試合について
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
トロサール、ジェズース、ワニエリ
メリーノ、ジョルジーニョ、ライス
カラフィオーリ、ガブリエル、サリバ、パーティ
ラヤ
サブは、マルティネリ(46 ワニエリ)、オーデガード(84 ジョルジーニョ)
予想の方向性は合っていたんだが、予想外なことがいくつか。
まずハヴァーツがやはり間に合わなかった。そしてオーデガードがまさかのベンチ。しかし、彼は最近の調子がどうというよりは病気だったようだ。
そのおかげで、ライスがアーセナルでは初?のR8でプレイ。あの役割での、オーデガードとのクオリティの違いを思い知ることになってしまった。ライン間のようなタイトなエリアで後ろからボールをもらったときに前を向けないのが、観ていてこんなにフラストレイションがたまるものかと。
それと、最大の誤算はワニエリの途中交代。ゴールまで決めて、彼が称賛される試合になるはずだったのに。試合中は彼の交代は謎だったが(前半の数字を観て戦術的サブの可能性すらあると思った)試合後にアルテタが明かしたところでは、筋肉のケガ。まだその度合は明らかにされていないが、かなりの打撃になるとアルテタも認めているようなので、短い時間じゃなさげ。いくらなんでも不運すぎる。
あれだけフィジカルで体力的にキツい中二日の試合で、サブをたった2人しか使わなかったのは、ベンチの顔ぶれをみれば理解もできるところはある。そこにはMLSに加え、Ismeal KabiaとNathan Butler-Oyedejiのふたりのキッズがいた。
あきらかにフィットしていないオーデガードを入れざるを得ないなど、試合が始まる前から、危機的状況ではあった。
ちなみにオーデガードは30分でたった4つしかパスを成功させていないという。あのパスするために生まれてきたような漢が。OMG.
OMGといえば、トロサールの後半の消えっぷりもすごかったなあ。あれはなんだったんだ? ブーに意気消沈したのか。
ブライトンのスタジアムはあんなにも敵対的だった。彼らのフィジカルなスタイルのプレイといい、なんだか思ってたような試合じゃなかった。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
最終的にポゼッションではややこちらが上回ったものの、ショッツ(11 v 9)で劣勢など、全体的なパフォーマンスではホームチームがかなり上回ったと認めねばならない。アーセナルが、アウェイでもあんなふうにボールを持って攻撃されるところは久しぶりに観た気分がする。
それと今回ブライトンがあんなにフィジカルなチームになっていたとは知らなかった。とにかくガツガツぶつかってくる。それが勢いをつくり、とくに終盤アーセナルはかなり押し込まれただろう。
最近の数試合の試合の趨勢とはまったく違う。90分を通して、アーセナルが圧倒的に試合をコントロールしたという時間帯もあまりない。攻撃している時間帯でも、つねに逆襲を許している。
Opta AnalystによるxGは、1.56 v 0.84。ほぼ倍。もっとも、ブライトンのそれにはペナルティも含まれているので、それがなければ互角。
この試合の敗因(※敗けてはいない)のひとつとして指摘されるであろう、58分のフリーキックからのメリーノのショットミス。決めてくれ~と思わず口に出てしまうようなミスだったが、あれのxGは0.12なので云うほどビッグチャンスということでもなかった。
それよりも、ペナルティ事案はほとんどその直後だったので、あそこで2-0にしていれば、流れ的に事案も発生しなかったかもしれないという後悔はある。たられば。