Arsenal, Emery, Match, UEFA EL

【マッチレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs アイントラクト・フランクファート(28/Nov/2019)かわいそうなウーナイ

前半は云うほど悪くなかったが、後半に入り猛烈にプッシュされると一気に劣勢に。今シーズン何度も見てきた同じ光景をまた見ることになってしまった。 まさかここで最悪の結果になるとは思わなかったが(最低でも追いつくかと)、ここまでくればもう「敗因はウナイ・エメリ」としか云えなくなってきたように思う。 試合後のエメリは悲壮感を漂わせており、自信を回復しなければなどと気丈なコメントを残しているが、さすがに自分でもこのチームを率いる時間もそう長くないと感じているだろう。マーティン・キーオンはBT Sportsの中継で「これは降格フォームだ」と怒りをあらわにしていた。 このレヴューは書く気力もなかったが、エメリが解任されるとどえらい騒ぎになるし、早ければ日曜のノリッチの前に解任されると思うので、いまここでちゃちゃっと書いておきたい。 Arsenal 1-2 Eintracht Frankfurt: Kamada double adds to Unai Emery woes

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【マッチプレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs アイントラクト・フランクファート(28/Nov/2019)勝ってグループトップへ

19-20UELグループステイジは残るところあと2試合。 アーセナルは今回ホームにフランクファートを迎える。勝てば、最終試合を待たずにグループステイジをトップでパスすることが確定。引き分けなら、最終的に2位の可能性は残すもののノックアウトステイジに進むことは確定。万が一敗けると、スタンダール・リエージュの結果によっては、最終試合で3位に転落しグループステイジを脱落する可能性が出てくる。最後のスタンダールとのアウェイマッチに巨大なプレッシャーがかかることに。 PLからのCL出場の可能性は絶望的な状況で、さらにELも脱落したら今シーズンがほんとうに終わってしまう。 PLがひどくてもELは楽勝だと思っていた時代がもはや懐かしい。 チームはひどいフォームをつづけているが、ここで悪い流れを断ち切って、目標を達成しなければならない。大変に重要な試合だ。 Europa League (Sky Sports)

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アーセナルの新しいローン戦略の恩恵を受けるジョルディ・オセイ・チュチュ

先日のエントリのなかで、アーセナルの内部でいま起きているマネジメントのパワーシフトについて少し書いたが、そのなかには「アカデミー・マネージャー(ヘッド・オブ・アカデミー)」のペア・メルテザッカーを中心とするアカデミー(ユース)システムの改革がある。 プロスペクトのスカウト/リクルートにおいては、現役リタイヤ後11年もAFCにいたという前任のスティーヴン・モロウと彼のスタッフが解任されているが、これはメルテザッカーと彼の意見の対立があったことや人員過多などの理由でエドゥが決定をしたということ。そのあたりの経緯は以下の動画に詳しい。『The Athletic』のエイミー・ロウレンスの記事を元に作成されたもの。 またこの改革のなかには、近年の課題でもあったローンシステムの刷新もある。今回『GOAL』でチャールズ・ワッツが、ブンデスリーガ2のボーフムにローン中のジョルディ・オセイ・チュチュのインタヴューも混じえ、それについて説明している。 ざっくりと紹介しよう。

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エメリの評価でキャラガーとネヴィルがふたたび議論

絶対に勝たなければならなかったセインツ戦(2-2)後の『MNF(Monday night football)』で、ジェイミー・キャラガーとギャリー・ネヴィル、ふたりの名物パンディットが、解任前夜と云われるウナイ・エメリについてアツく議論をしていた。 エメリがAFCに来た去年の夏にも、このふたりの間でエメリについてアツい議論があったことはこのブログでも以前に紹介したとおり。 エメリが合わせるのか、エメリに合わせるのか。ネヴィルとキャラガーがウナイ・エメリを激論 | ARSENAL CHANGE EVERYTHING マネージャーは「周囲に適応するべきか、あるいは周囲を自分に適応させるべきか」という点でふたりの主張は対照的で、いま振り返ってもなかなか興味深い議論だ。 この議論をより単純化すれば「アイディアリズム vs プラグマティズム」というか、フットボールチームのマネジメントにおける<理想と現実>という普遍的なテーマを含んでおり、この1年半のあいだウナイ・アーセナルを語る際にもしばしば言及されるトピックでもあった。ご存知のようにとくに今シーズンに入ってからのエメリは、保守的でリアクティヴなスタイルの「極端なプラグマティスト」として批判されている。 エメリがAFCのヘッドコーチに就任してから18ヶ月。現時点でこのふたりはエメリをどう見ているのか。

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アレグリ、アルテタが本命か。ウナイ・エメリ後任候補のいいところと悪いところ

