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【マッチプレビュー】20/21EPL バーンリー vs アーセナル(6/Mar/2021)空中戦最強と最弱の戦い

アーセナルミニニュース

オフサイドルールにアーセン・ヴェンゲル氏が新提案

このニュースは、スルーするにはおもしろすぎた。

今週ミドウィークに、またしてもPLでコントロヴァーシャルなジャッジメントがあって世間を騒がせていたのはご存知のとおり。

これはハンドボール。カンテ(チェルシー)のボックス内でのハンボーは無罪(手が上がってるのに?)。レミナ(フラム)のハンボーは有罪(腕は身体にくっついているのに?)でこのプレイにつながったゴールが取り消された。そのシーンを観ればジャッジメントの一貫性のなさはあきらか。

どちらの試合も結果は1-0で、直接ポイントに影響しているというのが痛すぎる。

そして、この事案とは無関係だと思うが、そんな世間でレフェリングが騒がれているちょうどいいタイミングで、昨日IFAB(The International Football Association Board=フットボールのルールを策定する団体)の会議が開かれていて、その内容が界隈で話題になっていた。

ハンドボールの微妙なルール変更など、興味深いこともあるのだが、アーセナルのファンとして一番興味深かったのはアーセン・ヴェンゲル氏の提案。

IFAB(ジャンニ・インファンティノ)があきらかにしたヴェンゲルさんが提案した新しいオフサイドルールというのは、「オフサイドラインから身体が出ているかどうか」で決めるのではなく、「オフサイドラインから身体がすべて出ているかどうか」で決めようというものらしい。

身体の一部がオフサイドラインの内側に残っていればオンサイドということなら、これはアタッカーの側にかなり有利なルールになりそう。

かなり大胆なアイディアではなかろうか。

ヴェンゲルさんは以前にも、スロウインについて「有利なはずのチームが数的不利に陥っている」として、投げ入れるのではなく蹴り入れることを提案したこともあった。

今回もまたフットボールは攻撃的でなければならないというヴェンゲルさんの価値観がよくわかる提言で、とても興味深いと思った。もしほんとうにこのオフサイドルールが適用されたら、ゲイムは劇的に変わる。

まあ劇的すぎて、実現性はかぎりなく低そうに見えるが。

しかもよく考えると、この話は、VAR導入以来議論になっているジャッジメントの正確性や一貫性とはまた違う議論。このルールに変わっても本質的なジャッジメントの難しさは変わりない。

まずはそこをなんとかしないと。

アーセナルFCが2020年度の決算を公表。£47.8Mの損失

わが社は赤字である! £47.8M(税引後)の損失(税引き前で£35M)。

Financial results published

42ページにおよぶPDFのリポートも公開されている。

基本的にはCovidの影響をもろに受けたということのようだ。マッチデイ収入で£14Mの損失。

ウーナイ・エメリの解任にかかる費用も膨大(£10.4M)。選手のペイカットでセイヴできた金額なども明らかにされている。

その他くわしい分析は、SwissRamble先生を待とう。

 

バーンリー戦に戻る。

試合結果予想

BBC Sports (Lawro’s prediction)  1-1

Sky Sports (Jones Knows)   1-1

WhoScored.com  0-2

おもったより厳しい予想。

ロウロ:バーンリーは水曜にレスターで引き分けたとき、かなり進歩していた。一方アーセナルも先週末にレスターを倒したのはとても印象的だったけれども。

ガナーズはクリスマス前のホームでの敗戦をリヴェンジしたい。ジャカがセントオフになり、オバメヤンがオウンゴールでバーンリーのウィナーを決めた試合。

わたしはドロウにかける。それでバーンリーはボトムスリーとは距離をおける。

ノウズ:バーンリーの水曜のレスター戦を観ていて、アーセナルのアウェイ勝利にかけるのは勇気がいる。わたしはバーンリーとレスターの試合はドロウとバーンリー勝ちのダブルで賭けた。バーンリーの戦いかたを見るに、アーセナルの有利には見えない。バーンリーを止めたのはカスパー・シュマイケルだけ。

