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最近のアーセナルニュースまとめ(7/Jun/2025)ビッグガビ新契約、Seskoに正式アプローチ、セカンドGKはKepa?、その他……

こんにちは。

ToTがAngeを解任したというニュース。「クラブポリシーに反してトロフィを取ったんだから解任もしかたない」というコメントに大笑い。ToTはどうでもよいけど、Angeはおもしろいコーチなので、ひきつづきPLで観たいですなあ。リーズとか似合いそうである。

さて、アーセナルニュースがいろいろたまっているので、それをまとめておきたい。

まずは、アーセナルのチームと選手にまつわる話題から。



ガブリエルが2029年までの新契約にサイン!「クラブを愛している」

直近のビッグニュース。

かねてよりクラブが働きかけていたというビッグガビの新契約。ついに彼がクラブとの4年の延長契約にコミットした。素晴らしい。アンドレア・ベルタのお手柄。

現在サカやサリバなど、チームのなかに何人かいるキープレイヤーたちを長期契約でクラブにひきつづき留めたい状況があるなかで、これはかなりよいきざし。

本人のコメント。英語のインタビューは緊張しているのか(なぜ?笑)やけにしゃっちょこばっているが、5年前の彼が英語がほぼしゃべれなかったことを思うと感慨深い。

ガブリエル:素晴らしいクラブだからぼくも新契約にサインできてうれしいよ。ぼくはクラブが大好き。ファンもチームメイツも。このステディアムもさ。とても誇らしいし、すべてのサポートに感謝している。

ぼくはここに若い選手としてやってきて、もうこのクラブに5年もいる。ここでたくさん学んでいるしとてもハッピー。自分のことも誇らしく思っているよ。ときどきはキャプテンのアームバンドを着けることもある。

これは素晴らしい旅だと思う。この旅をつづけられてうれしい。ここでいくつかのトロフィを勝ちたいね。だってぼくはクラブを愛しているから。うちの家族もそう。

ぼくらは、ここでたくさんのよいことをやってきた。だからここからはトロフィを勝つときだ。すべてについて感謝したい。ファンを愛している。ファンがチームをプッシュしてくれることを愛している。これからのために、いっしょにつづけていこう。

(シーズン終わりのケガについて)いまはうまくやっている。ちょっと難しかったけど、いまは充電する時間だ。いまはとてもよくなっていると思う。つぎのシーズンが楽しみだ。

(24/25PLのベスト守備記録とラヤの2年連続GG)それはとてもとても重要なこと。ぼくらはずっといっしょにやってきたから。ぼくだけじゃないし、ダヴィドだけじゃない。ウィリーだけでもない。みんなだ。ぼくもそのひとりであることがとてもうれしい。

サラリーの話はあまり話題になっていないようだが、新契約ではおそらくかなりいい給料をもらうのだろう。27才でPLのベストCBのひとり、そしてチームにおける守備リーダー。ビッグクラブとして、ふさわしい待遇でなければおかしい。

アーセナルが24/25シーズンかぎりで退団する20人の選手たちを発表

これが公表されたのはもう3日前なので、ニュースでもないが。

Contract updates: 20 players to depart this summer

Nathan Butler-Oyedeji
Reece Clairmont
Khayon Edwards
Jakai Fisher
Romari Forde
Teyah Goldie
Jimi Gower
Jack Henry-Francis
Lina Hurtig
Amanda Ilestedt
Jorginho
Max Kuczynski
Salah-Eddine Oulad M’Hand
Ismail Oulad M’Hand
Neto
Brian Okonkwo
Elian Quesada-Thorn
Zacariah Shuaib
Raheem Sterling
Kieran Tierney

ここに含まれるシニア選手たちは、すでに退団が知られていた選手たちであり、とくに驚きはない。

KT、ジョルジーニョ、それにローン元に戻るスターリングとネト。

ジョルジーニョについては、フラメンゴの一員としてクラブワールドカップでプレイするために、両者合意のうえで契約満了を待たずに彼の契約を打ち切ったということ。

KTも去り際にはアーセナルにとてもポジティヴなコメントも残しており、ふたりとも円満退社という感じがする。よいことだ。また会おういつの日か、と思える。

ローン先のラツィオにパーマネント移籍が決まったヌーノはここに名前がない。忘れられちゃった?(んなわけない)

ちなみに彼の移籍金は£7.5mあたりでセルオン(※将来の移籍金%を得る権利)もつくらしいので、相手にとってだけでなく、こちらにも悪い取り引きじゃない。今後の活躍を祈る。

それはよいとして、今年もシニアチームに昇格できず退団してゆく多くのユース選手たちの名前を見るに、悲しい気分になってしまう。

なかでもサラー・エディン、バトラー・オイエデジ、エドワーズらは、これまでアカデミーでも将来が嘱望されていた選手たち。ファーストチームのベンチに入ることもしばしばだったが、結局は退団に。エドワーズなどは5才のときからアーセナルアカデミーというので、彼にしてみれば生まれて物心ついたときからほとんどの時間をアーセナルで過ごしたようなもの。

アーセナルは、「アカデミーからファーストチーム」を標榜しているクラブとはいえ、チーム昇格にあたってスタンダードは年々上がっているように見える。それも当然だろう。ファーストチーム自体がPLとCLをシリアスに狙える位置にいるということは、ほとんど世界最強に近づいていること。そこに入っていけるユース選手というのは、どう考えてもただものではない。それでもマックス・ダウマンのように、確実にいる。そういった才能を輩出するシステムがすごい。

