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アーセナルがピエロ・ヒンカピエの獲得を発表!

夏ウィンドウのデッドラインデイという超ドタバタな日に発表されたために、すっかりこれを書くのも遅くなってしまった。

アーセナルが、レヴァークーゼンの若きDF、Piero Hincapie(ピエロ・ヒンカピエ)を獲得した。買取条件の付いた一年ローン。

非常に的確だった2025夏ウィンドウをしめくくるにふさわしい補強。23/24シーズンのドイツ版インヴィンシブルのひとり。



アーセナルがバイヤー・レヴァークーゼンからピエロ・ヒンカピエーの獲得を発表!

AFC公式サイトより。

エクアドル代表のPiero Hincapieが、レヴァークーゼンからシーズンロングローンでわれわれに加入しました

この23才DFは、2021年にレヴァークーゼンに加入以来100試合以上でプレイ、23/24シーズンのブンデスリーガ優勝でもカギとなる役割を演じた。

ピエロは、キャリアの初期にはエクアドルのIndependiente del Valleのユースで育成されてきた。そして彼は17才でそのままシニアデビュー。その間、彼はエクアドルU-17のキャプテンになり、2020年にはU-20 Copa Libertadoresを勝ち取っている。

このヴァーサタイルDFがアルゼンチンに移籍したのは2020年のこと。レヴァークーゼンに移籍するまで、Primera DivisionのTalleresで鮮烈な印象を残している。

国際レベルでは、ピエロはエクアドルで46試合出場。2022ワールドカップ、2021年と2024年のCopa Americaスクワッドの一員でもあった。

えらいひとたち。

アンドレア・ベルタ:われわれは、ピエロ・ヒンカピエのローン契約を完了できて非常に満足している。

彼は若干23才にして、すでにブンデスリーガと国際レベルでとても豊富な経験がある。

彼はじつに力強くヴァーサタイルな、賢いDFである。近年の彼のクラブと代表チームでのパフォーマンスは、とてもハイクオリティに安定していた。

われわれは今シーズンの彼が成長をつづけていき、われわれにとっても重要な選手になると確信している。

ミケル・アルテタ:われわれは、ピエロ・ヒンカピエをクラブに歓迎する。

ピエロにはかなりのフィジカルプレゼンス、ヴァーサティリティと戦術的柔軟性があり、それがチームに力強いオプションをもたらすだろう。

彼には若さと成熟さのとてもいい組み合わせがあり、ビッグキャラクターがある。彼はわれわれのスクワッドを必ず強化してくれるし、より競争力あるものにしてくれるはずだ。

われわれ全員が彼と彼の家族をアーセナルに歓迎する。

彼はナンバー「5」を着けることも発表された。トーマス・パーティが着けていたナンバー。彼はアーセナルで最初のエクアドル人選手であり、同じ南米出身の選手としては、約10年前にはパウリスタなガブリエルが5を着けていた。

ヒンカピエのファーストインタビュー「(ジャカ)アーセナルのいいことばかり話していた」

アーセナルメディアによるインタビュー。またスペイン語か。初インタビューに英語で応じてくれなかったのはズビメンディ、モスケラにつづいてこれで3人め。わしは外国人の「しゃべり慣れない英語」を聞くのが大好き日本人なので、これはちと残念。AFC公式サイトのトランスクリプトより。

PH:この決断を確信するにあたっては、ひとつの会話だけでよかった。天にも登る気持ちだった。新しいチームメイトたちとのあいだで潤滑油になりたいし、いいシーズンを過ごしたい。

ぼくはいつだってクラブのためにトロフィを勝ち取りたい。そこに自分の名前を刻みたいし、爪痕を残したい。すぐにいいスタートができるようにしたいね。そこがいちばん重要だ。

(ジャカがチームメイトだった)アーセナルについてよく話したよ。彼にアーセナルについて訊くと、彼はクラブについて素晴らしいことばかり云っていた。彼がアーセナルにいた期間がいかに素晴らしかったか。そうした話を彼から聞くのは大好きだった。

それは最近のことではないけど、彼はこのあいだもメッセージを送ってきてくれた。彼はいつもクラブのいいことを話していた。

(チームになにをもたらせる?)ぼくはたくさんの勇気をもたらせると思う。もう何年もやってきた自分のクオリティを示したいし、このクラブのために多くをもたらしたい。

ぼくのベストポジションはCB。FBでもたくさんの試合をプレイしてきた。でも、ベストはCBだね。自分のクオリティ、ペイシーでボールを前に運べるし、ピッチではリーダーにもなれる。

エイジェントGX。いいやつだ。

ヒンカピエの移籍金、契約期間、給与

The Athleticによると、彼の契約は、一年ローンに買取オプションで、来年夏に発生する移籍金は€52m(£45m)。将来の移籍でレヴァークーゼンが移籍金の10%を受け取るセルオンもつくということ。

何度も書くように、この買取オプションという契約内容はアーセナルFCとしての会計上の要望によるもので(今年は金を使いすぎたので支払を来年度に計上したい)、レヴァークーゼンとは事実上は買取義務の約束のようだ。公式にもレヴァークーゼンは買取義務つきローンだと発表しているという。

ちなみにTMでは、“Obligation to buy with conditions(条件付き買取義務)”のように記載されている。初めて観たような? この条件なら、両クラブのニーズを満たしているということか。

アーセナルで受け取る給与は不明ながら、レヴァークーゼンで受け取っていた金額は€72kpw。

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