Arsenal, Arteta, EPL, Ljungberg, Match

【マッチプレビュー】19/20EPL アーセナル vs マンチェスター・シティ(15/Dec/2019)アルテタのゲイムプラン

PLマッチデイ17、9位のアーセナルはホームに今シーズンはやや不調に陥っている3位マンチェスター・シティを迎える。 先週のWHUで2ヶ月ぶりの勝利ということでその勢いに乗りたいアーセナルだが、ミッドウィークのELスタンダールでは相変わらずの守備の拙さを露呈。直近2試合は劣勢から盛り返し一定の結果は出しているものの、暫定ヘッドコーチのもとでチームの課題が改善されるきざしは見えていない。 トップのリヴァプールに17ポインツ差(*as it stands)をつけられている現状をもってしても、依然としてマンシティはいまのアーセナルにとっては厳しい相手。ホームであっても、いい結果を期待するのは楽観的すぎるだろう。 今回の試合では、注目すべきは結果というよりも、もはやミケル・アルテタだろうと思う。この状況だ。中継カメラにもたくさん抜かれるに違いない。 マネージャー経験が皆無ながら、次期アーセナルのヘッドコーチのもっとも有力な候補のひとりと云われつづけており、一部の噂を信じるならアーセナルがパーマネントのヘッドコーチを迎える日まではそう遠くない。もしシーズン中にアルテタが選ばれるようなことがあるならば、当然彼もすでにアーセナルの現状を熱心に分析していることだろう。 この試合においてはシティのゲイムプランにも、アルテタの意向が反映されることは想像できる。彼がいまのアーセナルの弱点や強みをどう見ているのか。シティのプレイからもそれがわかればおもしろい。 Live on Sky: Arsenal vs Man City preview

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【マッチレビュー】19/20UEL GS スタンダール・リエージュ vs アーセナル(12/Dec/2019)ラッキーなトップ通過

いやひどかったな。WHUの劇的勝利の勢いとか大嘘である。 ひどかったけど結局は2点差を追いついてドロウ。フランクファートがホームでヴィトーリアに敗れるという波乱もあり、なんとグループFをトップでフィニッシュ。つぎのR32に進んだ。ツイてる。 Standard Liege 2-2 Arsenal: Gunners fight back secures top spot フットボール的にはあまり語りどころのない試合だったが、一応振り返っておこう。 ちなみにこの試合の日は、ご存知のようにUKでBrexit選挙が行われていて(※これを書いてる時点で開票中ながらボリス・ジョンソンの保守党が勝利が確定。歴史的大勝だとか)、リベラルの多いジャーナリストやアーセナルのファン界隈のtwitterでもそちらの結果のほうが大きな話題になっていたりする。これで来年1月末のEU離脱が正式に決まったも同然で市民社会への影響は大きい。選手補強やHGルールなど、EPLにもどんな影響があるのか何かわかればまたこのブログでお伝えしよう。

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【マッチプレビュー】19/20UEL GS スタンダール・リエージュ vs アーセナル(12/Dec/2019)トップ通過をかけたグループ最終戦

早くも19-20UELグループステイジも最終戦へ。スタンダール・リエージュとのアウェイマッチ。 グループFは、5試合を終えていまだにアーセナルがトップをキープしているものの、前回はホームでフランクファートに敗れるなど、ウナイ・エメリ末期の絶不調のおかげで、最終戦まで敗退の可能性を残すという事態に。 ただし、仮にこの試合で3位のスタンダールに敗けても、GDからすると5点差をひっくり返すことが必要(5-0)で、次ラウンド突破条件である2位以内に入れないとは考えにくい。 トップをキープするために全力で臨むか、あるいは2位フィニッシュの可能性も受け入れつつ週末のPLマンシティ(H)のために温存するか。この試合の勝利については、先日のWHUでの2ヶ月ぶりの劇的勝利から、せっかくの勢いに水を差したくないという動機も当然あることだろう。 FLにとっては最初のEL。興味深い一戦になる。 Standard Liege vs Arsenal preview

