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【マッチレビュー】21/22カラバオカップ アーセナル vs リーズ(26/Oct/2021)任務完了。8戦無敗でクウォーターファイナルへ

試合の論点

アーセナル vs リーズのトーキングポインツ。

レギュラーと非レギュラー選手の差

今回のスターティング11のなかに、PLでつねにプレイする完全レギュラーはふたり(ホワイトとESR)、凖レギュラーがひとり(ぺぺ)、準々レギュラー?がひとり(マルティネリ)みたいな。あとは基本的にバックアップの選手で、やはりファーストチョイスとそれ以外の差はそれなりに感じた。

非レギュラーのなかで、この試合のパフォーマンスでPLでのファースト11を脅かす選手がいたかというと、残念ながら本気でアルテタを悩ますような選手はいなかっただろうと思う。

しいて云えば、光っていたのはCMでプレイしたAMN。彼についてはアルテタも実戦でもサブとしてかなり使える有用なオプションだとあらためて思ったんじゃないだろうか。

それとエンケティアも。彼がプレイするときはいつもそうするように、ラカゼット役をうまくやっていた。プレスをいとわないハードワーカーで、ラカゼットにないすばしっこさもある。今回はDFを背負ってのホールドアッププレイもよかった。あのゴールは一瞬外したと思ったけれど(笑い)。

ぼくは、この試合のMOTMはこのふたりのどちらかがふさわしいと思う(カラバオカップオフィシャルはエンケティアを選んだ)。それくらいよかった。

8試合で7得点。サンキューMr. カラバオカップ

あとは、アルテタにしては珍しく右足のホールディングがLCBでプレイしていて、彼がホワイトに触発されたように、ボールを持ってドリブルで持ち上がるプレイを何度かやっていてそれもおもしろかった。

これまで彼がドリブルで上がっていくときは、たいがいボールの出しどころがない状況でやむを得ずで、結局奪われて逆襲というのがよくあるパターンだった。しかし今回はホワイトみたいにうまいことやっていた。CBやCMがタフなプレスのなかであれをやってくれると、チームとしてはかなり助かる。

ただし、あの手のプレイではやはりホワイトのほうが何枚も上手で、この試合でもそうしたボールを持ったときのクオリティを存分に発揮していた。

そういう意味で少し残念だったのはレノで、試合前に、彼がNo.1を奪われたラムズデイルに触発されたプレイをしたらおもしろいと思っていたのだが、結局いつもどおりのレノだった。ショットストップはトップながら、配球に少々難ありという。GKも今後アルテタがセレクションで悩むことはなさそうだ。

マルティネリは、ぼくはずっと彼はいずれアレクシス・サンチェスになると思っているので、今回のようなパフォーマンスでも好意的に受け止めたい。彼はもっと試合をこなしてリズムを身につける必要がある。それが戻ってくれば、もっと相手の脅威になれる。

今回のチームでもっともフラストレイションだったのは、やっぱりぺぺか。いちおう1アシストだが。

アルテタのチームのなかで、右サイドで1 v 1をやるといういつもどおりの役割を担っていて、ほとんどいつもどおりのぺぺだった。試合の序盤で、彼が右足でクロスをあげようとしているのを観たときは、今回はなにか違うことをやろうとしているのかと期待もしたが、全然そんなことはなかったという。

アルテタもいまぺぺをなるべく使いたくないんじゃないか。少なくともいまのやり方をつづけている限りでは、彼はほとんどまれにしかワークしない。

現状ファーストチームのCFは、オバメヤン、ラカゼット、エンケティア、バロガンといてクオリティもデプスもある。しかし、それがウィングやNo.10になると思った以上に心もとない。オーデガードがアウトだと、もうESRを選ぶしかないという状況。いまのアタッカーたちになにかあって、ぺぺがまたレギュラーでプレイするようになると、また以前の非生産的な右サイドになってしまいかねない。

いまファーストチームのレギュラー選手たちがハイスタンダードでプレイできているだけに、非レギュラーの選手たちとの差が明確になってきた部分がある。

この試合を観ていても、トップレヴェルではもう選手もgoodやokではだめで、つねに11人がgreatじゃないといけないのだとあらためて思ったものだ。いまベストの11人にあまり不満がないというのは、アーセナルではけっこうすごいことだと思う。

今シーズンもここまでは、あまりケガに悩まされていないアーセナルながら、今後レギュラー選手になにかあるとまずい。そして、今後シーズン終了まで何もないということはありえないので、そのときにどうやりくりするか。今回のリザーヴの選手たちを観ていて、彼らにはもっともっとステップアップしてほしいと思った。ファーストチョイスたちを脅かさないといけません。

 

試合については以上。

 

カラバオカップのR4結果

昨日行われたラウンド4の試合はアーセナル vリーズを含め、3試合。ほかの試合はチェルシーがセインツに、サンダランドがQPRに、それぞれペナルティで勝ち抜け。チェルシー脱落すればよかったのに。。

残りの試合は今晩行われるようだ。

シティとリヴァプールが敗退しないかなあ。

QFのドロウは週末に。

 

アーセナルのつぎの試合は、土曜のPLレスター(A)。レスターというのは、もはやアーセナルにとってはヨーロッパを狙う直接のライヴァル。ここで10月を無敗で締めくくれるか非常にたいせつな試合だ。まさにビッグテスト。

 

試合前にはプレヴューを書くのでまた読みに来てください。

COYG!



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One Commnet on “【マッチレビュー】21/22カラバオカップ アーセナル vs リーズ(26/Oct/2021)任務完了。8戦無敗でクウォーターファイナルへ

  1. AMNが良かったらしくて(見れてない)少し安心した。前節がひどかったから。
    ちょっと前のサンビを見てても思うんだけど、チームにフィットできてない選手ってダラダラやってるように見える。動くべき時に動けてないからかも。動くべき時にキュッと動けてれば、AMNの能力は並外れてると思う。速くて上手くてキック力もあるってどんなチートだよと、鈍足でヘタクソだった僕は思う(w)

    トッププロのキャリアはたった10年やそこらしかなく、エンケティアもAMNも今まさに正念場だと思う。試合には出れてなくても、彼らがスタメンをプッシュしてる。彼らのガッツでチームを前進させて、チームも彼らも一緒に成功してほしい。シーズンの終わりに話すのがカネの話だけじゃ悲しすぎる。一緒に成功する将来の話ができるように、そのためにも強くならなければ。

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