hotいま読まれているエントリ

Arsenal, Emery, Match, UEFA EL

【マッチレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs アイントラクト・フランクファート(28/Nov/2019)かわいそうなウーナイ

試合について

アーセナルのファースト11

Sky Sportsより。

4-2-3-1

オバメヤン

サカ、ウィロック、マルティネリ

ジャカ、ルイス

ティアニー、ソクラティス、ムスタフィ、チェンバース

マルティネス

チームシートにはバック3となっていたようで、試合中継のグラフィックではバック3表記だったが、始まってみればおそらくアーセナルに来てからは初めてというルイスのDM起用。DAZNのコメンタリがボランチボランチと連呼していてうるさかった(笑い)。

予想はしていたが最大の驚きはやはりジャカのスタートか。幸いエミレーツの観客はまばらという状態でプレイに影響するほどのブーイングもなく。最後まで無難にプレイしたと思う。繰り出すパスはさすがのクオリティで、いまのチームのなかではやはり攻撃のアクセントになることを確認した。ちなみに試合開始前の選手紹介ではブーイングと拍手が入り混じった反応があったそう。

交替は、ゲンドゥージ(31 ルイス)、エジル(60 マルティネリ)、トレイラ(76 ムスタフィ)という3人。

結局3つのサブのうちふたつをケガで使ってしまったのが痛かった。エメリはそこはいい訳にしてもよさそう。

ただゲンドゥージを除く、このサブスティチューションにはやはり疑問が残る。

攻撃をブーストするためにエジルを入れるのはいいが、追いつかれ得点が必要な状況でマルティネリを下げたこと。彼が選ばれたのはイエローを1枚もらっていたのがもっとも大きな理由だろうが、あのチームのなかでももっとも得点の匂いのするひとりを替えるとは。かなりいいパフォーマンスだったがあの場面ではウィロックを下げるほうがまだ納得できた。

それとトレイラ。エジルが入った直後に2点目が入り、彼が入ったときは残り15分もうスクランブル状態だった。ラカ、ぺぺ、ネルソンがベンチにいて、必要なのは得点という時間帯でなぜトレイラ? それほど彼の攻撃力を信頼しているということか。それならしょうがないか。

マッチスタッツ

BBC Sportsより。

前半フランクのシュートはわずか1本。ほぼすべてのシュートが後半のもの。そして56分の失点は彼らの最初のSoTだったという。

アーセナルの後半開始直後って立て続けに2本、いい攻撃からシュートまでいって結構いい感じだったんだけど、その直後から急に劣勢になってしまった。フランキーはその日で一番いい時間帯でちゃんと得点し、その10分後には追加点と最高に効率のいい戦い方だった。さぞかし気持ちよかったことだろう。

アーセナルは後半シュート3本でそのうち2本はブロックされている。まともなシュートはなんと48分(ジャカの個人技からチェンバース)が最後だったと。シュート数11もどえらいけど(セインツで12)、終盤15分くらいは一方的にボールを持って攻め込んでいて、まったくシュートまでいけていなかった。なんなんだ。

その他のゆかいなスタッツ

  • アーセナルはすべてのコンペティションで7試合勝ちなしは1992年以来。1235試合を戦ったAW時代では一度もなし
  • アーセナルはホームでリードした46試合で敗けていなかった
  • アーセナルはすべてのコンペティション直近7試合のうち5試合でリード。ひとつも勝てず
  • アーセナルは9試合でクリンシートなし
  • フランクファートの2点目はエメリ・アーセナルの100失点目
  • この試合のダヴィド・ルイスのパス成功率50%(※これはケガの影響が大きそう)
  • 今シーズン、フランクファートはバイエンを5-1で粉砕してマネージャー解任に追い込んでいる
  • UKでのTwitterトレンドワード「Surely Emery」(エメリならやりかねない)

ゆかいじゃのう。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

8 Comments on “【マッチレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs アイントラクト・フランクファート(28/Nov/2019)かわいそうなウーナイ

  1. ついについにホームで負けた。
    これは決定的でしょう。
    もしフロントがお金ないから今シーズンはエメリで行くとか言い出したらそれはそれですごいですけどね。
    問題は後任人事か…
    ジャカはつくづく残念です。彼もお別れですね。

