やあ、この試合はおもしろかったな!
ほぼ一ヶ月ぶりとなるエミレーツでのPL試合で、アーセナルはノッティンガム・フォレストに3-0快勝。もっとゴールが観たかったなーなんて、ぜいたくな感想が出るくらいには余裕の勝ちっぷりだったろう。格の違いを見せた。
サカのスーパーストライクに(OMG)、パーティのコントロールショット、ダメ押しでワニーまでゴールを決めるとは。彼はPLで初ゴールのおまけつき。
PLタイトルをあきらめないためにも、この試合に求められていたシーズン序盤の停滞したパフォーマンスからの改善も、かなり感じられたんじゃないか。やっぱりキャプテンMØはすげえぜ。わし大満足。
PLでは、この試合のあとシティがあんなことになったりして、われらの今後のシーズンにたいへん期待できそうな素晴らしい勝利だった。
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アルテタの試合後コメント「(ワニエリ)レンガはひとつづつ積み上げねばならない」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:(250試合を3ポインツで達成)美しい日。わたしにはとくに。それは大きな数字であり、ここにいることはとても特権的だ。
全員が試合にとんでもなく貢献した。プレイには大いに流動性と熱意、支配があり、ゴールを決め、多くのチャンスをつくった。そして、それでも十分でなければサブを送り、彼らがこの試合の勝利に大きなインパクトをもたらした。3ゴールとクリンシート。たくさんのポジティヴがあった。
チームの半分を変更することにリスクがあるのは承知のうえだ。正しかろうが間違っていようが結果次第。今日もしわれわれが敗けていたら、ミケルはクレイジーだと云われたはず。なぜパーティ、ライス、マルティネリ、ハヴァーツがベンチなのかと。だが、わたしはチームのなかにエナジーを感じていたし、全員がチャンスにふさわしかった。
全員がとてもハードワークしていた。IB中の彼らは信じられないほどで、そんな彼らに報いなければならなかった。そして、彼らはそれが正しかったと証明した。結果ではなく、彼らがいかにそれを欲していたかで。
どの場所でもチームはとても集中していた。とても効果的で、ふだんなら相手が決めるゴールも制限した。それが、相手がとてもよかった理由だ。彼らはリーグのアウェイ試合で敗けていなかったし、アンフィールドやスタンフォード・ブリッジでプレイするのはとくに簡単ではなかった。だから、彼らはとてもよいチームなのだ。
(ワニエリのゴール)最後のゴールは特別だった。これでイーサンはわれわれのなかではPLでゴールした二番めに若い選手になったから。あれは大きな成果だ。
そしてそのあとのサポーターたちの反応が示しているのは、彼らがいかに彼を愛しているか、アカデミー出身からファーストチームでプレイする選手をいかに楽しんでいるかだ。
素晴らしかった。ぜひもっと勝とう。そしてみんなでプレイしよう。今日はとてもポジティヴな日だったと思う。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(試合について……)
アルテタ:とても満足。みんなが戻ってきてからのこの48時間は、素晴らしいエナジーを感じていた。素晴らしい一体感があり、この状況を変える決意があった。
試合が始まってすぐから支配があった。支配への熱意があった。ゴールを決めたら、さらに2点、3点と求めた前半だった。
そして、これはチームの全体的な努力だったという事実がある。なぜなら(いつもと)違う選手も入ってきたから。ジョルジはチームにインパクトを与えていたが、イエローカードのためにトーマスと交代させねばならなかった。彼はゴールを決め、ラヒームはアシストした。イーサンもゴールした。
それがもたらすのは、違う種類の支配だ。ヤコブも短い時間で入った。トーマス、デクラン、マルティネリ、ハヴァーツをプレイさせなければ、いつだって?マークを持たれる。それは正しいのか、あるいは間違っているのか?
