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【Welcome】アーセナルがリカルド・カラフィオーリの獲得を発表【to The Arsenal】

昨日、アーセナルFCがセリエAのボローニャからリカルド・カラフィオーリ(Riccard Calafiori)の獲得を発表した。ついに。

アーセナルがプリシーズンツアーでUSに滞在するなかでクラブ間による移籍の合意が伝えられ、本人がUSに向かっていたのは既報のとおりであり、まさに合流&発表の流れに。

去年レフトバックは、チームのなかでほとんど唯一シーズンを通して選手が安定しなかったポジションであり、アルテタはその解決を望んでいた。そして、数多のビッグクラブが狙っていたという理想のトップターゲットを射止めることに成功。これは本気でタイトルを取るつもりのチームにとって間違いなくビッグブースト。

Welcome to home, Ricky!



アーセナルFCがリカルド・カラフィオーリの獲得を発表

Riccardo Calafiori signs for Arsenal

AFC公式サイトより。

イタリー代表リカルド・カラフィオーリが、セリエAのボローニャから長期契約でアーセナルに加入した。

この22才DFは、ボローニャでの印象的なパフォーマンスを見せたフルシーズンのあとには、Euro2024のアズーリスクワッドのメンバーにもなっていた。

リカルドは、ローマのユースアカデミーでキャリアを始めた。12年間そこで過ごした彼は、2021/22シーズンには経験を積むために同じくイタリアのGenoaへローン。

そして2022年8月、スイスのバーゼルへ。そこで彼はレギュラーとして26試合プレイ。翌年ハイクオリティなパフォーマンスのおかげでホームに戻ることになったが、ボローニャへ移籍した。

昨シーズン、リカルドはセリエAでももっとも力強く安定したパフォーマンスを発揮したひとりとして、ボローニャのバックラインを率いる選手となった。

彼は‘I Rossoblu’で重要な役割を演じ、5位フィニッシュに貢献、チームに60年ぶりのCLをもたらした。

リカルドの支配的でフィジカルなパフォーマンスはEuroで認識されただけでなく、2024年5月にはセリエAのPOTMにも選ばれている。

えらいひとのコメント。

エドゥ:この移籍を実現させたのは、チームによる素晴らしい努力のおかげ。リカルドをわれわれのファミリーとして迎える。

われわれは、われわれのプロファイルに合う選手と契約するという戦略の一環として、リカルドを見つけていた。そして、それがスクワッドを最高レヴェルで競争させる補強になるだろう。

彼はまだ22才だが、クオリティと経験をもたらせる。アーセナルの選手としてすぐに輝くはず。

彼はクラブにも国にも一貫してクオリティを見せてきた。彼は去年のセリエAのベスト選手のひとりであり、夏のEuroでもイタリーで力強いパフォーマンスを見せていた。ミケルもコーチたちも彼といっしょに始めることを楽しみにしている。みんなが彼がシャツを着ているところを観たいと思っている。

アルテタ:われわれは、リカルドと彼の家族をアーセナルに歓迎する。彼は素晴らしいサインであり、チームの守備を補強するための非常に大きな力になる。

リカルドには大きなパーソナリティとキャラクターがあり、チームがメジャーなトロフィを取れるようプッシュする具体的なスキルを持っている。彼はすでにここ数年、ボローニャとイタリーで大きな成長を見せてきた。とくに去年の進歩は目覚ましいものがあった。

われわれは、リカルドとともにワークできることを楽しみにしている。彼をスクワッドに加え、これからサポートしていく。

エドゥは、たしかイタリア系ブラジル人であり(マルティネリも)、そういうところも交渉を助けたかもしれない。

リカルド・カラフィオーリのファーストインタビュー「PLは夢だった」

Arsenal Mediaによる最初のインタビュー。AFC公式サイトより。

(リカルド、アーセナルへようこそ。クラブに加入してどんな気分?……)

カラフィオーリ:アメイジング。ここに来るまではタフだったけど、ようやく来れた。チームといっしょにトレインするのが待ち切れない。ファンのためにプレイすることも。

(どうしてアーセナルを選んだ?……)

たくさんある。コーチともたくさん話したし、エドゥとも。彼らに説得されたけど、ぼく自身はもう納得していた。自分にとって、それはこのあと数年でもベストなプロジェクトだと思ったんだ。選手としても成長するだろうし、トロフィを取ることも期待している。

(キミはすでに素晴らしい一年を過ごしています。ボローニャにCLをもたらしイタリア代表でもデビュー、Euro2024でも印象的だった。そしていまPL。これまでのキャリアをまとめると?……)

もう全部云ってくれたと思うけど(笑い)。素晴らしい気分だが、ぼくからすればこれは始まりに過ぎない。なにか大きいものの始まり。だから、アーセナルでプレイを始めることにワクワクしてるし、さっきも云ったようにトロフィを取りたい。

