こんにちは。
アーセナルがシンガポールに到着してから、水曜のミラン戦でも着用していたアウェイキットのお披露目イベントがあったそうで、その場でメリーノとズビメンディのソシエダコンビが、ふたりでインタビューを受けていたという。
読むついでにざっと訳してみたので共有します。
ソースはESPNとThe Athletic。
ミケル・メリーノとマーティン・ズビメンディ。ソシエダコンビがアーセナル加入、新環境への適応、新シーズンの抱負を語る
ズビメンディ、リヴァプールではなくアーセナルに移籍した真相
ズビメンディ:これはぼくにとっては違う変化だったし、ぼくが求めた変化だった。
ぼくがここに来た初日から、このクラブの偉大さに気づいた。いまはそれに適応しているところ。
メリーノ:それが彼がここに来た理由だ。このクラブは大きなことを成し遂げるための正しい空気をもたらす。大きなタイトルに向かって戦うための。ぼくらには正しい姿勢があり、とてもハングリーなグループ。素晴らしいよ。
ズビメンディ:(2024夏のリヴァプールのオファー)それは簡単ではなかった。だって、ぼくはレアル(ソシエダ)にいたかったから。でも、オファーが来たら自分の選択肢を考え始めるものだ。
最初に答えなきゃならない質問は、まず自分がほんとうにレアルを去りたいのかということ。そして、それは正しいタイミングじゃなかった。
ぼくはレアルにいたほうがより機会があると感じたし、まだ学ぶことも多いと思った。だから、そのときはレアルに残ることが最良の決断だった。
メリーノ:正直、ぼくらはお互いに自分の目の前のことにとても集中していた。自分たちのチームのことに。
ぼくらは大きなものに向かって戦っていたと思う。ぼくも去年はとてもタフなシーズンだったし、彼はソシエダに集中していたから、それについてあまり話もしていなかったというのが正直なところだね。
ナショナルチームでいっしょにいたときですら、その話題には触れなかった。ぼくはぼくで自分のことだけに集中していたし。彼にはソシエダでのことを聞いたりもしたけど、将来のことについては話さなかった。
でも、もちろんぼくは彼がここにいてくれてほんとにうれしいんだ。このグレイトなクラブでともに自分たちのストーリーを築いていけることを願ってる。
そのことはよくわからなかったけど、アーセナルに来ることはいつだってエキサイティング。大きなクラブだよ。巨大だ。それが彼がここにいる理由だと思う。大きなことを成し遂げるための正しい雰囲気を与えてくれるクラブ。大きなタイトルのために戦うための。
ぼくらには正しい姿勢があり、とてもハングリーなグループがある。これはすごいことだと思う。しかし、今年は彼がいっしょにいることが素晴らしい。だって、ぼくらにはとてもいい関係があるから。ぼくらはもう長いあいだいっしょにいるし、とてもうれしいよ。
「アルテタはベストコーチのひとり」
ズビメンディ:(アルテタ)彼がぼくに何を見出しているのかはわからないけど、ぼくは彼のことはヨーロッパでもベストなコーチのひとりだと観ていた。
結局、レアル・ソシエダを去るなら、ぼくはクオリティあるコーチがよかったんだ。ぼくも彼のことがわかってきたと思う。数日ここにいて、彼がこのゲイムのさまざまな側面について、いかに細かい部分を観ているか知った。だから、彼はそういうコーチだと思う。
アルテタは、MFからは多くを期待するタイプのコーチ。ぼくもこれまでにやってこなかったようなことにもトライすることになりそうだ。
あのポジションでプレイするなら、ぼくはバランスをもたらし、ぼくがよく知られるあのパスを出そうとする。それ以外でも、彼は確実にぼくに新しいことを求めるだろうね。
ズビメンディに質問
ズビメンディ:(PLで憧れの選手はいる?)試合を観るときはいつでも自分のポジションのMFを観るようにしてる。Rodriは、すべてのスペイン人MFのロールモデルだ。
