今日で8月終わりとかマジかあ。
さて、移籍ウィンドウのデッドラインデイでバタバタしつつ、今日はもう試合である。ランチタイムのPLブライトン@エミレーツ。
PLはこれで3試合めにして、われらがアーセナルと同じく、ブライトンはここまで2勝している4チームのうちのひとつ。お互い素晴らしいスタートになっている。
ただでさえタフな序盤日程のアーセナルが、ここでそのような好調なチームと当たってしまうのは不運であるが、どんなチームにも勝たねば目標は達成できない。
とくにブライトンは、ビッグ6以外ではアーセナルにとってやや苦手な相手のひとつであり、ここでもまた厳しいテストを受けることになる。
試合をプレビューしてゆこう。
アルテタの試合前コメント「ゴールをチームで共有したうえで、25-30ゴールできる選手が入れば完璧」
昨日のバタバタのなかで行われた試合前記者会見。もちろん、コメント時点ではまだウィンドウは閉じていない。AFC公式サイトより。
(メリーノはケガ?……)
アルテタ:あれは非常に不運だった。昨日、彼は衝突して肩にケガをしてしまった。数週間(a few weeks)の離脱になるだろう。
ほんとうに不運だった。われわれはみんな興奮していて、彼もとてもいいように観えたが、地面に着地したときガビが彼の上に乗ってしまった。おそらくはヒビ(small fracture:小さな骨折)のように見える。
彼は非常に痛みを感じていて、だから結論を出すまでにはスタッフともっと検査が必要になる。
(デッドラインデイについて……)
これがフットボールさ。全体的に、われわれは自分たちのやりたかったことにトライをしている。やるべきことがたくさんあり、これからまだ4時間ある。準備はしていると思う。
(今日なにか動きがある?……)
どうなるか観てみよう。つねに可能性はある。この24時間で、なにごとも排除しない。
(ラヒーム・スターリングについて……)
よその選手については話せない。
(移籍が決まったアーロン・ラムズデイルについて……)
まずなにより、彼がクラブとチームにやってくれたことに大いに感謝する。彼が加入して、大きなカリスマとエナジーをもたらしてくれて、当時はとてもよかった。
そしてものごとは変わっていき、彼には難しい状況になったが、彼は自分がプレイしているときがハッピーなのだと主張するようになった。われわれもその望み叶えようとしたし、それができたときの彼はとても興奮してうれしそうに観えた。
彼が加入するのはグレイトなクラブだ。グレイトなコーチがいて、彼も興奮している。だから、わたしは彼のためにもうれしく思う。
(ネトとの噂……)
もちろん、われわれはカールとアーロンを失ったから、いまはふたりとも代替する必要がある。
(メリーノとカラフィオーリはマルティネリのベストを引き出せる?……)
そうなってほしい。もちろん、すべては関連のあることで、とくにウィンガーやフロントの選手はそう。彼らが輝くために、相手DFに対し有利なポジションに入ることで、フットボールではそれがいちばん重要なことだ。
選手は、そういう機会と状況をできるだけ頻繁にもたらしてくれる選手がうしろに必要だ。そして、われわれにはそれができる際立つふたりがいる。
(ワニエリのような若い選手は今シーズンはよりチャンスがある?……)
場合による。間違いなく、彼らはチーム全体から尊敬を勝ち取っているし、プリシーズンでもそれをやってきた。そして、ここからはプレイする権利を勝ち取らねばならない。彼らもまたほかの選手と同じチャンスがある。
(ブライトンのシーズンスタートについて……)
われわれは、ほかのマネジャーやチームがやるのと同様に準備をしようとしている。正確な情報、役立つ関連情報を得ること。試合に勝つには何が必要か。
われわれは明日も同じことをするつもりだ。相手は非常によくやっているチームで、新しいコーチの下すべての試合に勝っている。タフな試合になるだろう。
(前から守備をするチームについて……)
それはわれわれの大きな強みになっている。すべての選手のコミットメントと教育、すべてのボールにすべての行動。
この2試合でも、われわれはほとんど相手にチャンスを与えていないのは事実。しかし、われわれが与えてしまったものははっきりしていて、それはGKがふたつビッグセイヴをやってくれた。そしてクリンシーツ。
だから、進歩すべきものはたしかにある。しかし、全体的にはその点におけるチームのコミットメントはスーパーブである。
(12:30キックオフの早い時間でトーンをセットしていくこと……)