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19-20UCLグループステイジからUELに落ちてくるのはどのクラブだ!?(半分予想)

昨日のUCL(Round32)の結果で4つの3位チームが決定。 そしてまた今日の結果で残りの4チームが確定する。 アーセナルがグループステイジを通過できない可能性はかなり低いので(※仮に木曜スタンダールに敗けても3位転落に必要なGDマージンが5もある)、例年どおりこの8チームがアーセナルFCのELタイトルを阻む大きな壁になるはずである。 8チームの残り4チームを予想しよう(半分)。 ※本来もっと早くやるべき企画だったが、今朝CLの試合に気づいたんだよ~orz

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【マッチレビュー】19/20EPL ウェスト・ハム vs アーセナル(9/Dec/2019)地獄の60分と歓喜の9分

ヘンな試合だったなあ。 スーパー臆病なアーセナルがバックラインでひたすらボールを回し、カウンター狙いのWHUはプレスもゆるくボールが前に運ばれて来るのをひたすら待ってる的な。ワールドカップの決勝かな? ここまでバックパスを繰り返すアーセナルを観たのは初めてかもしれない。ファンとしての忍耐強さが試される、まったく地獄のような時間だった。 しかしそれも、60分におれたちのワンダーキッドがゴールを決めるまでだったんだ。 この勝利はめちゃくちゃでかい。 10/6以来というPLでの勝利。アウェイでの勝利。ワンネオをひっくり返しての勝利。ぺぺの勝利。そして、フレディの勝利。 得点こそが、勝利こそが最高の良薬。自らのゴールによってチームは目を覚ました。繰り返し指摘されているように「自信の欠如」が不調のキーファクターになっていることを、あらためて感じさせる試合の展開であった。 Live on Sky: West Ham vs Arsenal preview アウェイでHT時点での負けをひっくり返したのは8年ぶり。いま、とにかく必要だった3ポインツ。ミッションコンプリートである。

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【マッチプレビュー】19/20EPL ウェスト・ハム vs アーセナル(9/Dec/2019)敗戦は降格へのカウントダウン

最近、いまのアーセナルってだんだんミランぽくなってきたなと思う。落ちぶれたビッグクラブ。 補強も積極的にしているしチームにはそれなりに優秀な選手もいる。なのにどういうわけか長いこと不調から抜け出せず。どうしてこうなった的な。奇しくも現時点ではリーグ順位までほぼおんなじ(10位)。 もし彼らが復調していたら「よしそこから学ぼう」となるのかもしれないけど、彼らがやってるのはアイヴァン・ガジーディスのアポイントみたいなことだし。ボード(クラブ運営の意思決定者)に問題ありってのもすごく似てる。 さて、PLマッチデイ16のアーセナルはマンデイナイト。われら極東のファンには見ずらい時間帯の試合がつづいてげんなりしますなあ。 ウェスト・ハム・ユナイテッドといえば、サックレイスを競っていたウナイ・エメリ、マルコ・シルヴァと解任がつづくなか、マニュエル・ペレグリーニはいまだ首の皮一枚つながったまま。引導を渡してやろうと云いたいところだが、フレディ・ユングバーグは暫定ヘッドコーチ就任でなんらかのブーストも期待されながら、2試合でいまだ勝ちなし。依然として悪い流れを変えられないでいる。 今回もアーセナルが近年大の苦手としているアウェイゲイムということで、とても相手のことを気にしていられるような余裕はない。 アーセナルがもしこの試合に敗けるとテーブル11位こそ変わらないものの、WHUにポインツで並ばれることに。このあとのフィクスチャを考えると、ほんとうに降格へのカウントダウン開始の合図になりかねない。 失うものがないなんてことも云える状況ではないので、選手たちへのプレッシャーはこれまでになく高まっていると思われる。 Live on Sky: West Ham vs Arsenal preview