AFCからの発表では、6月に契約切れとなりつつ、現在契約延長を交渉している選手として3人の名前がある。

Chloe Kelly
Thomas Partey
Michal Rosiak

パーティは噂どおり交渉中。Michal RosiakはU-21の19才CDM。

マンUのほうが若い選手にチャンスがあるとエイデン・ヘヴン

ところでこの件に関して、冬ウィンドウでアーセナルをあきらめてマンUに移籍したエイデン・ヘヴン(18)がおもしろいことを云っていたようだ。MUTVのインタビューにて。

ヘヴン:ここではこれまでも若い選手たちに機会があった。たしかユナイテッドは昨シーズン(23/24)には、もっとも10代の選手に時間を与えたチームだったんじゃないかな。それがぼくがここに来る理由になった。

暗に、若い選手としてアーセナルではチャンスをもらえなかったと云っているわけだ。なんだ金目的の移籍じゃなかったのか

実際、TMでファーストチームの選手リストを確認すると、マンUには20才以下の選手が9人もいる。アーセナルではワネーリとMLSの18才コンビふたりだけ(※セットフォード19才はU-21登録)。ていうかチェケラッチョみたいな名前のひとまだ20才でびっくりした。25才くらいかと。ハタチであんなに批判されたらかわいそうだなあ。

正直、個人的には彼の云っていることも一理あると思うが、これはマネジャーやクラブの方針というよりはチームの競争力の問題のほうが大きいと思う。よく云われているように、サカもESRもあのときの悲惨なチーム事情がなければ、あのように機会を与えられて台頭することもなかったか、あるいはそれがもっと遅れたかもしれない。いまはシニア選手で構成されるレギュラーチームにスキがない。MLSはだからすごい。

いまファーストチームにいるマンUのキッズがどれだけ実際にプレイ時間を与えられているかは知らないが、彼らに機会があるのはそれだけいまのファーストチームのスタンダードが低いということだろう。彼らがGyokeresのような選手を取ったとき、チド・オビ(17)にまともなチャンスはどれほどあるか。

それと、アーセナルでのファーストチーム入りをあきらめたヘヴンに同情できるのは、彼の前にはビッグガビとサリバがいたこと。彼らの存在は、若いCBが将来を悲観するには十分すぎる。Maguire(32)やEvans(37)がCBでプレイするチームのほうが当然チャンスがあるように思える。

CLセミファイナリスツ、つまりヨーロッパベストの4チームのうち3チームがこのランキングでトップ3。これも興味深い。そしてマンUはどこ?

アーセナルがユヴェントスのスカウトMatteo Tognozziへ。ユース選手のリクルートメントに定評あり

先日The Athleticが伝えたところによると、アーセナルが上級スカウトとして、ユヴェントスのMatteo Tognozziとの交渉を進めているという。

スポーティングダイレクター選びで最後まで候補に残っていたという、暫定SDのJason Aytoが先月クラブを去ったことで、AFCはアンドレア・ベルタやhead or recruitmentのJames Ellisとともにリクルートメント部門を任せられる人材を求めていたという。※ちなみに、リクルート部門ではJames Ellisもクラブを去るという噂もある

この件がなかなか興味深いのは、このMatteo Tognozzi(“Tonyozzi”のような発音らしい。マテッオ・トニョッツィ?)が、ユースリクルートメントに定評ある人物ということ。

彼がユヴェントスに加えた若い選手として、Dean Huijsen(この夏レアル・マドリッドへ)、Kenan Yildiz(現在ファーストチームでもっとも期待の選手のひとり)、Matias Soule(現ローマ)、Samuel Iling Junior(アストン・ヴィラ)などがおり、ヤングタレントの目利きでもあると。

フットボール世界では、若い選手をなるべく早く発見する重要性はますます高まっている。彼の手腕に期待したい。

デクラン・ライスがアーセナルのPOTSに選出

52%の得票率。これは納得のPOTS。彼は、アーセナルの選手としてただひとり、UCLのベストチームにも含まれた。

あのCL RMの2連発フリーキックがでかかった。伝説。

24/25UEFAコンペティションの賞金(放映権料の分配)解説 by Swiss Ramble

Substackで有料コンテンツになってしまったこともあり、最近はぼくもあまりチェックしていなかったフットボール財政の専門家であるSwiss先生。24/25シーズンのUEFAコンペティションの放映権料分配についてのありがたい解説。スレッド以下も。

トップは優勝したPSGで€145m。セミファイナルで敗退したアーセナルはバルサと同額€118mで4位(3位タイ?)。アーセナルもタイトルの目標は叶わなかったとはいえ、たっぷり稼がせてもらった。

ここで興味深いのは、UCLとUEL、UECLの比較。グラフは引用しないが、ELとECLの優勝したチームの分配金がそれぞれ、€41m(ToT)と€21m(CHE)。コンペティション格差がすごいことに。

もちろん、それらは賞金だけでなく翌年上位のコンペティションへの参加が約束されるため、それに勝つ意義はかなりあるが(とくに降格しそうだったToTにとっては)、こと賞金に関してはビッグクラブとしてはとにかくCLに参加しないことにはお話にならないレベル。CLでの大きな収入がなければ金をかけて競争力あるチームがつくれず、成績も向上せずCLをまた逃して……という悪循環にはまりかねない。

アーセナルは、ヨーロピアンコンペティションへの参加自体がなかった21/22シーズンと比べれば、CLでSFまで行って単年度の収入で100mは違っている。

CLは今後も絶対に維持する必要があるし、できるだけ先に進まねばならない。

 

後半は、最近のアーセナル移籍ニュース。

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