マリー、マヴロパノス、サリバ……
パブロ・マリは、ぼくらの前でまだ一度もプレイしていないし、彼のプレイをちゃんと観たことがあるアーセナルのファンもほぼいないだろう。実際どこまでやれるのかもさっぱりわからない。
彼は買取OP付きローンで、夏に買い取るなら移籍金は€8Mということ。その価値があるかどうかを見極めるためにもコンペティティヴな試合で使いたいところだが。
マリーの長所のひとつは左足で、アーセナルのCBにはずっと欲しがられていたプロファイルでもある。彼がフィットするようなら、既存CBのなかでもバランスが取れるよい補強になるのはたしかである。
だが、現時点ではぼくらからは何の判断もできない。
マヴロパノスも、ムスタフィやホールディングのように今シーズン終了時にはちゃんとレヴューしなければならない選手だ。
彼はご存知のようにスヴェン・ミズリンタットが連れてきたプロスペクトで、アーセナルではなかなかファーストチームに上がることはできず、ファンの期待もしぼんでいったように思えたが、今シーズンはブンデス2のニュルンベルクでの大活躍が伝えられている。ブンデス2のベストプレイヤーという話も。
Mavropanos helped Nürnberg to their second win and their second clean sheet in two games, lifting them out of the relegation zone and five points clear of it.
The centre-back won WhoScored’s Man of the Match award. pic.twitter.com/5f3vAxatN9
— AFC LoanWatch (@AFC_Loanwatch) February 8, 2020
⭐️ 2 tackles, 5 interceptions, 9 clearances – 8.16
⭐️ 2 tackles, 5 interceptions, 11 aerial duels won – 8.04Arsenal loanee Konstantinos Mavropanos has earned back-to-back man of the match ratings in the space of a week at Nuernberg pic.twitter.com/M96F0WIOT6
— WhoScored.com (@WhoScored) February 10, 2020
Mavropanos has been a revelation on his loan at Nürnberg. Been their motm in pretty much every game he played for them thus far. If he can’t make it at Arsenal surely the club can command a decent fee for him.
— Renato (@rehnato) February 15, 2020
マヴロパノスはローン先のニュルンベルクで福音になっている。ここまで毎試合のようにMOTM。もしアーセナルでチャンスがないのなら、クラブはしっかりした金額で売るべき。
ニュルンベルクでのデビュー戦でいきなりペナルティを与えてしまったというニュースを見たときは、そのあとの彼にこういう展開が待っているとは想像もつかなかった。
もちろん、チェンバースだって昨シーズンのフラムのPOTSだったし、いまディノスがプレイしているリーグもチームもアーセナルでの環境とは比べるべくもないが、どんな環境でもアーセナルの選手としてちゃんと際立ったパフォーマンスを見せていることは高く評価されていい。少なくとも、ファンにいらない子扱いされるような選手ではなかったということだ。もしいま彼がアーセナルの選手じゃなければ、青田買いの大好きなアーセナルがリストアップしている可能性だってあったかもしれない。
ただ、彼もまた来シーズンのアーセナルのCBのレギュラーをいきなり任せられるとは思えない。22才の彼にとって、成長のためにはベンチに座っているよりプレイタイムが必要だろう。もうワンシーズンのローンが妥当なところではないか。あるいは、現在のアーセナルにおけるペッキングオーダーからすれば、バイバックを付けた売却なども視野に入るかもしれない。
サリバについては、おそらく来シーズンのCBではレギュラー候補だろう。さすがに最初からすぐにそうなるとは思えないが、20-21シーズン中にはPLに適応してもらいたい。
彼がレギュラー候補として扱われるのは当然だ。だって彼はアーセナルのデ・リクトなのだから。そうでなければ18才に「€30M」のような大金は払わない。ちなみにいまのアーセナルのCBでMVがそれを超える選手はひとりもいない。
彼は、今シーズンも毎週のようにサンテティエンヌでの活躍が伝えられている。ぼくが知る限りずっとそうだ。
じつは先日ニューカッスルの大勝で、すっかりどさくさに紛れていたが、ASSEがリーグアンでブレストというチームに3-2敗け、サリバがワーストパフォーマンスをやったらしい。ぼくはサリバが悪いパフォーマンスを見せたというニュースを見たのはそれが初めてだった。18才にして、それだけ安定しているということだ。さっきの大器晩成の話と矛盾してるなこれ(笑い)。
いつもながら素晴らしい考察でめちゃめちゃ面白いエントリでした!
