こんにちは。
PLのGW1が終わり、夏の移籍市場の終了まであと10日ほどとなったところで、アーセナル世界でもまるで駆け込むように複数の移籍に関するニュースが入ってきた。
昨日時点でのアーセナル移籍ニュースをまとめておこう。
Mikel Merinoがアーセナル移籍目前
そろそろこのひとのニュースには、みんないい加減食傷気味かもしれぬ。ソシエダはMerinoについて、すでにアーセナルとのやりとりを公に認めており、彼を日曜の試合のスクワッドからも外しているという状況があった。
昨日のロマーノ。
🚨 Real Sociedad president Aperribay: “We will talk to Arsenal and defend the interests of Real Sociedad”.
“When we consider that the offer is good, we will say yes”.
“We know what Merino’s wishes are, so we decided not to call him up”.
🔴⚪️⏳ #AFC pic.twitter.com/Emer594uxx
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) August 19, 2024
Aperribay(ソシエダのプレジデント):われわれはアーセナルと交渉し、そしてレアル・ソシエダの利益を確保するつもりである。そのオファーがいいものだとわれわれが考えるのなら、そこでイエスと云うだろう。
われわれもMerinoの希望はわかっている。だから、われわれは彼を招集しないことを決めたのだ。
彼らのヘッドコーチもすでにMerinoの移籍を認識している。
Imanol Alguacil(ソシエダのヘッドコーチ):われわれは彼を戦力として数えるつもりで動いてきたが、わたしは彼をスクワッドから外すことを決めた。彼は、自分ではチームの役に立てると云っていたし、プレイしたがっていた。
いまほかのクラブとのオープンな交渉がある。この決断は彼とクラブ、そしてわたしにもベストなものだ。
彼について楽観的でいられるかはわからない。彼の望みもだいたいわかっている。しかし、最後に交渉がどうなるかは別だ。現時点では、彼はわれわれといっしょにいる。明日の試合ではプレイしないだろう。
彼はラ・リーガのベストプレイヤーだった。
このひとはZubimendiとリヴァプールの顛末についても語っていて、それもおもしろいので。
リヴァプールがビッグクラブであることは間違いないし、われわれの選手だってリヴァプールにノーは云えない。彼らがテーブルに出したオファーもあった。
それが誇らしい理由だよ。
そんなオファーにMartinがノーを云ったのだから、それはつまりクラブが正しいことをしているということだ。彼は、最大のチームにいるという認識をしなきゃいけないと思う。だから、彼はここに残ることを決断したのだ。
なるほどー(居眠りしながら)。
しばらく前にエドゥがスペインに出張に行ってるという話があったのは、タイミング的にこの件をまとめに行ったのだと考えられる。
ロマーノは日曜には、「この交渉がまとまるまで、24/48時間」と云っていた。そのとおりとするなら、今日明日には大きな動きがあってもおかしくない。今回もエンドレス48にならないことを祈るばかり。
そういえば、今回アーセナルはソシエダとMerinoの案件とともにTake Kuboの状況も問い合わせているという小さなニュースを見かけた。日本ではビッグニュースになってたりして。
さすがにTakeは安く売ってくれぬだろう。それに彼だってサカのバックアップは嫌だろうし。
ノッティンガム・フォレストがエディ・エンケティアへ。£25mのオファーも断られる
昨日はオーンステインがハードワークしていた。
まずエディ。
🚨 EXCL: Nottingham Forest working on deal to sign Eddie Nketiah from Arsenal. £25m (inc add-ons) opening bid rejected but talks continue – #NFFC top striker target. #AFC want ~£30/35m. #CPFC retain interest but no current club-to-club talks @TheAthleticFC https://t.co/JriPR7BPV0
— David Ornstein (@David_Ornstein) August 19, 2024
オーンステイン:<独占>ノッティンガム・フォレストがアーセナルのエディ・エンケティアの契約に動いている。£25m(アドオン含め)の最初のオファーは拒否されたものの、交渉はつづいている。彼はフォレストのトップストライカーターゲット。
アーセナルは£30-35mを求めている。クリスタル・パレスもひきつづき興味を抱いているが、まだクラブ間での交渉はない。
エディの案件はOMと決裂してから、しばらく具体的なニュースが止まり、アーセナルファンのあいだでは高望みしすぎたと云われるなど状況はなんだかグダグダしていたが、やっぱり彼に関心を持っているPLクラブはあったという。この夏に彼を売れないかもと、アーセナルがあせってOMの中途半端なオファーを受け入れなかった理由はそこにあったのだろう。彼を欲しがっているクラブはOMだけじゃないことを知っていた。
ここでエディ獲得を目指し名前があがっているクラブは、フォレストのほかにパレス。しばらくボーンマスも彼にシリアスに関心を持っていると云われていたが、彼らは先日€37mという高額でEvanilsonという9を買っているため、さらにストライカーにそれと似たような金額を費やすとは考えにくく。
オーンステインが伝えている£25mというフォレストの最初のオファーは、すでにOMのそれを超えている。パレスも本気なら、張り合えるくらいの額だろうか。彼らはOliseをバイエルンに高額で売ったため資金的余裕はある。