「木曜のELフランクファートはウナイ・エメリが率いる」 こんな情報でざわつくほどには、エメリの解任を間近と見ているアーセナルファン界隈。BBC Sportsの「PLのサック・レイス」特集記事でも、エヴァートンのマルコ・シルヴァ、WHUのマニュエル・ペレグリーニとともに解任間近の本命と見られていたりと、日増しにエメリ解任に関する話題が増えている。「AWは20years、ウナイ・エメリは20monthsもたなさそう」とはなかなかうまい小見出しだった。 それにともなって、アーセナル界隈でも後任マネージャーについての話題がここ数日でめっきり増えているが、r/Gunnersに興味深いサブが立っていた。 Next Arsenal Manager Odds – Please post your Pros and Cons of each candidate from r/Gunners エメリの後任候補たちについて、いいところと悪いところを挙げてみようぜという呼びかけ。昨日サブが立ってから15時間で269コメントとホットなサブとなっている。 内容は大変に興味深く、後任マネージャー候補の評価まとめの意味も含めてここで紹介してみよう。

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「アーセナルようやくエメリの後任探し開始」を各メディアが一斉報道。解任は近づいている?

今朝起きてツイッターをチェックしたら、イングランドの主要メディアが、いっせいにアーセナルのマネージャー状況について似たような記事をアップしているとのことで騒がれていた。タイミング的には英国の日曜。 土曜にはサウサンプトン相手にホームでドロウをやり、日曜の結果PLでは8位とさらに後退。ウナイ・エメリとチームの状況はますます悪くなっている。土曜の試合が終わった時点では、 『The Independent 』などでまだ「猶予を与えられている」という報道もあり、エメリはただちに解任されることはないと見られていたが、翌日の日曜にはエメリの後任探しやチームの内外からエメリとアーセナルFCへのますます高まるプレッシャーについて多くのメディアが指摘する事態になっている。 いま、英メディアがどのようなことを伝えているかチェックしてみよう。

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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs サウサンプトン(23/Nov/2019)“プロジェクト4×3”スタートに失敗

まさかこんな結果になるとは。 いまの状態の悪さなら何が起きてもおかしくないなんて思っていても、さすがにほんとにこんな結果になるとは予想外だった。エメリが評価されると云われる「イージーな」4試合の初戦ドロウはもちろん不合格。3ポインツ以外は許されなかった。ひどいスタートだ。 ラカゼットのイコライザーが96分。「7分」という長過ぎる追加時間がなければ、ホームでセインツに32年ぶりの敗戦だったという。 これが火だるまになりながら決死の覚悟で望んだ試合の結果だ。背水の陣、ヨーロッパでも最高クラスのスクワッドが本気の全力でリーグ最弱チームのひとつに勝てない。目も当てられないとはまさにこのこと。あまりにもひどすぎる。 Arsenal 2-2 Southampton

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エメリがルーカス・トレイラについて語る「トレイラには進歩が必要」。トレイラを正しいポジションで使うべき理由を考える

「(No.8/10起用について)本人はアンハッピー」という先日のエイジェント発言が話題になっていたルーカス・トレイラ。 今シーズン、アーセナルではまるでセカンドストライカーのようないわば「ラムジー・ロール」を与えらていることについて、メディアやファンからも間違った起用法ではないかとの指摘も絶えない。 今週はじめにはウルグアイのNTでアルゼンチン相手にMOTMの活躍。このときのポジションは彼の本来のNo.6ポジションだったこともまた、現在のトレイラの扱いへの不満に拍車をかけている。 トレイラのプリアシスト。 pic.twitter.com/7ofS7GmhPx — Mr. Arsenal Chan (‘3’)/” (@NewArsenalShirt) November 19, 2019

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【マッチプレビュー】19/20EPL アーセナル vs サウサンプトン(23/Nov/2019)ウナイ・エメリの“プロジェクト4×3”【試合展望】

セインツ戦のプレヴューは、コメント集に続き、試合の展望を。 ※コメント集にはベレリンのコメントを追加したので、よろしければどうぞ。

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【マッチプレビュー】19/20EPL アーセナル vs サウサンプトン(23/Nov/2019)ウナイ・エメリの“プロジェクト4×3”【コメント集】

2週間のIBが終わり、PLが帰ってきた。 今回のブレイクでもっとも大きな出来事といえば、やはり一昨日のポッチェティーノとモウリーニョの件。ヨーロピアンフットボールの話題をさらっただけでなく、アーセナルにも少なからず影響があったことは先日のエントリでも書いたとおり。IBといえど、クラブフットボールの世界が片時も止まっていないことを感じさせる出来事だった。 さてPL Week13。これをもってシーズンの1/3が消化されるという節目でもあるが、アーセナルは19位と降格圏に沈むセインツをホームに迎える。 シーズンのなかではさほど注目すべき一戦ではないが、いまのエメリの背水之陣といった状況を考えれば、かなり重要な試合になることは間違いない。 ファンから大ブーイングのウナイ・エメリはクラブからの変わらぬ支持を表明されながらも、今後の去就についてはクリスマスまでの成績・内容で評価されるといった憶測も根強い。ポッチェティーノ解任で「つぎはエメリか?」と、去就があらためて注目されている格好だ。ヘッドコーチへのプレッシャーはますます高まっている。 現在絶不調のセインツとホームでどう戦うか。本来ならばホームチームが圧倒的有利であるはずのこの試合、アーセナルにとり実質誰からも期待されていなかったアウェイのレスターなどよりも、もっともっとポイントを落とせないものになる。プレッシャーに対処するメンタリティが問われる一戦だ。 Premier League (Sky Sports)