ウェスト・ブロムでの悪いパフォーマンスがなければ、ダイチの選手はベストに戻りつつある。クリスタル・パレスにも楽に勝ったし、ブライトンにはxGバトルで勝っている。レスター相手のxG 1.79は過去1年間で3番めのベスト。彼らは彼らのスタイルでクオリティあるチャンスをつくれる。アーセナルもいいフォームではあるが、バーンリーは今年ウォルヴズにもヴィラにも勝っている。

ダイチのチームは市場では過小評価されている。彼らはアーセナルとの直近2試合で4ポインツ奪っている。彼らが敗戦を避けるのはかなり固い。



試合のみどころ

この2チームのもっとも対照的なスタットは、空中戦。

FBrefによれば、エアリアルジュエルズでリーグベストがバーンリーで、ワーストがアーセナル。フースコのチームキャラクタリスティクスでも、Aerial duelsはそれぞれVery strongとVery weakとされている。

そのため、コーナーキックやフリーキックなどセットピースには、最大の注意を払う必要がありそうだ。アーセナルはセットピース守備にはかなり神経をつかっているようなので、今回はとくに集中していることが予想される。

ただ、彼らのセットピース機会を最小化することはいまのアーセナルならできるようにも思える。ボールを持って、つねに相手のハーフでプレイするような試合になれば、それだけ相手の長所を無力化できる。空中戦でバトルする機会そのものをなくしてしまえばいい。

今シーズンのバーンリーは得点がかなり少ないので(19=リーグワースト2位)、1点でも多く彼らより得点することは、ほかの試合と比較してそこまで難問ではないだろう(ただしバーンリーは失点35で守備はそれほどゆるくはない、失点35はなんとリヴァプールと同じ笑)。

アーセナルは、ケガ人もほとんどおらず、この試合はベストに限りなく近いチームで戦うことになる。

守備は当然ながら、とくに攻撃の進歩・改善には期待をしたい。

アーセナルの注目選手は、ブカヨ・サカ。彼がいまのファインフォームをキープできれば、必ずいい結果を得られるはず。

マスクで顔を覆わねば観ていられないような絶望的な状況から、チームがどれだけ変わったか。それを印象づける試合になってほしいものだ。

 

キックオフは、日本時間で今日3/6(土)21:30。いい時間だなあ。

今シーズンいちばんいい試合になるよ。COYG!

※コメントくださるかたにお願い
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お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

3 Comments on “【マッチプレビュー】20/21EPL バーンリー vs アーセナル(6/Mar/2021)空中戦最強と最弱の戦い

  1. アーセナルの経営状況も気になりますが、デロイトのマネーリーグも出て、他クラブの状況も気になります。インテルに売却の話が(また)でたりと、夏の移籍に影響していくでしょうね。

  2. 前の試合からけっこう時間もありましたし、ベストメンバーでいくでしょうね。
    一試合ずつ、確実に勝ってほしい。
    サカとペペ、そこに11番とエースがからめばきっと大丈夫でしょう。
    マルティネッリ、見たいですね。

  3. こっちのビルドアップは良くなってるので敵陣に押し込めるとは思うけど、ここは毎年ピッチが畑なので引かれたら引かれたで(スペースない上にパスが走らないから)難しいと思う。
    ボールを保持してサイドチェンジで広げるために、左にウィリアンを入れたら効果的かも。
    極論、CFラカも選択肢に入ると思う。相手が最初からガチガチに引いてくるなら。

    バーンリーのハイプレスは強度はあるけど、抜かれた時の帰陣は遅いのでサイドにけっこうスペースがあると思う。ハイプレスに来させる展開にできたらズタズタにできそうな気もする。
    スカッと勝ちたいですナ。COYG!

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