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【マッチレビュー】22/23UEL アーセナル vs FCチューリッヒ(3/Nov/2022)トミヤス負傷もELグループをトップで勝ち抜け

試合の論点

アーセナル vs Zurichのトーキングポインツ。

日曜のPLチェルシーに向け、すこし心配になるパフォーマンス

なんだか、フォレストで快勝する前のチーム状況に戻ってしまったみたいな、試合後の印象がある。

試合の開始から、ボールを立て続けに失い、デュエルで負け、アウェイチームの勢いに自分たちの本来のプレイができず。ホームだというのに、落ち着くまでにしばらく時間がかかってしまった。バックからのプレイなどでは、むしろアウェイチームのほうが落ち着いているように観えたほどだ。

0-0で試合が進んでいた可能性を思うと、9月のスイスでのファーストレグと同様、あの早い時間帯でゴールできたのは、今回もラッキーだった。

そして、その後は自分たちのいい時間になってからもゴールが遠い。この流れは、PLリヴァプール後からしばらくつづいているのと同じ既視感ある展開。1-0の最少得点差で試合が進めば、終盤はあんなふうになってしまうのも自業自得である。相手は最後の最後まで希望を捨てないし、自分たちも最後の最後まで強いプレッシャーを感じることになるのだから。逃げ切ったという表現がふさわしい。

この試合のアーセナルは、もちろんホームだけあって云うほど悪いわけではなかったのもたしかではある。もっとゴールが生まれていてもよかった。だが、ホームでZurichのような相手にせっかくリスクをかけて強いチームをスタートさせたというのに、けして期待どおりのリターンを得たようには観えず。わざわざジェズースをスタートさせたのは、ここで勝ち以上のサムシングを期待したからだろう。

タッチラインのアルテタも終始不満げに観えた。44分に彼がタッチラインでボールを持ったときの様子。ベンジャミンにあんなふうに雑にボールを寄越さなくてもいいのに。。

それでも、1-0でなんとか勝ってELはいちおう当面の目標が達成できたのは、もちろんポジティヴ。これでノックアウトラウンド(予選)の2試合分が節約できたし、CLを脱落したビッグチームとの早い対戦も避けられた。

しかし、多くのファンがこの試合に期待しただろう、フォレストでの大量ゴールにつづいて勢いをつける試合には最後までできなかったのは残念だった。

なんだかフラストレイションのたまる、先週のPSVでの敗け試合をほうふつとさせるような内容だった。

これでアーセナルは波に乗るどころかリセットが必要に観えるほどで、スタンフォード・ブリッジでは、やや不安を持たれながらプレイすることになってしまった。

ELグループを1位フィニッシュした安堵と、日曜のビッグゲイムへの若干の心配で、やや複雑な心境である。勝った試合を素直に喜べない。

KTの活躍とトミヤスのケガとジンチェンコの復帰。どうなる今後のLB

この試合のKTはほんとによかった。LBとしてスタートし、攻撃で彼らしさを存分に発揮し、ゴールの結果も出した。今回は、あまりInverted FB(CM)っぽい動きはしていなかったように感じたがどうだろう。

このブログでも先日ひとつエントリを書いたように、最近のアーセナル界隈では、レフトバックの競争がよく話題になっていた。Arseblogでもテーマ丸かぶりのコラムが。

今回はKTが活躍。そして、トミヤスがケガ(ハムストリング?)。そしてそしてジンチェンコが復帰のきざしでこの試合ではベンチにも入った。終盤では、彼はウォームアップをしていて(あるジャーナリストによればピッチに入りそうだった)、試合の状況によっては彼は短時間でもプレイさせたかったんじゃないかと思う。

トミヤスのケガの度合いがわからないので、まだなんとも云えないが、とりあえずチェルシーでLBに誰を使うかに注目が集まりそうだ。

今回のエルネニーのように、いきなり復帰したばかりのジンチェンコをスタートさせるのか。

あるいは、今回のパフォーマンスもあり、いい雰囲気のKTで行くのか。

それとも、ケガが大したことなければトミヤスを使うのか。ケガさえなければ、KTとトミヤスはロテイトしていただろうから、週末のPLではトミヤスが順当にスタートしていたように思うので、これもとても残念だった。

それと、もしトミヤスがしばらくアウトで、ジンチェンコが復帰するなら、これもまたアルテタの強運を思わせる。

プレヴューエントリでも書いたように、いまのアーセナルはケガがあまり問題にならない、めずらしい時期を過ごしている。そして、ケガ人が出たとおもったら、そのタイミングでまた同じポジションの選手がその穴を埋めるように復帰してくる。致命的な状況にはならない。アルテタのチームでは、こんなの前もあったような?

ここでトミヤスを失えば、チームにはかなり打撃ではあるが(もしかしたら日本代表にも)、フルバックにはデプスがあってよかった。

その他試合について

  • ジェズースはゴール以外は何でもすごい。なんとかケチャップを
  • ネルソン。KTのゴールへの起点にもなったホワイトへのスルーボールにはしびれた。あと43分のタックル。が、それ以外ではインパクト残せず。彼だけが悪かったわけでもないので、この試合で評価するのはかわいそうだが
  • 今回はヴィエラがやけにゴールを狙っていた。オーヴァヘッドも。ショッツ4。39分のチャンスは決めてほしかった
  • サンビのひさびさの8。どうだろう。ジャカよりは存在感なかった
  • KTのシャツ。Oh…
  • ラムズデイル
  • Zurichの選手の叫び声。アレは練習しているな?

この試合については以上

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

2 Comments on “【マッチレビュー】22/23UEL アーセナル vs FCチューリッヒ(3/Nov/2022)トミヤス負傷もELグループをトップで勝ち抜け

  1. 更新お疲れ様です。

    相手選手の声はかなり大袈裟でしたね…
    声出しの練習はしてはずw

    先制点が割と早いので、追加点を奪って試合をクローズできる展開になればいいのになーと見ています…今はそこが課題になってますよね

    vs森の後で大量得点を期待してた自分もいるので、少しガッカリはしたけどw

    トミーの怪我も気になってはいますがチェルシー戦も勝利を期待して、応援するのみです!!

  2. とにかく、チューリッヒのサポーターのドラムが不快だった。
    プレミアでは、ドラムも発煙筒もなく、フットボールに集中できる。ありがたいです。
    日曜日はW杯前、最後の大一番。
    ロンドンの盟主は誰か、思い知らせてあげましょう。
    COYG!

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