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最近のアーセナルニュース(5/Aug/2025)キヴィオー代替にJérémy Jacquet?、シュツットガルトがヴィエラに興味、パーティがヴィヤレアル? その他……

やあ。40℃ではエアコンなきゃ死んでしまうなあ。

さてアーセナル。アジアツアーのあとは、あまり大きなニュースもなく、またまた比較的静かなアーセナル界隈だった。

が、明日はまたフレンドリーのヴィヤレアルということで、その前に、ここ最近のアーセナルニュースをまとめておこう。



キヴィオール/ジンチェンコの移籍に備えて? アーセナルがStade Rennaisの19才CB、Jérémy Jacquetに興味

おとといのロマっさんが伝えていた。

ロマーノ:アーセナルが19才のフランス人CB、Jérémy Jacquetに最初の接触をしたと見られる。

アーセナルはJérémy Jacquetを気に入っている。彼は最近Rennesと2029年までの新契約にサインしたばかり。

彼は今月の退団に備えたオプションリストに含まれている。あるいは最終的には2026年の獲得のためかもしれない。

この件は、まだオーンステインやジェイムズ・マクニコラスのThe Athletic系は伝えていないが(※8月5日時点の移籍記事では「アーセナルが長期の興味を持っている」と彼の名前を伝えていた)、昨日サミ・モクベルがつづいた。

「BBC Sportの情報筋によれば、今月の獲得もありうる」とのことながら、それが叶わないなら来年の獲得を見据えてひきつづき選手の成長を監視していくという。

ここで若いCBに着目というのは、アーセナルのDFラインに今後動きが出てくる可能性があるからだろう。

ロマーノ始め、各所でキヴィオールのこの夏の移籍はいまだオープンとも云われているし、ジンチェンコにも数は少ないものの噂はある。そうなれば、スクワッドの欠けた部分の補強は必要になる。

もっとも、このふたりではアーセナルのスタンスは違っていて、スクワッド事情的にもキヴィオールはできれば売りたくないだろうし、ジンチェンコはできれば売りたい。ジンチェンコは売りたくても売れないというのが現実だろう。

以前、どこかで読んだが(また忘れたごめん)、ジンチェンコは高給が移籍の最大のネックであり(£150kpw)、また彼と彼の家族がロンドンを離れたがっていないということもあるようだ。もちろん、本人のケガ履歴もマイナス。残り契約1年も、彼には移籍を急ぐ理由にはならない。来年になればフリーエイジェントでより条件のよい移籍先が見つかるだろうから。おそらく、アーセナルにとってもジンチェンコがこの夏に売却できるかどうかは定かではないはず。

なので、キヴィオールとジンチェンコが両方チームに残ることはありうる。その場合は、必ずしもJeremy Jacquetは必要ない。モスケラも来たばかり。

そこで、一部メディアやファンのあいだで議論されているのは、Jeremy Jacquetの「サリバスタイル」での獲得。今年確保して、Rennesに即ローンバック、来年のDFライン再編に備える。それはたしかに悪くないアイディア。Rennesは、現時点では基本的に非売品のスタンスのようだが、そうなれば多少受け入れやすさはある。

フランスU-21の彼の現在のMVは€10m。その金額であと4年も契約を残すプロスペクトを買えるとは思えないが、いまのところはそこまで高くはなさげ。

これはアーセナルのナイスな動きのように思える。

チェルシーへ行ったJorrel Hatoじゃダメだった?

