こんちは。
来ましたな。Christian MosqueraにHere we go. 評判ではそうとう優秀なCBだそうで、そんな選手がPLのベストCBコンビにも恐れず、ポジションを奪う野心をもってチームに加わる。素晴らしい。
それと、Maduekeに関しては昨日メディカルテストをパスしたとHOAが伝えていた。この夏はもう5人も決まった。順調すぎてあたしこわい。
さて、そんななか、昨日の『Latte Firm』で、ゲストのサミ・モクベル(BBC Sport)が語ったことがアーセナルファンのあいだで注目されていた。
モクベルといえば、すでにオーンステインやロマーノといったアーセナル移籍情報のTier1信頼度を獲得しているジャーナリスト。彼がどんなことを語ったか。シェアしよう。
サミ・モクベルが語ったこと@Latte Firm(14/Jul/2025)
r/Gunners有志がカギとなるコメンツをまとめてくれていたので、そちらをありがたく拝借。リスペクト。
- アーセナルは、このビッグサマーでの散財を再調整するために最低でもあとひとり大きな売却が必要になる
- ワネーリには今週に新契約が(正式に)オファーされ、日曜までには決まる可能性がある
- Gyokeresに関しては注意が必要で、彼はエキサイティングな契約だが、ベルタが来るまでクラブは彼がPLの適応に疑問を持っていた
- クラブはジェズースがこの夏にはいい金額で売却できたはずだと考えており、彼のケガには失望している。そして、おそらく彼は2026年の夏までは売れそうにない
- クラブはジンチェンコを積極的に売るつもりはない。しかし、オファーがあれば耳を傾ける
- ネルソンは、アーセナルと袂を分かつときが来たと理解している。彼には、フラムとパレスから興味がある
- もしGuehiがパレスを去るなら、キヴィオールが彼の代替としてリストアップされている。しかし、彼らは最近SDが代わり、いまもキヴィオールがリストの高い位置にあるかは不明
- パレスではGuehiの代替はDiomandeがファーストチョイスだが、実際に彼を買えるかどうかはわからない。彼らはこの夏の予算が潤沢ではないため、ターゲットを絞らざるを得ない
- アーセナルでトロサールは非売品ではないものの、急いで売ろうともしていない。彼が新契約にサインし、クラブに残るとしても驚きではない
- アーセナルはヴィエラの売却には前向き。もう1月から彼の売却を準備している。ウィンドウ終了時にもし彼がまだアーセナルにいるなら驚き
- 選手が売却できれば、さらなる獲得のための場所が空く
- Ezeへの関心はある。パレスとの直接交渉はまだだが、彼らもアーセナルの興味に気づいている
- 彼のRCは£60m+8m。それが分割払いできるかは不明。現時点ではパレスはその満額を求めるが、ウィンドウの終わりに向けてはそのスタンスが軟化するかもしれない
- Ezeに関心を持っているのはアーセナルだけではないし、本人はパレスに残ることもやぶさかでない
- アーセナルは、Rodrygoの周辺にいる関係者たちと話しており、彼も移籍に向けてはポジティヴにとらえている。だが、これは財政(移籍金と給与)が問題になりうる。彼の移籍金は£80m近いとみられる
- アーセナルは彼の取り引きに動ける可能性はあるが、創造力を発揮してどこかから金を捻出する必要がある
- EzeとRodrygoなら、より現実的なのはEze。このふたりを同時に獲得するようには思えない
- スペインでのトレイニングキャンプのライスのことは心配なし。彼は自宅でワークしていただけ
以上。なるほどー。最後のライスは、なんか彼がトレイニングでケガしたんじゃないかという噂があったから、それへの回答だろう。
以下アテクシの雑感を。
売却について
この夏にアーセナルで売却対象になっている選手はこのようになる。( )のふたりは可能性
- ジンチェンコ
- (キヴィオール)
- ヴィエラ
- サンビ・ロコンガ
- ネルソン
- (トロサール)
そして、この夏すでにクラブを去ったものたち。
- タヴァーレス(€5m)
- マルキーニョス(€3m)
- KT
- ジョルジーニョ
- トミヤス
- パーティ
けっこう多いな! この夏はけっこう大改造がある。でも、ぜんぜん稼げていないのがつらいところ。サラリーを節約しているのはポジティヴではあるけれど。
