アルテタの試合前会見のつづき……
Arseblogより。
(グラニト・ジャカにはCovid感染診断のあと症状はでている?……)
アルテタ:グラニトはそれほどでもない。選手にもいろいろな感じ方がある。彼の場合は大事ではなかった。
(隔離されている選手が自宅でトレインするのは困難……)
とても難しい。自宅にいる選手たちには、彼らを止めなければならない。なぜなら、彼らはそれをつづけてしまいたがるから。フィットネスを失いたくないと。それが、ドクターやスポーツサイエンスの部門が、彼らにできることを判断する理由だ。
われわれは選手たちの健康にリスクをおかしたくない。そこがまず第一だ。そのあとには、彼らのフィットネスをどう維持できるか、精神面も同様。彼らだって7-10日間も自宅で隔離されていれば、たくさんのことが起きる。かなりフラストレイティングだよ。
(チームのなかにCovid感染者もいたのにやらざるを得なかった8月の試合には不満もある?……)
それこそわれわれが2週間前に議論したことだ。ルールについて、わたしが一貫性と透明性が必要だと述べたのは聞いただろう。
わたしが思うに、ルールについてはいまはすこしクリアにはなっている。しかし、それをどう運用するか、それがどう運用されてきたか、そこにはつねにクエッションマークがあり、解釈の余地がある。終わったことは終わったことだ。もう変えることはできない。だから、前へ進み、教訓とするだけだ。
(今週はアーセナルのシーズンにとって転換点になる……)
とても重要だ。なぜなら、われわれはふたつの異なるコンペティションズをプレイしていて、ひとつはわれわれがとても取り組んでいるものであり、もうひとつはかなり熱を入れているものだから。ひとつは、ファイナルに手が届く範囲にいる。トロフィまで近い。もうひとつは、ビッグロンドンダービーであり、相手はわれわれと同じ目的を狙うものだから。
(フォレストでの敗戦は、正しいメンタリティを持つ重要性についてのリマインダーになった……)
まず、念頭に入れておかねばならないのは、あの試合で何が起きたかと、あのときに起用できた選手について。その後は、いい訳はせず、パフォーマンスと何が起きたかの分析を始める。
われわれはあの試合でまとまりを欠いた。意図を欠いた。わたしはその攻撃フェイズにおけるクオリティも意図も好きではなかった。最初のふたつのフェイゼズでとくに。
われわれはファイナルサードに入っていったときに、十分なエンドプロダクトがなかった。自分たちがつくったチャンスの量に対しターゲットを捉えることがなかった。そういうことをすれば、ボールを失ったとき正しい組織がなくなる。露出する。
われわれはふたつかみっつの機会にも正しいことをしなかった。またそのうちのふたつでは、こっぴどく罰せられるかもしれなかった。試合に敗けるには十分だ。
(これから期待されるリアクションは?……)
わたしがリアクションを求める必要はない。彼らがどう感じたかもわかっている。それは明快であり、討論も議論も必要ない。完璧に明快で、そうでないのなら、わたしがそうしよう。どんな相手であっても、このレヴェルで要求されるスタンダーズについて誰も混乱しないように。なぜなら、あのコンペティションではわれわれは経験があり、大きな歴史もあるのだから。ここからは前進するときだ。
(フォレストの試合で、このスクワッドが十分な強さがないと実感している……)
わたしは既存の選手たちにつねに集中している。彼らをどう進歩させられるか、そこには試合に勝つに十分によくなるために、やるべきことがかなりたくさんある。すべてではないにせよ、いくつかの側面を変更すること。なぜなら、そこにはわたしがとても好むアティチュードのことがあるから。どうプレスするか、どうボールを追いかけるか。
しかし、ほかのことでは、試合に勝つには十分でないことがらがあった。あるべき、違いをもたらせるやりかたが。
(ジャカはプレイできる?……)
いくつかの手続きがある。状況が始まったとき、陰性反応が出たとき、症状があるとき。願わくばGary(クラブドクター)と今日会って、彼が明日プレイできるかどうか最終的な決断を伝えてくれる。検査次第になるだろう。
(最近あまりプレイしていなかったロコンガに埋め合わせを求めている……)
それが、選手個人を判断するときに、彼に何が起きていたかを気にしていなければならないかの理由だ。彼がどれだけの時間プレイしていたか。誰とプレイしたか。それがフェアな評価になる。なぜなら、敗戦の熱や、パフォーマンスの熱では、誰であっても間違った結論をもたらす可能性があるから。
サンビについては、彼はもっとプレイ時間が必要だ。彼はこのクラブに加入して以来、想像よりもやってきたし、高いレヴェルで誰も想像しなかったほどたくさんの試合をプレイしてきた。そして、ここからは彼にはプレイをつづけるグレイトな機会がある。
(フォレストでのサンビについてと、彼が何を学んでいるか……)
ほかの試合と同じように、彼にはほんとうにうまくやっていたところがあるし、それ以外でも彼はもっともっとうまくやる必要があった。フォレストが守備をしているときは、難しいパフォーマンスだった。彼らはとてもマンオリエンテッドで(※1 v 1マーキング)、彼はあのような試合の経験は多くなかった。だから、間違いなく彼(の学びにとって)にはとてもいい試合だった。
(フォレストでのパティーノは?……)
あれが彼がスタートで体験する初めての本気の露出だった。彼にとってはかなり大きな経験だったし、タフな試合だった。しかし、それを観るのも彼にはいいことだ。ビッグクラブとして敗けたときに何が起きるか。敗けたときのリアクション、ドレッシングルームの様子、マネジャーの様子、期待とはどんなものなのか。
そして見てみよう。そこで自分を維持しなければならないが、それはまた別の話なんだ。
(リヴァプールでパティーノを使う?……)
プレイできる選手が誰か見ていく。そして最良の選択をする。
以上。
最近、こういうオフィシャルサイトの書き起こしにない部分が、あとになってメディアで明かされることが非常に多くて、どういうことかと考えた。
もしかしてこれは、AFCと一般メディアとのあいだの紳士協定的なやつなのかなと。ボスコメントのすべてをオフィシャルサイトでカヴァしないで、会見の後半は一般メディアに任せるみたいな。
最近のアルテタの試合前のプレスコンファレンスはずっとライヴ中継されていて、ぼくもこの会見はライヴで観ていたのだけど、毎回20-25分くらいで、まだつづいている様子なのにぶった切られる(アーカイブでは全体が公開されているのかも)。そうなると、ボスコメントの全貌を知るには、メディアを経由するしかなく、彼らの利益にもなる。メディアはうれしい。持ちつ持たれつ?