われわれは、つねにそれをやりたい。われわれはホームでプレイするし、サポーターも盛り上がる。特別な雰囲気をつくり、それがエナジーにとりどれほど重要かもわかっている。
(あなたは現在のスクワッドに満足している?……)
わたしはいつもスクワッドに満足している。チームには素晴らしい選手がいるし、人間の素晴らしいグループがある。
われわれは、つねにもっとうまくやりたいし、そこは否定できない。もっとも重要なことは自分たちの選手たちを成長させようとすることであり、そのあとに数字やクオリティに関することだ。スクワッドを進歩させられるかどうか。間違いなく、そこにマージンがある。
(エディ・エンケティアの移籍の可能性……)
それが起きたら、話すことができる。
(チームの攻撃の火力は十分?……)
イエス。それはある。この2-3年でわれわれが持っている最大の強みのひとつは、ゴールを共有していることだ。われわれはそれを継続する必要がある。
もしそれができたうえで、シーズンに25-30ゴールできる選手を取れば、それは完璧なコンビネイションになる。それがわれわれのやろうとしていることだ。
(どうやって選手に昨シーズンよりもっとゴールを決めさせる?……)
彼らをよりよい状況に置くこと。そこで彼らをよりハングリーにさせる。自分たちがいろいろな異なる状況でもゴールできるのだとチームにはっきりさせる。
(ブライトンでは、9連勝がかかっている……)
信じがたいほどの一貫性を示すことになる。これまでやってきたことはすでに難しいことだが、われわれはもっとよくなりたいし、明日はそれを勝ち取らねばならない。ブライトンはとてもよいチームだから。
(トロサールのインパクト……)
どでかい。ベンチからのスタートのときだけでなく、スタートしたときも。たとえばビッグゲイムで。
昨シーズン、シーズンの最後の1/4で、彼がプレイした試合の量はかなり多かったし、彼は非常に一貫性があった。ゴールへの脅威、チャンスをつくるキャパシティ、とくにビッグチャンス。
そしてボールがないときの彼もまたグレイト。わたしはそれにとても満足している。
(ガビ・ジェズースのフィットネス……)
彼はとてもよく回復している。彼は筋肉のケガで、すでにたくさんのことに取り組んでいる。だから、もうすぐチームに戻れると思う。
(彼は明日の試合はプレイできる?……)
ノー。
(今シーズンは試合も増えますがスクワッドサイズには満足?……)
われわれはスクワッドのデプスもわかっているが、それは1-2シーズンで劇的に変更できるものではない。そこはコンスタントに数字を築いていくこと。それが決定的になる。
そして、さらにクオリティだ。われわれはアカデミーからも何人かのクオリティをもたらそうとしている。それは実際に起きているし、とてもとても役立つ。いまいる選手を信じ、スクワッドでできることを最大化する。
(トミヤスはあとどれくらい?……)
現時点でそれを云うのは難しい。ケガのファーストフェイズとしては経過はやや遅れている。それは、たぶんメディカルチームが云うことだろう。彼はまだトレイニングができていない。
(このあとのウィンドウの最後の数時間、気持ちは楽でいられる?……)
わたしは、このリーグの移籍ウィンドウ最後の数時間のことで、楽(comfortable)ということばは使わないな! でも、われわれはやりたかったたくさんのことをやってきた。それにあと数時間ある。だからどうなるか観てみよう。
(できればシーズン開始前にウィンドウは閉じてほしかった?……)
理想としてはイエス。ヨーロッパ全体でそうなれば、全員にとって利益があるだろうと思う。なぜなら、われわれはすでに戦っていて、ほかのウィンドウがまだ開いているということは、選手やクラブに大いに不確実性をもたらす。それはわたしの意見だがね。
会見の後半。
サマリーだけ。
- we are creating a squad for talent to emerge
- woke up and check phone for Edu message
- Merino cared in training and shows how much he wanted to play on – gives us opportunity to spend more time with him
- Ben White England? his decision
