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【マッチレビュー】24/25 UCL アーセナル vs モナコ(11/Dec/2024)ルイス・スケリーがフルデビューで好印象

アーセナルはDF危機と云われながら、それでも前日トレイニングを回避したというパーティとティンバーがスクワッドに入ったことは大きかった。そして、18才MLSの大抜擢。

モナコは想像以上によいチームだったが、アーセナルもそれを上回るパフォーマンスだった。

アーセナルは何度もつくったビッグチャンスを外しまくって、フィニッシュだけはかなり改善の余地はあるものの、それでもホームで3-0快勝。リーグフェイズテーブルでも3位に浮上し、課題だったオープンプレイからのチャンス/ゴール不足も忘れさせるような内容で、ひとまずは大満足の試合だった。われわれはホームでめちゃ強い。

CLは、ラスト16まで残り2試合。2レグスのプレイオフのないトップ8フィニッシュの見通しも明るくなってきた。

Arsenal 3-0 Monaco: Bukayo Saka’s double secures victory as Mikel Arteta’s side close in on last 16 of Champions League



アルテタの試合後コメント「マイルズは非常に勇敢にプレイした」

試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。

アルテタ:わたしはとてもうれしい。CLで勝つのはつねに難しいから。3-0とクリンシートでグループのなかでもかなりいいポジションにつける。それと、あまりプレイしていなかった選手を観られたのもうれしかった。マイルズがチームに入り、18才にしてフルデビューがCL。そしてあのパフォーマンス。素晴らしかった。

彼は、われわれの信頼を勝ち取った。われわれの信用を。もちろん、彼がそこにいたのは事情もあるが、彼はチャンスを得てそれをつかんだのだ。大いにパーソナリティをもってプレイしたし、かなり勇敢で、よく競っていた。

ブカヨは3日ごとに最高レヴェルでプレイしている。彼の攻守での貢献、試合のすべての側面に貢献している。それに加えて、彼はさらにほしがっている。それこそが、われわれがつくりたい環境だ。

(CLのグループ突破について)ほかの結果によると思う。われわれはいいポジションにいるので、仕事を終わらせる必要があるし、まだやることは多い。

わたしががっかりしているのは、前半にあと3-4点取れなかったことだ。いくつかの大きな大きなチャンスがあったから。テーブルは非常にタイトなので、それが決定的に重要になりえる。われわれはいいポジションにいるが、まだやることがある。もうひとつだ。

試合後の記者会見。AFC公式サイトより。

(パフォーマンス全般について……)

アルテタ:クリンシートの勝利はとてもうれしい。何人か変更せねばならなかったが、あまりプレイしていない選手たちがそれでもとてもよくパフォームしていた。そのおかげでグループでもいいポジションにいける。

(ブカヨ・サカのCLでの活躍ぶり……)

彼には驚かされつづけている。しかし、それが彼のやりたいことであり、彼のクオリティと野心なのだ。毎日欠かさず彼自身行動し備えている。だから、わたしは驚いてはいないが、彼がやっていることはとても難しいことだ。

(マイルズ・ルイス・スケリーの初めてのCLスタート……)

そうだね、とても誇らしい瞬間だ。彼はうちの選手であり、18才。CLでデビューを果たし、彼は観ているだけで楽しい。

これは、誰かにチャンスを与えられるという特権だ。誰かのキャリアを変え始めること。そして彼は間違いなくチャンスを掴み、われわれは彼を信頼できる。そして、この環境とこのレヴェルでプレイすることができる。彼のパフォーマンスにはわたしは非常に満足だ。

(今夜つくったチャンスの数……)

そうだね、前半に4-5点決めているべきだった。そうはならないのがCLだ。相手のレヴェルがとても高い。

相手のプレイのやりかた、インサイドにたくさんの選手を入れて混沌をつくり、あまり慣れていない時間をつくる。ポゼッションもしっかりしてくる。最初の2-3のパスで苦しまされる。だが、われわれはその状況にも取り組んでいる。

われわれが2点めを決めたあとには、こちらが試合をコントロールした。わたしはサブたちが役に立ったと思う。だから、全体的にとてもポジティヴ。

(アーセナルはCLで成り上がりつつある?……)

チームはこのランを楽しんでいると思う。学びをつづけている。今日は試合から多くの学びがあるし、経験して学習した。そして、われわれにはもっとそれが必要。

われわれは、ある時間を体験する必要がある。そして近い将来そうなる。だが、事実としてわれわれはどんなチームが相手でも競うことができるし、そこはポジティヴに受け取る。しかし、このコンペティションではそれを継続することの難しさを理解する必要がある。

(サカはワールドクラス?……)

そのためには、何年にも渡って一貫してそういうことができなければならない。彼があの年齢ですでにやっていることからすれば、すでにそのグループにいれることもできる。なぜなら、彼がプロフットボールの最初の5-6年でやってきたことを比べれば、それは際立っているから。そういうことだ。そして彼の目標は進歩すること。

彼には、それを継続してやるための仲間もいれば環境もある。だから、わたしは彼なら間違いなくなれると思う。

(これでルイス・スケリーはもっと頻繁にプレイするようになった?……)

彼は優秀だ。彼は選択に入っている。プリシーズンでもわれわれの目を開かせたし、準備はできていた。イーサンと同じだ。彼はこの環境で快適であり、パフォームできる。競えることが重要なのだ。プレイするだけでなく。今日の彼はいまの彼のレヴェルを示した。

(ガブリエル・ジェズースの自信をどう回復する?……)

なにも。彼が今日何度かやったように、ただゴールの前に彼をいさせるだけ。そして、ミリメーター、センチメーターでゴールが入るかどうかが決まる。

彼はそこにいて、とても生き生きしていた。最初のゴールをつくったのは彼の素晴らしい動きとクロスからだ。だから、われわれはこれからも彼とともにいるし、彼は必ずチームに貢献するはず。

