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【マッチレビュー】22/23EPL アーセナル vs ボーンマス(4/Mar/2023)奇跡のカムバック!!!

リース・ネルソンの銅像を

リチャーリソンよりもアントニーよりもネルソン。

7年前のリース少年(15才?)はバロンドールを夢見ていた。

それを叶えるために、まずアーセナルと新しい契約をしてもらわないと。銅像はバロンドール後でいいか。

アーセナルの新時代を象徴するチーム

この試合のチームは、アーセナルの新しい時代を象徴するチームでもあったという。

ジャカがリーグでスタートしなかったのは、2022年1月以来。ということは……

今回のアーセナルのスターティング11は、1986年1月22日リーグカップのヴィラ戦以来、初めてアーセン・ヴェンゲルの下でプレイしたことのある選手がひとりもいないチームだったという。

いまもアーセナルは、ヴェンゲルさんの影響力をなしに語ることはできないが、アルテタの下で中心選手がシニアからユースにシフトしていくなかで、徐々にヴェンゲルアーセナルを知らない選手たちが台頭し、ついに全員がそうなってしまった。

こういう日がいつか来るのは必然だったが、ついにそうなった。その節目がこういう試合だったというのが運命を感じる。

これはさすがに新時代。時代は変わる。

かわいそうなトミヤスとESR

今回のような試合のあとでたいへんに無粋なのは承知ながら、ちょっとだけ。

ひさしぶりにスタートしたトミヤスは前半だけで下げられてしまった。

もっとノーマルな、お互いに攻め合うような試合だったら、トミーでもよかったろう。なんなら守備での見せ場だって訪れたかもしれない。

だが、ああいう一方的に押し込んで攻めるような試合展開になってしまったことで、トミヤスのあまりよくない部分が悪目立ちしてしまったところがある。たとえばパスの精度や、クリエイティヴィティ、チャレンジに消極的なところ。

正直、前半の彼を観ていて、これはいかんなという印象はあった。

トミヤスのポジションは左だとジンチェンコなわけで、あそこでCM的にプレイするならかなりのスタンダードを要求される。ましてや、あんなふうにボールを持って攻撃している状況では、周囲の選手たちとくらべて並のレヴェルではよけいに見劣りがしてしまうのは否めず。彼の場合は、コンスタントにスタートもできていないので、試合勘の欠如もあるかもしれない。

それとESR。アルテタが70分はプレイさせることは難しかったと述べていたのは、若干いい訳に聞こえた。サブで入り、途中で下げられてしまった。試合後ネルソンのゴールをお祝いしているところを観るに、とくに落ち込んでいる様子はないようだが…… ふつうああいうことが起きるのは、あまりよくないときだろう。

ぼくは最近、彼のチームでの居場所についてよく考えている。じつは彼にぴったり合ったポジションがないという。

いまの22/23年式のチームがいまの(完成に近づいた)状態になったのは、ESRが不在のときで、じつは彼はこのチームでのプレイ経験がほとんどないのだよね。彼不在でいい感じになっちゃった。そして、いまのチームはポジション/役割がほとんど決まってしまったので、独特なプレイスタイルの彼がすんなり入れる場所がない。

ウィングは、サカやマルティネリのようなタッチラインウィンガーの居場所になっているし、8は、いまの選手に加えてデクラン・ライスやティーレマンスがターゲットだという。

選手自身の問題ではなく、システムとのマッチングが問題という意味ではKTの状況に近いとも云える。

この件は長くなりそうなので、別の機会にしよう。

 

この試合については以上。

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5 Comments on “【マッチレビュー】22/23EPL アーセナル vs ボーンマス(4/Mar/2023)奇跡のカムバック!!!

  1. 更新ありがとうございます!!楽しみにしていました
    最高の試合でしたね
    ESRは怪我の影響でプレータイム制限(45m〜50m程度?)があったのではないかと思いますが、どうでしょうか?(出場自体スクランブルでしたし)

  2. 年甲斐もなく飛び上がっててをたたいて悦んでました。アーセナル最高!

  3. リース推しを続けて幾星霜、ほんとうに報われました。涙でました。こんなの、アーセナル見続けていないとできないこと。ムドリクじゃなくて、リースっすよ、本当に。ティアニーもESRも、どうかフィットしてほしい。ビッグガビがリースに天を仰いだときは、”神の存在感じたよな?神だよな?”といっているようにみえました。本当に神がかった試合。

  4. いつも楽しく読ませて貰っています!
    一点
    今回のアーセナルのスターティング11は、1986年1月22日リーグカップのヴィラ戦以来、初めてアーセン・ヴェンゲルの下でプレイしたことのある選手がひとりもいないチームだったという。
    ≫元ツイのツリーを読んでもよく理解出来なかったんですが、ヴェンゲルさんが就任したのが96年。ヴェンゲルさんの指導を受けた選手でヴェンゲル以前からチームに居た選手(トニー・アダムスは83年にデビュー)の事を指しているにしても数字が合わないかなと。
    もしかしたらアダムスの初スターティングが、1986年の1月だったのなら合点がいきますね。
    すいません、細かい事が気になって。
    COYG

  5. スミスロウも冨安も本人たちのプレイがそこまで悪かったというよりは、試合の展開によって犠牲なり、不当に評価されてしまった感じだと思います。控えめな二人だから、下手にマイナスに捉えないか心配だけれど。

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