もう顔も観たくない。昨日もまた、そういう気分になってしまいました。ひょっとしてアーセナルブロガーのおれもそう思われているんだろうか。それは、とばっちりであるので許してほしい。
さて、アーセナルはアウェイのブライトンでまさかのドロウ。ここでさらに2ポインツを落とせば、それはもう敗けたのと大差ない。
内容もひどかった。BHAのボスは試合後に、自分たちはもっといい結果がふさわしかったと述べたのは全然傲慢ではなく、最後には敗けなくてよかったと感じたのはアーセナルのほうだろう。終盤はお互いのエナジーがまるで違った。
しかし、いまのチーム状況を考えてみれば、起きるべくして起きた結果のようにも思える。
今回のわれらは、サカ、オーデガード、ハヴァーツといったメインメンをケガと病気で欠き、試合中にはいままさにブレイクスルーしている最中のワニエリまで失った。前半にゴールも決めた功労者を。さらに、中二日の連戦の疲労がまるでボディブロウのようにじわじわと精神と肉体を蝕んだ。おまけにあの疑惑のペナルティである。踏んだり蹴ったりで、泣きっ面に蜂。これで試合に勝てというのは、さすがに酷かもしれない。
と、わたしはまたしても死にたくなるような日曜を過ごしたんだが、フットボール情報をシャットアウトしてからの今朝、なにげなく#LIVMUNのハイライトを観たら、すっかり元気出ちゃったな。なんとアンフィールドで、リヴァプールがあのマンU相手にポインツを落としおった。これは完全に予想外。マンUだいすき。
リヴァプール目線では、アーセナルを突き放すチャンスを逸したし、アーセナル目線では、今回も差を縮めるチャンスを逸した。が、PL全体ではリーグリーダーたちが揃ってポインツを落としたことで、競争がよりオープンになったのは歓迎されること。
それにしても、こうしてなかなか望みを捨てさせてくれないのがEPLですな。まったく、すごい興行だよ。
アルテタの試合後コメント「ワニエリは筋肉のケガだった」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
- 試合に勝てなければつねに失望すすが、ここはタフな場所で相手も強かった
- われわれもいいスタートだった。ボールがなくてもいろいろなやりかたでコントロールし相手になにもさせなかったし、ゴールも決めた
- 後半イーサンを交代させねばならなかったのは彼がケガをしたから。いくつか調整をしたものの、とくにボールを持ったときにレヴェルを維持できず
- われわれにも支配や勢いはあったし、Mintehのチャンス以外はやられなかった
- そのあと、あの判定があり試合の流れを変えたことは非常にくやしい
- (守備の団結)それが姿勢と守備の習慣へのコミットメントを示している
- 今日は勝つにはボールを持ったときに十分でなかったし、欠いていたものがある。流動性における重要な選手たちを失っていたことがカギになった
- われわれは3日ごとに違うコンペティションをプレイしているし、スクワッドのなかのたくさんの問題に対応している
- 火曜のセミファイナルもつづけていく。ホームで美しい試合。エナジーを取り戻さないと
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(チームのパフォーマンスとペナルティについて……)
アルテタ:まず試合については、とてもタフな場所。わたしは試合のはじめかたはよかったと思うし、前半のゴールも素晴らしかった。相手にほとんどなにもやらせなかった。
しかし、後半はボールを持ったときの自分たちのスタンダードとレヴェルが落ち、あまりにもボールを相手に渡しすぎた。あれでは2点めを取ろうという、試合をコントロールするための勢いや支配は生まれない。Mintehのトランジションの以外ではほとんどやられなかったが、ペナルティの判定があった。とてもとても失望している。
(なぜイーサン・ワニエリは交代させた?……)
彼は筋肉に違和感があった。
(コーナーとスローインで遅延行為のカード……)
そこは間違いなく改善できる。
(ペナルティの判定……)
わたしはキャリアのなかでも、あんな判定はかつて観たことがない。わたしは選手たちにも訊いたが、誰も観たことがないという。あの事案を見れば、距離、選手、Joao Pedroがボールに触って、サリバがボールに触った。そして接触があった。
(オフィシャルからは説明を受けた?……)
イエス。そうだね、彼は云っていたよ。そうだね、われわれも観てみなきゃいけない。