(アーセナルは5シーズンつづいたメジャートロフィなしを終えられる?)そうだといいね。もっとも重要なことは、クラブがこれまでのシーズンから学んでいること。
ぼくが思うに、昨シーズンがどう終わったか、そのレッスンが今年目標達成するためのカギになる。
(このチームには何が足りなかった?)究極的には、ぼくはフットボールとはディーテイルだと思う。とくにCLでは。
ぼくは、CLのセミファイナルでPSGに真に対抗できたのはアーセナルだけだったと思う。そして、それをこぼしてしまったのは、小さなディーテイルのせい。
長いシーズンだから、ケガが重要だったという点ではメリーノに賛成するけどね。それは、少なければ少ないほどいい。
アーセナル、イングランドへの適応
メリーノ:ぼくが云えるのは、なにかうまくいかないことがあっても、我慢すること。慣れるのに時間がかかることもあるから。
でも彼なら完璧に適応するはず。なぜなら、彼はとても賢いから。このグループは新入りをつねに助けるから、ぼくもみんなからの愛情を感じたし、助けてもらった。
ピッチ外のことがビッグステップになるね。国が変わり、文化が変わる。ここロンドンでは、ぼくらがいた街にくらべて生活リズムもだいぶ違う。大きな街だ。
ぼくらはお互い近くで生活することになるだろう。さすがに同じ家じゃないけど!
ぼくらのメンタリティは同じで、トレイニンググラウンドの近くに住む。だから、車移動で無駄な時間を過ごすことがなくなる。ロンドンの交通事情はヤバいよ。まずはフットボールファースト。生活はそのつぎ。
もうぼくらは知り合ってから7-8年も経つ。これからいろいろいっしょにやっていくよ。
ズビメンディ:もちろん、そのクラブとサインしたら、まず思いつくのはホームでプレイすることとチームの雰囲気に慣れることだ。ぼくも、メリーノから去年は特別な雰囲気があったと聞いてるから、それを楽しめばいいかなと。
メリーノ:それはもう信じられないような雰囲気だった。ただスペイン人とフランス人がいますみたいなグループじゃない。全部がごちゃまぜなんだ。とてもいい異文化の混合があり、さまざまな場所から来たものたちが集い、みんなで同じゴールを目指している。
そういうグループがスクワッドのなかにあるのは素晴らしい。いつも笑いとジョークが絶えない。
いまたくさんのスペイン人選手がいるのはたしかだけど、自分たちは英国のクラブだと理解しているから、それを尊重しようとしている。できるだけ英語を使おうともしている。
(アルテタは戦術指導のときにスペイン語を使うこともある)彼は英語が上手で、怒ってるときの英語も上手だよ!
「どんな役割でもチームのためにやる準備はできている」
メリーノ:ぼくもこれから自分のレヴェルを上げていくことが楽しみだ。もっと学んで、スクワッドのなかで重要なひとりになれるようトライする。どんな役割でもだ。
昨シーズンはそれがストライカー役で、自分でもけっこううまく適応したと思う。それは、チームが必要とすることなら何でもやる準備ができているということ。ストライカーだろうが、ゴールキーパーだろうが、正しい姿勢であるだけ。
ズビメンディ:(ストライカーでプレイする準備はある?)Not yet!
メリーノ:彼ならできると思うよ。いつかやらなきゃならなくなるかも!
以上
ふたつの記事を使っているから、順序がおかしかったらごめん。
なかよしふたりのインタビュー。いかがでしたかね。ズビはいま週2で英語のレッスンを受けているそうで、このインタビューもまだスペイン語で行われたそうだ(最後のNot yet!以外)。言葉もそうだし、ずっとスペインで同じクラブにいて、そこからのロンドンだから、やっぱり慣れるのに時間はかかるんだろう。天気とかメシマズ?
そんなときに親しいひとがすぐそばにいるというのは心強い。メリーノの存在はズビメンディの適応にすごく役立つし、それはつまりアーセナルの進歩にも役立つということ。みんなもっとメリさんを応援しないとな。
プリシーズンでは、このあともこのふたりが試合でリンクアップするところが観られるといいね。
おわり