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最近のアーセナルニュース(28/Jun/2025)ヴァレンシアのCristhian Mosquera、Ezeの噂が再燃、Sesko、Rodrygoほか……

よっす。

いやあ、日本時間で昨日は怒涛のニュースラッシュでござったな。MLSの新契約が発表されたあと、あんなニュースやこんなニュースが。ベルタが急に仕事を始めた!とファンも興奮ぎみだった(いや失礼だろ笑)。

昨日、おとといあたりのアーセナルニュースをまとめてお届け。



アーセナルがヴァレンシアのCristhian Mosqueraへ。交渉は順調と伝えられる

突如でてきた。20才。右足のCB。スペインのユース代表選手だそうで。

そして、これをブレイキングしたのがこの夏はすっかり名前を売っている@HandOfArsenal。

独占:アーセナルがこの夏の理想的な守備補強としてCristhian Mosqueraを狙っている。ライヴァルを出し抜こうとアーセナルはすでに接触している。アンドレア・ベルタはバックアップオプションの候補を持っている。

アーセナルは€19m以下の金額でCristhian Mosqueraとの契約成立を目指している。個人条件は問題にならないとみらる。まだいくつかの手続きは残されているが、交渉はとてもよく進んでいる。

アンドレア・ベルタは可能なかぎりプリシーズン前に選手を獲得しようとしている。

このスクープにつづいたのが、オーンステイン、ロマーノ、モクベルといった本職のジャーナリストたち。

おいおい、Tier1全員@HandofArsenalをクレジットしちゃってるよ…… こりゃ驚いた。

ということで、Cristhian Mosquera。信頼できるジャーナリストたちを信頼するなら、どうもアーセナルは彼を取るらしい。

まだ20才ながら、ヴァレンシアのファーストチームでここまでに90試合プレイしていて(※昨シーズンは41試合)、ユース年齢とはいえ経験はすでにシニアのそれ。この夏に残り契約1年となり、現在の彼のMVは€30mながら、アーセナルはそれを下回る有利な条件で契約しようと動いているようだ。

アーセナル的には待望の右足DFということで、RCBの直接的なバックアップとなるのだろう。

アーセナルのCB補強といえば、現在のガビXL™とビッグウィリーのパートナーシップが強すぎて、CBとしてレギュラーのプレイ機会を与えにくいことが弊害になっているとも云われるが(たとえばパレスのMarc Guehi)、このMosqueraはロマーノいわく、そのあたりを問題にしておらず、むしろポジションを争う気まんまんだという。ナイスメンタリティ。

昨日のHandOfArsenalによると、ヴァレンシアはひとまずアーセナルのオファーを断ったらしく、あらためてすぐに交渉の場が設けられるということ。しかし、いずれにせよ選手が移籍に乗り気で残り契約1年となれば、クラブのオプションは売却の一択。アーセナルとしては、どこまでいい条件で着地させられるか交渉力の見せ所である。これは期待しよう。

キウイの立場がますます危うい?

さて、ますます強化されるアーセナルのDFエリアだが、個人的に気になるのがやはりキヴィオールだ。

仮にMosqueraが来て、さらに噂される左サイドのDF(LB/LCB)が来れば、バックラインのデプスは十分だし、新シーズンからキヴィオールのプレイ時間はさらに限定されかねない。彼は24/25はサリバ不在時にはRCBでプレイすることもあったので、Mosqueraが来る影響だってある。「ベンチでも腐らない」なんて殊勝なことを云っていた彼には気の毒でならない。

すこし前にもACミランが彼を€20mで買おうとしているなど、イタリア方面からの引き合いはいまもかなりあるようだし、シーズン後半のPLやCLの活躍で、アーセナル的にはこの夏比較的高額で売却できる貴重な資産にもなっていることから考えても、彼にアーセナルでの明るい未来があるとはちょっと信じがたい。

いまはまだ具体的にアーセナルが彼を売却しようとしているきざしはないようだが、左サイドのDFがこのあとさらに来るようなら、彼の退団の決定的な後押しになってしまうかもしれない。

Eberechi Ezeの噂が再燃。£68mのRCは分割払いOK

パレスでプレイする元ガナー(※ヘイルエンドで13才のときに放出)のEberechi Eze。過去にも何度もアーセナルは彼とリンクされているが、最近またLWターゲットのオプションとして名前が取り沙汰されるように。

