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新ヘッドコーチ、ミケル・アルテタ指名の舞台裏 その1

直近の危機への対応と長期的な目標

(ミケルの話しに戻りましょう。あなたがたは彼のフィロソフィ、アイディアを気に入っています。彼のアイディアが浸透するまでどれくらいの期間が必要でしょう?)

サンレヒ:われわれは短期と中期、あるいは長期で見ていくべきだと、わたしは思う。中期・長期では、彼はチームを連れて行くとても明快な道筋を持っている。それは彼がこのクラブでやってきたことでもある。われわれは自分たちのアイディアへの完璧なコミットメントを見ている。とても安心しているよ。

短期、あるいは中期ではチャレンジングなものになるし、それがなぜわれわれが彼のプランをとても気に入っているかの理由でもある。彼はわれわれが直ちに結果を得られるために必要な変化について、とても明快なアイディアをすでに持っている。今シーズンに目標に到達するために、それは早ければ早いほどいい。

(去年の夏にCLが求められると云いました。いまシーズン半分になり、計画どおりにはいっていません。いますぐ期待することは何でしょう?)

サンレヒ:まだシーズンの半分には来ていない。それを指摘するのは、まだ修正の時間はあるし、目標に到達できると強く信じているからだ。

短期においては、それはCLに参加することで、なぜわれわれはCLクラブだからであり、いるべきところに戻る必要があるから。それがCLというものだ。もちろんそれが最終目標ではない。われわれはタイトルを取りたいんだ。そのためにスクワッドの準備をする。これは当面のものではないが。われわれのスクワッド構築は、何年にもわたる栄光を勝ち取るためだ。

23才以下の選手たちの年齢をみれば、われわれはおそらく最強の一角だろう。もし最強でなくとも、全体図を描くのに、イングランドにおいてわれわれは正しいピースを持っている。それを率いるエドゥがいて、自分たちが持っているものについてだけでなく、マーケットにもたくさんの時間を分析に費やしている。自信はある。

1月の補強について

(1月が来ます。ミケルも何度もプレスカンファレンスで話すことになるので、当然彼は移籍ウィンドウについて訊かれることになるでしょう。去年1月は戦略的なタイミングではないと云いました。今年も同じですか?)

サンレヒ:概ねそういうことになる。全体的には、戦略的(strategic)なウィンドウではない。定義のうえでは、戦略的なのは夏のウィンドウだ。それがシーズン前の計画。去年の夏は、すごい努力をし、前進するためにオーナーシップからのとてもありがたいサポートがあった。すでに云ったように、シーズンに向けて期待が高まるほんものの投資があった。

冬のウィンドウはもっと戦術的(tactical)だ。いまエドゥとミケルがそれについて何ができるか、何をすべきか話しているところだ。しかし繰り返すが、戦略的なウィンドウについては、エドゥと彼のチームがつねに長期で取り組んでいて、それは夏のウィンドウだ。

エドゥと“ウィニングカルチャー”

(クラブが進歩するために甘んじて受け入れているものがあります。本来正しくしなければならないが、間違えていると感じるものをひとつ挙げられますか?)

サンレヒ:思い出してもらっているように、昨シーズン、わたしはわれわれのジグソウのなかに決定的に欠けているピースはテクニカル・ダイレクターだと繰り返し述べてきた。残念なことに、彼のブラジリアン協会へのコミットメントから、彼はコパ・アメリカが終わるまではこちらに来ることはできなかった。だから彼がここで始めるまでは、われわれには欠けたものがあったと思う。

われわれが必要としていたのは、クラブとのコネクション、よく知られた人物、ドレッシングルームとの強い橋渡し。それこそがエドゥがミケルとともに築くものだ。わたしはとても自信をもって云うが、いまはもうわれわれに欠けていたものがわかっていて、それを得たこともわかっている。

わたしの説明の最初に戻ると、彼らがともに取り組むところを見ていて、かなり初期段階ながらも、この橋はとてもソリッドになりそうだと実感できるんだ。お互いのサイドが助け合う。とくにドレッシングルームとスクワッドのパフォーマンス。

(エドゥ、これに何か加えることは?)

エドゥ:ラウルが云っているように、いま自分たちを進歩させつづけるときが来たんだと思う。わたしの人生におけるひとつ重要なパートは、このメンタリティでこのクラブを助けることだと思っている。そしてこのメンタリティをまた変化させること。なぜなら、アーセナルのようなチームはタイトルやCL以外でファイトすることは許されないからだ。

われわれのクラブはそういう考えを持たねばならないし、こういった考え方に取り組まねばならない。大きなことについてクラブ、チームとしてファイトする。それに取り組まないと。もちろんそれを達成するには、大きな規律、クラブに対する大きなリスペクトが必要で、もちろんいいコーチといいモデルも必要だ。

いま、そのアイディアを実現するほとんどすべてを持っていると見ることができる。しかしもちろん全員がプッシュして、全員が毎日改善に取り組まねばならない。アイディアを改善せねばならない。そうして、できるかぎり早くそこにいくことを望んでいる。なぜなら、すでに云ったように、われわれのアイディアはトップに立つことだから。それ以下のことは考えられない。

サンレヒ:このウィニングカルチャーはエドゥが見てきたもので、ここで彼自身が選手として経験したものでもある。だから彼はこの目標に向かっていくにあたり、最高の人物なんだ。彼はとても明快なものを持っている。

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