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アーセナルがヴィクター・ギョクレスの獲得を発表! #VG14

昨日、「Viktor Gyokeres発表前夜~」というタイトルのエントリをアップしたんだけど、ほんとに翌日発表になるとは思わなかった。

アーセナルが、スポルティングCPからヴィクター・ギョクレス(Viktor Gyokeres)の獲得を発表した。※ギョクレスのカタカナ表記はあとで変えるかもしれないがひとまずこれで

ついにアーセナルとスポルティングで完全に決着がついてから彼がロンドンコルニーを訪れたのは金曜のはずで、翌日の土曜に発表ということは、契約から発表までたった一日しかなかった。

これ大変だったのは、Arsenal Mediaの皆さんだなと。お披露目映像やらインタビュー、その他もろもろのコンテンツ制作を発表のタイミングに合わせてこの短時間でやりとげた。もちろん、お披露目映像なんかを観るに、彼以外の部分は先につくってあって、あとは彼が来たらすぐ撮って素材を入れ替えてみたいなことをやったのだろうけど。インターンみたいな子が、Gyoのスタンドインをやらされてたと想像すると、ちょっとウケる。

いや、それにしてもここまで来るには、大人数のハードワークがあった。ほんとうにお疲れさまだ。

そして、アーセナル側の最大の功労者は、もちろんアンドレア・ベルタ。彼がいなかったら、Gyoもまたここにいなかったかもしれない。いろんなひとの運命を変えた。アーセナルの運命も……

そしてそして、この移籍をもっとも喜んでいるのが選手本人というのが、ほんとうにいいじゃないか。彼は、どうしても来たかったクラブにやっとたどり着いた。アーセナルファンとして、推せないわけがない。

今日はいい日だ。



アーセナルがスポルティングからヴィクター・ギョクレスの獲得を発表!

AFC公式サイトより。

われわれは、スウェーデン代表のViktor Gyokeresが長期契約でチームに加入したことを喜んで報告します

スポルティング・リスボンからやってきたこの27才ストライカーは、そこで102試合出場し、驚異的な97ゴールを決めた。

彼のスポルティングでの2シーズン、2年連続のプリメーラ・リーガのタイトル、ナショナルカップを勝ち、どちらのシーズンでもリーグのトップスコアラーだった。また彼は国際レヴェルでも優秀で、スウェーデンNTで直近17試合で12ゴールを決めている。

ストックホルム生まれのヴィクターは、彼のキャリアをIF Brommapojkarnaで始めた。彼らのアカデミーで成長し、U-19、U-21では31試合で32ゴール。17才のときにシニアデビューも果たした。

2018年1月、このクリニカルストライカーはブライトンに加入する。その間、スウォンジー、St. Pauli、コヴェントリーでのローンがあり、2021年にはスカイブルーズにパーマネント移籍。2023年にはチャンピオンシップのプレイオフファイナル進出にも貢献した。

えらいひとたち。

アンドレア・ベルタ:われわれは、クラブにヴィクター・ギョクレスを迎えられる素晴らしい取り引きを完了できたことを、とても喜んでいる。ヴィクターは、際立ったタレントであり、トップレヴェルのCFに要求されるクオリティ、ウィニングメンタリティを一貫して示してきた。

彼のフィジカリティ、インテリジェンス、そしてワークエシック。それは、われわれのヴィジョンに完璧にフィットする。

われわれは、ヴィクターがピッチで大きなインパクトを出せると確信している。そして、ドレッシングルームでも重要な存在になるはずだ。ようこそ、ヴィクター!

