シーズンが終了したと思ったら次の17/18シーズンが開幕するまで今度は移籍ニュースで世の中はいろいろと騒がしくなっており、これはこれで毎日のニュースチェックが楽しい時期である。
最近のアーセナルのゴシップやニュースを軽くまとめておこう。
アーセナル最近のニュース
今一番注目度が高いのはたぶんこの件か。
マレズ to アーセナル?
岡崎慎司率いる(笑い)レスター・シティのスター選手、去年優勝して契約を更新したばかりのリヤド・マレズが早くも移籍希望を出しているそうで、さっそくアーセナルが噂になっている。
噂の震源地はヴェンゲルでインタビューでこのように語ったらしい。
「マレズにオファーを出したかだって? いやまだ出してないよ。「まだ出してない」ってことばの意味はわかるね? 出すかもしれないし出さないかもしれないってことだ(ニヤリ」
ボスにしては珍しく特定の選手への関心を隠そうともしていない。これは本当にあるかもしれない。
ところでこのSKYの記事はマレズを獲ったところでそもそもどこに使うのかということで、その考察がメインである。(※画像は両方ともSKYの当該記事より)
3-4-2-1なら、エジルのポジション?
4-2-3-1に戻すのなら、右ウイング確定。
ますますウォルコットの居場所が……。
アーセナルにとってマレズのような、ドリブルもパスもシュートもうまい選手がいたらもちろん戦力になるのは間違いないだろうが、果たして「エジルとサンチェスは残る」「数人のトップトップクオリティしか獲らない」という方針からすれば、本当にいま優先して補強すべきポジションの選手なのかは疑問が残るように思うのだがいかがだろう。本来アーセナルのプライオリティはAMよりはCFのはずなのだが。
エンバッペがアーセナルに来たがっている?
つづいて、モナコのキリアン・エンバッペがどこぞの一般人のツイート(アーセナルはエンバッペとラカゼッテと獲るべき)にLIKEしたとかしないとかの件。
“いまがアーセナルがエンバッペとラカゼッテをダブルで獲りにいくとき”をエンバッペがLIKE
まさしくゴシップといったところだが、まあいまをときめくエンバッペがアーセナルがらみでニュースになるだけでちょっとうれしい小市民である。
最近のエンバッペについてはアーセナルが巨額オファーをしただのしないだの、マドリーに決めたの決めてないだのと騒がれているが、彼もマレズと同じでアーセナルがいまどうしても獲らなければいけないポジションの選手というわけでもないと思っている。
いるかいらないかでいえばそりゃあほしいけど、補強予算のほとんどを彼につぎ込むべきかどうかといわれれば、ぼくはあえて反対票を投じたい。
エジルかサンチェスがいなくなるなら話しは別だけどね。
エジルとサンチェスは売らないって何度いやわかんだこのボケが
そのエジルとサンチェスについてボスが改めて彼らを売るつもりはないとコメント。
これやっぱり本気なのか。
エジルのほうは週給280k(現在の倍)で契約更新というニュースもあったように、どうも契約更新しそうな雰囲気はなくはない。
だが、サンチェスのほうは相変わらず新しいニュースもなく、このままいくと18/19シーズンにフリーで出ていくのを覚悟で来シーズン新契約なしに使い続けるという仰天プランが現実味を帯びてくる。
以前に拙ブログでも書いたように、これはアーセナルにとって非常にリスキーな決断だ。タイトルへ賭けるボスの本気度がにじみ出ているともいえるが、失敗したら目も当てられない大博打。
たしかにエジルとサンチェスがいてさらにスーパーな選手を獲るなら、来季のアーセナルのアタッカー陣はヤバイことになりそうだが。果たして。
エジルとサンチェス以外のスコッドでは、Oxとジルーが残留濃厚との噂。
Oxがリヴァプールのオファーを蹴ってアーセナルと契約更新か。ジルーはヴェンゲルとともにタイトルを獲りたい
チェンボはエジルやサンチェスと残り契約期間が同じなのにも関わらず、これまでアーセナルが交渉を全然進めていないといわれていてファンはヤキモキしていたと思うが、噂では週給100kで契約更新するつもりらしい。
