ゆうべは、あのド深夜に叫びそうになった。正直、あきらめかけてたから。あんな流れで終わるがっかり試合なら、これまで何度も観てきたし。
それがあれ。ああいう結末が待っているとはねえ。長いこと応援していると、たまにこうして報われる。
というかですね。これはやっぱり<新生アーセナル>なんじゃねえのと思う。
優秀な選手が加入したとかスクワッドデプスみたいなわかりやすい変化だけじゃなくて、もっとメンタリティとかマインドセットみたいな、見た目からはわかりにくいもの。それがあの試合終盤残り数分のイコライザーからの2発ににじみ出てた。
すごいぞガナーズ。
われわれがSJPでリードされた試合をひっくり返したのは、ほとんど40年ぶりのできごとらしい(最後が1986年)。タイトルを取るシーズンなら、こういうことが起きなくちゃいけない。
試合を振り返ろう!
Newcastle 1-2 Arsenal: Gabriel scores late winner as Gunners go second
アルテタの試合後コメント「過去から学び、ネクストレベルへ行く」
試合直後のアルテタのインタヴュー。AFC公式サイトより。
アルテタ:なんてことだ! これこそが、われわれのやっていることだ。チームはすごかったと思う。パフォーマンス、その競いかた、そして最後は、われわれがこれまでに得ていたものよりも、ずっとふさわしいものを得た。
フットボールは、ときにこうしてふさわしいものを与えてくれる。そして今日それが起きた。われわれはいまはとても楽しんでいる。
われわれはネクストレベルについて話していた。シーズンのなかには、レベルアップをしなければならないときがあると。そして今日、それを求めた。
われわれには、シーズン始めからとても難しいフィクスチャがあったという事実もある。それがわれわれにさらに要求し、チームはわたしが褒めたくなるようなやりかたで、始まりからとてもよく試合を掴んだ。
こうしたグラウンドでは、感情的に支配しなければならない。とくにものごとが自分たちの思い通りにいかなくなり始めたとき。自分たちはもっとふさわしいものがあると感じるとき、ある決断により失点する。それに対するチームの反応のしかた。プレイのつづけかた。わたしの意見では、そこが際立っていた。
(またしてもベンチが活躍)サブから入った選手たち、いわばインパクターズたちが、こんなにも違いをつくってくれた。エナジーとクオリティをもたらした。マルティネリ、ふたつ素晴らしいアシストをしたマーティン、MFからそこに入っていったミケル。それが脅威だった。
サリバはHTに要求されたことをし、マイルズはイコライザーを決めたあともカムバックする。チームの信じられないプレイだ。
いまチームが示している一貫性とレベルが、わたしにとてもいいフィーリングをもたらしてくれる。未来に希望が持てる。これを継続していく必要がある。
試合後の記者会見。AFC公式サイトより。
(終盤に得た結果……)
- 信じられない気分。これぞフットボール
- 最後にふさわしかったものを得られたとき、それ以上にいい気分のことはない
(ウィナーが決まる前のあなたの心拍数……)
- そのアクションを観ていたのではっきりしているが、とても速く、レフリーが介入することはないと思ったが、わからなかった。なぜなら、前半のペナルティ(が覆った)例があったから
- それとは関係なく、わたしはチームがとても誇らしい。プレイのしかた、競いかた、ゲイムの理解、困難な状況や決断への反応、それでもベンチから出てきた選手たちとともに勝つ道をみつけたこと。すばらしい
(激しく浮き沈みのあった試合……)
- 自分たちがプレイすべき試合への理解があった
- ラインナップやフォーメイションなどで予想外のこともあったかもしれないが
- とても予想どおりなこともあった。ここで試合に勝つためになにをすべきか
- われわれは間違いなくそれをやった。試合の始まりから最後まで
- そのうえ、われわれにはとてもクオリティがあり、いろいろなやりかたでたくさんのチャンスをもたらした
- そして最後には勝つ道をみつけ、われわれは試合に勝つにふさわしかったと思う
(最後の瞬間のウィナーはどれほど気持ちいい?……)
- ネクストレベルに行くにはどうすればよいか、われわれは議論してきた
- それには、まず過去から学ぶこと。とても困難だったことや、このグラウンドでのこと。そしてそこから学んだレッスンを活かすこと
- 今日は、さらなる機会だった。PLでとても重要な週であり、われわれはすでにシーズンのこのような初期にすべてのタフな場所でプレイした
- それがわれわれを物語る。われわれは何になりたいのか。野心。どうプレイしたいか
- 今日のチームは、際立つやりかたでそれをやったと思う
(ヨクレスのペナルティ判定……)
- わたしはそれを直接観ていて、そのあとスクリーンでも観た。わたしにはペナルティだった
- われわれは、今シーズンもとてもはっきりした説明を受けている。VARというものは、clear and obviousなエラーでないと介入しないのだと。そうではなかったというのが、わたしの見解だ
- ありがたいことに、われわれは試合に勝つ道をみつけることができた
- チームはいまも感情的にとても落ち着いている。それが、われわれがおそらく数年前に得た教訓
(リヴァプールと差を縮めた……)
- わたしはチームの信念を信じている。このチームはどんなタイプの試合もプレイできるし、もたらせる。納得したかたちで試合に勝てる
