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【マッチレビュー】25/26 EPL ToT vs アーセナル(22/Feb/2026)エゼ&ヨクレスでNLDに快勝

試合の論点

Tot vs アーセナルのトーキングポインツ。

アウェイで宿敵に快勝。タイトル争いに踏みとどまるアーセナル

この試合、もしアーセナルがポインツを落としていたらと考えると背筋が凍る。

この試合の勝利で、現状はトップのアーセナルが2位のシティに5ポインツ差ながら、彼らは消化試合がひとつすくなく、実質2ポインツ差と考えたほうがよい。ということはつまり、もし今回引き分けたり敗けたりしていたら、ポインツのリードを失い追いつかれていたか、あるいは立場が入れ替わっていたかもしれない。

今シーズンは残り11試合で(※アーセナルは10試合)、われわれには4月にEtihadでの直接対戦もある。

実質2ポインツ差で直接対戦も残すということは、お互い相手次第ではなく、自分たち次第でタイトルを勝ち取れる立場にいる。

しかし、それもいまのところは、だ。このあとの試合でポインツを落とせば、同じ状況ではない。

アーセナルはここまであまりにもポインツを落としすぎた。目標達成のためには、このバッドフォームをどうにかして変えなければならない。すくなくとも、勝つべき試合には勝たねばならない。

だから、この試合はとてもタイミングがよかったし、自信回復のために役立っただろう。降格バトルの最中で新マネジャーの初仕事というToTには最悪のタイミングだったろうが、アーセナルにとってはそれでもToTであり、NLD。アーセナルは、宿敵を敵地であのようにして破ったという精神的充足感を得ることができた。

アーセナルは、ここをターニングポイントにしなければならない。

このあと週末まで試合がないのは、アーセナルは今年に入って初めて。ほぼ2ヶ月ぶり。こころと身体をリフレッシュするには、ほんとうにいい勝利になった。

ありがとうトトナム。来シーズンからPLはわれらに任せて、思い残すことなく降格してほしい。

ヨクレスとエゼが躍動。ヨクレスのベストゲイム?

降格圏ギリギリにいる低クオリティのチームを相手に、これもまたあんまりはしゃいじゃいけないタイプの試合だろうけど。

全体的にアーセナルのパフォーマンスはめちゃくちゃよかったな! とくに攻撃。エゼ効果もあってか、ちゃんとファスト&ダイレクトだった。

今回は4つもゴールをぶっこんだので、そこにフォーカスされがちだが、それ以外にもいいチャンスやショットがけっこうあった。

とくにヨクレスは、ここまで60%の試合でSoTすらないと嘲笑されているわけだが、開始4分でいきなりシュート。これは、相手DFにブロックされてしまったものの、そのあと7分にもかなり惜しいショット。彼はなにやらいつもよりシャープで、試合が始まってすぐから活躍の予感があった。

その後、レフリーの通信機器のトラブルから試合が中断し、アウェイチームの勢いがやや削がれてしまうが、それでも攻撃をつづけ、32分には右サイドのサカの単独突破からのカットバックでエゼがゴール。まさか前回のホームでのNLDにつづいてまたやってくれるとは。

あのタッチは、故意かどうかはわからないが、すこしボールを浮かせてからのカンフーキックみたいな完璧なシュートになった。

その直後にライスのエラーから失点してしまうものの、その後もアーセナルの勢いが止まらない。

ヒンカピエのロングパスからのサカ、トロサールのチャンス。カウンターも随所で繰り出し、1-1で迎えたHTだったものの、アウェイチームは勝つ気マンマンだった。

そして、またしても通信機器のトラブル発生でリスタートが遅れた後半。直後47分にヨクレスがゴール。

あれは、ジュリティンのアーリークロスというか、ふだんのアーセナルのやりかたではない、早いタイミングでのクロスボールが決定的だっただろう。ほかのチームがあれをやっても驚かないが、アーセナルではめったに観ない光景。この一見シンプルなパスには、この試合のアーセナルの良さが詰まっていたと思う。全然こねくりまわさない潔さ。相手はそれについていけない。