Arsenal join race for £68m Tottenham target on three-player shortlist

アーセナルとしては、本命はRodrygo、それがならなかったときのオプションとして、ニューカッスルのAnthony GordonやヴィラのMorgan Rogers、チェルシーのNoni Maduekeらがリストにあり、Ezeはそこに加えられたということ。

彼の契約には£68mのRCが含まれており、パレスは分割払いにも対応するという。

彼は長らくToTのターゲットということで(またか)、Ezeが来るならNorgaardとふたり連続でToTのターゲットを奪ったことになる。それは痛快。

ところでEzeは、マルティネリやトロサールをアップグレイドしようとしているLWのターゲットとしては若干違和感があるっちゃある。彼はウィンガーというよりは、あきらかにNo.10タイプだから。タッチラインで勝負する選手ではない。

この件については、ヴェンゲルさん時代の10をWGに置くやりかたが、ファンのあいだで議論されたりしていた。

しかし、問題はFBとの連携。10のタイプがワイドポジションからインサイドに入っていくなら、FBはオーヴァラップするタイプのほうが相性がいいはずだが、いまのシステムにおけるFBのInvertedロールだと、MLSもカラフィオーリもどちらかといえばチャンネル(ハーフスペイス)にアンダーラップする。

したがって、EzeやRogersのようなタイプの選手をLWとして使うなら、サイド全体のやりかたを調整する必要がありそうだ。

彼は明日が27才の誕生日ということで、パレスに残ろうとも移籍しようともつぎの契約がキャリアでかなり重要になる。パレスといえばZahaを思い出すが、彼もアーセナル移籍ならずで結局よいキャリア終盤だったかどうかは微妙に思える(いまはどこへ?)。Eze本人はアーセナルファンで、アーセナルに移籍できる最後の機会と思えば本人からのプッシュもあるかもしれない。

実質的にオーデガードしかいないCAMは、いまのチームにはかなり足りない成分だからEzeのような選手はかなり魅力的だけれど。しかしRodrygoとどちらかと云われれば困る。どっちも取ってほしい。

クリスタル・パレスのUEL剥奪問題

パレスといえば、いまこの問題が注目されている。

彼らはFAカップを勝って、みごと25/26 UELの出場権を手に入れたわけだが、彼らのクラブ株式のやりとりがUEFAのマルチクラブオーナーシップのルールに抵触し、せっかくのそれが剥奪される可能性があるとか。

これがほんとうにそうなれば、選手たちが失望するには十分ではある。

その他ターゲットたちの進捗

Seskoは€70m+アドオンで移籍が許される?

RB Leipzig: Was verrät Seskos Friseur über den Arsenal-Wechsel?

『Sport Bild』より信頼できるといわれる『Bild』。

現在の状況:Benjamin SeskoはRBライプツィグを去りたがっている。そしてクラブも売却には前向き。遅かれ早かれ、移籍市場で広く扱われれることになる。

RBが彼に夢見ている移籍金は€80-100m。選手との契約は2029まである。しかし、BILDの情報によれば、より現実的な金額は€70mを基本にして、それにボーナスが追加されるというもの。

しかしながら、いまだ固まったオファーは来ていない。

そろそろオファーしてはどうか。€70mはおよそ£60m。£60m+αなら噂されていたアーセナルの希望にも近い。

この記事には、退団希望でまだ具体的オファーがないという彼と同じような状況にある選手としてXavi Simonsについても言及がある。アーセナルは彼にも行けばいいのにね。

クラブワールドカップで決まるRodrygoの将来?