- Ramsdale? positive memories and his achievements here – best decision for all parties raised a lot of money this window on fringe players
- Who did Merino collide with? Gabby! i apologise
- tough window? yes a lot of moving pieces
- next window? i don’t know how much is in the bank
- Merino can feel the pain of the player after three months trying to get him here – signed for many years not a few weeks
以上
ミケル・メリーノ、ケガの衝撃
このニュースには、驚いたの驚かないのって。去年のジュリティンを彷彿とさせる、新加入選手のいきなりの大怪我。不運すぎる。
そう、アルテタは会見コメントで復帰まで“a fer weeks”などと述べているが、それはかなり楽観的な時間らしい。
その後のファン反応などを見るに、肩のケガというのはほかのスポーツでも非常にデリケイトなケガだそうで、軽くても最低4週間、ふつう6週間。長いと12週間は覚悟せねばならないということ。とにかく、肩のケガは再発が多いので焦りが禁物で、時間をかける必要があると。
TNATは、アーセナル内部では「6-8週間」と見積もっていると云っていたようだ。
よりによってデュエルモンスターがこんなことに。ぶつかってなんぼみたいなのに。
彼がぶつかった相手はビッグガビのようで、さもありなんという気はしないでもない。かつて、ミカ・ビエレスが、初めてファーストチームとのトレイニングでビッグガビを背負ってホールドアッププレイ(※日本語のポストプレー)をしようとしたときのことを「まるでcar crash」と表現したほど。存在自体が交通事故。
メリーノはてっきりケガをしないほうの選手だと思っていたので、ショックが大きい。
下手すると、われわれが彼のデビューを拝めるのは3ヶ月後の12月になる。なんてこった。
追記:マーティン・オーデガードの試合前コメント「ミケル・メリーノは違いをもたらす」
マッチデイプログラムのキャプテンズノート。AFC公式サイトより。
オーデガード:ミケル・メリーノをクラブに迎えられたことは素晴らしい。ぼくはソシエダにローンで行っていたとき、彼とワンシーズンいっしょにプレイした。彼は素晴らしい選手であり、人間であり、ぼくらのスクワッドにもピッチのオンとオフでとても力強い補強になると思う。
彼はリーダーでもある。彼はキャリアを通してたくさんのことを経験してきた。ソシエダでも勝ち取ってきたし、いまやスペインでもだ。だから、彼は違いをもたらす。ボールを持ったときも、もちろん大いにクオリティを発揮するが、それだけでなくデュエルもとても強い。
彼が勝ったデュエルの数字は素晴らしいものだ。それに加えて、彼はどの試合でとてもはり師回る。ぼくはスペインでは、彼とはとてもよい連携があったし、いっしょにいいプレイをしてきた。また彼といっしょにプレイできるのが楽しみだ。
彼がここに来ることになったときは、何度か彼と話した。ぼくが彼に伝えたのは、キミが新しいクラブに馴染むのに必要なことがあればなんでも手伝うということ。そして、ぼくらがいっしょにまたやれることをどれだけ楽しみにしているか。
ここからの集中は今日のブライトン。アーリーキックオフでもあるので、エナジーを生み出すためにも、ぼくらはステディアムのみんなの助けが必要だ。ぼくらは、またこのホームでプレイできることをとても楽しみにしているし、雰囲気もいつもどおり素晴らしいものになると確信している。これはぼくらにはビッグテストだからね。
ブライトンは、スタートから2試合連続して勝っていて、新しいマネジャーの下でまたとても力強くなっているように見える。ぼくが知る限りでは、彼らはPLでも非常に強い対戦相手だ。毎シーズンすごいリクルートメントをやり、興味深いスタイルのフットボールをやる。
彼らは前に来るのが好きだし、バックからのビルドアップも好む。いいチームだ。ぼくらもそれに備えておかねばならない。
ぼくらは、最初のホイッスルからトーンをセットすることに集中している。どの瞬間もファイトし、3ポインツを狙っていく。
先週のヴィラパークでのサポートはありがとう。今日もbring the noiseでオナシャス!