Hi.
なかなか補強に進展がないといいつつ、アーセナル世界でいくつかニュースがあるのでそれをまとめておとどけ。
マイルズ・ルイス・スケリーがアーセナルと新契約に合意
昨日のエントリで「ジャーナリストとして発信力が低下」なんて書いてしまったチャールズ・ワッツがブレイキング。公式発表はこのあととのこと。
EXCLUSIVE: Myles Lewis-Skelly agrees new Arsenal contract.
Huge boost to Arsenal and Mikel Arteta.
Full story 👇https://t.co/j5XORDgCDd
— Charles Watts (@charles_watts) June 18, 2025
これまでしばらく交渉中とは伝えられていたので、驚きのニュースというわけではないけれど。
直近ではビッグガビの契約更新につづいてふたりめ。彼の現行契約はこの夏で残り1年となっていたこともあり(※ルールで18才以下の選手とは3年以上の契約ができない)、アーセナルファンには素晴らしいニュースだ。
そもそも彼はスペイン語の授業なんて受けていなかったんや! いやそれはしらんけど。今後は、マドリッド方面からのニュースは減りそうだ。
この件のr/Gunnersのスレッドでは、最近のチャールズ・ワッツを心配していたという声も少なくなく、ぼくと似たようなことを思っていたひとも多かったようだ。ちなみに、彼が比較的大きなアーセナルニュースをブレイキングするのは、トーマス・パーティの件以来らしく、それがほんとならなんと2020以来で5年ぶりという。
それと、今回の件で注目されているのはクラブとこの交渉を進めた選手側の代理人が、彼のママのMarcia Lewisであったこと。愛する息子マイルズのために、ド素人がFIFAの資格まで取って代理人になったという異色の経歴を持つ人物。
マイルズ・ルイス・スケリーのお母さんはスーパーフットボールマム | ARSENAL CHANGE EVERYTHING
ところで、MLSのことを“Skelly”と呼ぶファンがしばしばいるんだが、Skellyはおそらく彼の父親のファミリーネイムであり、これだけの存在感をはなつ母親のLewisを省略するのはどうかと。かといってLewisと呼ぶと、誰かわからなくなる(笑い)。
契約条件については、年数については不明なものの、興味深いのはThe Athletic(マクニコラス/オーンステイン)が報じている、彼のサラリーについての部分。
The 18-year-old’s new deal will see a substantial increase to his current salary and make him one of the best-paid young players in the world, following his rise to prominence in 2024-25.
彼のサラリーには大幅な昇給があり、それによって彼は世界でももっとも高給な若い選手のひとりになる。つまり? £100kとかそんなレベルじゃないってことか。バルサのあいつはいくらもらってるんだ。
しかし、本人はそもそもクラブに残ることしか考えてなかったというし、交渉でそこまで高い給与をオファーする必要があったのかどうかを考えるに、やっぱりレアル・マドリッドの噂が影響してたり。そして、それを裏であやつっていたのがママ代理人だったり。こわ。いや冗談ですよ。
さあ、つぎはワネーリかな。あと現在クラブが新契約の交渉をしているのが、サカ、サリバ、トロサールらしい。吉報を待とう。
トーマス・パーティと契約交渉が難航? 代替MFにLucien Agoumeの噂
もろもろのニュースによると、パーティとの契約延長交渉はいまだに進展がないようだ。
本人と家族は新シーズン以降もロンドンでの生活がつづくことを希望しているものの、最近のインタビューで本人が「家族や親戚の生活にもすべて金が必要」のように述べていて、サラリーについて合意が得られていないのではないかとも云われている。
Zubimendiが来るアーセナルは、パーティをバックアップとして観ていて給与カットしたいし、パーティのサイドは新契約は当然昇給があるべきと考えている。みたいなことだろうか。給与希望のベクトルが両者で反対の方向を向いていてもおかしくはない。
@HandofArsenalは、パーティとの合意が近いと信じているようだが。
Thomas Partey is expected to return to London next week and the expectation is he will join Arsenal in the warm weather summer camp in Spain.
Sources stress nothing has still been signed as of last week but a decision is expected soon. https://t.co/hi7zObVSIZ
— HandofArsenal (@HandofArsenal) June 15, 2025
もしパーティとの交渉が決裂した場合、アーセナルとしては新しい代替MFに目が行く。当然そういう事態に備えて複数のオプションもあるはず。
そのなかのひとつと思われるのが、セヴィーヤのLucien Agoume(23)というフランス人MF。右足のCDM。元インテル。
El #Arsenal monitoriza la situación de Agoumé. Los Gunners están en busca de un sustituto para Thomas Partey, y Agoumé es uno de los nombres para sustituirlo. El #SevillaFC comprará el 40% restante de propiedad del francés.
