hotいま読まれているエントリ

Arsenal, Arteta, Controversy, Player

アルテタがエインズリー・メイトランド・ナイルズを使わない理由

AMN問題でオックスレイド・チェンバレンを想起する人々。AMNの将来

r/Gunnersなどでは、この件でチェンバレンことOxを想起する人が多かった。

彼もCM(No.8)希望で、WB(たしかウインガーも)はやりたくないと公言し、ヴェンゲルさんを悩ませた?ものだった。まあ残念ながらアーセナルにおける彼のCMでのプレイはなかなか安定しなかったのだからしょうがない。ぼくの記憶では、たしかヴェンゲルさんはOxについて、将来は中央でプレイできるようになると話していたはずだけれど、彼はそれを待てなかった。

それが彼がリヴァプール移籍を決めた最大の理由だったかどうかは知らないが、きっと理由のひとつではあっただろう。最近はリヴァプールで中央でプレイしているのかな? 幸せなら結構なことだ。

今後AMNも彼のような道をたどるのだろうか。

ただAMNの場合、ファーストチームでのプレイ実績のほとんどは彼がやりたくなかったというFBでのものであり、いざ移籍希望となったときにCMの彼をほしいという引き合いがどれだけあるかは不明である。新しいクラブでもFBでのプレイを求められては本末転倒だ。

ヴェンゲルさん時代に彼が珍しくCMでプレイし大活躍したユナイテッド戦の映像が少し前にたくさんシェアされていたが、あれも2018年のはじめだというのでもう2年も前のこと。

また、FBとしての世間的な評価もそこまで高いかと云えば微妙なところだろう。RB/LBと便利に使われていて、ときに素晴らしいプレイも見せていたが、いつでも最高のプレイを見せていたわけではない。

まだ22才と若く、英国人で、これだけトップレヴェルの経験がある選手だからさすがに引き合いがないとは思えないが、アーセナル以上のビッグクラブが手を挙げるとも思えないし、チェンバレンのような大金が動く移籍になるとも思えない。

いずれにせよ、このままアーセナル退団となれば生え抜きにとっては挫折以外の何ものでもない。彼だってきっとアーセナルでの明るい未来を考えていたはずだ。

アーセナルFCにとっても残念だし、AMN本人にとってもとても残念なことだ。これからだと思っていた冒険が、始まる前に終わってしまうなんて。

彼がオバメヤンやサカといった本来のポジション以外でプレイしている選手のように、どんなポジションでも適応できるようにハードワークする!チームのために!と云ってくれればどれだけよかったか。

自分がまだフットボーラーとして「教育」を受けている段階にいるという事実を受け入れられさえすれば、謙虚になれるように思えるのだが。ファーストチームに上がってから、もう3年目か。まあ後ろからどんどん選手が入ってきて、焦ってしまう気持ちもわからないでもない。

しかし、どうすれば将来CMでプレイできるようになるか、彼には落ち着いて考えてほしかった。アルテタの要求は明快なのだから、まずは地に足をつけて、いまのチームのなかでの自分のキャリアパスを順序立てて考えるべきだった。

若さゆえか。

誰かが云っていたが、どこかのチャンピオンシップクラブに行き、カップ戦で当たるまで思い出されることもなくなる。そんな彼の未来。

おら残念ずら。



……なーんて云ってしれっとチームに戻ったりな。何があるかわからないのもフットボール。

セドリックは戻ったが、彼さえ改心するなら、FBは左右どちらも行けてCMでもプレイできる彼がチームにとり便利じゃないはずがないのだから、ベンチに入るくらいのチャンスはあるだろう。アルテタの初戦ボーンマスでもプレイした、ポゼッション時にCMに上がるInverted FBは本人の希望にも近い。

もし間違いをおかしても、心を入れ替えさえすれば状況は変えられる。アルテタはそういうときもフェアさを尊重する人だ。ゲンドゥージもセバーヨスにもセカンドチャンスはあった。彼にもあるはず。

どうなるか見てみよう。

 

おわり

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

8 Comments on “アルテタがエインズリー・メイトランド・ナイルズを使わない理由

  1. 例え出て行く事になったとしても改心してコミットしてプレイ出来ることを示していってほしい。
    それがAMNの将来のためにもなるだろうし

  2. 本心をマネージャーに伝えることは大事だと思いますが、メディアにぶちまけるのは良くないかなと思います。そうされて気分のいい人はいないはず。

    FBが嫌というのも有りだと思う。アルテタはFBじゃなく、CMやウインガーとして試合に出たいならトレーニングで目を見張る活躍をして、自分を認めさせてみろということを言ってたんだと思いたい。