- わたしにとって、このグラウンドはもっとも難しい場所のひとつ
- ニューカッスルを称賛するよ。彼らのプレイ、競いかた、なんて難しいのか
- しかし、われわれは違うレベルで試合をつかんだ。それが誇らしい
(またサブが違いをつくった……)
- そのとおり。いくらか調整をせねばならなかったが。サブもいろいろな理由がある
- ひとつは、入ってくる選手が完全に集中していること
- わたしの義務はチームのために試合に勝つことで、彼ら全員が素晴らしいやりかたでそれを実行してくれた
- マルティネリは入ってすぐにそれを示した
- サリバは45分間際立っていた
- マーティンはしばらく離脱していたあと入り、ゴールになったふたつのチャンスをもたらした
- ミケルはボックスのなかでとても大きな脅威になり、勝利の瞬間をもたらした
- 全員の功績だ
(ほかの試合結果によって今日はさらにプレッシャーがかかっていた?……)
- シーズンにはいろいろなときがあり、もちろんわれわれはすでに難しいフィクスチャをプレイしているし、今日はトップとの差を縮めるチャンスだった
- わたしはチームがそれをどれだけ欲しているかを示したと思う
(批判を黙らせる機会だった……)
- それはわからない
- マンシティとニューカッスルもとても際立つチーム。それがわたしの見方であり、とてもはっきりしている
以上
ブカヨ・サカの試合後コメント「フットボールではレイトウィナーよりいいものはない」
キャプテン。AFC公式サイトより。
BS:大きな結果。ぼくらが以前にここに来たとき、結果は自分たちのほうに来なかったし、判定とかそういうのも。今日もそうなってしまうのかと感じ始めていたが、ぼくらにはビッグキャラクターがある。試合をひっくり返すビッグファイト。とてもうれしい。
以前ぼくらがここに来たときには、ぼくらに不利な判定があったり思い通りにいかなかったり、今日もそういう感じだった。ペナルティやいくつかの判定。それにNick Popeが信じられないような試合をした。
しかし、ぼくらはそれでもなんとかやって、キャラクターとレジリエンスを示した。だから、ぼくは選手たちがとても誇らしい。チームは今日は大きな宣言をしたんだ。チームにとってとてもいいこと。全員の顔を観たでしょ。
(ウィナーをみんなで祝った)あれはトップだった。みんなでコーナーフラッグまで走っていき、ガビとその瞬間を祝った! チームにもビッグモウメントだった。
ぼくも試合を楽しんだよ。気持ちよかった。なんとかカムバックできたし、一週間に3試合だ。プレイできてとても気持ちよかった。ぼくらが試合を支配したと思うし、コントロールした。そして最後にはふさわしいものを得たんだ。
アームバンドを着けてプレイするのはつねに美しい。3ポインツもうれしい。だからとてもハッピー。
Sky Sportsのインタビューでは、ペナルティが覆ったVARについてコメント。
あのペナルティ、VARがclear and obviousエラーのためにあるというのなら、レフが決断するまであれだけ時間をかけたという事実は。
だからあれはclear and obviousエラーじゃないんだよ。そういう小さいことが、いつもぼくらの不利になる。でも、今日はぼくらがふさわしいものを得た。ことばが出ないね。
でも、もうどうでもいい。勝ったんだから。
ミケル・メリーノの試合後コメント「ここでのカムバックはマジカル」
またやってくれた。このひとはスタートすれば文句を云われ、ゴールを決めれば称賛され。いろいろ忙しい。Sky Sportsより。
MM:こういう試合の信じられないレイトウィナー。ベストだ。でも、ぼくからしたら、それよりもっと素晴らしい。
ここでのカムバックはぼくにはつねに大きいんだ。たくさんの思い出もある。そこでゴールを決めてチームを助けることができたのは、すごいこと。最後の時間に勝つよりいいことはない。選手みんなにおめでとうだ。
ここに来るときは、いつも古い友人や見慣れた顔がある。素晴らしい思い出がある。1年しかいなかったけど、いまもぼくの人生とキャリアのたいせつな一部。だからマジカル。
あの劇的イコライザーを祝ってるとき、喜びをあらわにしていて、彼の古巣ということを忘れてたんじゃないかと思ったけどそうじゃなかったようだ。よく観ると、ガッツポーズを遠慮した様子も(笑)。
Eddie Howeの試合後コメント「オーデガードが違いをつくった」
勝ったので。
EH:(85分のガブリエルのハンドボール疑惑)まだ見返していないから、なんとも云えない。VARがハンドボールを与えるかわからかったし、最初はそう思ったが、そうはならなかったので、判定を受け入れるよりない。
まずは自分たちのことを観なければならない。そうでなければ成長も発展もない。これは自分たちを分析する機会であり、どこに進歩の余地があるか。われわれもトライしたと思う。全力を出した。とてもフィジカルだったね。
今日のわれわれはベストだったとは思わない。正直を云えば、アーセナルはとてもいいプレイをしていた。
われわれにもチャンスはあったし、リードもした。そして、なんとかそのリードを守ろうと必死だった。Nickがいくつかいいセイヴをした。でもそれでもダメだった。最後にセットピースでやられた。とても失望している。
わたしは、彼らの全体的なパフォーマンスではオーデガードが違いになったと思っている。プレッシャーの重みがものを云った。われわれの努力が足りなかったわけじゃない。ただ、小さなディーテイルが高くついた。
このひともPLマネジャーズのなかでは憎めないひとりというか。