インターナショナルウィーク真っ最中。先日に続けてアーセナル界隈の話題をまとめてお届け。
まずはもちろんこの話題から。
BVBの元ボスで戦術家のトーマス・トゥヘルに、次期アーセナル監督就任の噂。だが……
先日アーセン・ヴェンゲルの後任にトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel/トーマス・トゥクル)が来るとドイツで報道されてから、一気に世界中のメディアがこれを報じ、ついに決定か!とアーセナル界隈は非常に盛り上がっていた。
この件、もともとは、バイエルンの監督人事(今シーズン限りでユップ・ハインケスが退任)について、ローター・マテウスが「彼(トゥヘル)はバイエルンの時期監督の本命になりうるけど、アーセナルとも交渉してるはずだよ」とうっかり?口を滑らせたところをドイツのKickerが報じて始まった。
‘Tuchel in touch with Arsenal over replacing Wenger’
現在フリーのトゥヘルは若く(44)、タクティシャンとして知られ、もちろんミキタリアンとオバメヤンをうまく使った彼らの元ボスということで、これはアーセナルにとってとても好ましい人事と思われたのだけれど、ひとつ不安があった。それは彼がいち早くBVBからアーセナルに転職していた、スヴェン・ミズリンタットと仲が悪いといわれていることだ。だから一部のファンからはこのニュースの信憑性には疑いが持たれていた。
やっぱりこない?
そして一番新しいニュースはSKY SPORTSのこちらである。
Thomas Tuchel prefers Bayern Munich to Arsenal
「トーマス・トゥヘルは、アーセナルよりバイエルンを選ぶ」。トゥヘルはバイエルンのオファーが来るまでフリーで待っていたという。これまでの、トゥヘルはバイエルンよりアーセナルの監督になることを望んでいるという、お祭り騒ぎのような浮かれた報道とはまるで正反対である。トゥヘルの代理人はアーセナルと交渉もしていないと。むしろチェルシーに行くんじゃないかと。
まあそんなことだとは思っていた。
一方で、アーセナルは新マネージャーについてまだ誰とも接触していないという報道も。むしろこっちのほうが信じられるのがいやだ。
Arsenal yet to formally approach potential Wenger successors
ヴェンゲルが加齢と退任について語る
インターナショナルブレイク中で、beIN Sportsのインタビューにボスが答えた。結構意地の悪い質問で、よくボスも応じたなという感じ。
#Wenger Exclusive:
Would winning the @EuropaLeague be a great way to end his @Arsenal career? #Arsenal #AFC pic.twitter.com/lmUKYcGDGd
— beIN SPORTS (@beINSPORTS) 2018年3月25日
(ヨーロッパリーグを勝ってアーセナルのキャリアを終わらせるのが美しいとかいわれてますけど)
ヴェンゲル:ルックアー、この年で……、いつもクラブのためにうまくやれるよう集中するだけで、その他のことはどうでもいいと思う。年をとれば取るほどちょっとした年齢差別みたいになっていく。わたしたちのような結果が求められる仕事において結果が十分じゃなければ、(批判は)受け入れられる。しかしクラブの在籍期間の長さや加齢といった避けられないものについては、(批判は)受け入れることが少し難しくなっていることに気づくんだ。
しかしその他のすべてのことはわたしは受け入れるよ。結果を出す必要があるパブリックな仕事だし、結果には責任を持つ。
(ファンやコメンテイターはハッピーエンディングを想像していますね。そんなことを考えたりしますか?)