No hay contactos aún entre el francés y el Arsenal. pic.twitter.com/RrKU6I7NB7— Máximo de la Cruz Ramírez Ramírez (@ramirezmaximodc) June 18, 2025
この情報がどこまで信頼できるかは不明だが、23才という年齢や現時点での選手としての評判を考えると、これはけっこうアリだなと。TMによると現在のMVは€8mで、20m程度で買えるという説も。Joan Garciaにぶっこむ予定だった予算25mで、Kepaとこの彼を買えるという。
悪くない。
Lucien Agoume vs Real Madrid
— ☔️ (@OSM4NN7) June 18, 2025
ロマーノの単独インタビューにSesko代理人「移籍を決めるのは特別なクラブに行くときだけ」
Seskoについては、アーセナルと個人条件で合意したとかしてないとかいろいろなニュースが相変わらず飛び交っているが、昨日のSky DEのひとによれば、選手とアーセナルのあいだでの合意はまだないということ。
それと、ライプツィグはSeskoに€80-100mの移籍金を要求するという。きっとこれが、交渉が進まない大きな原因のひとつでしょうな。100mて、いくらなんでも高望みしすぎだろ。
⤵️ As reported and confirmed: There is NO full agreement yet between Benjamin #Sesko and Arsenal. RB Leipzig are demanding €80–100 million. 🇸🇮 https://t.co/xIuMPnIQCV
— Florian Plettenberg (@Plettigoal) June 18, 2025
そんななかで、ファブリツィオ・ロマーノがSeskoの代理人に単独のインタビューを行っていた。
(アーセナルのストライカーはSeskoとGyokeresで争われている?……)
Elvis Basanovic(Sesko代理人):質問をありがとう。最近は似たような質問をたくさん受けているけどね! Seskoについて興味を持っているクラブの名前を出すのは、正しいことじゃないと思う。しかし、いくつかのことをはっきりさせておく必要はあるかもしれない。
(Sesko/Gyokeresはこの夏の大きな話題のひとつですね……)
話しておきたいのは、まずSeskoは誰とも競っていないということ。毎日彼と戦っているのは彼だよ。われわれには将来のための明確な計画があり、メディアの憶測に左右されることはない。彼はただのストライカーじゃない。特別なストライカーだ。
(夏にRBライプツィグを去ることが計画?……)
彼の年齢にしてのあの数字は、すでグレイトなキャリアを築いている何人かのストライカーたちと比べられる。彼がRBライプツィグを去るときは、われわれが行き先が特別なクラブ、特別なプロジェクト、特別なコーチがいると認識するときだけだ。
(Seskoがアーセナルに移籍するためにあなたがライプツィグに移籍金を下げるよう要求しているという噂はほんとう?……)
それは真実とは程遠い! われわれはRBライプツィグを尊重しているし、わたしもRBライプツィグがわれわれの決断を100%尊重してくれると確信している。
(その決断はいつ起きそう?……)
来週になるか……、あるいは来年、3年後かもね!
(Seskoの移籍の状況についてファンに伝えたいことはある?……)
たとえ選手に特定のクラブに移籍したい強い希望がある(かもしれない)にせよ、われわれはRBライプツィグに強要したり、脅したりなど絶対にしない。わたしはそれは正しいやりかただとは思わない。なぜなら、クラブからの去り方が選手の価値を決めるから。それは新しいクラブにもたらす価値だ。
わたしだってとても大きな移籍案件で、たくさんの興味を持たれることも理解できる。しかし、なにがあったとしても、わたしはフットボール世界にリスペクトがあると信じる。だからこそ、われわれは正しいやりかたでことを行い、そうでないことはしないのだ。とても単純さ。メディアでは非常に複雑に見えるけれど。
初戦のマンUでSeskoとGyokeresが対戦したらウケる。
AFCアシスタントコーチ、カルロス・クエスタのパルマ行きにHere we go
昨日のロマーノ。もうイタリアにいてパルマのヘッドコーチとしてサインしますと。29才。選手と変わらない。
🚨🟡🔵 Carlos Cuesta arrives in Italy today in order to sign in as new Parma head coach.
He’s leaving Arsenal coaching staff with green light arrived: 29 year old manager will work in Serie A.
Here we go, exclusive story now confirmed. pic.twitter.com/kNtdUBC7NO
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) June 18, 2025
本人からもIGでエモいメッセージがポストされている。
これは、彼のキャリアのためということもあって、基本的にはファン界隈も祝福ムードであるが、彼はアルテタの右腕だっただけにコーチングチームとしては打撃は避けられない。
彼の後任については、サンティ・カソルラやジャック・ウィルシャーの名前も取りざたされているが、果たして。

おまけ:Mudrykがドーピング違反で4年バン
🚨 Official: Mykhailo Mudryk charged by The FA for anti-doping violations and could face up to a four-year ban.
“We can confirm that Mykhailo Mudryk has been charged with Anti-Doping Rule Violations alleging the presence and/or use of a prohibited substance, in terms of… pic.twitter.com/UGi8nrPHea
— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) June 18, 2025
1年バンとかたまに見るけど、4年バンは長い。どれだけひどい違反だったのか。
これって、給料はさすがにクラブも支払わないで済む契約だろうけど、100mとか払った移籍金は返ってこないわけだよね。とんでもねえな。
アーセナル的には、地雷を寸前でよけた過去最大の案件とも。もし彼がアーセナルでこれをやっていたらと考えるとゾッとしない。
おわり