(疑惑のペナルティ判定でポインツを落としたことはより苦痛?……)
ふたつのことがある。まずひとつは、自分たちがもっとよくなる必要がある。もっとよくできるし、コントロールできる。そして、つぎに当然ながら自分たち次第ではないことがある。残念だが。それが試合に大きな影響を与えることがある。
(去年のいまごろのようなランが必要?……)
イエス。だが、それは自分たちのいまのランという意味だ。とくにすべての状況、ケガや病気、欠いている選手たち。それからすれば、わたしはこのチームはもっと称賛に値すると思う。これが残念なのは、選手たちにはとても渇望があったから。
今日のわれわれには努力があった、フレッシュさや、後半にもたらすべきクオリティ。だが、たくさんの理解すべきことがある。
(スクワッドのなかの病気……)
カイは復帰しようとしたが、自ら正直に「トレインすらできない、まったく気分が優れません」と告白した。昨日、彼がトレインできないか試そうとしたが、彼には無理だった。
マーティンも「明日どうなるか様子をみる」と云っていたが、トレインはしていなかった。彼も人数が足りていないことはわかっていたのでベストを尽くしたが。
(今日はコントロールするのに苦労した?……)
ノー。わたしはうまく試合を終えたと思う。最後の10分くらいは、なにかを生み出せるというフィーリングはあったし、こちらが上回っていた。しかし、何人かの選手はいつもと違うポジションでぎこちない時間があった。自然に振る舞えず、フレッシュになることもなかった。だが、繰り返すようにこれはわれわれ次第だ。自分たちはもっとよくなれる。
(1月のウィンドウでは新しい選手が必要?……)
ある日の一日やひとつのパフォーマンスに基づいて決断をすることはできない。たくさんの状況があるからだ。失っている選手たちだけでなく、イーサンを交代せねばならなかったことやマーティンを限られた時間でしか使えなかったこと。
火曜にはよりよいポジションになれていることを望んでいる。
(今日はなぜ9ショッツしかなかった?……)
ワークすることをひとりの選手には頼れない。後半のプロセス、とくにわれわれが欠いていたことがあると思う。そしてそれはふつうのことだ。あるエリアの流動性では選手を欠いており、いつもどおりではなかった。
われわれがもっとうまくやれることがあったのは間違いない。それは自分たち次第。
(この試合に勝つ権利は得られたと思う?……)
守備面では、チームは素晴らしいことをやったと思う。ボールを持ったときにもっとうまくやるべきだった。ボールなしでももっとチャンスをつくるべきだった。相手にはやられていなかったのだから。
とてもタイトな試合だった。そして、試合に勝つには十分ではなかった。
以上。「ボールを持ったとき」のことを何度も言及している。アルテタはだいぶそこが気になったようだ。
トーマス・パーティの試合後コメント「チームを助けるならどこでもプレイする」
ティンバー不在でRBでプレイ。試合後のインタビュー。AFC公式サイトより。
TP:(ワニエリ)彼はとてもいい選手で、彼のクオリティはみんなが知っている。彼はよくワークしているし、進歩している。今日の彼のゴールはとてもうれしい。今日勝っていればもっとよかったが、それはできなかった。彼はこのまま成長をつづける必要がある。がんばってほしいよ。
この結果は悲しいし、くやしい。全員が落ち込んでいる。しかし、これもフットボール。ぼくらは勝ちたかったし、勢いを維持したかった。でも結局それはなかった。
でもポジティヴなこともある。敗けなかったから。自分たちのベストを出して試合に勝たねばならなかった。それがもっとも重要だったから。しかし、あの強いチーム相手にここで勝つのは簡単じゃない。そのためには完璧でなければならない。今日のことは忘れて、つぎの試合に向けてハードワークしていく。
(RBでのプレイ)ぼくはプロであり、チームを助けるためならどこだってプレイする。どこでもプレイする準備はできている。いつだって全力を尽くす。
もし自分がもっとよくなって進歩できるとしたら、ぼくはハッピー。これはチームがぼくを必要としていたということであり、ぼくはそこにいなければならない。いつだって喜んでチームを助ける。
(火曜のニューカッスル)とてもワクワクしている。いい準備をしておかないと。相手の難しさはわかっているし、自分たちのクオリティ、自分たちの選手のこともわかっている。準備万端でいる必要がある。
素晴らしい試合になるだろう。その試合ではサポーターがどれほど重要かもわかっている。その試合には彼らが必要になる。