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デニス・スアレスの不幸なローン移籍

デニス・スアレスのコメントのポインツ

新事実のような情報もちらほら。

エメリはスアレスをウィンガーとして見ていた

これはいま初めて知られたことではないし、当時も疑問に思われていたものだと思うが。

今回本人も自分はウィンガーではないとコメントしている。ウィンガーではないけども、ウーナイがどうしてもって云うならやりましょうかと。

イウォビとミキタリアンはいわゆるウィンガーではなく、エメリが彼らをワイドでインサイドFWとして使っていたのはウィンガータイプの選手がほかにいないのでやむを得ずの側面もあると思っていたが、2019冬の時点でエメリはまたスアレスのようなタイプの選手をウィンガーとして取ったということは、やはり戦術的にむしろそこに中央寄りでプレイしたい選手を使いたかったということなんだろうか。

(いま気づいたが、かつてのウナイ・エメリのアーセナルでの戦術をあらためて考える作業が非常に億劫だということがわかった。すでに興味もほとんどない笑)

エメリはスアレスに夏のパーマネント契約を約束していた

まあ勧誘のためならなんだって云うか。契約書に書かなきゃいいんだしな。

怪我をしたのはEL(BATE戦)だった

わしゃてっきりキム・シェルストロームばりに、ローン獲得する前からフィットネスが怪しかったんじゃないかと思いこんでいた。それを隠して獲得を強行したんじゃないかと。

でも、今回の彼のコメントによれば移籍した当初はちゃんとフィットしていたと。

これが確かならば、ラウルもウーナイも責められない。

思い込みで批難してすまんかったと思う。

イングランドでは選手の故障を隠す傾向がある

この話は初めて聞いたが、非常に興味深い。

今回のこの話も、スアレスの怪我の状況がもっとオープンになっていれば、いらぬ批判もされずに済んだような気がしないでもない。

スアレスはアーセナル大好きっ子だった

ベティス、セヴィーヤ、ミランのオファーを蹴ってアーセナルへ。しかもこれらのクラブは4-5年の契約をオファーしたというのに、こっちは買取義務なしのローンだよ。それだけのリスクをかけて彼はアーセナルを選んだ。

これはなあ。

おれはどんな選手でもクラブを愛していると云われるとトタンに憎めなくなってしまうのだ。

このブログでも何度もひどく書いて悪かったと反省してる。

デニス・スアレスはアーセナルに必要な選手だったか?

このインタヴューについてTweetしたところ、わりと反響があったので、彼はなかなか人気ものなのかなと思ったりした。

反応のなかには復帰を希望するようなものもあったりで、少し驚きもした。残念ながらぼくはあまりそういうふうには思っていない。

憎めないのと、チームにいてほしいのとは違う。

まあぼくは彼のプレイをほとんど見ていないので、彼のプレイをよく知っているひとの意見とは違って当然ではある。が、彼の最大の問題はプレイ以前のところにある。

それは怪我である。

TMを見ると、現在もばっちり故障中である。しかも復帰見込みが不明の長期離脱(2月末からすでに76days経過)。

19-20シーズンだけでも足首で三度離脱している。

インジャリヒストリで見ても、特別に怪我ばかりしている選手というわけでもないのだろうが、それでもやはり怪我は多い。とくに昨シーズンと今シーズン。

どんなに優秀な選手でも怪我があれば台無しだ。怪我のせいで成功できないフットボーラーは多い。今日日、ほとんどすべてのフットボーラーは怪我を抱えながらプレイしているとアルテタも云っていたが、プレイできないほどの故障になってしまうかどうかが、キャリアの分かれ目かもしれない。

最近はジャック・ウィルシャーのインタヴューや、誕生日だったアブー・ディアビのキャリアがあらためて注目されていたが、アーセナルではとくにそういう選手が多いのがこの10-20年の傾向に思える。もし彼らが怪我に悩まされることなくフィットし続けていたら、アーセナルの未来は確実に変わっていただろう。

ということで、デニス・スアレス。

不運にも故障でアーセナルでのチャンスをつかめなかった漢。

もう26才だが、まだ26才でもある。

アーセナルを愛した若きスペイン人フットボーラーに幸あれ。

 

おわり

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3 Comments on “デニス・スアレスの不幸なローン移籍

  1. 更新お疲れ様です。
    どんなチームのどの選手でも怪我で活躍できないできないのは心が痛みます。アーセナルの選手なら尚更です。
    今のスカッドでそんな選手が出ないことを祈ります

  2. こんばんは。
    ケガと言えばアーセナルの名物みたいな印象もありますが…世界中のフットボーラーが大なり小なりケガしてるわけで。移籍して早々満足にプレーどころか練習も出来ないのは辛いですね。
    アーセナルの選手ではないですが、私はケガと言えばロベルト・バッジョを真っ先に思い浮かべます。ロナウドもそう。膝をやらなきゃもっとどれだけ凄かったのかな…と。
    当時より様々な事が進歩している現代ですから、選手の故障が少しでも減ることを願ってやみません。

  3. いわゆるベンゲルチルドレンがケガなくプレイしていたら、まだボスはクラブにいたと思います。
    特にウィルシャーとディアビ。ラムジーやウォルコットだって長期離脱のきっかけとなるケガをしなかったら、もっとレジェンドだったでしょう。

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