試合について

ファースト11

SofaScoreより。

4-3-3

マルティネリ、ジェズース、サカ

ジャカ、パーティ、オーデガード

トミヤス、ガブリエル、サリバ、ホワイト

ラムズデイル

サブは、ネルソン（27 サカ）、セドリック（63 トミヤス）、ヴィエラ（63 マルティネリ）、エンケティア（75 ジャカ）、KT（76 サリバ）

 

ベンチにマット・ターナーは入っておらず、カール・ハインがセカンドGKとして入っていた。エルネニーはベンチ外ながら、チームにずっとくっついてた。マルキーニョスはベンチ。

スターティングは、トミヤスLBを継続して、先週と同じ11人。

まあぼくはLBはKTのスタートを予想したわけだが、こうなってみればそりゃそうかという感じがする。アルテタは、そんなに頻繁に選手を入れ替えないもんな。

それに、この試合のトミヤスはかなりよかった。ほとんどCDMみたいなポジションでプレイしたり（それは最近のKTも）、攻撃にもふだんより積極的に観えた。なんらかのインストラクションを感じた。1 v 1で沸かせる場面も。あんな懸命なプレイを観せれたら、ボスは外したくなくなる。

KTについては、今回サブでセドリックが優先されたことはどう受け取っただろう。もちろん、チーム事情を思えばアルテタの意図は理解できそうなものではあるが、いまの状況だとやはり素直に受け入れられないのではないか。最近のKTはアルテタへの忠誠度が揺らぎ始めているんじゃないかと思わずにいられない。

そして、ここでのネルソンの起用と活躍は、まさに災い転じて福となすという感じだった。正直、あそこはマルキーニョスが出てくるかもと思ったが、アルテタはネルソンを選んだ。そして大正解。

今回のケガで、仮にサカが思った以上にシリアスな状況だったら、今後RWのポジションがかなり心配になってしまうところだったが、もしネルソンがここでステップアップすると、その心配もそれだけ軽減される。

彼の大きな課題のひとつはパフォーマンスの一貫性なので、これでテストを合格したと観るのは早いと思うが、少なくとも本人はひさしぶりの大舞台で大いに自信をつけたのは間違いない。この試合のなかですら、自信の醸成がパフォーマンスにポジティヴに作用する様子が観られたほど。

このタイミングでベンチの選手がステップアップするとは、ミケルも持ってる。

ネルソンはまるで新しいサインみたいである。

マッチスタッツ

『BBC Sports』より。

フォレストは思ったよりドン引きでもなかったが、アーセナルのスピードに追いつけないという感じだった。

アーセナルはショッツ24で、SoTが10。ショッツ24は今シーズンのアーセナルで最多（※PLのみ）。両チームのショッツディファレンスは+19で、これは今シーズンのPL試合で最多らしい。終わってみれば、トップチームとボトムチームらしい内容と結果だったかもしれない。

もっとも、それはこういう結果の試合後だから云えるのであって、前半が終わった時点ではまだ1-0であり、ワンチャンスで追いつかれるみたいな展開も予想しないでもなかった。後半すぐに、そうした杞憂も吹き飛んでしまったが。

Understat.comのxGは、3.01 v 0.21。さすがにチャンスで圧倒。xGが3程度でG5のアウトプットは、これもまた理想的な気がする。トップチームらしい。

今回は、低xGからコンヴァージョンが目立つ。4分のマルティネリのゴールが0.11xG。56分のパーティのゴールが0.03xG。77分のオーデガードのゴールが0.14xG。ふつうゴールは決まらないタイプのチャンス。

とくにパーティのアレ、0.03というxGとしてはほとんど極小の値。ここしかないという場所への、軌道の美しいゴールだった。

逆にジェズースは、これらのチャンスよりももっとマシなチャンスがいくつもあったが、結局1点も決められず。ケチャップのふたが固い。彼には我慢のときがつづく。

パスマップ

Scott Willis

この試合のパーティの存在感はほんとにハンパなかった。

90分のプレイで、タッチ126、パス104/113（92％）、キーパス1、ゴール1。ゲイムメイカーであり守備のフィルタ。まさにロールスロイス。個人的には彼がMOTM。

ところで、このひとはいつまでトーマス・パーティのNo.5呼ばわりをつづけるんだろか。

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