まさにムスティが残りのシーズンでどこまで評価を得ることができるかで大きく変わりそうですね。
半端な扱いで残すとも思えないので、それなりの額でSELLか(エバートン辺り?)、ルイスに取って代わってバックラインのリーダーか。
アルテタが新CBをあえて獲らず、ムスティ残しならそれはそれで大いに期待もしたいところ。
個人的にはムスティが確変→継続→天国モードでアームバンド巻く所までを見届けたい。
COYG
更新ご苦労様です。
実に興味深いテーマです。個人的に感慨深いのはこのテーマですらポジティブな空気を感じることです。どうにもならずクラブも恐らくは選手本人も望んだはずの『別れ』が出来ず結果的に今季も残留したあのムスタフィが・・・
それでもムスタフィに対するアルテタの本心はまだ分かりません。私はアルテタが現メンバーから消去法でムスタフィを選んでいる可能性を否定できません。だからこそ以前にパブロ・マリがフィットした後にこそムスタフィの本当の評価が分かると書かせて頂きました。シーズン終盤の連戦に向けてパブロ・マリの起用頻度は増えるはずです。そうでなければ彼を冬に獲得した意味がありませんから。その時期に誰が大事な試合でルイスのパートナーを務めるかでしょう。
ホールディングとマブロパノスに関しては完全に同意です。彼等はまだまだこれからの選手です。現時点でアーセナルが彼等にレギュラーポジションを与える可能性はほぼないでしょう。ならば将来を見据えて彼等には出場機会が与えられる環境を用意すべきだと思います。レンタル移籍させるべきです。
ソクラティスとチェンバースに対しても同意ですね。前者は恐らく来季アーセナルには在籍していないでしょう。後者は少なくても来季を通じてリハビリのシーズンだと割り切ることすら必要だと思います。
サリバは期待の若手というレベルではなさそうですね。数年後とてつもない選手に化けているかもしれません。
私は来夏のCBに関してはアーセナルが来季も欧州カップ戦を戦うか否か全てだと思っています。来季も欧州に挑むなら管理人さんの予想に賛同です。しかしながら・・・そうでなければムスタフィと契約更新して残しマリも買い取った上でサリバがムスタフィを凌駕するのを待つということになるような気がしています。
アーセナルがプレミアに専念するならオーバメヤンもラガゼットも放出せざるを得ないでしょう。であるならば限られた予算は攻撃陣と中盤の刷新に使われるはずで高額のCBまでは獲得できません。そう!私自身もびっくりですが現時点のムスタフィを放出してまで獲得する選手の獲得には高額の資金が必要でしょうからね。
新CBにはフィジカルモンスタータイプが欲しいですね。アルビオルとクリバリ、ピケとウムティティのように、テクニカルなCBとフィジカルなCBの組み合わせはとてもいいと思います。ウパメカーノとかとれたらいいですね。
CBは経験がモノを言うポジションなので、ローンを活用しながら世代交代していけると理想的ですね。
本人次第でもありますが、ルイスはコーチ兼任の2年契約とか良いと思うのですよね
多くのトロフィーを勝ち取った経験と、コミュニケーション能力の高さ 南米勢の兄貴分という立ち位置も、SDエドゥによる南米選手のピックアップ増加に効きそうだと考えます コーチ業も引き受けてくれるのであれば、ローテ要因としても置きやすいかと 引退後のルイスを今のうちに確保しておくのも良いのでは
彼の後釜にはロブが適役だと思うのですが、早くフィットしてくれるといいですねぇ
来夏はSBとCMの補強にお金を使って欲しいので、ムスティ残留希望ですw
ウパメカーノを獲れる金銭的な余裕があれば最高ですがねぇ
ラムジー戻ってこないかなぁ。。。(適切な金額で)
とても興味深かったです。