考えすぎか。
試合数の少なさがチームに深刻なダメッジ?
さて、サンビ・ロコンガの件は、フォレストでの失点の直接の原因になってしまったとはいえ、たしかにあの試合で彼を判断するのは、パティーノ同様気の毒だなと。
ベルジャンリーグみたいなところからきた大学生みたいな年齢の選手に、いきなりパーティ役をやれと云ったら、やっぱりそれは過大な要求というものだろう。ましてや、最近はしばらく実戦から遠ざかっていた選手に。うまくいかないリスクは当然ある。
そして、アルテタもプレイタイムのことに触れているように、ヨーロッパのない今シーズンのアーセナルでは、選手のプレイタイムが、彼らのモラルだけでなく、スクワッド全体の戦闘力にどれだけ影響しているか。選手の時間は、例年にくらべ、レギュラーと非レギュラーで大いに偏りがあるんじゃないか。
もし今シーズンにELでもあったなら、非レギュラーの彼らだってそれなりの競争力ある試合をいくつもプレイしていただろうが、それもほとんどなく。またFAカップのようなコンペティションもたった1試合で失ってしまい、もしカラバオカップもなくなれば、もうシーズン終了までの半年間は週に1回のPLだけ。レギュラー選手になにかあったときに、数週間も数ヶ月も本気試合でプレイしていない選手に、本番でいきなりパフォームしろと求めるのもさすがに酷だと思う。メインコンペティションであるPLにだって支障をきたしかねない。
アーセナルのようなたくさんの優秀な選手を抱えるビッグクラブで、試合数が少ないことがこんなにも困難をもたらすものかと、最近のチームを見ていて実感している。
ここ数日は、パブロ・マリーやコラシナツといった選手の今月のローン移籍がかなりニュースになっているが(実現しそうな雰囲気)、試合数のあまりの少なさも判断に影響しているだろうと思われる。カラバオカップで生き残ったとしても、あとはファイナルの1試合。シーズン後半の試合数はもう見えているわけで。
シーズン終了時に来シーズンのヨーロッパを得るか得ないかは、アルテタの去就にかなり大きな影響を及ぼすかもしれない。それはあまりにも重要すぎる。
※クロップのコメントも追記したので。
不安でしかたないですね。
ジャックは一緒に練習してるみたいですが、どんな気持ちなんでしょうね。このセントラルスパイラルの中、オレはまだやれると思ってるはず。中途半端な選手を使うよりはよっぽど夢があると思うのですがね。
とにかくいい試合にしてほしい。
COYG
おはようございます。
私はもうリーグ戦に全集中で良いと思います。。Bチームで全然おっけー、もう割り切って欲しいです。
できれば、替えの利かない選手を怪我のリスクに晒すことはおろか消耗させるのもやめて欲しい。。
と言っても、最終ライン以外は替えが思い当たらない。。U23メンバー??
解が見つからないので、もう考えるのを止めて祈ります。。COYG
個人的にはフルメンバーに一票かなあ。。。メンバーが揃えば、だけど。
追記で言われてるようにロコンガには悪条件が重なりすぎてると思う。パーティの代役だけでも無理ゲーに近いのに、ジャカと連携を合わせる時間もない。しかしそれでもNLDまでに何とか形にしなきゃならんので、できればここはジャカと組ませたい。
とにかくチームとして正しいフォームを取り戻さなきゃならないし、その要をパーティからロコンガにバトンタッチするだけでもかなりムリがある。個人的には、ケガのリスクはこの際忘れたほうがいいように思う。どっちにしろギャンブルなんだし。
3年A組では?って思ったら、金八先生の方ですか