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Arsenal, News, Transfer

Martin Zubimendiとアーセナルは事実上契約成立している?

昨日のニュース、ご覧になりましたか。

ジャーナリストのSami Mokbelが独占スクープしたこの件。

<独占>アーセナルがシーズン終了後にレアル・ソシエダのMF、Martin Zubimendiを獲得へ

リンクされているDaily Mailの記事の見出しには、「契約は事実上完了している(deal virtually completed)」という一節も。これは。。

モクベルのこのスクープには、オーンステインやロマーノといったAFCのTier1ジャーナリストたちも反応、情報の確かさを認めるかのように後追いでつづいた。

Zubimendiといえば、夏にはリヴァプール移籍が決定的と報じられながらも、スペインに残ることを決意。その後もわれわれやシティも含めたトップクラブのターゲットだった。

これは、事実ならアーセナルにはかなり大きな追い風になる案件だが。



「アーセナルがMartin Zubimendiを£51mで獲得へ」by Mail Sports (Sami Mokbel)

Arsenal set to sign £51m Martin Zubimendi from Real Sociedad

最近『Mail』は、Mail Plusというペイウォールをやり始めて、話題になっている記事でも読めないことも多いのだが、今回はふつうに誰でもアクセスできる。

この記事を要約しよう。

<独占>アーセナルがレアル・ソシエダのMartin Zubimendiを£51mで獲得する。夏の移籍に先駆けて取引は事実上完了しており、リヴァプールとマンシティを出し抜いた。Zubimendiは、ミケル・アルテタに一年以上求愛されていた。レアル・ソシエダは、選手は今シーズンはクラブに残ると主張していた

  • Zubimendiはアルテタから12ヶ月以上求愛されており、夏の移籍に向けて交渉は現在かなり進んでいる。ある情報筋は契約は事実上完了していると示唆
  • アーセナルはいますぐ彼の獲得を望むも、ソシエダは彼はシーズン終了まで残ると主張
  • 去年夏Zubimendiは、アーセナルやリヴァプールからの強い興味がありながらスペインに残ることを選択。しかし、アーセナルは前回のウィンドウでは正式なオファーはしていなかったと考えられている
  • Zubimendiには、Rodri不在で苦しんでいるマンシティからも興味がある
  • アーセナルでは、ジョルジーニョとトーマス・パーティの契約が夏に切れるため新しいCMが必要であり、Zubimendiへの興味を加速させていた。彼らふたりの契約延長オファーについてはいまだ最終決断がされていない
  • Zubimendiには€60m(£51m)のリリースクロウズがあると考えられ、アーセナルはそれを利用する
  • Zubimendi(25)は、ヨーロピアンフットボールでも随一のMFタレントを観られており、スペインにとってもキープレイヤー。トップクラブからの引き合いなど選手の名声からして彼を獲得すればアーセナルとアルテタには大勝利
  • 今後アーセナルはFWの補強に集中することになる
  • アーセナルのこの動きは、同じくソシエダからミケル・メリーノを獲得してから半年たっていない
  • メリーノとZubimendiはEURO2024の優勝メンバー。オーデガードも19/20シーズンにはソシエダにいた
  • リヴァプールは去年£52mで選手の獲得に近づいていたが、劇的なUターンで頓挫
  • 8月スペインメディアにZubimendi「移籍のプレッシャーはまったくない。レアル・ソシエダはぼくの人生」

後略&以上

ジャーナリストたちの反応

みんなMokbelのスクープをリスペクトして、TWに彼のアカウントを含めている。ジャーナリストユニオン。

ESPN UKは、自分たちの情報ソースからもこの交渉の進展について確認したと。

このスクープ以前から、アーセナル界隈におけるMokbelのジャーナリストとしての評価はじわじわと高まっていたのだが、今回のことが事実だったあかつきには、彼の評判は一段と高まるかもしれない。

Zubimendiはなぜアーセナルを選んだ?