  2. 更新お疲れ様です。観るもんかと思ってましたけど観てしまいました。悲しい性です。
    エメリに関しては書きませんがゲンドゥージなどがバックラインまで下がってボールを受けるやつ(なんて言うプレーなのかはわかりません)あれ要りますかね?CBが相手のFWに対して数的不利でもないのに下がるし、3mくらいの距離でも必ずそこに出すのでそのような指示があるのでしょうか?
    もちろん下がることで中盤にスペースはできるしそこを使えれば良いのですがCBも出さない(だせない?)のでエジルとかも受けようと下がって中盤すっからかん→U字になってる気がします。
    週末もどうせ観るでしょう。ポジティブな要素があることを期待します。

  3. 公式発表きましたね。
    AW時代はちょっと雲行き怪しくなったらすぐ監督コロコロ変えちゃって・・・って他チームを見てたもんですが。
    PLはCL圏も含め絶望的ですし、ELも正直ここから新監督がリカバリーして優勝するのは相当な奇跡(最もELに強い監督を切ったわけですし 笑)だと思うんで、降格しない程度にアーセナルっぽさを復活させて若手を積極起用して未来に繋がるシーズンにしてもらえれば私はそれでいいと思います。

  4. 後半47分のプレーを見直したんだけど、あのプレーの成功のカギはマルティネリが引いてきてフリックしたとこだと思う。
    あれができる選手をウイングに入れておくのは、リュングベリのチームになっても効果的だと思う。

    逆に左のサカは個人技は良かったけど、引いてきてKTと絡む場面が少なすぎた。
    今後のチーム作りでは、最優先でKTを生かせるウイング(もしくはSH)を探すべきだと思う。
    セバージョスがいないのでアレだけど、今ならウィロックか、極論マルティネリもありかも。
    KTのクロスはたぶん、歴代でもトップクラスだ。生かさない手はないと思う。

  5. ムスタフィが怪我して交代が必要だったのでトレイラ入れたわけですけど、攻撃的な選手を入れてしまうとインサイドハーフが一人になってしまうのでしょうがなかったと思います。うまく改革することが出来ませんでしたが、エメリにはお疲れ様でした次のクラブでの幸運を祈りますといいたいですね

  6. そう、47分の右からのアタックが、エメリがやりたいことだと思いましたね。でも、あそこまで前に運ぶのが10%以下、という感じだし、そこから中央へ質が高いクロスが上がって・・・というのもほとんど見ませんでした。KTは皆さんもみたかと思いますが、何度か前に運ぶべきところをCBに戻していて、ソクラティスに怒鳴られていました・・・人がいい彼はエメリの指示(XXXの時はかならず後ろへ戻す、みたいな)を忠実に守りすぎて、デビューしたてのはつらつとしたプレーが影をひそめているのが気になります。わたしは前ネルソンで相手をチンチンにさせていたので、左はネルソンも是非使ってほしい。その点、リュングベリで今シーズンまで、若手を育てつつ柔軟な、魅力的なフットボールを取り戻してほしい、日曜は正座して応援します。COYG

    1. 僕はどっちかと言うとサカがエメリの指示に忠実すぎたように見えました。
      中盤の底から長いパスを出してサカにひたすら裏を狙わせる、リスクの低いゲームプランだったと思います。
      あれだけ前に張ってしまうとSBが絡むのは難しく、実際KTも「引いてきてくれ」っていうジェスチャーをしてましたよね。

      KTはリスクに見合わないと判断すると躊躇なく戻すので、言えば少し強引さに欠けるのかも。
      でも僕はあの若さで自分の判断力を持ってるあたりがKTの面白さだと思ってます。ヤツは使えますよ。

    2. 蛇足ですが、後半47分のプレーはエメリのサッカーの中では比較的リスキーなほうで、安全策をとる時は必ずと言っていいほどウイングに長いボールを放り込んでたと思います。
      この試合ではルイスとジャカのお陰で長いボールが機能してましたが、あれだとSBが攻撃に絡めないんですよね。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *