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【マッチレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs ヴィトーリア・ギマラエシュ(24/Oct/2019)バツの悪い勝利

楽勝なんてとんでもない。ヴィトーリアは思ってたより強かったし、アーセナル(Bチーム)は弱かった。 ……というかいつもどおりだな。うむ。相手チームを実力以上に輝かせることにかけては天下一品。ワトフォードもアストン・ヴィラもシェフィールドUもわれら相手にみんなキラッキラ☆に輝いた。 エメリは絶品素材のBチームも手間ひまかけた丁寧な下ごしらえ&じっくりことこと煮込んで、きっちりとAチームみたいビルドアップもまともにできないうんこチームに仕上げてくれた。以前にAチームもBチームを見習ってほしいなんて書いたけど、まさか悪いほうに寄せてくるとは。油断したわー。もはやふたつのチームの違いは選手だけになってしまった。 彼はなにがやりたいか、なにを目指しているか皆目わからないとかちまたで云われたりしているが、そんなことはない。ウナイ・エメリというコーチにはちゃんとフィロソフィもスタイルもアイデンティティもあるということだ。それがことごとくうんこだというだけ。それを証明した。 どんなクソフットボールをやってもスーパースターが助けてくれるというマジックもある。これこそ天賦の才? Arsenal 3-2 Vitoria: Late Nicolas Pepe free-kicks maintain Gunners’ perfect Europa League record 劇的逆転2ゴールで勝ったんだから、本来なら安倍晋三ばりに万歳三唱したいとこなんだけど、全然そんな気になれない。いやもちろん選手たちは労いたいし祝福したい。

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19-20UELヴィトーリア戦前のエメリのコメント追記「競争力とクリエイティヴィティについて」

毎度オフィシャルサイトに掲載されない(省かれる)ボスの会見コメントがある。今回もそれがあることにあとで気づいた。これはプレヴューエントリの追記です。 ベンジ(football.london)やワッツ(GOAL)のようなジャーナリストがそれを報じてくれるおかげでわかる。 そういった部分を読んで、どのような理由でオフィシャリーに掲載されないのか考えるのもまたオツなものである。各所で引用されていたこちらのコメントをフォロウしておこう。 Emery explains what he improved after Wenger left Arsenal 「エメリがヴェンゲルが去ったあとのアーセナルの進歩について説明する」

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【マッチプレビュー】19/20UEL GS アーセナル vs ヴィトーリア・ギマラエシュ(24/Oct/2019)競争力とクリエイティヴィティ

EL is back! やってきましたね。おれたちのエウロパが。 2戦2勝と、PLでの悲惨フォームとは反対に絶好調を維持しているELのアーセナル。グループステイジの3試合めは、エミレーツにポルトガルのクラブ、ヴィトーリアSCギマラエシュを迎える。 ヴィトーリアはポルトガルリーグでは現在暫定4位となかなかのポジションをキープしているが、今年はここまでヨーロッパでは振るわず。グループFでスタンダール(A)、フランクファート(H)にも勝てず(無得点)、2試合を終えてポイントゼロの最下位となっている。6ポインツ&GD+7という最強アーセナルにとっては、ホームで最弱チーム相手ということもあり、おそらくこのグループステイジのなかではもっともプレッシャーのない試合になる。なにかチャレンジングなことを試せるいいタイミングかもしれない。 今回もまたヤングガナーズが、PLで見させられてきたものは何だったんだ……と思えるようなシャンペイン・フットボールを見せてくれることだろう。期待大。 Arsenal v Vitoria Guimaraes: Rob Holding takes up yoga after watching Ryan Giggs DVD

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【マッチレビュー】19/20EPL シェフィールド・ユナイテッド vs アーセナル(21/Oct/2019)進歩とは何でしょう?

(※ここにハーマイオニのGIF) はあ。おれがこの試合をどんなに楽しみにしていたか。もうね。まじでどっちが15位かわからなかったですヨ。こんなに弱いアーセナルは見たくなかったなあ。 アウェイだからしょうがないなんて、おれには全然思えない。だいたいなんでアウェイだったらしょうがないんだよ!? きー! おっと取り乱した失敬。このやり場のない怒りをどうすればよいかわたくしも戸惑っておりまして。 観ていて何がいちばんキツかったかって、もうこういう試合がべつに珍しくなくなってきてることなのだよね。今回だけが特別悪かったわけじゃない。エメリのアーセナルではだんだん見慣れてきた光景だ。 あの豪華ワクワク☆スクワッドでこの泣きたくなるような低パフォーマンス。これぞ「クラシック・ウーナイ」。これまでだましだましでなんとか生き延びてるけど、オバメヤンがゴールしてくれなきゃそれで終了。 もちろんシェフィールドは強かったよ? でも彼らは15位だったのですぜ? おれたち3位。(´・ω・`) まだエメリに希望を持っているひとには酷なことを書くようだけども、どちらかといえば、これがいまのアーセナルの本来の姿だと。おれは思いますね。トップ4? とんでもない。PLで10位程度が妥当なチームってのはマジだと思う。進歩するどころかむしろ退行している。 試合前おれはこの2週間ぶりの試合をたいそう楽しみにしていたけど、終わってみれば、こういう試合になることも全然想像できなくはなかった。ここまでだってずっと進歩が見られなかったのだから、ここで突然良くなるなんて期待しちゃあダメだったのかもしれない。 2週間のIBという長いブランクや離脱していた選手たちの復帰が、いいきっかけになればとは思っていた。エメリが変わらなくても、中身(選手)が変われば多少は期待はできると。 ところがふたを開けてみれば、もう準備できてるはずのティアニーもホールディングも使わず、ビルドアップのためにCMの人選や配置に工夫を見せることもなかった。 試合前にあんな話しをしていながらエジルを連れて行かなかったというのも衝撃だけど、だからこそエメリはその決断が間違えていなかったと、エジルがいなくてもチームがちゃんとワークするんだと、ファンを納得させるパフォーマンスを見せなきゃならなかったのに。 ひさびさに長いボヤキから入ってみた。 Sheffield United vs Arsenal preview

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【マッチプレビュー】19/20EPL シェフィールド・ユナイテッド vs アーセナル(21/Oct/2019)トリッキーなアウェイマッチ

PL is back! ようやっと。そしてマンデイナイト。もうほかの試合ぜんぶ終わっとるがな。 つい先日もTVの関係でフィクスチャ調整があったのが話題になっていたが、どうも大人事情によるリスケでクラブを問わずファンにとっては大変に見にくい試合時間も生まれているようだ。アーセナルにいたっては、最後の土曜試合は2ヶ月以上も前だったという。なんてこった。 PL Week9、レスター、チェルシーに抜かれ暫定5位に順位を下げたアーセナルは、同じく暫定15位とボトムサイドのシェフィールド・ユナイテッド、ブラモール・レインを訪れる。けが人が本格的に復帰という明るいニュースもありながら、IB明け、なかなか勝てていない場所というトリッキーなアウェイマッチとなりそうである。 Sheffield United v Arsenal 3位をキープしないと。

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エジルがクラブへのコミットメントを示すも、アーセナルでの将来は依然として不透明

『The Athletic UK』(デイヴィッド・オーンステイン)による、昨日のメスト・エジル独占インタヴュー(※有料記事)は、アーセナルのファン界隈ではかなり大きな反応が見られた。 MESUT OZIL EXCLUSIVE – Arsenal star breaks his silence to @TheAthleticUK: 🚨Staying at #AFC until 2021 🚨Training hard to regain place 🚨Respects Emery, rejects critics 🚨Relives moped attack 🚨Talks Germany + Erdoganhttps://t.co/6O3ELti4ju Get 40% off https://t.co/ktfzn2236t — David Ornstein (@David_Ornstein) October 17, 2019 その内容をかなりはしょって要約したぼくのツイートも、なんとおそらくは過去最高級のLIKE数だった。みんなのエジルに対する関心の高さをあらためて感じたものだが、1月のローン移籍が濃厚といったことが報じられていた状況を見れば、当本人の本心に関心が向くのは当然かもしれない。 タイミングが合ったのは偶然なのかはわからないが、ちょうどその記事が公開された後に、今週末に再開されるPL(アーセナルは月曜夜にシェフィールドと)のための試合前プレスカンファレンスが開催され、このエジルのインタヴューを受けての質問がエメリにぶつけられていた。 エジルは現在のアーセナルにおける状況をどのように考えているのか。またエメリは今後エジルをチームのなかでどのように扱っていくつもりなのか。 それぞれのコメントから考えてみたい。

