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最近のアーセナル移籍ニュース（26/Jul/2024）カラフィオーリはメディカル、ESRがフラムと合意間近、エンケティア、ネルソン、メリーノ……

| by Arsenal Chan

ボーンマスの前あたりから、急にアーセナル界隈が慌ただしくなった。最近のアーセナル移籍ニュースをざっとまとめておこう。



カラフィオーリにHere we go! メディカルへ

まずはリッキーCことリカルド・カラフィオーリのニュースから。リッキーCって80年代っぽくてなんかいいな（笑）。バンダナとか巻いてそう。

一昨日のファビー・ロマーノがついにhere we go. （※いままでのhere we goは「もろもろ整えば」という条件付きだった）

ロマーノ：リカルド・カラフィオーリがアーセナルへ。Here we go! ボローニャとアーセナルは書類のやりとりを始めている。

ボローニャとバーゼルとの間の問題もすべて解決した。

カラフィオーリは年俸€4m（net）の5年契約（延長オプションなし）を結ぶ。

メディカルはUSで。取引完了。この件は確認された。

年俸については、netとあるのでこれはおそらく税別の手取り額とみられる。税別で€70kあたりだと、英国の税金はざっくり半分くらいとして€140kpw、ざっくり£120kpwが毎週のお賃金といったところか。

メディカルについては、ロマーノはその後に当初伝えたことをやや修正している。昨日の。

ロマーノ：選手はすぐに出発するため、メディカルの最初の部分はロンドンで行われる。

その最終チェックはUSで行われ、そのあとカラフィオーリは5年契約にサインし、新しくアーセナルの選手になる。

これはつい先ほどの。「今日イタリーからロンドンへ」。

ロンドンでメディカルを受けてすぐにUSに向かうということは、USツアーに参加するということ。

彼はボローニャでも休暇を終えてトレイニングを始めていたため、その流れですぐアーセナルに合流できるという。

マンUかあるいはリヴァプールか。さすがにいきなりプレイするかどうかはわからないが、アメリカでお披露目となれば、メリケンのファンたちは盛り上がってしまいそうだ。うらやま。

プリシーズンの楽しみがまたひとつ増えた。

DFのデプスがぶ厚い。ちょっと過剰かも？

ESRがフラムへ。クラブ間で合意間近とオーンステイン

フラムがクリスタル・パレスとともにESRに本気なクラブのひとつというのは、以前から伝えられていたことだが、一昨日のボーンマス戦の直前にオーンステインがでっかいニュースをドロップ。ちゅどーん。

オーンステイン：＜独占＞フラムがアーセナルがエミール・スミス・ロウの獲得で合意に近づいている。£35mに達する移籍の交渉で、これはフラムにとっては最高額のリクルート、アーセナルにとっても最高額の売却に並ぶ。

交渉が成立すれば、23才はメディカルを受け、条件を詰めることになる。

フラムは£30mのオファーがアーセナルから一度断られていたはずで、さらなるオファーで交渉が成立したことになる。

もちろん、いま彼はアーセナルのUSツアーに帯同している最中だが、ボーンマスでもアルテタが「彼は使わないほうがよいと判断した」と述べていたほどで、今後試合でプレイするチャンスがあるとは思えない。となれば、場合によってはツアー中にチームを離れることもあるのかもしれない。

彼の移籍はほとんど予想できたことだけれど、これはほんとうに悲しい。

彼はアーセナルの救世主になれるとずっと思っていたのに、現実は厳しいものである。

この案件の救いは両クラブと選手、すべてのパーティにとって恩恵があること。全員が勝者。£35mも妥当。もらいすぎじゃないよ。

なかでもとくにESRにとってはレギュラーのプレイ時間が得られれば、それが最大の移籍のメリットだろう。イングランド代表にだって復帰できるかもしれない。そういうご褒美があるからこそ、アーセナルもあきらめられた。みたいな。

それにしても、アーセナルでもこれだけファンに退団を惜しまれる選手というのもあまりいない気がする。多くのひとが悲しんでいる。ちょっと気持ち悪いいいかたをさせてもらえば、サカや彼は「ファンみんなの息子」だった。ぼくは年齢的にもとくにそう思う。