ムスタフィはパフォーマンスが上がったからこそ売られるかもしれない、というのは考えていませんでした。
靭帯の大ケガをした選手は、パフォーマンスが戻るまでには、離脱していた期間と同じくらい必要なこともあると聞きます。
そう考えると、おっしゃる通りでホールディングは少しでも試合になれていく環境が必要でしょう。
あとマヴロパノスが、先週末の試合で負傷退場したようで心配です。
主さんの予想のようになればいいなぁまる。新CBが誰になるかなりそうなのか興味。ウパメカノなら…
相当な新CBでないならサリバ最初から使っていいとも思うかな。くらいサリバにも期待してます。
向こう10年安泰と思われたホールディングの重傷。 ムスタフィの絶不調 & 買い手の無さ。
マヴロパノスの力不足。 チェンバースの重傷。
ルイスのパニックバイ。 ソクラティスの衰え。
それから考えれば、もの凄く贅沢な悩み。
ムスタフィは高く売れるといいですね。
欧州カップの登録規定から来シーズンにサリバが加入でHG外の選手を一人売却しないといかんですよね
これまでの選手起用やビルドアップのことを考えるとソクラティスということになるんでしょうね
もしもう一人獲得するなら、マリがダビドルイスの代わりの選手になれるかなのか
もしなれるとしたら年齢的なことを考えるとダビドルイスよりムスタフィに期待したいです。賃金でいうとダビドルイスのほうが高いですしね
ソクラテスはロングフィードがないので、マリがフィットするようなら出番が急激に減るかも。
個人的にはムスタフィを売るべきだとは思わない。スイーパータイプが他にいないし、このリーグであのタイプを育てるのには時間がかかる。
CBよりも、むしろ中に絞ってこれるフィジカルの強いFBがいないのが問題だと思う。アーセナルはボールを支配するスタイルなので、攻守にスペースを制する必要があると思う。ピッチの横幅をカバーするには最低3人必要で、CBにはどうしても左右のFBの助け(攻撃面でも)が要る。ペジェリンが中に絞ってプレーしてるようではいかにも苦しい。KTでもギリギリくらいだと思う
リバプールは2CBだけで守ってるとよく言われる。しかし彼らはスタイルとして「ガン上がりのハイプレスorきちんと引いてセット」の2択なので、FBがタッチライン際のプレーに特化できてるだけだと思う。それを可能にしてるのは、ボールを簡単に手放してでも攻撃を速く完結させる戦術であり、ハードワークに特化した3人の中盤だと思う。アーセナルとはスタイルも、選手構成も違う。
僕はアーセナルに必要なのはVダイクではなく、カイル・ウォーカーだと思う。
ホールディングのローンはあり得なさそうな気が。
マリ次第でムスタフィは売却でいいと思う。
パフォーマンスがやっと上向いたけど今までのこと考えれば
エラーが多発する時期もくるだろうし、延長すべきとは思わない。
消去法だけどDルイスの単年契約延長でその間に新戦力探し、サリバ、ホールディングのフィットって感じかなあ
フロントの今までの発言だと高齢プレイヤーの単年契約延長はしないのかわからんけど。
でも上の方が書いてるけど、でもDルイス、週給さすがに高いんだよなあ。。
かと言ってベテランのCBを獲得して短期的なソリューションにって、、かなり怖いもんなあ
パフォーマンスレベルとコストの両面を考慮し、パパとムスティは売却が既定路線でしょう。で、特に売却が難しくなっていたムスティを起用することで市場価値を高めるというのは理に適っているように思います。
現スカッドのCBを見ても、ルイスのスーパーなビルドアップ力を除いて、可もなく不可もない選手が多いですし、アルテタの下で更に上のレベルを目指すなら、そこのグレードアップは必須でしょう。
来季加入のサリバと新CBでCB2枚、中盤底、No.10、左ウィングが来夏の補強ポイントになるのではと見てます。