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エメリと勇気

おととい、ぼくがよくチェックしているふたつのアーセナル系ブログが偶然にもスタッツをネタにブログエントリをアップしていた。 ひとつはグーナーご用達の「Arseblog」で、こちらは最近の@Orbinho(Optaのひとでグーナー)によるアーセナルのスタッツについての連続ツイートをまとめたもの。ぼくも彼のことはリストでフォロウしているので最近活発にツイートしていたのは断片的には見ていたけれど、こんなふうに整理されていてありがたかった。やっぱりこういうのはツイッターよりもブログのほうが読みやすい。 それともうひとつは、このブログではしつこいほど登場している「7amkickoff」のブログエントリ。”Arsenal’s Surrender Index(アーセナルの降伏インデックス)”というタイトルで、はてなんのことやら??と思って読んでみると、要するにアーセナルがスコアで先行したときとされたとき、そのスコア状況がアーセナルのプレイの積極性にどんな影響を与えるかについて考察をするという企画だった。これは新鮮な切り口でおもしろかった。 最近このブログでもしきりにエメリの保守的なスタイルを追求している(笑い)けれど、まあ結論から云えばそのコンサヴァ傾向は数字にもちゃんと現れていた。ウナイ・アーセナルの現在のパフォーマンスについて心配しているファンにとっても、かなり興味深い内容だと思う。 これらをざっくり紹介してみよう。 まずはArseblogによるOrbinhoのスタッツまとめ。そして、7amkickoffの「アーセナルの降伏指数」を順番に。

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ウナイ・エメリに今シーズンの目標を思い出させるラウル・サンレヒ。エメリの制限時間

話題としてはいささか出遅れてしまった。 おととい、エミレーツステイディアムにて、ラウル・サンレヒやヴィナイ・ヴェンカテシャンが参加した、今シーズン初めてのAFCファンズ・フォーラム(ファン・ミーティング)が開催されていた。 このなかにQ&Aセッションがあり、そこでの発言のいくつかが話題になっていた。 ざっくりフォロウしておこう。 First Fans’ Forum of 19/20 held by Raul and Vinai

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アーセナル vs アーセナル

台風大丈夫でした? うちもゆうべはヒヤヒヤしておりましたが、ひどいことにならなくて胸をなでおろしております。 すごく大変なことになってしまった場所もあるようで、いまこれを読んでいるあなたが苦しんでないことを祈ります。どうかご安全に。 ポルディも心配してくれていた。なんというありがたき。 台風被害に遭われてる方のご無事と一日も早い復興を願っています。この日本という美しい国に住む日本人の方々は心も優しいですが、強さもある!立ち直りましょう。全員でやればできる!❤️🙏🏻🇯🇵 #PrayForJapan #Japan #台風19号 #日本 pic.twitter.com/C2K8Cf1ahl — Lukas-Podolski.com (@Podolski10) October 13, 2019 そんなときなので、こんなんで気を紛らわせるかどうかわからないけど、今回は若干ネタ的なエントリで。

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なぜいまニコラス・ぺぺはアーセナルで苦しんでいるか

先日のボーンマス戦のレヴューエントリでも予告したように、ニコラス・ぺぺがなぜアーセナルで苦しんでいるのかについて、チームのセットアップが間違っているのでは?という議論について紹介したい。 3日前のr/Gunnersより。 Dani Alves gives some insight into why Pepe is struggling https://www.reddit.com/r/Gunners/comments/demf2n/dani_alves_gives_some_insight_into_why_pepe_is/ とっても興味深い話しだと思う。

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ウナイ・エメリが3年前も現在と同じ問題を指摘されていた件

このブログでもよくお世話になっているおなじみの『GFFN(Get French Football News)』Senpaiが昨日、3年前の自分たちのこんな記事をツイートしていた。 OPINION | Unai Emery’s overly pragmatic approach is sucking the life out of PSG 2016年10月に書かれた記事なので、ちょうど今から3年前ということになる。16/17シーズンということはエメリのPSGでの1年めのシーズンで、タイトルからも察せられるように、まだ数ヶ月しかたっていない彼のPSGでの仕事ぶりを早くも疑問視するような内容になっている。 「プラグマティックすぎるアプローチ」とは、まさに最近のウーナイがアーセナルで問われているものでもある。※プラグマティック(”pragmatic”)とは現実主義的などと訳される。対義語としては理想主義的(”idealistic”)など。 3年前、PSGで1年目の彼をフレンチメディアのライターはどんなふうに見たのか。ざっと訳してみよう。

