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アーセナルでの再起を誓うガブリエル・ジェズース。予定より早い復帰も?

こんにちは。

1月にACLの手術を受けて、当初は年内に復帰できるかどうかと云われていたガブリエル・ジェズース。

最近のニュースによると、彼の復帰は予定より早まっているようであり、まだ10月ながら現在はリハビリの最終段階という。

ここ数日で本人のインタビューがいくつかあったので、今回はそれをお伝えしよう。



ジェズース「ヒザもとてもよく反応している」

これはパレス戦のマッチデイプログラムのなかでのインタビューのようだ。

Arsenal star ‘feeling great’ as he issues new update on injury return

GJ:気分はかなりいい。ヒザはとてもよくなっているから、もうすぐチームとまた合流できることを楽しみにしているんだ。愛することをするために。

めっちゃ長かった。こういうケガの場合、長い回復期間を短縮して分けることになるけど、いまのぼくはあとちょっとだけガマンが必要なステイジにいる。もうピッチでのワークもできているが、そこはトリッキーなんだ。だから自分でもあまり焦らないようにしないといけない。

もう(リハブの)終わりが見えているなら、そこでやりすぎないことが重要だ。地に足をつけて、そのときが来るのを待つ。準備万端になるのを。

(長期間のケガと付き合う精神的な難しさ)自分をつねに信じている。ここに来てから何度かタフなときもあったが、素晴らしいときもあった。たくさんプレイして、すごくいい調子で。

ゴールできない試合ですら、ぼくはスペイスを開けることができるし、裏にランすることもできる。でも、残念ながらケガをしてしまった。そこはコントロールできない。

これはぼくの人生でも最大のケガだった。そして、ピッチ外でのベストなときを過ごしていたときに起きたことでもある。つまり、いい準備をして、チルして、よく食べ、よく寝て、よく回復しても、それは起きた。だから、ぼくはそれが予想できないというんだ。

だからいまはまだそれが十分じゃないことがわかっている。もっと自分をケアする必要がある。全シーズンでプレイできるよう賢くあらねばならない。

それがいまぼくが考えていること。トレイニングをコントロールする必要がある。ぼくはつねに外に出れば100%を出す選手。それがちゃんとコントロールできないのなら、問題になりうる。

(ワールドカップへの期待)もちろん3回めの出場を果たしたい。だが簡単ではない。ぼくらには素晴らしい選手たちがいてすごいスクワッドがある。それにワールドカップまでもう短期間しかない。

多くの時間は残されていないけど、ぼくは自分を信じるよ。またプレイできるようになれば、招集されるようベストを尽くす。

アーセナルの選手たちはケガから復帰後にセットバックしてしまうひとがけっこういる。慎重になるのもわかる。ゆっくりやってほしい。

ジェズース「2027年までクラブにいるつもり」

ブラジルメディア『Placar』によるインタビュー。

Gabriel Jesus diz que Palmeiras é o único clube que jogaria no Brasil e é sincero sobre voltar: ‘Interesse sempre vai existir…’

GJ:アーセナルのコーチやボードからは、いつも早く戻ってほしいと云われているよ。

ぼくがクラブのプランに入ってないとは思ってない。契約も2027年まであるし、もしそのときまでに更新されないなら、少なくとも2027年まではクラブにいるつもりだ。

パルメイラスの興味はいつだってある。彼らから、そしてぼくのほうからお互いに。

だが、正式なものはなにもない。パルメイラスのユースシステム出身の子どもなら自然なことだろう。ヨーロッパへ行き、いつか必ず戻りたい。クラブの全員がそれを知っている。

ぼくは選手だから、これを云うのはちょっと憚られるが、自分がブラジルに帰るときはいまじゃない。ぼくの望みはつねにパルメイラスにあるけどね。

以上

 

ジェズースのアーセナルでの未来

どうだろう。やはりそれを考えると、ちょっと悲観的になってしまうか。

ジェズースは去年の時点で、この夏の売却対象だったと云われていて、それが運悪くシーズンなかばの大怪我によって不可能になり、そしてその後には彼が復帰できる冬の移籍市場で売却されるんじゃないかという噂もある。

つまりクラブが売りたがっているということは、本人は否定しているものの、残念ながら現在のチームのプランにはほとんど入っていないのだよね。

おそらく、今年だけでなく去年すらもアーセナルはすでに彼以降のチームづくりを目指していたし、すくなくともメインストライカーとしての彼に納得してはいなかった。彼以降では、ハヴァーツが9として台頭し、さらに今年はヨクレスも取っている。

ただ、こうして「2027年までいるつもり」と彼がチームに残りたがっていることもあり、たとえば今シーズンの後半、彼がフィットネスを取り戻したときに使い道がないかといえば、そんなことはないだろうとも思う。

彼はハヴァーツともヨクレスともタイプの違うFWであり、WGとしては右でも左でもプレイできる。アルテタには戦術の幅をもたらすだろう。彼がアーセナルでの初年度(22/23)に見せたようなスパーク、あるいはACLをやる直前のフォームを取り戻せれば、とても魅力的な攻撃オプションになりえる。

問題は、アルテタがどれだけ彼を頼るか。

いま、この時点でもし彼がフィットしていたらヨクレスのバックアップとしてベンチには入るだろうが、ハヴァーツが戻って来ると9の数は足りる。WGとしても、サカがいれば右はないとして、アルテタが左のネリレオよりいまのジェズースを優先するかは疑問がある。しかも、このあとマドゥエケが戻れば、さらにWGのオプションは足りる。

やはり難しいだろうか。

本来彼のような優秀な選手なら、フィットネスを取り戻すために多少時間がかかってもチームにいてくれるのは心強いのは間違いないのだが、給与が高すぎるのもクラブには頭が痛い。現在の彼の£265kpwはチームで2番めの高給(FBRef調べ)。仮にたいした移籍金にならなくとも、クラブが彼を手放したい理由はある。実際このあとアーセナルで際立つリバイバルでもないかぎり、高齢&高給でまともな引き合いは期待できないだろう。

理想は、彼がこのあとチームに復帰し、シーズン後半にPLとCLの成功に貢献してもらい、夏にそれなりの金額で移籍。みたいな感じだろうか。

せっかくフィットネスを取り戻したのに、彼がベンチにも入れないみたいな姿は、正直あまり観たくない。しかし、この現状のスクワッドデプスではそれすらもありえる。

ジンチェンコはかなわなかったが、ジェズースにはアーセナルでメジャータイトルを取ってほしいものだ。

 

おわり



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