(どうやってチームにより決定力をもたせる?……)

われわれにはとても大きな責任がある。わたしはボールは蹴れないが、コーチはできる。教えることができる。彼らはときに後退することもあるし、そこで決断せねばならない。

彼らは、自分たちのやるべきことを考えてはいられないので、われわれが彼らに伝える。われわれは、彼らに正しい情報とツールを与え、彼らに守備を理解させ、キーパーがたくさんのことに取り組んでいることを理解させ、そのあとには彼らの実行になる。

フットボールではそれをやるのは難しいが、彼らにはそれをもたらせるたくさんの才能がある。

(サカがクラブの若い選手たちの模範になっている……)

それは進化だと思う。彼も17、18、19のときにはそれはできていなかった。つまり彼は精神的にも肉体的にも正しく成長しているということ。彼のコンディション、準備、3日ごとにプレイする習慣、それを最高レヴェルで行う一貫性。

わたしは、彼もそれを継続する必要があると思うし、すべての若い選手たちにも、ほかの選手たちにも、彼は素晴らしい模範になっている。彼の毎日の振る舞いがあるから。彼はチームといっしょにそれをやりたがっていて、毎日自分のベストヴァージョンになろうと努力し、成長をつづけようとしている。

以上

ブカヨ・サカ&マイルズ・ルイス・スケリーの試合後コメント

TNT Sportsの試合後インタビュー。楽しげ。このふたり5才差とかちょっと笑える。

(最初のゴールにふたりがからんだ。マイルズになんと声をかけた?……)

BS:試合前にも、それが彼のレヴェルだから疑う必要はないし、自信を持ってプレイしろと云っていた。ぼくらも彼のトレインを観ている。だから、彼のことはとてもうれしいし、最初のゴールで彼は大きな役割を果たした。

(ジェズースへの素晴らしいパスだった……)

MLS:マーティンのところからボールが来るのを観て、そのときはただ落ち着いてボールを維持しようとだけ考えた。そして、ガビーのランが観えたので。それをBが素晴らしいタイミングでフィニッシュした。

(キミはU-9からアーセナルにいて、今年シニアデビューをして今度はCLデビュー。どれほど誇らしい?……)

そうだね、自分が誇らしい。自分のことは信じているけど、長い道のりだったし、この機会をくれた全員にお礼を云いたい。そして、できればこれがこのあとたくさんあることの最初になってほしい。

(彼のとなりにいるとキミももうだいぶ年上みたい。これまで彼の成長を観てきて彼の将来はどれほど明るい?……)

BS:とても明るいよ。あとは同じことをつづける必要がある。彼のメンタリティはトップで、つねに学ぼうとして質問してくる。だから、ぼくも彼のことはとても誇らしい。

(同じくアカデミー出身のブカヨにどれほど触発される?……)

MLS:もちろんブカヨのことは尊敬していて、彼にはすべてがある。マインドセットはとくに彼から学んでいるし、これからも彼からは学んでいきたい。

(ブカヨ、今日はあわや初めてのハットトリックだった。カイが邪魔だった?……)

BS:そうだね、彼が邪魔してくれたけど(笑)でも大丈夫すぐできるから。

マイルズ・ルイス・スケリーの試合後コメント「このときを待ち望んでいた」

こちらは単独の試合後インタビュー。AFC公式サイトより。

MLS:(この経験は人生で何番目?)だいぶ上のほうだけど、一番だと云っておくよ。だってこれはぼくのCLでの初スタートなんだから。このために生きてきたし、待ち望んだもの。だから、間違いなく上のほう。

(スタートすると)ランチタイムに聞いた。落ち着こうとしたけど、内心ではすごく興奮してた! ここに来てプレイできることにただワクワクしていて、家族にも絶対誰かに云っちゃだめって口止めしたよ。

ぼくは準備はできていると感じていた。自分のことは完全に信じているし、気持ち的にもこの瞬間のために準備してきた。

月にも登る気持ち。このスタートデビューの機会を与えてくれたことに感謝する。ぼくはここから始めて、チームをできるだけ助けていく。

(最初のゴールをお膳立て)マーティンからの素晴らしいスウィッチがあって、ぼくも相手を抜いてボールを持っても落ち着いていられるという自分の強みを活かしたかった。うまく相手から逃れたら、そこにガビーが観えたんだ。

ぼくらはそれをトレイニングでも取り組んでいる。彼がライン間でプレイし裏へ抜ける。そして、ブカヨがそれを読んでチームゴールになった。よかった。

ウィリアム・サリバの試合後コメント「シーズンが終わるまで無敗でいたい」

TNT Sportsのインタビュー。訳なしごめん。

Adi Hutterの試合後コメント「アーセナルが勝ちにふさわしい」

モナコのボスコメント。

AH:アーセナルが勝利にふさわしかった。彼らのほうが強かった。想像していたことだが、後半はこちらが支配していたとまでは云わずとも、かなりよくなった。KehrerとMinaminoにはいいチャンスもあった。2点めが決定的だった。アーセナルにいくつか贈り物を献上してしまったよ。

このレヴェルであれはありえない。受け入れられない。ああいうミスが贈り物になってしまった。アーセナルがかなり多くのチャンスを逸したのはラッキーだった。

後半は、わたしはチームの始め方に満足した。あれが観たいフットボール。このエミレーツで勇敢だった。われわれのスクワッドは若い。イコライザーにも近づいた。しかし、そのあと失点。あれはこのレヴェルではあまり大きい。

相手はオープンプレイからのチャンスクリエイションに苦しんでるって聞いてたはずなのにな。実際の印象はだいぶ違っただろう。

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