あのパスはやっとヨクレスに彼がほしかったパスが供給されたという声も。トレイニング風景のシュートドリルでよく観るような彼のみごとなショットだった。こういうタイプの彼のファインゴールは初めて観たかも? これまで泥臭い系のやつが多かったから。

さらにアーセナルが攻撃をつづけ(アンチアーセナルが騒いでいる議論なファウルで取り消された相手ゴールなどもありつつ)、61分のエゼ。ボックスのわちゃわちゃから、うまくルーズボールが転がってきてそれを押し込んだ。なんとこれで2ゴールめ。ブレイクダンスというよりパンダみたい。

これも特筆すべきはヨクレスがプレイシークエンスに絡んだこと。記録には残らないものの、彼の相手DFを背負ってのワンタッチはこのゴールにとって決定的に重要だった。それとエゼ自身の縦への早いプレイも。チャンスに躊躇しない彼の良さも出た。

これで3-1。アウェイエンドのアーセナルサポーターの声量もがぜん上がる。

トラブルで試合が遅れたこともあり、7分と長い追加タイム。94分にヨクレスのゴールが決まる。今度もまた、オーデガードのパスを受け、相手DFと競り合いながらボールを持ちつつボックスに侵入、身体の強さを活かしたプロパー9のゴールだった。

4-1で終了。

フルタイムではめずらしく、ベルタがすぐにアルテタにかけよって抱擁する姿がカメラに捉えられていたが、あれはヨクレスが活躍した安堵もあったんじゃないかと思ったり。彼を連れてきたのは実質ベルタであり、ヨクレスが失敗呼ばわりされるような昨今の状況はかなり苦しかったはず。このような重要な試合で、彼が活躍したことを誰よりも喜んだのがベルタだったかもしれない。

ということで、エゼとヨクレスが大活躍でNLDに大勝利となったのだった。

エゼは、今シーズンのNLDでなんと3の2で5ゴール。単シーズンでNLD 5ゴールは1934年以来という快挙。そして、このような短期間に、NLDで5ゴールという数字でも彼の憧れでもあるだろうAFCレジェンズたちと肩を並べることに。ぜひピレス超えを達成してほしい。

そして、MOTMのヨクレス。直近12試合で8ゴールというファインフォームっぷり。

この試合までの彼の平均タッチ/パス成功は、24/7だったのが、この試合では42/18。数字にも、いかに生産的なパフォーマンスだったかがあらわれている。

これで2026年ではヨクレスのすべてのコンペティションでのゴール貢献(G+A)は10になり、PL選手では彼がトップなのだとか。

今シーズン全体でも、PLの新加入ストライカーのなかでトップ。

エゼは、NLD限定の大活躍ということもありうるが(そもそも出来過ぎである)、なにはともあれヨクレス。彼のベストを引き出すことは、アーセナルの浮沈に関わる重大な問題であり、今回もそのヒントが見えたりしたのではないだろうか。

彼がなぜこの試合で躍動したのか。チームプレイにも深く関与できたのか。ぜひコーチの皆さんには、今週のプチブレイクのなかで分析をしていただきたいものだ。そして、それを今後に活かしてほしい。

ミスが多すぎるアーセナル。得点直後の失点を繰り返す

今年に入ってからだけでも、やらかしが多くなっているアーセナル。

ガブリエル(ボーンマス)、ズビメンディ(マンU)、ガブリエル/ラヤ(ウォルヴズ)、ライス(ToT※今回)。これはよくない傾向ですねえ。

それと、今シーズンはゴールした直後に失点することも多いという指摘も。

マンU(10分)、マンU(3分)、ブレントフォード(10分)、ウォルヴズ(5分)、ToT(2分)。

このほかにもありそう。

これはなんなんでしょうな。慢心というわけでもないのだろうが。

気になるのは、最近も注目されていたアーセナルがゴールを決めたあとにギアを下げてしまう問題。そのこととの関係もあるかもしれない。

いずれにせよ、このようなことはつづけられない。早急な改善を期待したい。

ありがとうラヤ

ありがとうラヤ。

 

この試合については以上

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