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シュコドラン・ムスタフィが批判について語る「ぼくはターゲットにされた」

今朝起きたら、アーセナル世界はムスタフィのインタヴューの話題でもちきりだった。 ドイツ紙『Spiegel』のロングインタヴューで、ムスタフィは自身に向けられた理不尽な批判について語っていた。 彼がこの件についてちゃんと話すのは今回が初のことであるとのこと(以前にGOALかどこかでも少し話していたような気もするが)。 Weltmeister Shkodran Mustafi: “Ich bin zur Zielscheibe geworden” ざっくり訳してみよう。※小見出しは訳者による。

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【マッチレビュー】19/20EPL アーセナル vs ボーンマス(6/Oct/2019)結果か? パフォーマンスか?

2週間もお休みと思ったら油断してアップが遅くなってしまった。 忘れかけたころにボーンマス。すまんです。さて。 うーん。やっぱりなあ。どうだろう。みんな元気なかった? 全般的に云うほど悪くはなかったけど、アウェイならまだしもホームだからなあ。とくに後半は劣勢になって、先行しているのに全体がパニック状態に陥ったワトフォード戦を思い出させるような時間帯もあった。 ぼかあ、PLで久しぶりに完全に試合を支配してやりたい放題で爆勝するとこを期待していたもので(去年みたいに)、ずいぶん想像と違ったなと。 まあまあ強い相手に勝って? クリンシート&3ポインツ&3位浮上? したのだから大変に喜ばしいはずなのにどうにも晴れやかな気分にはなれず。 とくに試合前に期待されていた攻撃面では、相変わらずのモヤモヤっぷり。アウェイなら1-0辛勝でもいいかもしれないが、ホームでこのレヴェルの相手に攻撃で圧倒できないとは。 いまのアーセナルはまだベストな11人じゃないと云いたがるひとたちがいる。まあたしかにそうかもしれないよ。ベレリンもティアニーも入ればすごく強くなるだろう。でもこの試合だって各ポジションでアーセナルの個人がボーンマスの個人よりも劣ってたとは思えないのだよね。 とくにMFはしばらくケガ人もおらず、ずっとベスト(を選び放題)な状態。ジャカ、ゲンドゥージ、セバーヨス、トレイラにウィロック、あとエジル。なんならチェンバース、ルイス、AMNもCMで計算できる。数シーズン前から比べたら見違えるようなクオリティとスクワッドデプスがある。そしてチームには誰もが羨むようなワールドクラスのストライカーまでいる。そんな集団がチームになると、あーら不思議…… ひょっとして、われらのヘッドコーチに問題があるのでは?(名推理) 長いシーズンなんだからこういう試合もあるよねっていうのが唯一可能な慰めですかね? ということで、アーセナルは2位シティと1ポイント差(笑い)の3位浮上で2週間のインターナショナル・ブレイクに突入した。 Arsenal 1-0 Bournemouth: David Luiz header sees Gunners up to third 単試合としてはあまり記憶に残りそうな試合ではないが、タイミング的にもシーズン序盤のチームの課題が浮き彫りになっているという意味では、語りどころは多いようなそうでもないような。

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【マッチプレビューその2】19/20EPL アーセナル vs ボーンマス(6/Oct/2019)勝って3位へ【試合展望】

19-20EPL Week8のアーセナル vs ボーンマスのプレビュー。コメント集につづいて、試合の展望について。

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【マッチプレビューその1】19/20EPL アーセナル vs ボーンマス(6/Oct/2019)勝って3位へ【コメント集】

EPL Week8、アーセナルはホームにAFCボーンマスを迎える。 このところ、PLとカップ戦でまったく違った表情を見せているアーセナル。カップ戦での好調ぶりとは対照的に、本命のPLではモヤモヤしたパフォーマンスがつづいていることにフラストレイションをためているファンは多い。 PLのトップ4争いはますますケイオスになりつつあるが、それでも昨日レスターがリヴァプールに(惜しくも)敗れたため、勝てば単独3位という悪くないポジションにつくことに。ホームではめっぽう強いアーセナルだけに、ミッドテーブルチームを相手にここで3ポインツは最低限のタスクになる。 Arsenal v Bournemouth まずはコメント集から。