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【マッチプレビュー】22/23EPL ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ vs アーセナル(12/Nov/2022)ワールドカップ前の最終戦

ブラジルでの中傷とガビ・マルティネリの反応

さて、アルテタのプレス会見の発言のなかにもあった、ブラジルでのマルティネリへの中傷発言について。なかなかひどい話だったので、大きな話題になっていた。おとといの『GOAL』より。

まずは、ブラジルメディアでマルティネリのセレソン招集を批判した元セレソンのNetoのコメント。

Neto:これはがっかりだ! ジョークだ! 恥ずべきことだ!

Dani Alvesのことではない。マルティネリのストーリーとはなんなのだ? キャリアで33ゴール。これは恥であり、フットボールへのリスペクトを欠いている。フットボールでこのようなことが起きるのは、つまり(彼を選んだ者たちが)そこにいるのにふさわしくないということ。

マルティネリを招集して、Gabigolを招集しないなんてリスペクトがない。最大のがっかりはすべての招集だ。マルティネリがそれを表している。チッチ、あなたはそのポジションにいるべきじゃない。なぜならGabigolに対してアンフェアだから。

彼(マルティネリ)は今シーズン5ゴールしただけ。ここらのモールでうろついていたって、誰からも気づかれない……。そしてGabigol。Libertadores titleでゴールし、今シーズン29ゴールもしたのに。マルティネリがヨーロピアンフットボールでなにをしたと? アーセナルはCLにすらいないじゃないか。これは災害である!

Netoって誰だよ?、どのNetoだよ?という。。元セレソン(1988-93)のGKのNetoなんだとか。いまはブラジルでジャーナリストになっていると。redditのブラジル人グーナーによれば、この御仁はしばしばこういった暴言を吐いて注目を集めようとするタイプの、あまり尊敬できない人物らしい。炎上マーケティング? 日本のインターネットにもそんなのいっぱいいるな……。

マルティネリが招集されたことがそんなに不当なのかどうか。ファンにしてみれば、世界最高と云われる英国トップリーグで現在1位チームのキープレイヤーが選ばれるのは、当然としか思えないんだが。そんなことを云ったら、ガビよりもっとふさわしくなさそうなのが含まれているように観える。

そして、マルティネリがこれに応えた。『ESPN Brasil』via TalkSport

マルティネリ:ぼくを知らないブラジルの人たちもいるし、(セレソンに)ほかの選手のほうがふさわしかったと云われるのも、ふつうじゃないかな。でもぼくは、それには冷静なんだ。それはふつうのことだと思うから。

ぼくは自分のクラブでなにをやってきたかわかっている。自分の能力も何ができるのかも。だから、ぼくがブラジリアンチームのためにベストを尽くすところは、確かめられるはず。ぼくはチームを助けられるならなんでもする。ぼくにもすごくいい経験になるだろう。

(セレソン招集は)とてもうれしい。ぼくの人生でも家族にももっとも重要な瞬間のひとつになった。そこへ行き、チームの一員になることに興奮している。

たくさん泣いた。話もできないくらい。電話で家族と話していたんだけど、一度電話を切ってあとでかけ直さなきゃならなかったほど。話すことができなかったんだ。

ワールドカップでプレイできるのはぼくのキャリアにとっていいこと。すばらしい。そのチャレンジのために準備して、勝てるようにしたい。

ぼくのアーセナルでのフォームが重要だったと思う。だって、アーセナルでいいプレイをしていなければ、ぼくは呼ばれていないだろうから。だからぼくはそこにいるのだし、それはクラブでうまくやれていたから。

ミケルに話したら、彼もすごく喜んでくれた。おめでとうと。そしてやっちまえと云われた。

泣いた。健気。やっちゃいなよ。

ブラジルでマルティネリを知らないひとがけっこういるという話。これは、わりとほんとなのかもしれない。ブラジル人の友人がヨーロッパで有名なブラジルの選手を知らなかったというエピソードは、ほかでも目にしたことがある。ブラジル出身のプロフットボーラーがあまりにも多いという理由もありそう。

彼はブラジル4部からいきなりイングランドへ行ったので、ブラジルで名を上げる前だった。それに、ここまでの3年間はアーセナルも低迷していたし、彼自身も今シーズンほどは活躍していなかった(最初のシーズンの一時期はすごかったけど)。だから、ブラジルのフットボールファンが彼のことをよく知らなくてもおかしくないという。イングランドのリーグよりも、スペインやポルトガルのほうがことばも同じで身近だろうし。

なんなら、こうした若くして外国へ向かった選手は、地元出身の選手よりもブラジル人ファンの愛着がないというのもあるのかもしれない。今回のセレソンの先輩であるはずのNetoのあまりにリスペクトのない発言の裏には、そうした複雑な心理があるようにも思えなくもない。

グラニト・ジャカのインタヴュー「(エメリが去った2019は)ケイオスだった」

ここまでのPOTY候補とも云われるジャカ。『Evening Standard』の独占記事。この試合とは直接関係ないが、読むついでに訳してしまおう。

ジャカ:ぼくはストライカーとして生まれ変わったみたいだ。なんつって、じつは12か13までくらいはストライカーみたいにプレイしていたんだよ。そしてそのあとにミドフィールドに行った。いまや、多くのひとがそのことについて話している!

(アーセナルのフォーム)ぼくは驚いていない。なぜならプリシーズンでもいいフィーリングがあったから。すべてが噛み合っていた。ぼくらが築いたチームスピリットがあり、それがこのクラブでいままでになかったものになった。だから、このシーズンはみんなにとって特別なものになるとわかっていた。ぼくら自身にとって、またクラブにとっても。

(パブロ・マリーの事故)彼とはすぐに話した。彼のワイフとも。すごくエモウショナルになってしまった。彼はチームメイトだったし、とても仲がよかったんだ。選手たちのあいだでも、クラブでも、彼のためになにができるか話していた。

(自分も父親)信じてほしい。子どもがふたりいるというのはなんてハードワークなんだ! でもありがたいことに、ぼくはとてもよく眠れている。子どもが生まれてからのほうがよく眠れるようになった。ぼくは早寝早起き。1時とか深夜に寝て9時に起きるみたいではない。

(ワールドカップ)シーズン後には疲れてしまって、リラックスしたいとかホリデイに行きたいときはある。でもシーズン中のワールドカップもいいものになると思う。夏だと疲れてしまって十分なパワーがないこともあるから。

(シティとのタイトル争い)ぼくらはマンシティをかなりリスペクトしている。彼らはもう何年もこれをやってきたのだから。トロフィを勝ち取り、ビッグプレイヤーたちを買ってきた。

これはぼくらのチャレンジだ。ヨーロッパでベストのチームのひとつと競うのはナイスなチャレンジ。ぼくらが彼らにどこまでチャレンジできるか観てみよう。

観てみよう。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

One Commnet on “【マッチプレビュー】22/23EPL ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ vs アーセナル(12/Nov/2022)ワールドカップ前の最終戦

  1. 更新おつかれさまです
    他者様のブログでもNelson Semedoがワンマッチバンから復帰見込み(国内カップ戦で消化)
    とあって少し驚きました
    サリバとジェズスの累積イエロー(現在4枚でリーチ)もチェルシー戦で一枚もらっておけばカップ戦でバンを消化できたのかな
    故意にやったのがばれたら追加ペナルティがあるでしょうがなんだかもったいなく感じてしまいました

    駄文失礼しました
    正々堂々勝ちましょう COYG

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