わたしがその必要性を感じたのは、チームがそれを必要としていたと思うからだ。全員が重要だと感じ、全員がマジなチャンスを得る。(IB中に残った)何人かの選手は、その期間は信じられないほどだった。わたしはそれを称賛せねばならない。
(最後の10分は安心だった……)
イエス。そうだった。しかし、当然1-0でなにか起きれば、大きな大きな機会を失う。残念ながら、そうした立場に早くからなることはできなかったが、そこはフォレストを称賛する。彼らはとても良いチーム。彼らはボールを持つたびに脅威になっていたし、こちらがボールを持っているときでさえ、彼らは走っている。
それが彼らがこれほどのことをやってきた理由だ。彼らは今シーズン、アウェイで敗けていなかったし、われわれが彼らを倒した最初のチームになった。それほどにわれわれはよかった。
(オーデガードがエミレーツに帰ってきた……)
ああいう種類の選手にとって、それはいつでも正しい時間だ。繰り返すが、われわれは流動性とケミストリ、タイミングの理解について話しているが、彼はそれをやらせたらベストのひとりだ。加速するときやスロウダウンさせるとき、試合のテンポをマネジする。
そんな彼だから当然不在が痛かったし、彼を交代させられたのはよかった。彼は少し疲れはじめていたし、若干落ちてきていたから。
イーサンが入り、彼が盛り上げ、観客のエナジーを感じられたことだろう。彼らが、あの子のプレイをどれほど観たがっているか。素晴らしいことだ。
(オーデガードのインパクトに驚かされた?……)
ノー。5-6週間の離脱後ではとても難しいから、そこを評価している。驚いてはいない。なぜなら、わたしは彼を毎日観ているから。彼が自分をどう客観的に観ているか、どれだけ欲しているか、エナジー、どんな状況でもプレイする勇気。
もちろん、彼がチームにいれば違いを感じることができる。それがどこか指摘するのは難しいが、それでも違うのだ。
(チームに違うエナジーがある……)
わたしは試合前の48時間に違うエナジーを感じていた。あなたの云うように、それはすぐに現れたし、なにか別の部分が違っていた。起きたことは、12-13人の選手ではなく、6週間ぶりに19人でトレインしていて、突然に、Wow、競争、レヴェル、クオリティ、理解、すべてが上がった。そして、それこそが毎日必要なことだった。
あのレヴェルでトレインするのは、多くの選手のavailabilityによるし、それはできていなかった。だから、それが起きれば、間違いなくレヴェルは上がるのだ。
(オーデガードのケガ中にワニエリがプレイ時間を得ていたこと……)
あのふたりの選手を観て、彼らに疑問を投げかけている。わたしが好むものは、入ってきて、その状況で最初にやることはタッチし、前に走り、ふたりの選手をかわし、ポストから数インチも離れていないところにボールを蹴ること。
わたしは、彼のことは自分に責任があるとわかっているし、レンガはひとつづつ積み上げていかねばならない。今日彼はさらなるレンガを積み、今度はわれわれがそこにセメントを流し、乾かないようしなければならない。そうすることで、彼はもう一個、さらにもう一個を積んでいくことができ、それがやがて固まっていく。
そのあと、われわれはさらに層を厚くし、5つ連続でやりたくなる。だが、信じてほしい。それはうまくいかないんだ。われわれはそれをマネジする必要がある。彼への期待や負荷も。そこが非常に重要なのだ。
(オーデガードのスペイスのつくりかた……)
彼がそれをいかに頻繁にやっているかだ。彼はそれをさまざまな状況下で行う。右サイドでのプレイが長いのは事実で、そこにはケミストリ、相互理解、タイミング、それがつねにある。
しかし、その能力がある選手がいても時間がなかったり、時間をマネジする能力があっても1秒か2秒しかない。マーティンはつねに正しいとき、正しい場所でやる。そして、あのタッチも役に立つ。
(イーサンは試合でもっとスタートしないので?……)
いつでもその誘惑にかられる。たしか彼はこのクラブではPLでゴールした二番めに若い選手だ。プレイできる理由があるし、今日もまたさらに理由が増えた。しかし、これが彼がプレイするときであり、それはほかの誰でもない。ステップバイステップだと云おう。
(サカはなぜにイングランドでプレイしなかった?……)
MRI検査していたからだよ! 単純なこと。だが、アーセナルとナショナルチームの医療スタッフのあいだでコミュニケイションはあった。(IB中)彼は、なにもやっていなかった。彼は休んでいたし、癒やす時間が必要だった。トレイニングセッションも一度しかしていない。
(オーデガードとサカの関係性……)
それがケミストリ。誰かと出会ったとき、すぐに目配せを行い、親しくなることがある。それがあのふたりに起きている。フィールドのオンでもオフでもそれが起き、多くの選手たちも同じ。
どう云えばいいのかわからないが、フットボールではそれがある。彼らを正しいスペイスにいっしょに、お互いを近くにいさせれば、ことが花開き、ことが自然と起きる。ほかの誰かと無理やりやらせようとしてもうまくいかない。それはあのふたりだからで、彼らがいてわれわれは幸運だ。
(イーサンへの期待をマネジすること……)
