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【マッチレビュー】20/21UEL QF 1stレグ アーセナル vs スラヴィア・プラーグ(8/Apr/2021)ホームで敗けに等しいドロウ。ELに暗雲

試合について

アーセナルのファースト11

『BBC Sports』より。

4-2-3-1

ラカゼット

ウィリアン、ESR、サカ

ジャカ、パーティ

セドリック、ガブリエル、ホールディング、ベレリン

レノ

ウィリアンが久々のスタート。そしてMØ不在でESRがNo.10へ。KTが離脱しているLBにはセドリックが入った。

サブは、マルティネリ(73 ウィリアン)、エルネニー(78 パーティ)、ペペ(78 サカ)、オバメヤン(78 ラカゼット)、セバーヨス(88 ESR)。

<ラカゼットのスタート>

CFにはオバメヤンではなくラカゼットをピック。チームセレクションではそれが最大の注目ポイントか。

オバメヤンはキャプテンなのだから、この試合にスタートしなければ世間がざわつくのは当然だろう。

ただ個人的には、ラカゼットを使って、オバメヤンをウィングに置くようなことをしないでくれて安心したところがある。そういう思い切った決断もときには必要だ。

Arseblogは、オバメヤンを外したことは(リヴァプール後の)このタイミングだと何やら罰のようにも見えると云っていたが、ぼくはそんなふうには思わなかった。

ラカゼットは、あの絶好のチャンスを台無しにして試合後にはファンからかなり不評を買っているところがあるが、チームプレイにはかなり貢献したのは間違いない。スラヴィアのコーチも「ウィンガーにお膳立てするラカゼットに手を焼いた」と認めている。あれはオバメヤンではオファーできないことだろう。

<サブが遅い?>

アルテタのサブが遅すぎると、フラストレイションをためたファンがかなり多かったようである。最初のサブが73分。

たしかに残り20分の時点でわりと疲労は観られたし、あの流れのなかで、ホームで絶対に勝たなきゃならないチームの必死さ、切迫みたいなものは感じなかった。

78分にオーバ、ペペ、エルネニーの3人が入ってからは、空気ががらりと変わって、結局は86分のゴールにもつながった(オーバ→ペペ)。それがもっと早ければ、もっと効果はあったかもしれない。

5人変えられるルールを思えば、もっと戦術的に使ってほしかったというのはあるっちゃある。

マッチスタッツ

『BBC Sports』より。

互角どころか。SoTは負けている。

というより、アーセナルのSoT「2」がひどすぎる。あの試合展開でショッツも11は少なすぎる。ぼくの記録では最初のシュートは25分。フリーキックから。

この試合はクロスばかりで、ゴール前に人数がおらず。ちなみにクロスボールはスラヴィアの5に対し、アーセナルは25である。クロスボールFCの再来。

クロスボールばかりなのに、右サイドは左足のサカが右足で上げ、左サイドは右足のセドリックが左足で上げ。不器用なクロスを乱発するという。セットアップというか、戦法を間違えている感があった。

xG PhilosophyによるxGは、2.02 v .077。BCが4で、xGが2以上あって、たったの1得点。ストレスがたまる。

アーセナルのxGについては、Scott Willisによれば(計2.1xG)、78分にオバメヤンとペペが入って以降が0.76xG。ラカゼットのアレが0.57xG。それを除くと78分間のxGは、0.8xGしかなかったということ。

BTPのパスマップ。Thoughts?

珍しくジャカのタッチが少ない(CBのふたり、パーティよりも少ない)。それだけマークされていたんだろう。彼らの戦略はちゃんと効果的だった。

※コメントくださるかたにお願い
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5 Comments on “【マッチレビュー】20/21UEL QF 1stレグ アーセナル vs スラヴィア・プラーグ(8/Apr/2021)ホームで敗けに等しいドロウ。ELに暗雲

  1. 当地アメリカ国内の放送では、試合前に過去対戦の7-0のスコアシーンが出ていて、若きセスクの美しいミドルシュートから始まり、若きウォルコットが走りまくり、ヒールパスにゴール前の詰め・・・全てが美しかった。あの映像みせてから試合に臨んでいたらサカもラカも、あの1対1をリラックスして臨めたのかな・・・なんて。まあ、最後が全てでしょう。気持ちで押されていて、いつ入ってもおかしくない敗者のメンタリティー。ホームで1点しかとれないほうが、やっぱり問題な気がしますが。サカとマルティネッリはもうずっとスターターでお願いしたい。リースやエンケティアに、もう時間をもっと与えるべき。疲れたパーティーよりも、元気なエルネニーのほうがやっぱりいいので、交代の判断の遅さは常にボスの課題のような気がします。もっとベンチ活性化させてくれー。COYG

  2. 今回も楽しみにしてました!苦行のお供をさせてください!笑
    ヴェンゲル+アルテタのコーチ陣は魅力的ですね、夢物語でしょうが。。
    ウィリアンにしろガブリエルにしろトーマスにしろ、
    デビュー直後は期待に応えたあと徐々に錆びついていく感じがするのが何とも切ないですね。。
    次のゲームはとにかく1点取れるかどうかが焦点だと思うので
    是非攻撃的な姿勢を見せて欲しいですね(特にメンタル的に)COYG!

  3. アルテタ厳しすぎ問題はあるかもしれませんね
    ミドルが少なかったり、Uシェイプが多かったり独創性が無いのもそうでしょう
    結果が出てないのでそろそろエメリみたいに選手側から反乱起こすかも知れませんね

  4. >アルテタ厳しすぎ
    戦術的と言われる比較的若手の指揮官が、策に溺れてマネジメントに失敗するというのはありがちな気がします。
    個人的にはエメリもその部類。
    若手監督は心理の把握や組織マネジメントといった部分ではまだ未熟で、戦術定着とそこのバランスが取れないことがままあると思います。ある程度戦術を簡略化して指示をシンプルに、選手が動きやすくすることも必要だと思うのですよね。

  5. まあ普通にプラハは強かったし、いいチームだった。
    仮にもベスト8なんだから当然か。

    一杯一杯という感じはするけど、何とかチャンスを作ってたのは評価したい。
    アルテタのチームセレクトもかなり攻撃的だったと思う。
    僕はもう少し守備的にやるべきだと思ってた(今でも)けど、一貫性という意味ではこれが王道ではあると思う。

    今のストラクチャはかなり攻撃的で高い水準をキープしないと機能しないが、あくまでもその水準を越えるまでチームをプッシュしまくるつもりなのかも。
    サド気質のベンゲル?w

    攻撃的なサッカーを望んだのはファン自身でもあるし、これがアルテタのやり方なら最後までやらせるしかないかなあと。
    「小便は自分のPでするしかない」。。。英国の(下品なオッサン達の間の)諺なんだそうで。

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