いつか彼がひとかどの選手になって、アーセナルに帰ってくるなんてこともありうるんだろうか。そんなことを考えてみる。

あのころ17才だったエミール

レスターがネルソンへ

こちらも一昨日のロマーノ。

ロマーノ：＜独占＞レスター・シティがアーセナルとリース・ネルソンについて交渉をしている。

買取義務付きのローンで、金額についてアーセナルと交渉をしている。

レスターは、彼が以前にSteve Cooperとともに働いていたこともあり（※訳注：イングランドU17？）、ネルソンを説得することに自信を持っている。

これは藪から棒。ネルソンの噂は、この夏はウェストハムがよく取りざたされていて、ぼくが知るかぎりでレスターの名前が出てくるのは初めて。

しかも、この書きぶりだと、すでに交渉は進んでいるようだ。

レスターは24-25は昇格チームとしてPLでプレイするので、ネルソンには悪くない選択になりそうである。

この夏は、エディ、ネルソン、ESRのヘイルエンド3人がクラブに大きな利益をもたらすか？

ボーンマスでも鋭いターンなど、調子のよさそうなところを見せていたエディ・エンケティアは、ひきつづきオリンピック・マルセイユとのリンクが伝えられている。

ジェイムズ・ベンジは、エンケティアに興味を持っているのはOMだけでなく、複数のPLクラブも首を突っ込んできそうというので、今後入札競争もあるかもしれない。

どうも、最近の報道を観ていると、このヘイルエンド出身の3人はこの夏に同時に移籍が決まりそうに見える。しかも、それなりの移籍金を残して。

たとえば、ESRが35m、ネルソンが20m、エディが30m。もしこの£85mが会計上の純利益になるのなら、PSRの面でアーセナルにはかなりのブーストになる。

チームには、彼らのほかにもまだ、キヴィオールやパーティなど、売却すればそれなりの金額になりそうな選手がいる。

アーセナルの売却額が最多になった17-18シーズン（€162m）とまではいかずとも、今年はそれに次ぐような金額になるかもしれない。

今年の夏は、エドゥらは移籍活動で最高に多忙であるというリポートを先日どこかで観たが、それも納得。

商売ベタと云われがちなアーセナルが、こうしてアカデミー選手を育てて適正な価格で売却するというまっとうなビジネスをやっている。これが転換点になるといいのだけど。

Mikel Merino進捗。契約が近い？ Fabian Ruiz？？

このひとはバルセロナ行きを望んでいて、（金欠の）バルサ次第のような報道を見かけたが、ここ数日はまたアーセナル移籍に近づいていると思わせるニュースが増えてきたように感じる。

Kike Marinはあんまり信じちゃいけない系だが。。「アーセナルがMerinoの獲得に近づいている」。

昨日のロマーノ「アーセナルはカラフィオーリの契約に集中しており、まだMikel Merinoに正式なオファーはしていない。数日のうちに、まずは選手サイドにアプローチする」。

そして、AFCインサイダーのTNATことTeamnewsandtixが、昨日Patreonで語ったという内容。

Arsenal have ramped up efforts to sign Mikel Merino & are edging closer to a deal, with the belief the player has chosen Arsenal. As of now, the club feel confident Merino will be an Arsenal player.

アーセナルはMikel Merinoとのサインにますます注力しており、契約にかなり近づいている。選手はアーセナルを選んだと思われている。

いまのところは、Merinoはアーセナルの選手になるとクラブは確信している。

ほんまかいな。

ところで、MerinoはMFといってもどちらかといえば8で、もしライスが6でプレイするなら各所で指摘されているMFの問題は解決されないんじゃないかとずっと思っていたのだが（※ライスはパーティとかジョルジのようなディストリビューターじゃない問題）、アーセナルの移籍について語るThe AthleticのYT動画で、Merinoを“backup option”としていて、なんだか合点がいったところがある。

Merinoがレギュラー候補じゃなく、左8のライスのバックアップというのなら、とても納得できる。だから、仮にMerinoを取ったとしても、やはりこの夏の移籍市場におけるアーセナルのMF補強の本命は6なのだと思われる。

伝えられる彼の移籍金の安さや年齢からも、MFのデプスのための、FWで云うところのトロサールのタイプの補強と云われる意味がやっとわかったというか。

ちなみにそのYT動画のなかで、Merinoと同じくMFの補強候補として、独自にFabian Ruizを取り上げているのだが、その翌日に突然下のように彼とアーセナルをリンクする報道があらわれ、それなりの注目を集めていた。RuizはPSGでポジションを失っていて、クラブも売却に前向きとかなんとか。

これまでFabian Ruizがアーセナル界隈で話題になったことはほとんどないと思うし、タイミング的にもあまり信用できないネタじゃないかと思われるがどうだろう。

アーセナルがマンシティのアナリストを引き抜き

これは移籍ニュースと云っていいのかわからない。シティのどえらいスタッフをまたアーセナルが引っこ抜いたようである。

Darren Rogerson氏は、シティのクラブ内でもたいへんに高く評価されていたパフォーマンスアナリストで、アルテタともいっしょに働いていた時期があるということ。

シティからアーセナルといえば、セットピースコーチのニコ・ヨヴァーがいて、あと誰かいたような。まあ、シティ aka 115Charges FCはいずれ沈む泥舟だから、今年と来年の夏はヘッドハンティングのチャンスかもしれない。

 

このニュースとほとんど同じタイミングでジンチェンコ「シティをコピーする必要ない」。ウケる。

おあとがよろしいようで。

 

ではブログの最後にお聴きください。ゴールデン・ハーフで「ゴールデン・ハーフのメロンの気持」。これはなんか学生時代によく聴いてたんだけど、あらためて日本のレアグルーヴっすなあ。

 

おわり



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  • Post time: , Update: 2024/7/26 @ 6:01 pm
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