それはわたしができないことでもあるし、期待というものはどうしようもない。わたしは、彼を教育し、育て、われわれが信じるベストな道を与えようとしている。
彼の家族、代理人、友人、彼らも非常に重要。外部のノイズに耳を傾けないことだ。自分がやることに集中すること。それはフットボールで、彼はそのどれも愛している。だから、これから必ずいいことが起きるよ。
以上
今回の会見コメントは、聞きたかったことを訊いてくれてミケルもそれに答えてくれたという箇所がいくつもあるな。
オーデガードとサカ、それとワニエリの件はあとまわしにするとして、ひとつ興味深い質問は「サカはなぜイングランドNTを辞退したのか」というもの。ライスとサカは今回の招集を辞退していた。
もちろん、そこには彼は単にケガをしていたからという理由がありミケルもそのように答えているのだが、近頃のPLでは選手への過負荷があまりにも重くケガ人も続出していて(※ほかのリーグも同じ?)、クラブが成功するためは、キープレイヤーがフィットネスを維持するためにナショナルチーム義務を回避することはますます重要になっているように見える。なので、この質問はそのあたりを考えさせられもする。
そもそもオーデガードがこんなに長く離脱することになったのもNTでの偶発的ケガが原因だが、この間にクラブが被った大きな損害についてなにか補償を得るわけでもない。彼は、今回のIBでは一度はNTに招集されながら、結局ロンドンに戻るみたいなことをやっている。この試合の彼のシャープなパフォーマンスも、彼がNT義務を回避した好影響は当然あるだろう。
仮病を使ってでもNTは回避したい(させたい)。そういう認識が、とくにエリートクラブでは全体的に蔓延していそうなのは、あまりよいことではないとは思う。
トッププレイヤーたちのウェルフェアは、もうずっと議論になっていることであり、国を代表してプレイすることが躊躇されるような状況はいずれ改善されなければならない。
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リカルド・カラフィオーリの試合後コメント「しばらく離脱していたなんて感じなかった」
時間をかけてちゃんと復活。LBでスタート。えらい。今回も攻守に信頼できるところを見せたリッキー。AFC公式サイトより。
カラフィオーリ:思うに、チームが同じようにプレイするようすべてがあった。そしてみんながぼくをよく助けてくれた。環境は揃っていたので、あとはただプレイするだけ。自分でもしばらく離脱していたなんて全然感じなかった。
ぼくも試合をとても楽しんだ。みんなの素晴らしいパフォーマンスだった。エナジーは信じられないものだったし、ファンもそう。チームみんなで、試合を楽しんだ。
(6試合ぶりのプレイ)疲れは感じないけど、何試合か欠場していたことはピッチで感じた。でも、ステディアムがエナジーをくれたんだ。ファンにもチームメイツにもとても助けられた。だから、最後はとても気分がよかった。つぎもぼくがピッチで何ができるか見せるのが待ち遠しい。それを見せてチームを助けたい。
ぼくらは、ここから連勝が必要だ。ここから5月まで休みはない。すべて同じ週であり、それをやる準備もできている。ほとんどの試合に勝つつもりだ。
💬 “I really enjoyed the game tonight, it was an amazing performance by everyone. The energy was unbelievable and the fans were as well.”
Riccardo Calafiori was pleased to be back in the team following his injury layoff 👇
— Arsenal (@Arsenal) November 23, 2024
CLインテルの試合のときも思ったけど、イタリア人の男性てのはなんでこうハンサムなんですかね。
Nuno Espirito Santoの試合後コメント「トロサールやサカに時間を与えてはいけない」
勝ったので。作務衣の試合後コメント。
NES:いいパフォーマンスではなかった。悪かったとは思わないが、たくさん悪いことをやった。攻撃では足りなかったし、守備でも足りなかった。この2試合でわれわれは6失点したことは心配すべきであり、早くもとに戻さないと。
アーセナルにはクオリティある選手たちがいる。彼らが試合に入ってくる。トロサールやサカのワイドプレイヤーでさえ、たくさんの問題をつくる。彼らに時間を与えてはだめで、だから個人がうまくやらねばならない。
今日はスペイスを許しすぎた。2点めは素晴らしいストライクで、トーマスにおめでとうだ。だが、われわれとしては許されない。だから、そうした距離を縮めるさらなる努力をする必要がある。
こちらに勢いがあった前半の時間、ふたつかみっつブレイクする時間があった。だが、全体的にとてもとても足りなかった。アクションをフィニッシュできず、これからやるべきことがたくさんある。重要な選手を失っていても、解決策はあるはずだ。
フォレスト的には、この日チームのベストプレイヤーのひとりであるMorgan Gibbs-Whiteを欠いたのがけっこう痛かったようだ。それとElangaも試合中にケガしてしまい、踏んだり蹴ったり。
オレたちのマーティン。最高でした!