    にも関わらず遅刻を繰り返してるのであれば、しょうがないですね。彼のことは嫌いじゃないので、別のチームで花開けばよいかなぁと思います。

    ペップですら、イブラなど水の合わない選手もいたので、アルテタにもそういう選手がいてもおかしくはないと思います。どんな名監督でもスカッドの全員を満足させることなんて不可能だと思うので。

  3. AMNのことを前回触れたので、、
    母親のことがだいぶ昔取り沙汰されましたが、今回ナイルズ本人のことで、、
    HG枠が厳しくなりつつありながら若手が台頭し始めてるので、登録枠自体はまだ少し余裕あるでしょうけど、、

    サカがはっきりしないなかAMN と両方流出になったらもう。。
    正直サカもAMN もFB なら

  4. AMNのことを前回触れたので、、
    母親のことがだいぶ昔取り沙汰されましたが、今回ナイルズ本人のことで、、
    HG枠が厳しくなりつつありながら若手が台頭し始めてるので、登録枠自体はまだ少し余裕あるでしょうけど、、

    サカがはっきりしないなかAMN と両方流出になったらもう。。
    正直サカもAMN もFB ならトップリーグで通用するけど他だと、、と思ってるんで、、
    うーんアルテタなこのコンフクリト解消してくれると期待します

  5. 一応、オーニーも「聞いた話で、真実かどうかは分からない」と言っているので、彼が終わったかはまだ分かりませんね。

    まぁ、【アーセナルでプレーできるのならどこででも出るよ】って思う選手もいれば、【アーセナルの〇〇でプレーする事を夢見てきたんだ】って思う選手もいるって事なんですかね。彼は恐らく後者故、それぞれの監督に意思表示(=アピール)をしたけど、少なくともそれが今のアーセナルのニーズと合っていないのは間違いなさそう。クラブが再建中でなければ、本人の望む場所でのプレー機会もあったろうと思います。ただ、クラブとしては彼に譲歩している暇もないし、彼もここで実績を残す事に執着していないのなら、お別れを選ぶのが両者にとって最善だとは思いますね。

  6. こういうのを見るとマスチェラーノのインタビューを思い出しますね。

    「僕は知っていたよ。バルサでボランチをやるのは、ほとんど不可能だということをね。ただ、CBでなかったとしたら、おそらく僕はバルサに残れなかっただろう」
    「本来の僕のポジションではないけれど、今は自分をCBだと感じられる。『再転換されたCB』という表現は、僕にとっては言い訳になってしまうかもしれない。中盤でプレーするときは、自分へのご褒美だと思っているんだ。だから、よりプレーを楽しむことができる」

    まぁバルサとアーセナルは違いますが、現状優秀なアタッカーが揃っている中で彼が出場できるならそのポジションしかないわけで…
    まぁやりたいポジションと適性のあるポジションが違う場合もありますからね。ルーニーも4-4-1-1の後ろ目のポジションで輝いていましたが、本人はセンターフォワードやりたがってましたからねぇ。

  7. サカも事あるごとに「僕はLBじゃない」と言ってるけど、LBとしてのプレーを改善することにも意欲的だ。AMNにも見習ってほしいもんだ。

    ただサカは臨時のLBとしてベストを尽くす一方で「この経験はウイングに戻った時に生きるから」(公式HP)とも言ってる。言い方も態度もAMNよりずっと大人だけど、それは「LBになるためではない」ということで、言ってることはAMNと何も変わらない。

    こんなにFWばかり大量に抱え込んだチームでは、サカもAMNもここで自分が最高の選手になれるとは思わないだろう(僕も思わない)。特にサカはウイングでならすでにトップレベルの選手だが、アーセナルにいる限りは守備の悪い2流のLBに過ぎない。

    アルテタが彼らに規律を要求するのは当然で、これは譲るべきではないと思う。しかし同時に、選手が自分のキャリアを任せたいと思うようなチーム構成にしなければいけないと思う。それはクラブの仕事だ。

    1. 我がクラブの生え抜きでもAMNには同情出来ない。
      ワールドクラスのFWオーバメヤンがサイドで文句も言わず懸命に守備に戻る姿を彼はどんな想いでベンチから眺めているのだろうか。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *