クラブの直近5試合のフォーム。わりと似たようなものかと。

われらは去年のCLファイナリスツとの2試合が含まれているのだから、たぶんアーセナルのフォームのほうがいくらかマシに思える。ワトフォード戦さえなきゃね。

マッチファクツ

  • UEFAのコンペティションでは初対戦
  • 昨シーズンのELではどちらのチームもチェルシーに敗れている(フランクファートはチェルシーにホーム・アウェイともに1-1)
  • フランクファートの対イングランドチーム成績はW3 D5 L5
  • アーセナルの対ジャーマンチーム成績はW18 D6 L16(ヨーロッパのコンペティションではジャーマンチーム相手にアウェイ4試合で敗け)
  • アーセナルはCL、EL合わせて、1999/00シーズン以来グループステイジで敗退したことはない
  • フランクファートはヨーロッパのコンペティションでホーム16試合で敗けなし(W12 D4 L0)

ジャーマンチームと云えば思い出すのはバイエルン。トラウマである。

試合結果予想

BBC Sports (Lawro’s prediction)  N/A

SKY Sports (Charlie Nicholas)   2-2

WhoScored.com 2-1

勝ち予想なし。あの試合のあとではなあ。期待できる要素がない。

チャーリー・ニコラス(Sky Sports):ウナイ・エメリがどんなディフェンスを選ぶか、神のみぞ知るだね。

アーセナルファンとして何度同じことを云わなきゃならないのかね。彼らは前へ行くのはとてもいいんだ。若い選手たちも。ミッドフィールドからフロントに至るバランスも悪くはないよ。でもアーセナルがディフェンスするときはなんてひどさなんだ。

ソクラティス・パパスタソプーロスの魅力ってのはなんなんだろう? わたしなら木曜はキーラン・ティアニーを使うし、ヘクター・ベレリンがスタートできるかも見てみたい。日曜のワトフォードでの試合に関して、あと20分のところでダヴィド・ルイスが指示を与えているのを見たとき、誰でもそれが非常事態だとわかっただろう。



試合のみどころ

この試合の見どころは、もちろんワトフォードからなにか改善されているところがあるかどうか。

もっとも深刻なのは中盤のバランスで、ワトフォードに限らずスペイスを開けすぎる。ぼくの予想のようにトレイラとウィロックがもしプレイするならば、ワトフォードやToTとの試合のときのような、相手にらくらくとカウンターのチャンスを与えるようなことにはならないと思うし、そう信じたい。

それと、バックからのプレイ。相手のマネージャーも言及しているように、当然アーセナルは今回もそれをやってくると見られている。フランクファートはハイプレスをやるチームだということなので(もはやハイプレスをやらないチームもあんまりないな)、やるならより注意深く、確実にプレスをブレイクする必要があるし、それが無理そうなら迷わずロングボールを使う。エミマルの役目はかなり重要だ。

そうしたときには、オバメヤンとぺぺはロングボールをキープできる/セカンドアクションにつなげる賢い動きが要求されるだろう。ワトフォードではまったくそれができなかった。

また云うまでもなく守備のエラーに気をつけるのは必須だ。とくにボックス内。アーセナルがペナルティから失点する率は驚きの95%(42本中40本)だそうで、ペナルティの平均CV78%を大きく上回っているという(via @orbinho)。ペナルティを与えればほとんど失点は免れないということ。

エメリについても。

今シーズンは去年に見られた試合中の戦術調整がもうずっと見られていない。ファーストプランがダメだったときのセカンドプランをいつどこで出すのか。リードしたとき/されたとき。試合の流れを読んで先手を打つような、さすがタクティシャンのエメリと思わせるような采配を見せてもらいたいんだ。