この案件は、8月30日までに決着しそうにみえる。
ウォルヴズがラムズデイルにオファーへ
もういっちょオーンステイン。
🚨 EXCL: Wolves make proposal to sign Aaron Ramsdale from Arsenal. Initial loan + buy option + #WWFC would cover majority of 26yo goalkeeper’s wages. Acceptance at Molineux deal difficult due to finances involved but talks with #AFC continue @TheAthleticFC https://t.co/n2YwCgFMm7
— David Ornstein (@David_Ornstein) August 19, 2024
オーンステイン:<独占>ウォルヴズがアーセナルのアーロン・ラムズデイルにオファーを行う。ローン、買い取りオプション、ウォルヴズが彼の給与の大半を負担するという条件。財政的な面から、ウォルヴズのオファーが受け入れられるのは難しいが、アーセナルとの交渉はつづく。
日曜の時点で、ロマーノが「この数日でラムズデイルに動きがある」と予言していたのが当たったかたちである。
先日対戦したばかりのウォルヴズ。彼らのGKであるJose Saは、この夏サウジとリンクされているそうで、彼の代替となるNo.1を探している。
ウォルヴズといえば、このウィンドウの初期にアーセナルは彼らのバックアップGKであるDaniel Bentleyにオファーしたとも伝えられ(サード候補として)、もしこの契約が成立するようなら、取り引きに含まれるのかもしれない。
しかし、アーセナルは現時点でこの条件を飲むとは思えない。ローン自体はふさわしいオファーがなければやむを得ず受け入れる可能性はあっても、買い取りオプションはさすがにメリットがない。もしラムズデイルがローン先で活躍しようものなら、このあと彼の評価は跳ね上がるかもしれないのだから。
ラムズデイルの代替もすでに確保済み?
以前から伝えられていたラムズデイルの代替は、エスパニョールのJoan García。昨日のロマーノ。
🚨🔴⚪️ Arsenal have already reached verbal agreement with Spanish GK Joan García on personal terms.
He’s the priority target for Arsenal to replace Aaron Ramsdale if he leaves in final 10 days.
Espanyol are aware of #AFC interest but no official bid yet, depends on Ramsdale. pic.twitter.com/JEcyvgjcQR
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) August 19, 2024
ロマーノ:アーセナルは、スペイン人GKのJoan Garcíaと個人条件ですでに口頭合意している。彼の優先ターゲットはアーセナルでアーロン・ラムズデイルの代替になること。
エスパニョールはアーセナルの興味は認識しているが、正式なオファーはまだ。ラムズデイル次第。
もちろんこれは相手あってのことだから、結局どこからも納得できるオファーが来ず、ラムズデイルが不本意にもチームに残るということも想定しているのだろう。
ラムズデイルには、ボーンマスやサウサンプトンも関心を持っているという報道もある。ただ、彼らも基本的にはローン希望で、アーセナルの要求に応じた条件で買い取る意向はないようだ。
レスターがリース・ネルソンに興味も高給がネック
もうひとり、この夏のアーセナルが売却したがっている選手がリース・ネルソン。
レスター・シティ(彼の元ボスのSteve Cooper)は以前からネルソンに興味を持っていると伝えられていたが、昨日のThe Telegraphによると、この夏ウィンガーを探しているレスターはいまもネルソンにも興味を持っているものの、彼の£120kpw以上という高すぎる給与が問題になっているという……
Steve Cooper begins Leicester’s Premier League return within a summer of chaos
(アーセナル世界の)一般的に、彼の給与は£100kpwと信じられていて、このニュースが伝える金額がちょっと話題になっていた。ちなみにFBRefでも、彼の給与はちょうど£100kpwとされている。エディも同じ。
このあたりは、今回もまた教訓だなと。
高すぎる給与を与えると、選手を満足させられることはできても、いざ選手を売りたくても売れなくなる。
エディも高すぎる給与のせいで、彼へのオファー金額が上がらないと云われていた。FBRefによれば、ESRのサラリーは£40kpwであり、なんと彼らの半分以下。それもESRが高額移籍案件になった理由かもしれない。
エンケティアとネルソンが移籍すると、それで節約できる給与は年間£10mにもなる。
TNAT「アーセナルはこの夏、Merino以外にあと2-3人取ろうとしていると聞いた」
アーセナルファンのあいだでもすっかりおなじみの謎アカウントTNAT。彼が昨日Patreonで明かしたところによれば、自分にMikel Merinoの案件について教えてくれた信頼できる人物から、アーセナルはまだ2-3人取るつもりらしいと聞いたという。
ちなみにTNATはMerinoの案件も、すでにクラブ間で合意されていると述べていたようだ。
それと、ストライカーの獲得については、もし月末までにエディを売却できたとしても、アーセナルがストライカーの代替を取るとは限らないという。
つまり?
まあひとりはGKだろう。あるいは、ふたりかもしれない。Joan García(セカンド)とDaniel Bentley(サード)。
もうひとり。ストライカーでないのなら、やはりウィンガーか。サカのバックアップはいまも課題として残っている。だが、現時点でもウィンガーの具体的なターゲットの名前は、小さなニュースを除いては、あまり取りざたされていない。またエドゥが秘密裏に動いている?
アーセナルは、いまだにNiko Williamsをあきらめていないという説もある。最近ニュースを観ないがバルサとの交渉はどうなんだろうか。アーセナルがあきらめていないというのなら、可能性はゼロではないのかもしれない。
個人的に気になるのは、何度も書いてしまうが、やはり6。CDMエリアは、パーティとジョルジで安泰ではないし、Merinoを8に入れてライスを6に戻すのが得策なのかどうかよくわからない。あるいはMerinoを6で起用するプランがあるのか。
「アーセナルがあと2-3人取る」と云われると、ちょっと驚くが、よく考えるとそこまでおかしいことでもなさそうではある。
移籍ウィンドウの最終日、きっとあなたを失望させません。とエドゥは述べた。
8月30日まで、まだまだ目が離せませんね。
おまけ
シティ復帰が濃厚らしいけども。
🚨 Ilkay Gundogan exploring options amid possibility of leaving Barcelona. Contract 2026 (hit appearance threshold last season to extend 2yr #FCBarcelona deal by 1yr) but 33yo midfielder could now move. Interest from PL, Turkey, Qatar, Saudi @TheAthleticFC https://t.co/WUriODlE3L
— David Ornstein (@David_Ornstein) August 19, 2024
これ、いかにもミケルが観てる案件だなあと思って。33才でも、まだ衰えてないんでしょう? ミケルがよく知るお買い得なベテラン。
アーセナルへのサプライズ移籍があるか。
それと、この夏はチェルシーがおもしろすぎておもしろい。ジェイミー・キャラガーに「チェルシーはもういい加減選手を買うのをやめるべきだし、選手もチェルシーと契約しちゃだめ」と云われるほど。
🚨🔵 João Félix back to Chelsea, here we go! Deal in place with Atlético Madrid and his agent Jorge Mendes.
Contract until June 2030 plus option for João, as travel and medical tests being booked for next 24/48h.
Gallagher-Atléti, João-Chelsea.
Exclusive story, confirmed. 🇵🇹 pic.twitter.com/OBjy7vg58V
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) August 19, 2024
このやりかたは、やっぱり持続可能性がない。金があれば選手はキープはできても、実際の試合でプレイできない選手が大半ではドレッシングルームの士気が保てるわけがない。したがって、彼らはいずれスクワッドの大幅なオーヴァホウルを避けられない。
そこで、ウィンガーがほしいわたしたちがあらためてMudrykにオファーを出す。どうだろう。チェルシーも不要な選手を整理できてWin-Win。
もちろん、彼はミケルの下で急成長するのである。
彼の現在のMVは€35m。一時期の高い評価はあまりにも彼の実力に見合わないものだった。
£30mでオファーとかしたら、チェルシーはけっこうぐぬぬとなるんじゃないか。その金額なら損切りで売ってもいいけど、アーセナルにだけは売りたくない的な。
おわり
ネルソンに関しては延長したのたった1年前+ミケルの冷遇 があるので、自業自得な感じもします😔
ネルソン去年契約延長したの目茶苦茶不思議でした…
ユース出身とは言え大きな活躍も無いのにエディも給与一気に上げすぎましたね