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ニコラス・ぺぺがイングランドでのスタートを語る「ハードワークして巻き返せるかどうかは自分次第」

ブライトンの試合前、ニコラ・ぺぺが応えたフランスRMCのインタヴューが話題になっていた。 紹介しよう。

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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン(5/Dec/2019)降格フォーム

昨日は1日すっかりメンタルをやられましてな。廃人のように過ごしました。『忘却バッテリー』の新刊(6)で笑いが止まらなくなるという謎の現象まで起きましたね。 試合前は「敗けても大きなダメイジはない」とか書いたんだけど、まあフットボールのクオリティからして落ち着くべきところに来たという「10位」というテーブルその他結果はともかく、クラブ、チーム、ファンベイス、アーセナルFC全体に与える心理的なダメイジは全然軽微ではなかった。。 かつて敗けたことのないブライトンにホームで敗け。これでアーセナルは9試合連続勝ちなし(※すべてのコンペティションで)となり、このフォームは1977年以来42年ぶりという。まったくの惨劇。下には下があるものだ。 サブを入れたとたんに失点するみたいな展開にならなきゃいいなと、FLが来たときは思ったのだけど、まったくそのとおりになってしまった。 試合後のメディアやファンの反応では、怒りの矛先はもうマネージャーとか選手とか現場というよりは、AFCのオーナーシップやボードのヴィジョンのなさやクラブ運営のまずさに向けられているようなところがある。 ヴェンゲルさんの末期で紛糾し、エメリをELレヴェルの無能だと吊し上げ、いまユングバーグに感じるこの圧倒的無力感。ファンはここ3年ずっとアーセナルFCに翻弄されているが、ほんとうはもっとうまくできたのではないのか。この悪いサイクルとしか云いようのない状況を生み出しているのは、そもそも誰か。問われている。この件は長くなりそうだから、また別の機会に書こう。 さて今回もまた苦痛な作業ながら試合を振り返る。需要なさそうなエントリだなあ(笑い)。 Arsenal 1-2 Brighton: Maupay seals victory for Seagulls

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【マッチプレビュー】19/20EPL アーセナル vs ブライトン&ホーヴ・アルビオン(5/Dec/2019)2ヶ月ぶりの勝利を目指して

ミッドウィークのPL。1週間に3試合が当たり前の季節がやってきた。 フレディ・ユングバーグの初戦、アウェイのノリッチは残念ながら最高の結果とはならなかったが、それでもひとすじの光明は見た。加えて、積年の課題である守備についても引き続き改善が必要なことがわかった。プアなディフェンダーをどこまで戦術でカヴァーできるか。 PL Week15は、ホームにブライトン&ホーヴ・アルビオンを迎える。 今シーズンのBHAは、過去ELでアーセナルとも対戦したオスターサンズ(Ostersunds)のマネージャー、Graham Potter が率いておりプレイスタイルを劇的に変えているそう。 どんな試合になるか楽しみだ。 そういえば、この前ブログコメントで「重要な試合だ」と毎回書いてるとツッコまれて思わず笑ってしまった。今回の試合は重要か重要じゃないかで云えばもちろん重要だが、まあもうすでにPLのトップ4フィニッシュはかなり難しいという意味では敗けたところで重大なダメイジはない。しかし、今度は来シーズンのEL出場がかかっているという意味ではそうではない(もはやCLに出るにはPLトップ4よりELタイトルのほうが簡単)。 つまりこの試合も大変に重要なビッグマッチということである。いい試合をすればユングバーグのチームが波に乗れるかもしれないしね。 Arsenal vs Brighton preview

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フレディ・ユングバーグの好む戦術。U-23時代のコーチぶりから Part.2

フレディ・ユングバーグがアーセナルの新ヘッドコーチ(暫定)に就任したあと、彼の好む戦術スタイルについてひとつ短いエントリをアップしたが、その後より詳しく説明したものを見つけたのでシェアしたい。 Twitterで見つけた連続ツイート。@abhiz30氏にリスペクトしつつ、以下雑に扼す。