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エメリより先にポッチェがアウト

今朝起きたら、ポッチェティーノ解任&モウリーニョが後任有力のニュースがソーシャルメディアにあふれていた。 Club statement — Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) November 19, 2019 BREAKING: Representatives of Tottenham and Jose Mourinho are this evening locked in negotiations for the Portuguese to replace Mauricio Pochettino. — Sky Sports News (@SkySportsNews) November 19, 2019 お隣のクラブのことでどうでもいいっちゃどうでもいいのだけど、じつは同じく苦境に陥っているアーセナルにもまったく影響のない件でもなく。 いくつかつれづれに書いてみる。

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ヤングガナー、ロビー・バートンが見据えるアーセナルとウェールズでの未来

ゲンドゥージ、ウィロック、サカ、マルティネーリにネルソン…… 今シーズンはアカデミーからファーストチームに抜擢された20才前後の若い選手たちがますます台頭しているアーセナル。 クラブの方針もありつつも、彼らに実戦で成長する機会を与えていること、それはウナイ・エメリのアーセナルにおける数少ない功績のひとつであることは、きっとのちに語られるだろう(ウナイ・エメリのアーセナルでの失敗を論じる記事などのなかで)。 さてそんななかで、アーセナル・アカデミーにはファーストチームを虎視眈々と狙う有望な選手たちがまだまだ後ろに控えている。 そのひとりがMFロビー・バートン。6才からアーセナルの生え抜きで、現在U-23スクワッドのキャプテンを努めている。 今年のプリシーズンUSツアーではRMやBMで出場し印象的なパフォーマンスを見せながら、シーズンが始まって以降はカラバオカップで一度ベンチに入っただけで、まだファーストチームでプレイするチャンスはない。そんな彼について、BBC Sports(ウェールズ)がおととい彼のインタヴューで構成された特集記事をアップしていた。 今回はこちらと合わせて、ヤングガナー、ロビー・バートンについて書いてみよう。ロビー・バートンて誰だよエントリである。

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最近のアーセナルニュース(18/Nov/2019)ジャカが1月に退団? トレイラはアンハッピー?

IBもたけなわ。つぎの試合までまだ一週間もある。 さて、アーセナルについて試合はなくとも毎日いろんなニュースや話題を見ていて、このブログでも書きたいことや書くべきことがたくさんあるのだけど、ポジティヴな話題があまりなくて気が重かったところ。 それでも、しばらく貯めていたアーセナル関係の最近のニュースをここでまとめておきたい。

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サンティ・カソルラ、スペインでの復活とリタイヤ後を語る「アーセナルに戻りたい」

一時はフットボールをプレイするどころか、歩くこともできなくなるとまで云われたという元ガナー、サンティ・カソルラ。 636日という気の遠くなるようなリハビリテイションのあと、ぼくらファンの誰もが夢見たであろうアーセナルでの復活はかなわなかった。しかしその後スペインに帰ると往年の輝きを取り戻し、34才にしてスペインのNTにコールアップされるまでに。代表選手として80キャップをさらに増やそうとしている。 地獄から生還するだけでなく、いまもヨーロッパのベストプレイメイカーのひとりであり続けているという、まるでおとぎ話のようなフットボーラー人生。 そんなサンティが、いまでもノースロンドンが恋しいと英メディアに語っていた。 なにかと殺伐としている最近のアーセナル界隈。短いインタヴューながら、ファン諸兄姉におかれてはぜひあのスマイルを思い浮かべて、荒んだこころを癒していただきたい。 ではHere we go.

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19-20シーズン、アーセナルのPLトップ4フィニッシュはすでにかなり難しくなっている

PLのスタート12試合で17ポインツ、とくに直近10試合ではわずか2勝しかできていないアーセナル。 まだシーズン38試合のうち1/3を消化していないとはいえ、今シーズンのプロジェクトにおいても一番のプライオリティであるPLのトップ4フィニッシュは、現時点でかなり難しくなっているという見方がある。 今回はそれがいまのアーセナルにとってどれくらい希望のないものなのか、具体的に数字で見ていこう。 ところで今回のエントリはいつもの7amkickoff氏のブログにインスパイヤされて書き始めたものだが、半分程度書いたところでArseblogにも丸かぶりのテーマでエントリが上がった。もちろんぼくが書こうと思っていたものよりももっと内容が豊富で洞察があってという、ぼくがこのエントリを書くモチヴェイションを失うに十分な内容だったのだけど、それでもまあがんばって書こうと思う。途中まで書いたし。ついでに参考にもさせてもらう。