クリス・ウィートリー「エドゥにはサポートが必要」

同じようなタイミングで、ジャーナリストのクリス・ウィートリーがやはりQ&Aをやっていた。

Q&A With Arsenal Correspondent Chris Wheatley

この時期だけにトピックスは当然ロマーノのプログラムとかぶっているものが多いが、エドゥについてなかなか興味深い発言があるので、このエントリのおまけ？として紹介しよう。

（いまエドゥが注目されてきたね。ファンベイスでは彼の現在の役割における経験不足も心配があるし、移籍に関することもそう。彼のこれまでの仕事ぶりについてどう思う？）

CW：そういう懸念があるのも理解できる。エドゥが豊富な経験を持っているのは南米フットボールであり、ヨーロッパの実績は選手としてのものだ。ヴァレンシアとアーセナル。ラウル・サンレヒとハス・ファーミーが去ってから、テクニカルダイレクターのポジションはもっと責任が増えていて、皮肉な見方としては、これはわざとやっているんじゃないかという。

アーセナルとよくやりとりをしているエイジェンツと話したが、エドゥは助けを必要としているという。だから、わたしはアーセナルが夏までにヘッド・オブ・フットボール・オペレイションズ（※元サンレヒの役職）を連れてくるんじゃないかと思う。

彼のここまでの仕事については、ダヴィド・ルイスとウィリアンの取引について問わないと。当時は理解できたものだろうが。だが、わたしが関心しているのは、彼の今月の容赦ないところだね。コラシナツとサリバがこんなにも早くローンで出ていくとは。願わくば、その無慈悲っぷりが変革をもたらしてくれることを願うよ。

なぜぼくがこの発言を興味深く思ったかというと、ご存知のようにアーセナルFCはこの数年で劇的にクラブ運営の組織が変わっていて（しかもつぎつぎと）、現在はエドゥとヴィナイ・ヴェンカテシャンのふたりがスポーツとビジネスとでクラブを率いているわけだけれど、それまでのサンレヒのポジションやファーミーのポジションの不在はそのまま放置しておいてもいいのかという問題が指摘されていたから。

アーセナルに近いエイジェントたちがエドゥについてそういう見方をしているのなら、やはりオーヴァーワークというか、単純に人の手が足りていない状況があるんじゃないだろうか。彼とのアポがなかなか取れないとか、進めるべき話が進まないとか。

ぼくらのふだんの仕事でもそういうことってあるじゃないすか。先方の担当者が多忙すぎて困るという。アシスタントつけたげてって思う。

最近はオーフェルマルスやルイス・カンポスがフリーになっているということもあるし、ここは、選手補強と同じくらいエキサイティンな人事をしていただきたいなと。

まあそこまでは望めないとしても、少なくとも取引業務が円滑に進むような体制はつくってほしいと思う。移籍させたい選手がたくさんいるアーセナルでは、今月のウィンドウはシッチャカメッチャカに忙しいだろうし。エドゥが忙しすぎて書類の手続きが間に合いませんでしたみたいな、笑えない状況だけはもうしないでほしいものだ。

 

おわる

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