会見コメントのポインツ

ドゥバイキャンプ

オフィシャルサイトやソーシャルメディアでも、毎日の楽しげな様子や選手のインタヴューなどが逐一伝えられていたので、目を通していたひとも多いだろうが、とても充実したものになったようだ。

アルテタは「基本的なところ（principles）」にたくさん取り組めたと話しているので、今後の試合では一皮むけたチームが観られるかもしれない。期待が大きい。

守備と攻撃について

今回はプレスからなかなか興味深い質問が飛んでいた。アルテタが来て以降の守備の進歩と攻撃の停滞については、間違いなくいまのチームでは大きな課題となっているので、ボスがそれについてどう考えているのかは知りたいところだった。

アルテタは守備のために「守備的」になることはないとコメントしている。実際彼がいまやっていることだ。たしかに守備のインプルーヴメントはあるが、守備的にプレイしているわけではない。

ちなみに「守備のソリディティのために攻撃を犠牲にせねばならない？」という質問について、このブログでも取り上げたことがあるが、以前ウナイ・エメリは「守備のために攻撃のキャパシティを減らす」という趣旨の発言をしたことがある。そのときも大いに疑問は持たれたものだが、一方アルテタは簡潔に「（守備というのは）深く守ることではない」と述べている。

ぼくもアルテタの発言で彼の考え方がいちいちエメリと対極にあるとか、エメリへの当てこすりだという捉え方はするつもりはないのだけど、ここまで対照的だとどうしてもそこを指摘せずにはいられなくなってしまう。

選手フィットネス

ぼくはマリはこの試合にフィットしていると勘違いしていた。失敬。彼もアウトだ。

KTについては“Tendon”とあるので、あり？肩じゃないの？と思っていたら、テンドンてのは「腱」のことでアキレスに限らないのですな。ひとつ勉強になった。

彼はふつうに走り回っているトレイニング風景が公開されていて、それを見るとだいぶよさげに見えるが、接触プレイはまだ控えているということらしい。

とはいえ、3月予定ということは復帰まではそこまで長くない。楽しみである。

サカの契約延長

そこまで心配する理由があまりないような。

リヴァプール、マンU、バイエルンなどといった彼に関心を持っているビッグクラブの名前が出ているが、いまこれらのクラブに移籍して現在よりプレイタイムが増えるとは思えない。18才の彼があせる必要はまるでない。

現在週給3kパウンズだそうだが、新契約でそれがどうなるか。いまの働きなら10倍くらい要求されてもおかしくはないかも。

夏の補強プラン

プランは当然あるだろう。ちまたではすでに具体的な名前もちらほら出ている。

それにしても、この一週間でもっともショックだったのは、アヤックスのハキム・ジエクことシエシュのチェルシー移籍が決まったこと。

£37M（€40-44M）という移籍金だそうだが、CLでもあれだけ活躍した選手ならかなり割安に思える。26才というプライムイヤーでもある。

まあ済んだことを嘆いても仕方がないが、彼のようなタイプこそいまアーセナルに必要だっただけに失望は大きい。

アーセナルの移籍関連ニュースはまたそのうちまとめてお知らせしよう。

その他

エメリ氏の「いらん発言」がここでも話題に。

 

プレス会見については以上。

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