今回のモクベル発言で注目のひとつは、ジンチェンコか。「クラブは積極的に売ろうとはしていない」って、むしろ本人のためにもそうしてあげてほしい。
彼は、LBでは昨シーズンでもすでにほとんど戦力外扱いだったし、一時のMF起用もいまとなってはアルテタのきまぐれみたいに見える。個人的には彼のMFのなにがだめなのか最後までよくわからなかったが。もちろんジンチェンコはいい選手。しかし、いまのチームには残念ながら居場所がなくなってしまっているのが現実で、新シーズンのチーム構想の中心部に彼がいるとは思えず。まだ28才の彼がレギュラーでプレイするためには移籍するしか道がないだろう。悲しいことだ。
それと、ヴィエラやサンビ・ロコンガの売却は規定路線として、ネルソンがけっこうPLチームに人気があるという話がちょっとうれしい。モクベルはフラムとパレスの名前をあげているし、たしかボーンマスも彼をリストアップしているという報道もあったような。ちゃんとPL基準のウィンガーとして評価されてる。フラムへ行くとますます彼らのアーセナルB化が著しくなるな。
モクベルが必要性を主張している「もうひとりの大きな売却」は、誰になるだろうか。キヴィオールあるいはトロサールはちまたでは€20mあたりのような金額が取りざたされているが、それも大きな売却になるのか。それともマルティネリのようなもっと大きな移籍金の選手が想定されているのか。
ところで、Mosqueraが来ることがキヴィオールの去就に影響を与える可能性を指摘する声は少なくない。Mosqueraは右足CBながら、RCB、LCBのどちらでもプレイしてきたそうなのでサリバだけでなくビッグガビのカヴァもできる。そして、もちろんカラフィオーリも本来のポジションはLCB(3CB)。キヴィオールのポジションにデプスはあるし、そもそもガブリエルはタフガイで、不測の事態でもないかぎり多くの時間で彼がプレイするだろう。
この夏の売却可能性ある選手のリストを観ても、そのなかではキヴィオールがもっとも高額で売れそうなひとりであることを考えると、売却対象に含まれてもおかしくはない。
Gyokeresに関しての注意事項
クラブではもともと彼のPL適応に疑問を持たれていた。うむ。なんだか、彼の取り引きがこじれそうになっていたところから決まったこともあって、アーセナル界隈は彼の獲得に興奮してお祭り騒ぎみたいになっているものの、冷静になれば、彼に対する本質的な疑いは当初からなにも変わっていない。
スポルティングでのゴールマシーンっぷりをアーセナルでも再現できるか。つまり、PLに適応できるかどうか。
もちろん始まりもしていないのに憂える必要はないが、シーズン中にこのことを思い出すような期間が訪れないことを祈りたい。ストライカーはとかくスランプに陥りやすい人種だから。よくスランプに陥っていたラカゼットのような選手を思い出すに、スランプから抜け出すのも簡単じゃない。なむなむ。
EzeとRodrygo
ここの部分はとくに目新しい発言はない。ふたり同時には取らないというのも、まあ当然のように思える。そして二択ならEzeが現実的。
ところでRodrygoについて誰かが云っていたのは、ウィンドウが閉まる直前に彼がローンでやってくるというシナリオ。CWCでもベンチが多かったようだし、Alonsoはクラブからチームの人選を完全に一任されたという説もあり、政治的理由で彼が起用されることもないなら、彼のRMでの今後はけして明るくない。
そうなれば、彼もこの夏ウィンドウが終わるまでに新しいクラブをみつけるよりないが、すべてのビッグクラブが彼の高い要求に応えられるわけではないし、各種報道を信じるなら彼はアーセナル行きを望んでいるという(おれは信じない)。
となれば、8月いっぱいあれこれ悩んで、すったもんだして、9月1日のウィンドウ最終日にもどうにもならず、結果なんと1年ローンでアーセナルへ。よし、サラリーの半分をこちらで負担してあげようか。これはいいシナリオ。
レアル・マドリッドからのローンというのもわれわれには悪くない記憶。買い取りオプションなどなくとも、1年後にはもうお互いに離れられない関係になってるはずである。
このあとの残りの夏ウィンドウの長い期間は、それを楽しみにしておくか。まさか移籍市場で高みの見物ができる身分になれるとは思わなかったなあ。ベルタさまさま。
おわり