彼はアーセナルの若手のなかでもなかなかブレイクできないひとりだったけど、最近のプレイの充実ぶりは自分でも手応えを感じていたんじゃないだろうか。
アーセナルにしてみれば、ウイング、ウイングバック、セントラルMFと何役もハイレベルでこなせる貴重な若手選手をここまで育ててきて、ようやく花が咲きそうだといういまこの瞬間に手放すなんて考えられないだろう。
Oxの契約更新は全グーナーにとって朗報である。
少し前にOMとリンクされていたジルーのほうは、アーセナルが新しいストライカーを獲得するようなら移籍を考えるだろうといわれていたように、フォーメーションの変更もあって出場機会がますます減ってきていることにかなり危機感を抱いていたようだ。
ところが最新のニュースでは、ヴェンゲルが契約を更新したことを歓迎して「アーセナルに残ってプレミアリーグのタイトルを獲りたい」と発言したとのこと。
ただしパラグアイ戦のハットトリックで上機嫌だっただけかもしれないので油断はできない。来季は彼をちゃんと使ってほしいものだ。
個人的にジルーはきらいなCFじゃない。彼のような長身でフィジカルが強くてゴール前に陣取る系のCFをもっとうまく使えば(もっと浅い場所から彼の頭をめがけて早めにクロスを放り込むとか)、アーセナルの攻撃はもっと危険になるはずなのである。
せっかくジルーがいるのにポゼッションにこだわってグラウンダーのショートパスばかりを使って、ジルーの高さを使わないなんて間違っているとしかいいようがない。
チェズニー to ユーベ?
長くなってしまったので、最後はチェズニーの話題。なんとあの世界の強豪ユヴェントスがおれたちのヴォイチェフをリストアップ。たったの14Mポンドで獲得できると考えているらしい。舐めんな!
もっともチェズニーの売却は既定路線なのかもしれない。チェズニーはローマで素晴らしいGKであることをみずから証明したが、すでにチェフがいるアーセナルが来季ファーストチョイスのGKをふたり抱えることはできない。
アーセナルのファンなら、青油でファーストを奪われた外様のチェフよりも生え抜き(そういうと語弊があるがまあ長期間いる選手)のチェズニーのほうがいいという人が多くいるかもしれない。
チェフはもちろん数々の名声を獲得してきたスターGKのひとりであるが、今季はとくに衰えとも受け取られかねないミスも見せていただけに、イタリアン・セリエAでNo.1GKの評価を得たチェズニーのように「今が旬」の選手と、彼のようなベテラン選手を比べなければならないというのは非常に悩ましい状況といわざるを得ない。とくにチェフが終盤でフォームを取り戻してきただけに。
だが、現実をみればどちらをとるかなんて悩むまでもなく、実際にヴェンゲルが選手(チェフ)の信頼を失ってまで、あえてチェズニーと「公平に」扱うとも思えない。たびたび批判されているようにボスは身内にとことん甘い監督だ。チェズニーの気持ちが移籍に傾いているのならなおのこと、変化を嫌うボスが現ファーストチョイスのチェフを優遇しない理由がない。
だいたいそんな選手に冷徹になれるような監督なら、アーセナルもこれまでよりももっといい成績を残していたはずなのである。
来季のNo.1シャツはチェフが着ることになるんだろうか。あとで後悔するようなことにならなければいいが。
最後の最後に。キーラン・ギブスは1年で昇格が決まったニューカッスルとリンク。15Mポンドという高値が付いているらしい(チェズニーより高い)。これは双方にとって悪くない取引になるんじゃないか。
ギブっさんはグーナーのあいだでは人気がないが、ちょっとおっちょこちょいなだけでそこそこいいレフトバックである。きっとベニテス監督が再生させるに違いない。これでもうチェンボに間違えられることもなくなる。ギブスに幸あれ。
Bank holiday waffle: Ox to stay as Gibbs heads to Newcastle? – Arseblog … an Arsenal blog