試合について
試合結果
22分、コーナーからジュリティンのゴールをアシストしたサカは、なんとこれが今シーズンの初アシストという。信じがたい。
アーセナルのファースト11
SofaScoreより。
4-3-3
メリーノ
トロサール、エゼ、サカ
ライス、ズビメンディ
MLS、モスケラ、サリバ、ティンバー
ラヤ
サブは、マドゥエケ(38 トロサール)、カラフィオーリ(68 MLS)、マルティネリ(68 サカ)、ホワイト(81 ティンバー)、オーデガード(81 エゼ)
今回ネリとノニに加えて、さらにオーデガードが復帰。ベンチに入った。
マックス・ダウマンはシニア選手が複数戻っていることもあり、U-19バイエルンでプレイしていた。2ゴールと大活躍したのはこの試合とはまたべつの話。
LCBにモスケラの抜擢は意外だったが、その理由はアルテタが試合後会見で明かしている。ヒンカピエのIBからつづく負荷を考慮した模様。CBとして、モスケラでもまったく遜色なし。
LWは、ぼくはトロサールは休ませることを優先してスタートは予想しなかったのだけど、結局ケガをしてしまった。左のふくらはぎを気にしていたようだ。誰かが戻ると誰かがまたケガ。アーセナルあるある。
こういうことが起きないために、本来チームは定期的にロテイトすべきなんだが、まあしょうがないか。マドゥエケもネリも100%フィットネスじゃないみたいだし。マネジャーが彼を使いたい気持ちもわかる。いまチームでもっとも調子のよいひとりだった。深刻なケガでないことを祈る。
あとはNLDと同じレギュラーチーム。
今回、試合にビッグインパクトをもたらしたのがサブ。マドゥエケ、カラフィオーリ、ネリの3人のサブがゴールにからんだ。とくに後半から入ったふたりは、ピッチに入った直後、つぎつぎと結果を出した。これはミケルもにんまり。
めずらしくアルテタがサカを早めに下げたこともポジティヴに思える。メリーノはくたくたに見えたけど、やはり下げられなかったか。彼の疲労は蓄積している。VGが戻ってくれば休めるんだがなあ。
マッチスタッツ
Sky Sportsより。
バイエルンは試合を通して、SoTがわずか2(前後半にひとつづつ)。アーセナルは8。前半の彼らはあれだけボールを持ち支配的にプレイしながら、じつはアーセナルをそこまで脅かす場面もなく。
コーナーが6 v 1、相手ボックスでのタッチが24 v 13など、ポゼッションやパスでいくら上回られたところで、実際に結果に影響を与える部分ではアーセナルのほうがよほど実のある攻撃をしていた。
なお、スタッツではアーセナルはビッグチャンスを4つ逸しているが、これはNeuerの功績が大きいだろう。元祖スウィーパーキーパー。スウィーパーキーパーのおかげでネリのゴールではやらかしもあったが、信じられないようなショットセイヴをいくつかやった(セイヴは5)。去年のCLにおけるPSGのあいつもそうだが、このレベルのビッグマッチでは、優秀なGKが勝敗を分けかねないほど重要だということを再認識した。
Opta AnalystによるxGは、2.81 vs 0.69。
Optaのグラフがないので、数値は若干ちがうがScott Willisのものを。試合を通してのバイエルンの平坦さにくらべて、アーセナルの後半の伸びっぷりがわかる。ぐいぐいチャンスをつくった。
なお、このアーセナルの2.81というチャンス量は、バイエルンが単試合で許したxGとしては一年以上ぶりの大きさらしい。この試合で彼らは、異例のチャンスを相手に許したわけだ。

















