試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
マルティネリ、ジェズース、スターリング
メリーノ、ジョルジーニョ、ワニエリ
ジンチェンコ、キヴィオール、サリバ、ティンバー
セットフォード
サブは、パーティ(46 ティンバー)、ハヴァーツ(46 メリーノ)、MLS(62 ジンチェンコ)、サカ(62 マルティネリ)、ヘヴン(80 ワニエリ)
ほんの数日前のリヴァプールでは、疲労のせいでプレイをつづけられなかったというティンバーが驚きのスタート。それと、メリーノにも驚かされた。
このスタートの11人は予想外に競争力あるセレクションだった。若い選手は、ワニエリとセットフォードだけで、あとはシニア選手で占められた。場合によっては、PLのスターティングと云われてもおかしくないほどの。
意外といえば、ジンチェンコのスタートも。これまでのアルテタのセレクションだとここはいかにもMLSが選ばれそうな場面だったが、LBにはジンチェンコが選ばれた。彼は、まあ相手の攻撃クオリティもあり、守備でさらされることもなく全体的に無難にプレイしたと思う。もっとも、ここで彼がプレイしなかったら、それはそれでショッキングだったけれど。
とはいえ今回は、計画的なサブを観ても、チームとしてやりたいことは理解できた。アルテタも試合後に述べているように、時間をシェアしたかったと。そして、それは実際うまくいっただろう。
後半開始から、やや驚きのスタートだったティンバーとメリーノを下げて、パーティとハヴァーツが登場。そして、アーセナルの3点めが決まって試合がほとんど死んだあと、ジンチェンコとマルティネリにかわり、MLSとサカ。レギュラーの時間はちゃんとマネジされていた。
サブの最後のひとりには、ワニエリを下げてデビューの18才CB、エイデン・ヘヴンをつかった。ワニーは最後までプレイしたかったかもだが、あれだけのパフォーマンスだったので、アルテタはご褒美としてアウェイスタンドからの拍手喝采を彼に与えたかったとか?
この日は3万人に満たないキャパのスタジアムで、5600人のアウェイサポーターがいたんだとか。たしかに声は大きかった。ぼくのメモでは76分ごろ、彼が交代するすこし前に「イーサンチャント」がスタンドに鳴り響いていた。
あと、全体的に流動的なポジションで定かではないが、ヘヴンがLCB(あるいは3CBのCCB)に入ってからキヴィオールがLBへ移動し、MLSがLBからMF(8?)にポジションを移したように観えた。MLSはもともとCMなので自然ではあるのだが、あれはちょっと興味深かった。アルテタはジンチェンコを決してMFとして使わないが、MLSは使う。違いはなにか。
界隈がざわついていたサカの起用については、ベンチにはトロサールもいたし、さすがに不必要に思えたが、起用の理由はアルテタは会見で述べていたとおり。結果的にはケガもなかったし、よかった。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
プレストンに7つもショッツを打たれていたという感じはなかったな。彼らは守備は組織的でなかなか悪くなかったものの、ボールを持ったときの攻撃局面では雑さが目立った。あれがチャンピオンシップのミッドテーブルのレベルなのか。
攻撃モメンタムでは、90分を通して、ほぼアウェイチームのターン。ゴールを奪った時間帯もいい。プレストンがつくった数字の多くは、試合終盤かもしれない。
Scott WillisによるxG は、0.7 v 1.8。妥当。