試合結果予想
BBC Sport (Chris Sutton’s prediction) 1-3
Sky Sports (Jones Knows) 2-2
WhoScored.com 2-2
BBC! BBC!
サットン:火曜にドロウで終わったリヴァプールのチェルシー戦では、チェルシーのほうがいいチームだった。彼らがSBでかなり変更を行ったのは知っているが、もし彼らがこの試合のために選手たちを休ませたとしても、それが大きな違いになるとは思えない。
わたしはリヴァプールのトップ4の望みは、もう終わっていると思う。いまや全員が夏のことを考えている。彼らには、スクワッドの大変化が必要だ。
わたしには、突然に彼らのいまのグループのスウィッチが切り替わるように思えない。彼らは来シーズンに反応する。彼らの問題はもうだいぶ長いあいだある。
わたしは諸手を挙げて認めるよ。自分のリヴァプールについての今シーズンの予想がだいぶ外れていることに。なぜなら、彼らはコーナーを曲がったと思いつづけてきたのだから。そして、彼らはそうなっていない。
彼らのFWラインには問題はない。だが、彼らのディフェンスは単純に十分じゃない。クロップのチームがチェルシーにクリンシートをやって驚いてしまったくらいだ。彼らは、日曜にアーセナルを黙らせておくことはできないだろう。完全にノーチャンスだ。
アーセナルのプレイからすると、わたしは彼らがアンフィールドでもやると思っている。自信マンマンにプレイし、リヴァプールを切り裂く。
ガナーズは、2012年9月以来そこで勝っていない。ミケル・アルテタがプレイしていたときだ。かつては恐れながらの遠征だったろうが、それはもうない。
ノウズ:アーセナルはガントレットを極めて上手に使っている。だが、選手たちはアンフィールドで力強くいる必要がある。
3-1でマンシティに敗けて以来、ガナーズはPLで7連勝中。自信、プロフェッショナリズム、豊富なアタッキングスキルを観せている。これは、メンタリティだ。
リヴァプールはフォームを失っているが、それでもアンフィールドでは悪魔的に危険である。ビッグヒッターたちが武装している。クロップのチームはすべてのコンペティション直近55のホーム試合で、たった3回しか敗けていない。それに先日はアンフィールドでマンUを7-0でお仕置きした。
アーセナルは、大釜のなかで立っていられるか?
クロップのリヴァプールとアルテタのアーセナルのあいだでは、すべてのコンペティション9試合で平均5.7のオフサイドがある。今シーズン、エミレーツでアーセナルが3-2で勝った試合では9あった。わたしは、今回も似たようなフリースコアリングな試合になると思っている。お互いにハイラインをやり、オフサイドが多数生まれる。
試合のみどころ
なかなか勝てなかった宿敵だからこそ、勝ったときのインパクトが大きい。
何度も繰り返すように、アーセナルがアンフィールドで勝ったのは、2012年が最後。もう10年以上前。
アーセナルがこの試合に勝つと、すでにホームで勝っているためシーズンダブルになり、それも最後にやったのは09/10シーズンということで、さらに遡る。
クロップがリヴァプールのマネジャーになったのが2015で、いまのような姿(※正確には去年までの)になるまでそれなりに時間もかかった。しかし、彼らが最強じゃなかったときでもアーセナルはなぜかリヴァプールにはあまり勝てなかった印象がある。
そういう相手にここで勝つことに意味がある。
この試合に勝って得ることになるだろう心理的ブーストはかなり強力だと想像できる。アンフィールドで勝てるのなら、どこへ行っても勝てるはずだから。ちまたでこの試合がアーセナルのタイトルを決める試合のように云われているのは、そのせいだろう。
いっぽうで、万が一悪い結果だったとき、シーズン終盤で重要な試合がつづくアーセナルにとっては、それなりのネガティヴインパクトは覚悟せねばならない。
そんなことをいまからいくら心配してもしゃーないけども。
ところでBBCのクリス・サットンは、試合予想のなかでリヴァプールの(低い)モチヴェイションを指摘していた。その要素もやっぱりあるのかもしれない。そこは、あきらかにアーセナルのほうがかなり高い。そうしたメンタリティの差がパフォーマンスにあらわれる試合になるようにも思う。
なぜなら、前回の試合もそうだったように、リヴァプールとの試合ではアグレッシヴにプレイすることが勝利へのカギになるから。トロサールではなく、ジェズースとマルティネリのスタートを予想したのは、それが理由でもある。
リヴァプールもロテイションをやったとはいえ、いちおうミドウィークにプレイしている。アーセナルは、一週間ぶりの試合で心身ともにフレッシュというアドヴァンテッジを活かして、とにかくアグレッシヴにプレイしたい。
アーセナルのキープレイヤーは、マルティネリを挙げよう。カウンターアタックで、彼が独走する姿が目に浮かぶようだ。アーセナルのチームのなかでは、試合がオープンになればなるほど輝けるタイプという。
今回のプレヴュー記事では、戦術的なことにはほとんど触れなかった。それだけでエントリがいくつも書けそうである。残念。
代わりといってはなんだけど、このひとの戦術分析スレッドがおもしろかったので、シェアしよう。リヴァプールは、ジンチェンコがいる「本物の」アーセナルとまだプレイしていないという。
Liverpool, Arsenal.. Klopp, Arteta.. Anfield, controlling chaos..
There’s a LOT to consider in this game of gigantic proportions.
Most interestingly, Liverpool haven’t played Arsenal with Zinchenko yet, making it the first time Liverpool have played the ‘real’ Arsenal.
THREAD! pic.twitter.com/6tJXkTws9g
— EBL (@EBL2017) April 7, 2023
キックオフは、日本時間で4月10日(月)0:30。日曜の深夜。
いやあ、これはひさびさにハラハラドキドキしながら観る試合ですな。ウキウキワクワクというか。ワード選び老人か(笑い)。
今年はタイトル取るんだから、ここも気持ちよく勝っておきたいね! アーセナルの皆さんには今回も最高にしびれる時間をプレゼントしてもらいたい。
ではCOYGです。
ホールディング不安だ!がんばれれ!