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19-20シーズン、アーセナルのPLトップ4フィニッシュはすでにかなり難しくなっている

アウェイの成績改善がカギ

アーセナルはホームとアウェイではまったく違うチームになるというのがここ数年の傾向だ。

去年のエメリのファーストシーズンの成績が以下。

ホームでは19試合のなかで敗戦はたったの2。14/19で勝利。圧倒的な強さを見せたと云ってよい。これがアウェイでは8敗して勝利は7/19になる。GDはホームの+26に比べアウェイでは-4と両極端であり、じつに19試合のホームとアウェイで30点ものGD差がついている。

ホームで2.36ppg、アウェイで1.31ppg。これが去年の実績である。仮にホームフォームで38試合なら89ポインツに達する。これは去年ならシティ、リヴァプールに次ぐ3位、シーズンによってはタイトルを取れるレヴェルの高いポインツだ。

ホームで強くアウェイで弱いのは今シーズンも似たような傾向で、ホーム6試合ではいまだ敗けがないが(W3 D3 L0)、3敗はすべてアウェイ(W1 D2 L3)。勝ちもひとつしかない。

今シーズンのホーム・アウェイで考えてみると、アーセナルはすでにホームの6試合ではトップ4フィニッシュに必要な2.0ppgを取れている。問題はアウェイで、ここまでの6試合で5ポインツということは0.83ppgしか取得できていないということ。仮に今後ホームで2.0ppgを維持できたとしても、アウェイでは0.83ppgから2.0ppgに大幅に改善しなければならない。

悪いアウェイフォームをカヴァーするためにはホームフォームをより改善しなければならないし、もちろんアウェイでのフォームそのものをもっともっと大きく改善する必要がある。

仮に昨シーズンのホーム実績である2.36ppgを基準に考えてみると、残りホーム13試合では30ポインツが取れる。69ポインツに到達するためにアウェイで必要なポインツは残り22ポインツ。1.69ppg。最高に楽観的シナリオでも、アウェイで1試合ごとに1.7ポインツは必要だということになる。

アウェイ13試合で22ポインツというのは、たとえばこんな具合だ。最低でも5勝が必要。4勝では敗けなしでも22ポインツに届かない(21ポインツ)。

  • W7 D1 L5
  • W6 D4 L3
  • W5 D7 L1
  • W4 D9 L0

今シーズンここまでのアウェイが0.83ppgなのだから、これをおよそ2倍にしなければなない。ホームでかなりうまくやったという前提でだ。

これはいまのアーセナルを見ていたら絶望的に思える。

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6 Comments on “19-20シーズン、アーセナルのPLトップ4フィニッシュはすでにかなり難しくなっている

  1. やだーー絶望じゃないっすかーー。
    萬に一つ上手くやったとして、マンウとかウルブスとかToTがより上回ってきたら…それは無いか。
    エメリがガチでEL獲ります宣言したらどうなるんだろ。
    PL捨てるとは絶対言わないだろうけど、唯一来季のCLがあるとすれば、そこしか可能性が無いような。
    エメリ切ってよ〜と思う反面、そうすると来季のCLはまず消えそうなのも辛いすね。分からんけど。
    トーナメントに落ちてきそうなCL組がこの2年よりもヤバくなさそうなんで(インテルくらい?)チャンスはあると思ってます。
    てか思うしか無いです。
    COYG

  2. 後任を決めなきゃエメリは切れないと思うが、僕は新米監督でいいと思ってる。

    今の状況だったら、たぶん少し勝つだけで士気が上がる。
    何のことはない今までが勝ってないだけでただの錯覚なんだが、1勝1敗のペースに戻すだけで勢いがつくと思う。

    PLはこれから冬にかけてフィジカルにもっと激しくなる。
    その中で最後にモノを言うのはチームの士気だと思う。
    何としても5月まで士気を高く保たなければ、起きる奇跡も起きない。

    また今シーズン一番機能した戦術は、ごく古典的な4-4-2だった。
    ごく単純なコンセプトでも、明確に指示してくれる監督であれば十分だと思う。
    現場の若いコーチでも務まりそうな話だ。

  3. チーム状態からして今シーズンは8位くらいのフィニッシュかなぁ、と思ってます。
    その後2,3シーズンくらいはトップ&ボトムハーフを行ったり来たりするだろうと…
    そこからEL争いをできるようになって、たまにEL優勝したりしてCLでグループ敗退してとか色々あって、
    またそのうち上昇&常勝のサイクルがくるのではないでしょうか。

    もちろん批判も糾弾も称賛も期待も失望も応援もしますが、まあ長い目で見てます。
    もはや今後グナじゃなくなることは一生ないので笑

  4. エメリ切ってリュングベリにするだけで割と勝てそうですけどね
    2年目のエメリはチームに混乱をもたらしてるだけでなので
    タレントはそこまで悪く無いので明確なコンセプトをチームに与えられればトップ4は無理でもEL制覇の可能性はまだあると思いますが、エメリのままでは無理だと思ってます

  5. ポジティブな点は、ポゼッション、創造性を失ったことと引き換えに、怪我人がすっごく少なくなったことでしょうか。チャレンジをしない、リスクをとらないことと相当相関がありそうな気がします。状態のいい選手を使ってこの結果、なので、よりいっそう戦略・戦術ミスの業が深い、ということですが。もうこうなったら、若手にどんどん、チャンスを与えてほしいと思います。逆にこれ以上悪くならない、と開き直れるんじゃないですかね。

    1. あ、僕もそれは思います。
      エメリはケガから復帰した選手の起用に慎重だし、ローテーションも多用するのでそこは良い点だと思います。
      4-3-3はテクニックよりもフィジカル重視なので、よりコンディション重視なのかも。
      ベンゲルはフィジカル軽視;コンディション軽視のイケイケでしたから好対照ですね。

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