最近、チェルシーがわりとすんなり獲得を決めて。€40mくらい? もちろん彼は、ここ数年アーセナルがしばらく追っていた選手として知られる。

アーセナルよりチェルシーのほうがレギュラーでプレイできるんかなあと思ったら、そうでもなさそうで(CHEのLBにはあいつもいるし、ほら名前なんだっけ、ククレカレーみたいな?)、どうもバックアップの立場も受け入れているとか。17才でアヤックスのキャプテンまでやった漢が信じがたし。

アーセナルは、キヴィオールとジンチェンコがいずれいなくなるなら、CBとFBどちらでもプレイできる彼は理想的なプロファイルに思えたのだが、タイミングが悪かったか。

もっとも、HatoはCBというよりはFBで、アーセナルはMLSが台頭したおかげで、Hatoへの関心が急速に薄れたという説もある。それも納得。

まあ彼がチェルシーの選手になったということは、逆に将来のアーセナル移籍が近づいたのかもしれない(自虐)。

アーセナルがキヴィオールへのオファーをお断り

そのキヴィオール。

比較的新しいニュースで、先週にポルトが出したキヴィオールへのオファー「1年ローン+買取義務€27m」をアーセナルが拒否していたと、昨日報じられていた。

Arsenal refuse une offre de Porto pour Jakub Kiwior

ニュースソース的にあまり信用はできないが、キヴィオールに具体的なオファーのニュースが出たのは興味深いところ。

現在の彼のMVは€28mで、去年後半のガブリエル不在時の活躍で€22mから選手価値はやや上がっている。当然、アーセナルももし彼を手放さなければならないとしたら、MV以上のものを期待するだろう。

この夏ウィンドウで、キヴィオールに大きな動きがあるかどうかはひきつづき注目。

シュツットガルトがファビオ・ヴィエラへ?

こちらは昨日オーンステインがブレイキング。

オーンステイン:<独占>シュツットガルトがアーセナルのファビオ・ヴィエラの獲得を求めている。25才MFは昨シーズンをポルトへのローンで過ごした。VfBはパーマネントでの獲得を目論む。まだ合意はないが、AFCとの交渉は続いている。

気になる移籍金について、オーンステインはThe Athleticの記事で「アーセナルは2022に彼の獲得にかけた€40m(35+5)に妥当な金額を求める可能性が高い」と述べていた。

ファンのあいだでは、その半分でももらえたら御の字のような悲観的な意見が目立っていたが、どうだろう。

彼には以前ウェストハムが興味を持っているというニュースがあったくらいで、ここまであまり目立った引き合いもないとなれば、入札競争にはあまり期待もできず。せめて高率のセルオンをつけられれば。

この案件は、アーセナルがヴィエラを売却したい以上大きな障害はないと思われ、成立の可能性は高いんじゃないだろうか。移籍先がシュツットガルトになるかどうかはともかく。

それにしても、フットボール世界では相変わらず景気のいい話ばかり聞こえてくるが、アーセナルがつねに選手を高く売れないのはなぜなんだ。

婦女暴行で起訴されたトーマス・パーティがヴィヤレアル加入へ

一昨日のこのニュースにはちょっと驚いた。まさかスペインのような国で、5件もの婦女暴行事件で起訴されている彼がふたたびプレイすることになるとは。サウジや中国ならいざしらず。スペインが彼が長らくプレイした場所とはいえ。サポのかたは平気なんすかね。

しかもヴィヤレアルは明日われらと試合をするチームという奇遇。

The Athleticに詳しいリポートがある。

彼は今日(火曜日)ウェストミンスター治安判事裁判所に出廷する予定になっているということ。もちろん裁判は続行中。今回は一般人も傍聴できるそうだ。

それと、捜査中の人物、あるいは裁判で有罪になった人物もスペインリーグでプレイすることができなくなるルールはないらしい。したがって、パーティがヴィヤレアルでプレイすること自体にはレギュレイション上の問題はない。ただし、スペインサッカー連盟(RFEF)は、今回のケイスを審議するようで、いまは選手の登録を待っているという。

ヴィヤレアルは、フリーエイジェントかつ起訴内容から多くのクラブから敬遠されているであろう彼を有利な条件で獲得できるとはいえ、今後クラブの内外で噴出するであろう議論を思えば、かなり思い切ったと云わざるを得ない。

The Athleticの記事では、複雑なファン反応も伝えている。彼のフットボーラーとしてのクオリティは認めるところだが、いっぽうで多くのファンは心情的に受け入れがたいと感じている。「彼がたとえ無罪だとしても」というファンの声が重い。

そのようなことがあっても、ヴィヤレアルが思い切った決断をしたのは、アーセナルが彼にとった態度と同様に彼の潔白に楽観的なのかもしれない。仮に彼が裁判で無罪になれば、いい訳はできる。

あるいは、有罪になったときには、一方的に契約を解除できるなどの条件をヴィヤレアルが彼の契約に盛り込んでいるようなことも当然考えられる。いやしらんけど。

ジャカがサンダランド、ラムズデイルがニューカッスルへ

グラニト。今年PLに昇格するサンダランドへ移籍が決定。

Granit Xhaka to Sunderland: Black Cats complete £17.3m transfer deal for Bayer Leverkusen midfielder

32才。£13m+4.3mアドオンの総額£17.3m。

ジェイムズ・ベンジによると、もしサンダランドがアドオン含めた総額をレヴァークーゼンに支払うことになった場合、32才に£17mはPL記録らしい。

年齢を考慮せず、レヴァークーゼンでのジャカを考えたら、これはかなりお得な買い物のようにも思えるが。今日日、選手によっては年齢はほんとにあまり関係ないし。彼には豊富なPL経験もあり、リスクは低い。

ジャカがアーセナルを去ったとき、あとはこのままドイツで過ごしてそのままコーチになって、みたいなキャリアの晩年を想像していたら、なんとなんと、早くも英国フットボールに帰ってきたという。

彼は当時アーセナル退団の経緯について、「新契約のオファーがなかった」とも述べていて、アーセナルにはちょっと未練があったようでもあった。そして、その2年後にまたイングランドに帰ってきたのだから、彼の未練は実際あったということなんだろう。

32才になった彼がPLの昇格チームでどれだけのことをやるか。これはアーセナルファンにはとくに楽しみができた。

そしてラムズデイル。降格してしまったサウサンプトンからニューカッスルへの1年ローン+買取OP。これはやはりいつもの彼らしく、ファンはみんな反対なんだろうか。まあひとまずローンだからいいのか。

本人が幸せならよかった。こうして見ると彼もニューカッスルの選手って感じだなあ。

ニューカッスルの事情はよく知らないが、彼らにはNick PopeのようなGKがいて、ラムズデイルはひとまずセカンドGK? それとも33才のPopeとの世代交代を考えているのか。

彼の新天地での成功をいの……らない。

チャーリー・パティーノがダウマンにアドヴァイス「プレッシャーを与えてはいけない」

アーセナルでの将来を嘱望されながら、ファーストチームに定着することは叶わず、クラブを去っていったチャーリー・パティーノ(21)。彼がスペインに去って早一年。The Athleticが彼のインタビューを伝えていた。

パティーノ:(マックス・ダウマンについて)15才でブレイクするというのは大したことだ。あの年であんなふうにやれるのはとてもめずらしい。

ぼくの経験から云えるのは、あの年の子に過大なプレッシャーはかけないことだね。トレイニングで学ばせるだけにすべき。必要なときになったら、彼を使い、適応する時間を与える。経験を積ませて、どうなるか見ていく。

それが、ぼくが17のときにファーストチームとトレイニングを始めたときにあったこと。ぼくはグラニト・ジャカやダヴィド・ルイスから学んだ。グループのなかのビッグエゴ、ビッグキャラクターさ。そうしてぼくは学んだ。

Big ego. “ego”っていい意味でも使うんすね。

パティーノのことは正直ちょっと忘れてた。あんなに期待された選手だったのに、最後はあっけなかったなと。彼が、アーセナルに残るよりも、自分のルーツであるスペインに行きたがったというのも大きかったろう。

それと、アーセナルで成り上がるには彼にはタイミングも悪くて、彼がファーストチームに関与してきたときが、ちょうどアルテタがよりフィジカルなスクワッドをつくろうとしていたときに重なってしまった。

それがもしヴェンゲルさんの時代で選手のテクニカルな面がより重視されるときだったら、彼にももっと大きなチャンスがあったかもしれない。不運だった。

 

おわり



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