(イタリア人DFは守備への愛情が知られていて、キミもそれを示している。キミのプレイイングスタイルについて教えてもらえますか?……)

あまり話すのは好きじゃない。プレイすることが好きなんだ。ぼくがなにがうまいかは、ピッチ上で観てもらえると思う。

(キミはセリエAからPLに来た選手たちの最新の事例になりました。どういう気分?……)

これは12才か13才くらいからのぼくの夢だった。リーグのレヴェルもあるし世界のベスト選手たちがいる。だから、ここに来ることはぼくだけじゃなくみんなの夢だ。

(アズーリの仲間であるジョルジーニョに再会しましたね。Euro2024でもいっしょにプレイした。彼はクラブのことをなんと云っていた?……)

さっきも云ったように、ぼくはもう納得していたんだけど、彼は「来い、来い、来い!」と。ここにくれば絶対に楽しいし、チームはアメイジングでスタッフもなにもかもがいいと云っていた。

(チームメイツのなかで誰とプレイするのが楽しみ?……)

みんながいい選手たちだと思うし、彼らといっしょにプレイするのが待ち切れない。

(スタッツ的にはアーセナルはPLのベスト守備チーム。チームでポジションを得るには忍耐が必要だと思う?……)

ぼくはプレイするためにここに来たし、チームに貢献するためには何でもやるつもり。だから、ぼくはそれを最初の数試合からやれることを期待している。

(サポーターにメッセージ?……)

Forzaアーセナル、そしてエミレーツで会えることを楽しみにしています!

以上。22才に見えない落ち着きぶり。。

このひとは、英語をちゃんと話せるのがけっこうすごいと思う。イタリアにいたイタリア人なら英語を話さない選手だってざらにいるだろうに。

最近のアーセナルでもビッグガビ、マルティネリ、キヴィオールあたりは、加入当初は英語が苦手な様子だった。最初から英語で問題なくやりとりできるのは、新加入の外国人にとってかなり大きそうだ。

アルテタがイタリア語を話せることも、この取引に役立ったという話もあるが、本人がこれだけ英語を話せるならいずれにせよ無問題。

カラフィオーリ入団会見インタビュー「アーセナルにはいいフィーリングがある」

カラフィオーリは一般メディア向けの記者会見も行っていた『football.london』より。

追記:これは記者会見ではなくトレイニンググラウンドで即席にプレス対応をしたみたいである。動画があった↓

(あなたは「もう荷造りはとっくに済んでるから準備できたら云って」とミケルに伝えたそうで。なにに惹かれた?……)

カラフィオーリ:すでにコーチとエドゥとはもう二ヶ月も話していた。彼らはぼくを説得(convince)しようとしていたが、ぼくはもう納得(convince)していた。ぼくにとっては、自分が選手として成長するためにベストなプロジェクトだった。それだけ。

(ほかのクラブもあなたを欲しがっていた。アーセナルがリードしたのはなぜ?……)

そうだね。ほかのクラブもあった。でも、もうここにいるんだからどうでもいいこと。ぼくは成長したい、トロフィを勝ちたい。これがぼくにとりベストなプロジェクトなのは、チームは若いし、強いから。とてもいい。

(しばらくのあいだ待たされたということで、やっと終わってほっとした?……)

マジでタフだった。ようやくここにいる。これからはトレイニングして一歩づつ進歩していかなきゃならない。フィットしたらすぐにチームを助けるよ。

(エミレーツでプレイするのは楽しみ?……)

超ワクワクしている。これ以上待てない!

(ここが正しいクラブだとどうしてそんなに自信を持てる?……)

いいフィーリングがある。説明はできない。これが正しい選択だったとピッチで見せられるはず。

(ミケルからはどんな役割があると聴いてる?……)

役割についてはあまり話していない。ぼくはただプレイして成長したい。チームのなかに必要性はあるように見える。ぼくはいろいろなポジションでプレイできるし、それがどこだろうと気にしない。ただプレイしたいだけ。

(子どものころからアーセナルは観ていた?……)

あの写真はフェイクだよ。でもじつは、1月のクリスタル・パレス戦は試合を観に来てたんだよね。そしていまはここにいる。

(自分のうたは気に入っている?……)

とてもいいね。でも、その前にプレイしたい。そのときに、そのチャントを聞きたい。

(タイトル争いで一線を越えるために、キミはどうやってアーセナルを進歩させられる?……)

メンタリティかな。ぼくは勝つのが好き。トレイニングを始めれば、ぼくはそれをチームにもたらす。それと、ぼくはボール扱いには自信があるから。プレイするのも好きだ。だから、これは完璧な選択だった。

(フィリーで何か興味あるものある?……)

ロッキーの銅像。

ロッキーはイタリアつながりか。

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