アーセナルのドリームターゲットといわれるRodrygoのレアル・マドリッドでの今後は、現在彼らが参加しているクラブワールドカップ次第だと『Cadena SER』が伝えている。

ジャーナリストのAntonio Romeroは、Rodrygoは「残留よりも移籍に近づいている」という。

ほんまかいな。

ちなみに、彼のCWCでのここまでの3試合は、Al-Hilal(1-1)でスタート&途中交代。Pachucaでベンチ。RB Salzburgでベンチスタートからの23分プレイという記録。とくに、初戦のAl-HilalではRWポジションでマネジャーを納得させるパフォーマンスではなかったとか。

ロマーノはRodrygoについて、彼自身が移籍を志願するかどうかが最大の問題だと述べていた。もし彼がそうするならレアルは検討する。

依然として、レアル・マドリッドでの彼にはこうした不透明な状況があるため、アーセナルが希望を捨てられず緊張感をもって注視しちゃっているのもしょうがない。

あまり長引かないと助かる。

その他ニュース

プリプリシーズンになぜかパーティの姿

いまスペインのMarbellaで、アーセナルの選手たちの一部が本格的なプリシーズンに入る前のフィジカルトレイニングをやっているそうなのだが、なぜかそこにトーマス・パーティが含まれているという。

もちろん、契約内ならアーセナルの選手だし、チームメイトたちとともに笑いながら汗を流していてもまったくおかしくないのだが、伝えられているように退団が確定的だったとしたら、契約は来週月曜まであと数日である。

それだけ円満退社ってことなのか。

EPLが「USスタイル」の中継導入へ

新シーズンから、サブで下がった選手に試合中にインタビュー中継を行うことができるようになるらしい。PinPでワイプでみたいな? あんまり想像できないなあ。

USスタイルについては、スポーツエンタテインメントの先駆者としてアメリカを見習う必要はあるんだろうけど、英国のファンはあまり喜んではいないように思える。以前PL試合を海外でやるみたいな話があったときも、彼らはかなり否定的だった。

おまけ:MLS新契約の舞台裏。大人たちに自らをプレゼンしたマイルズ

彼の新契約が発表されたあと、The Athleticで契約の舞台裏について書かれた記事がかなり興味深かった。そのなかのエピソードを引用しよう。

Inside Myles Lewis-Skelly’s Arsenal contract: His role in the deal, mamba mentality and Arteta’s trust

MLSとアーセナルの新契約交渉が始まったとき、カギとなる最初の会議でサプライズのスピーカーがいた。マイルズ自身だ。

彼は8才でアーセナルに加入している。彼は、ボードルームでクラブでもっとも影響力ある人物たちを前にプレゼンした。そこにいたのはマネジャーのアルテタ、アカデミーマネジャーのメルテザッカー、当時の暫定SDだったジェイソン・アイト、director of football operationsのジェイムズ・キング。

そんなことをやるフットボーラーはめずらしい。しかもしそれが18才となれば、聞いたこともない。

ルイス・スケリーは彼のヘイルエンドでの経験について述べ、自分に刷り込まれているコアヴァリューについても述べた。そして、彼は自分の価値や考え方について語った。

彼は視覚化への自身の信念について触れ、コート上でのキラーな本能である「mamba mentality」を持つKobe Bryantなど、彼にインスピレイションを与えたほかのアスリートやプロセスの例を挙げた。

そしてNo.49のシャツをキープすること。なぜなら、それが彼にとって、クラブやサポーターにとってどれだけ意味があるか。彼は、自身のキャリアを通じてサポートしてくれると想定している幅広いチームを紹介し、アーセナルとの長期的な協力を楽しみにしていると語った。

そこにいた出席者にとり、これはユニークな経験だった。ルイス・スケリーのチームが用意したアプローチは斬新だったし、創造性と洞察があった。フットボール世界のエグゼクティヴたちは、選手からプレゼンテーションを受けることに慣れていないため、当然ながら多少の戸惑いがあった。

しかし、そこには大きな誇りがあった。アカデミー選手であり地元の少年である彼が、成熟した態度と確信をもってスピーチを行ったのだから。

なんというか、枠にとらわれない考え方がある。これを企画した彼のチームには当然ママのMarciaが中心的に関わっていたと思われるが、彼女の発想力みたいなものが大きいのかもしれない。業界を外側から見ることのできるひと。

夏で契約切れになる彼にはやはりレアル・マドリッドからのアプローチもあったようだが、結局彼にはアーセナル以外の選択はなかった。

マイルズ・ルイス・スケリー。この少年は、今後長きにわたってアーセナルFCにとってとても特別な選手になるという気がする。

ところで、彼のママにくらべてパパの存在感うすすぎてちょっと心配になっていたのだが(契約の映像ではライティが父親みたいだった)、この動画でついにMr. Skellyを発見。なんだふつうに元気そうでよかった。

 

おわり



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