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横浜Fマリノスのマネージャー、Ange Postercoglouをアーセナルのヘッドコーチにという声

今朝、Redditのアーセナル板、r/Gunnersをざっと目を通していたら興味深いサブを発見した。 とあるユーザがヨコハマFMのマネージャーをエメリの後任に激推しするという内容で、Ange Postercoglou(アンジ・ポスタコグルー?←通称調べる気なし)という人物についてアツく語られていた。 ぼくのTwitterのフォロワーのかたのプロファイルを見ると、たまにYokohamaFMの文字があったりするので、アーセナルのファンであると同時に彼らのファンのかたも多かろうということで、この興味深いサブをざっと訳してみたいと思う。 Ange Who? The head coach you never knew you (maybe) wanted at Arsenal… from r/Gunners

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【マッチレビュー】19/20EPL ノリッチ・シティ vs アーセナル(1/Dec/2019)ユングバーグ初戦

まあ急にそんなにうまくいくはずもなく。 攻撃ではいくらかのインプルーヴメントを見せながらも、相変わらずの守備の拙さからリーグ最弱チーム相手に2失点。フレディ・ユングバーグの初戦は、残念ながら期待されたような劇的ターンアラウンドとはならなかった。 すっかり遅れてしまったが、試合レヴューを書いておきたい。 Norwich City 2-2 Arsenal: Freddie Ljungberg says Gunners can ‘100%’ make the top four

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【マッチプレビュー】19/20EPL ノリッチ・シティ vs アーセナル(1/Dec/2019)リスタート!

地獄のような11月が終わりって、早えなおいもう12月ですよ。びっくりしたわ。 さて。ウナイ・エメリの解任からフレディ・ユングバーグの暫定ヘッドコーチ就任と、とても騒がしかった木曜夜のEL敗戦後。もうPLの時間が来てしまった。 新ヘッドコーチと新体制でリスタートするアーセナルのPL Week14は、テーブルで暫定19位のノリッチ・シティ。 これまた暫定で9位に落ちたアーセナルは、わずかなトップ4フィニッシュの望みをつなぐにはボトムチームと云えど敗けられない試合になる。昨日チェルシーがWHUに敗けたのでポインツを詰めるためにはなおさらだ。 1度のトレイニングセッションしかできず準備不足の感は否めないながら、どのように戦うか、また選手たちはどう反応するか。大注目のフレディ・ユングバーグの初戦。これは見逃せないぞい。 Live on Sky: Norwich vs Arsenal preview

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フレディ・ユングバーグの好む戦術。U-23時代のコーチぶりから

フレディ・ユングバーグがアーセナルのヘッドコーチになり、多くのファンにとっての関心は、彼がファーストチームにどのようなプレイをさせるかではないだろうか。 ブログ『Gunners Town』が、おとといの発表のすぐあとにユースエキスパートのジョージ・バードにユングバーグのプレイスタイルについて独占インタヴューを行っていた。もちろんバードは、去年U-23のプレイをつぶさに観察していたので、彼のコーチっぷりにも精通している。 What will Freddie bring to the role? – Exclusive interview with Jeorge Bird for GT

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フレディ・ユングバーグ、暫定ヘッドコーチ就任後ファーストインタヴュー「大変な名誉」

現地時間金曜にウナイ・エメリ解任が発表されると同時に、今シーズンからファーストチームでアシスタントコーチを務めていたフレディ・ユングバーグが暫定的ヘッドコーチにアポイントされた。 そのすぐあとにはもうPLのノリッチ(A)が控えており、新体制での初戦まで非常に慌ただしいAFC界隈となっているが、チームもファンもこの新しいスタートに際し概ねポジティヴな空気に包まれているように感じる。よきことかな。 さて、ユングバーグがAFCヘッドコーチについて心境を語っていたのでそれを紹介したい。ファーストインタヴューだ。