ヴェンゲル:ノー。想像には関わらないようにしている。なぜならわたしはわたしが重要だと思う価値とともに働くことに集中しているからだ。クラブのためにベストを尽くすよ。
わたしはそれらを信じるにはナイーブすぎるのかもしれない。ときが過ぎていくこと、パースペクティブ、エモーショナルなコンテキスト、わたしがクラブのために行ってきたことで注目されているが、前回の試合結果、あるいはわたしが勝った最後の試合、あるいはわたしがいつか辞めるときにどれだけ拍手を送られるか。それらほどじゃない。
わたしはそういった完全に想像からくるすべてのことに、少しうんざりしているんだ。
わたしはいつも、その人が外見ではなく何者なのかということが重要だという考えで、すべての人生を生きてきた。だからわたしはそういった(想像上の)ことに惑わされない。
なんか、意味がよくわからない日本語だな。翻訳って難しいや。
まあボスはいい加減、いつも同じようなことばかり訊かれて辟易しているんだろう。それにしても、近ごろ退任も既定事項のようになってきて、質問がだんだんと遠慮がなくなっていくような気がしないでもない。
個人的には今シーズン限りで退任というのも怪しいと思い始めているが。。だってアーセナルだもの。
モー・エルネニーが新契約にサイン
Mo Elneny signs contract extension
あっさりきたなあ(笑い)。彼はいつもにこにこしている。裏表がないひとなんだろう。
Officially we will be together for a longer time, in order to reach what we started, and to put arsenal in it’s deserved spot In Europe and the whole world#WeAreArsenal ♥️♥️#WeAreGunners 💪🏼💪🏼 pic.twitter.com/1Sg8JzVhmt
— Mohamed ELNeny (@ElNennY) 2018年3月26日
たしかに最近のパフォーマンスは充実してる感ある。
そして、彼はいまをときめくエジプト産なんだよなあ。サラーと一緒にプレイしているというだけですごいことだよ。この前エジプトの試合ハイライト見たら、あいつもうメッシの領域だった。悪魔と取り引きしているに違いない。
ラカゼットがフルトレーニングを開始
うーん、スケジュールどおりで怖い。「ユヴェントスとの接触はない」と代理人がコメントして周囲を安心させたベレリンもこの笑顔である。
My face when I saw @LacazetteAlex back in training 😃 pic.twitter.com/e4toRb7wke
— Héctor Bellerín (@HectorBellerin) 2018年3月26日
ラムジーもいるな。ウェールズをお休みして手術?したはずなんだけど。
エディ・エンケティアがまた決める
#YoungLionでケティアがまたやった。
3-0 Win today, nice to get back on the scoresheet ⚽✅ @England pic.twitter.com/q5bDesyE8e
— Eddie Nketiah (@EddieNketiah9) 2018年3月24日
ラトヴィアに快勝したイングランドU-19。エディ・エンケティアは、ネルソン、ウィロックとともに出場し1得点した。ヒジャスタゴールマスィーン。
トマス・レマールがさっさとイングランドへ行きたいと述べる
[EXCLU Téléfoot 25/03] – Lemar confirme son nouveau statut
レマール:(昨夏に)移籍が実現しなかったことを後悔してるかって? たぶん後悔はしていない。でも少しがっかりしているのも隠すつもりはない。もう終わったことだから、考えないようにしている。次の移籍ウィンドウでああいったクラブからまた声がかかるように続けてがんばっていくつもりだよ。
レマールなあ。アーセナルが100Mユーロ出してもほしかったってことはまさに喉から手が出るほどほしかったはずだけど、冷静になってみれば彼ひとりに100Mユーロはちょっと出しすぎかもしれない。サンチェスという元手も消えたしな。それにきっと彼はリヴァプールが取るだろうから期待はしないでおこう。
リヴァプールって、レマールとヴェルナーとダニ・セバーロスまで取って来シーズンはヤバいほど強いんじゃないか。
セスク・ファブレガス「引退後にコーチとしてアーセナルに戻りたい」
ファンからの質問ツイートに答えるという企画をやってたみたいで。
Of course. https://t.co/66PynATnkz
— Cesc Fàbregas Soler (@cesc4official) 2018年3月25日
ファン「チャンスがあったらコーチとしてアーセナルに戻ることも考えてますか?」
ファブレガス「もちのろんさ」
おいおい、一時はユダとかスネークとか「ファブなんとかさん」なんて呼んでたおれに、またセスクなんて愛情を込めて呼ばせる気か?
そして、ファンからの「キャリアで最高のゴールは?」と訊かれると「難しいけど、スパーズ戦のやつかな」と回答。これですな。
Best moment pic.twitter.com/piWZbV9QgJ
— Adnan Abdullah (@i__ADNAN) 2018年3月25日
こんなのあったな。しかしいま見るとプレスもゆるくて、そんな昔でもないのにいろいろのどかに見える。
以上
おまけ
オジルとイニエスタ。
Özil ruined Iniesta. pic.twitter.com/bBd0dgMMja
— afc (@Hipstar_8) 2018年3月24日
合気道とか剣道の達人同士の立ち会いみたいに、数秒のあいだにぼくらには見えない100回くらいのフェイントの応酬があるのかもしれない。