このニュースが事実だとすればだが。

ちまたではいろいろなことが云われていて、メリーノの貢献に言及しているひとが多いようだ。エイジェントMM。彼もソシエダには長いこといたので、当然Zubimendiとはよく知る仲。もちろんスペイン代表のチームメイトである。BFFかどうかは知らない。

アーセナルファンのあいだでは、ここまであまり評価されていないメリーノは、この案件のために獲得したんじゃないかとも。4Dチェス。それはさすがにメリさんにリスペクトなさすぎだと思う。

ソシエダでは、もちろんオーデガードともプレイしている。この3人が3MFでプレイした試合が2020年に4試合ほどあるらしい。

あとは、アルテタ効果。The TelegraphのSam Deanが指摘しているように、彼らは出身地がまったく同じという。ミケルは同郷が何人いるんだよ(笑い)。キャリアをスタートさせたユースチームも同じ。これなら、話も通じるというもの。

もちろん、フットボール的な説得もあるんだろう。そこが違っては話にならない。そういう点でリヴァプールやマンシティを出し抜いたのなら、さすがと云わざるを得ない。

リヴァプールとの件が破談になったとき、アルテタが「来年夏までアーセナルを待つように」と彼を説得したっていう噂があったんだが、マジだったりして。

このニュースに懐疑的な声

今回のこのニュースはメディア全体が認めているというわけでもないようだ。懐疑的な反応も紹介しておこう。

ソシエダのTier1というひと。

Zubimendiは、バルサ、バイエルン、そしてもっとも頻繁に会っていたリヴァプールと交渉し、自分が彼らのプロジェクトに非常に興味を持っていることを理解してもらったうえで、彼らにノーを云った。それがたった5ヶ月前のこと。彼は「夏までは何も決めるつもりはない」とはっきり云っていたじゃないか。

イングランドで、このことが理解されないことに驚く。

誰が来るとかそういう問題ではなく、シーズン中、彼はラ・レアルという自分の人生のチームのことしか考えていない。

わたしの意見では、もしレアル・マドリッドがXabiと契約すれば、PLで彼を見ることはないだろう。Martinは彼が大好きだから。

そして彼はもちろん、レアル・ソシエダへの残留も否定していない。たとえ、もう一年レアル・ソシエダに留まることが難しいとしても。ヴィヤレアル戦の勝利の後、負傷していたにもかかわらず、喜びと幸福感に満ちた彼の顔を見ればわかるだろう……。

彼らはそれを理解しようとしない。そういうのは気分と呼ばれるものだ。

スペイン語を英語にして訳して、わけがわからないところはスペイン語ごとDeepLに突っ込んで、をやったのでちょっと違ったらごめん。

「夏まで何も決めない。ソシエダに集中する」って云ってたやつが、シーズン中にイングランド行きを決めるわけねーだろと。云われてみれば、正論ではある。

それに、誰もが移籍を信じたリヴァプールの一件があったから、今回も正式に契約が結ばれるまでは、なにが起こるかわからないという慎重な意見も。そりゃそうだね。

このニュースに否定的な声

アーセナルファンだよ。こんなときにCDMを取ってる場合か?と。まあね。よく考えるとウケる。

ちなみに、あるファンは、このニュースはタイミング的に考えて、AFCサイドからの意図的なリークじゃないかと云っていた。この危機的なスランプ状況で、NLDのような重大な試合を前にして、チームの本質的な問題からファンの目をそらさせる効果はあるっちゃある。無理くりポジティヴヴァイブスをつくるみたいな。

この前のマンUの試合は、AFTVじゃなくても、みんな大いに腹を立てたのは間違いないし、なんなら今回のホームでのNLDにも多少影響はあるんじゃないかと思えるくらい。スタンドがいつもみたいに120%でサポートするような気分になってないんじゃないかと。

実際のことはわからない。

でも、大きな絵図で見れば、このニュースがスーパーポジティヴなことは変わりない。ジョルジとパーティの将来はなさそうだし、CMはかなり重要で優先されるべき補強ポインツのひとつだった。

このことで、直近のFW探しに影響があるってんなら、それはそれで気に入らないけども。どうだろう。

 

ということで、Zubimendi。ズビメンディ。濁点の多い名前がいいよね。ガビ・デルガドみたいな強さある。

ほんとうに来たらいいなと思います。

 

おわり

 

PS:今日はNLDで、あとで試合プレビューエントリもアップするので、今晩にでもまた来てください



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プレヴューエントリでは、試合の結果がわかるようなコメントはお控えください
お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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