キックオフは日本時間9/20(金)1:55。変な時間。COYG

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

7 Comments on “【マッチプレビュー】19/20UEL GS アイントラクト・フランクファート vs アーセナル(19/Sep/2019)ぼくらのELがスタート

  1. センセーショナリズム的に騒ぐメディアの論調に反して、
    シュート31本はそれほど気にする数字でもないと思います。
    この数字は半分の15本をデウロフェウが稼いでいるが、
    その対策でマークを行うべきナイルズがDFの本職になる気は
    今のところ無さそうな本音を言ってくれたから。
    それで今後はWBとして出場したり
    時にはベンチで試合を見るのもいいだろうし
    客観的に守備を覚えていけばいい。
    むしろ3CBやCBorRBでのチェンバースの起用が近づいたかもしれないし、
    監督が柔軟にならざるを得ない状況が出来たから。
    もちろん勝った方が良かったけど、
    デウロフェウに直接やられなかったのはたまたまだけど、
    感情的に騒ぐよりポジティブに処理するべきでしょう

      1. まあでもシュートを多く打つチームが勝ちの競技ではありませんからね。

        元々ベンゲル時代は中盤での攻防やボール保持に拘りつつも少ない被シュート数でも失点したり、
        格上に多くシュートを打たれ大量失点していた傾向がありますが、今のチームはそれと違う。
        つまり実は最後のところは固くなっているし、実はいい守備練になっている。
        例えばファイタルサードで崩す力は無いワトフォードが、
        PA外からのミドルを多数打つか、
        或いはPAにドリブルで侵入してPKを狙う、
        という持てる武器を使ったに過ぎず、
        パパスタのミスを誘発したデウロフェウの反則のポジショニングが無ければドローにすら持ち込まれていないし、起きた事は単にアウェーで引き分けただけ。

  2. 昨季から学んだことですけど、まぐれとはいえ負けなし記録作ったと思えば、終盤大失速、でもバレンシアナポリには完勝したり、わけわからんチーム(エメリ)なんで、案外1-3とかで勝てると思ってます。楽観的な性格ではなくむしろネガティブなんですが、あのビルドアップをしない(現状的にやらんはず)、過度なリスペクトで下手に奇をてらわない、ができれば勝てるはず。

  3. 混乱してるのは選手もですけど監督もかなぁと思います
    チーム状況が悪い時に監督の素質が問われますけど、去年見てる限りではあまり期待できないです

  4. サカとネルソン、あとマルティネリに期待してる。
    現状、4-2-3-1に戻すにはどうしてもサイドの人材が足りない。
    ローテーションで頭角を現す若手が必要だと思う。

    前節の後半ベンチでサカが死ぬほど不愉快そうな顔してた。
    やれる自信とチームへの自尊心を少しでも持ってる若手が、あの試合をベンチで見せられたら不愉快で当然。
    むしろコイツが一番正しい反応をしてると思った。
    「なぜオレを出さん!!」今のチームにはそういう力が必要だと思う。

  5. ホールディング使ってほしいですね。
    昨シーズンも彼が使われてバック3になって無敗を続けた印象があるので。3人いれば出しどころもあるんで簡単には奪われないと素人ながら思えますし。
    しかしこのビッグスカッドなら特に戦術にこだわらなくてもELくらいなら無双できて当たり前だと思うのですがどうなんでしょう。それこそオーバラカペペにセバに自由にやらせるだけで。後ろで勝手にジタバタして自滅さえしなければ。
    キャプテン誰になりますかね。ファン投票ですればおもしろいのに。あたしはラカに1票です。ナイルズたちはどんな気持ちなんでしょう。普通に『ビビってたのかよ!ついてけねぇよ!』ってなりそうなもんですが。そんなやりとりがあってくれたほうがいいとも思います。だってアーセナルってまごうことなきビッグクラブでそこの選手って全員がワールドクラスであるべきで、かりにもそのチームの監督から中核とみなされてる選手が最下位のチームに『ビビっちゃってました』と世界中に発信したんですから。でもみんなはなんでそんなふうになったかわかってるからジャカを責めないのかも。
    どちらにしても、エメリは早くも正念場ですね。
    見逃せません。COYG

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