ミケル・アルテタ:われわれは、クラブにヴィクター・ギョクレスを迎えることが非常にうれしい。彼がパフォーマンスとavailabilityで示してきた一貫性は素晴らしいものがある。そして、彼のゴール貢献はいわずもガナ。

ヴィクターにはとても多くのクオリティがある。クイックでパワフルなアップフロントでの存在感。そしてクラブでも代表でも驚異的なゴールの数。彼はあのチャンスをゴールに変換できる高いコンヴァージョンレイトで、チームにクリニカルなエッジをもたらすだろう。ボックス内でつねにする賢い動きは脅威になる。

われわれは、ヴィクターがスクワッドにもたらすものに興奮している。彼とのワークを始めるのが楽しみだ。ヴィクターと彼の家族をアーセナルに歓迎する。

このあと、彼はアジアツアーにただちに合流するということ。

ナンバー14はギョクレスに

それと既報のように、彼にはNo 14シャツが与えられることも発表された。期待の大きさよ。

ティエリ・アンリ以降のNo 14の系譜。

ギョクレスのファーストインタビュー「PLで自分を証明したい」

AFC公式サイトより。

VG:ぼくはつねにゴールを決めたい。このクラブの一員になり、このキットとバッジを着けてゴールする。すべてのサポーターの前でだ。待ちきれないよ。きっと素晴らしいフィーリングに違いない。

ぼくがここ(イングランド)で始めたときのことは、もうだいぶ昔みたいに感じる。あの頃からはかなり成長したと思う。あとは、ここでチームといっしょにパフォームし、実際に自分を証明したい。

国のためにプレイするのもすごく名誉だ。そこでゴールを決めるのは素晴らしい。スポルティングでプレイしていたとき、ぼくはCLでもいくつかゴールを決めたから、このレヴェルでもやれると思う。そして、いまはアーセナルのレヴェルのクラブにいる。このチームの素晴らしい選手たちといっしょなら、もっといいパフォーマンスができるだろう。始めるのをワクワクしている。

ここがぼくにとって正しいクラブだと感じただけだ。ミケルとアンドレアから話を聞いて、彼らと話して、そしてここ数年自分で観たものがあった。彼らがいかにフットボールをプレイしていたか。

去年ぼくがアーセナルと対戦したときは、ほんとうに強いチームだと思ったよ。対戦するにはかなりやっかい。

それがぼくにアーセナルを選ばせた。もちろん、クラブの歴史や巨大なファンベイスのこともある。ぼくがここに来る前だってもうもらっていたサポートを、実際に観るのは素晴らしい。それがすべてだ。彼らとステディアムで会えることを楽しみにしている。

(11月のアーセナル戦を振り返って)守備がとてもソリッドだった。チャンスをつくるのに苦労させられた。セットピースもすごくうまかったね。ゴール前でかなり効率的だ。5ゴールを取られた。あのとき、このチームはとても強いと思った。前へ行くのも守備も両方。タフな試合だった。

(これからはガブリエルやサリバが味方に)楽しくなるだろうね。いいトレイニングセッションになるだろうし、成長にはもってこいの機会だ。

8分尺のインタビューなので、ほんとうはもっとたくさんのコメントがある。興味あるかたは映像をどうぞ。

そのなかに、アーセナルのスカンディナヴィアンコネクションのトピックがあって、Gyoが来ると、北欧スカンジナビアの3国(ノルウェー、デンマーク、スウェーデン)の選手が揃うという。Gyoもお互いの国のことばで話せると云ってるので、やっぱりそれぞれの母国語でも通じるってことか。名前がGyogaardなら完璧だった。

ギョクレスの移籍金、契約期間、給与

彼の関連エントリではもう何度も繰り返している契約条件をまとめておこう。

移籍金が€63.5m(£55m)保証に、条件に応じたアドオンが€10m(£9m)。

まあ、やっぱりいまのかなりインフレした市場からすると、相対的にかなり安いといえそうだ。このあと、彼のクラスの評判の9が£55mで買える機会はそうないだろう。アーセナルファンたちが、マンUのHojlundやToTのSolankeをプギャーしてしまうのも無理ない。

契約期間は2030年までの5年。彼が32才になる年まで。

給与は明かされていないが、彼が「€2mの年俸をあきらめた」ということで、実際にもらうべき週給から40k程度下がっていることになる。

アーセナルの給与体系、彼の年齢や評判から考慮してトップクラスの給与のオファーがあったと想像すると、実際彼が受け取る給与は、おそらく£200-250kpwのあいだくらいじゃないだろうか。マンUやサウジクラブならこの2倍は出しそう。

これはそのうちわかるだろう。

※コメントくださるかたにお願い
プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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