毎日いろんな噂が飛び交い一喜一憂してみるが、まあたいていの噂はガセである。まだ移籍市場は開いたばかり。これが9月まで続くのだ。この先どうなるか様子を見てみようじゃないか。
ここ一週間に報道されたアーセナルの移籍ニュースをまとめてみよう。
最近のアーセナルニュース
LBセアド・コラシナツを獲得
まずは待ち望んだアーセナルの今夏マーケットでの第一報は、公式発表で一安心のコラシナツ(コラシナク)。移籍金フリーでの獲得。やったね。
これで懸案のレフトバック問題が片付いたといってよさそうだ。幸先いい。LBが一番好きなポジションということであるがWBもCBもいけるようなので、ナチョ・モンレアルがもうひとり増えたようなもの。そしてバージョンアップ。なんという頼もしさ。
今回は移籍金フリー案件だったのでクラブ間で激しい獲得競争があったためか、一説によると週給がとんでもないこと(140k?)になっているともいうが、それだけの大物ということ。期待しかできない。
そしてギブスの件。ニューカッスルが払いそうだといわれていた移籍金15Mポンドはやっぱり高すぎるというニュースも出てきているあたり、すんなりとはいかなさそうだ。ギブスには、ニューカッスルのほかにもウェストブロム、ストーク、来季からプレミアシップに昇格するブライトン(Brighton & Hove Albion)も興味を持っているとのこと。
ギブっさんの放出は確定的なだけに早いところ決着をつけたい件である。
面構えやよし。
愛称はSeo(セオ)で決まりか。カタカナ表記だとウォルコットのTheo(セオ、テオ)と同じになってしまうが、現地人の発音だとウォルコットのは「フィオ」。問題なし。われらもこれからはコラシナツを親しみを込めて「セオ」と呼ぼうじゃないか。
ところで、現地のあいつら「TH」をどう聞いても「F」で発音してんだよね。Thinkをフィンク、Theoをフィオみたいに。ArsenalFanTVのロビーとかもろに。これがロンドンなまりってやつなのか。かっこいいぜ。
サンチェスがシティに決まりか?
「ここ数日の間にシティ移籍が発表される」というセンセーショナルなニュースからすでに数日が過ぎたところ。まだかよ。
本人はアーセナルとの契約の件は代理人に任せてチリに専念する(コンフェデレーションズカップ)ということで、本人からはそれらしいコメントもなし。現在のサンチェス移籍報道は憶測ばかりが独り歩きしているというのが現実である。
SKY BETなんかは、シティ1/2、バイエン9/2、アーセナル残留11/4ということで、もうマンチェスター・シティで決まりといわんばかりのオッズを出している。
ぼくもサンチェスについては今夏の放出は避けられないと思っている。たとえボスが新契約なしの1年キープを望もうが、サンチェス側が移籍希望を出してしまえばせいぜい嫌がらせで1年飼い殺しができるというだけで、やる気を失っているサンチェスに対しアーセナルができることはほとんどない。
しかしもうシティに決まりというならば、こういうニュースはどうなんだとも思う。
これまでの噂どおりシティがサンチェス獲得に50Mポンドを出すという話。彼らはサンチェスに350kの週給をオファーしているというから(アーセナルが提示している週給は275kらしい)、これらが本当ならば大したオファーである。
だけど、もし本当にサンチェスがシティに移籍を希望をしていて、シティがサンチェスの獲得に自信を持っているというのなら、ここで自ら移籍金を釣り上げる意味はあるだろうか。
シティが移籍金を釣り上げてでもどうしても今夏に獲らねばならないということは、来夏フリー移籍になったら自由に次のクラブを選べるサンチェスがシティを選ばない可能性があるということだし、そうであるならサンチェス側とシティがすでに合意しているというのはガセなんじゃないだろうか。
シティがアーセナルと水面下で移籍金の交渉しているというのなら話は別である。サンチェスのキープを諦めたアーセナルが、獲得希望のクラブに対して納得できる移籍金の提示を求めているのだとすれば、移籍金は高騰していく可能性は当然あるだろう。
まあいずれにせよ、ボスが新契約発表のコメントで明らかにしたようにアーセナルの当面の目標はEPLのタイトルなんだし、サンチェスをEPLのライバルクラブに移籍させるなんて愚かなことだけは絶対にしてはいけない。万が一それが起きたらボスのせいじゃなくてボードのせいってことになるんだろうけど。
チェズニーはまじでどうするんだ問題
すでにユーヴェと合意しているなどいくつかのニュースが錯綜していて実際どうなのかよくわからない。確実なのは、
- ユヴェントスがブッフォンの後釜に狙っている
- チェズニー本人はファーストGKとしてプレイしたい
- チェズニーイズグーナー! チェズニーイズグーナー!
ってこと。
チェズニーは10年アーセナルにいた。彼の血は赤い(間違いない)。
ESPNのコラム。「ヴォイチェフ・チェズニーはアーセナルに戻るときだ」。だよね。ブッフォンは39才だけどチェフだってもう35才。いま油の乗っているチェズニーをあえて手放すなんて間違ってる。絶対。
※画像はESPN当該記事より。
196cmのチェズニーと変わらないボスの身長に驚愕。
ベレリンがバルサ復帰のフェイクニュースをバッサリ
Don’t believe everything you read…
— Héctor Bellerín (@HectorBellerin) 2017年6月8日
はい解散。
ま、いつかはバルセロナに戻っていくんだろうけど。おれたちは彼が去年5年契約交わしたばっかりってことを忘れがち。さすがに今おれのバルサ魂がうずいているなんていい始めたら、アーセナル原理主義者に刺殺されるわ。
しかしツイッターってこういうときこそ便利よな。メディアが一次情報とか二次情報とかいくら騒いだところで本人の発言以上のニュースソースはないんだから。
サンチェスがバイエン?だったらレヴァンドフスキをもらおうか。コスタでもいいぞ by イアン・ライト
これ伏線があって、レヴァンドフスキが今季の得点王獲れなかったのをバイエンのチームメイトのせいにしているという話がある。おれに得点王を取らせてくれなかったおまえらに不満があるということらしい。なんという独善。なんという理想のCF。
ドイツでの得点王争いとかアーセナルのファンにはまじでかなりどーでもいい話だけど、レヴァンドフスキとかコスタみたいなCFを獲れっていうライト氏の考えはかなり同意できる。
問題はいつだってCFなのだ。サッカーは点を取らねば勝てないんだから。CFが強い=チームが強いなのだ。
アーセナルはずっとCFに満足していない。それを解決しないことにはEPLで優勝はできないということはボスもわかっているはず。ジルーでは優勝できないとアンリもいっていた。
といいつつ、そのジルーがいまフランスで絶好調ってのがウケる。
アーセナルはトップトップクオリティのCFを本当に獲れるんだろうか。
CSKAモスコウのアレクサンドル・ゴロヴィンを獲得? 誰?
CSKAモスコウのMFアレクサンドル・ゴロヴィン(21)を10Mで獲得間近。
で、誰? 名前すら初めて聞いた。
ハイライトを見る限りではシュートもパスも上手。 いい選手っぽい。しかしアーセナルのアタッキング中盤はタレントがダブついている気がしてしまうのは信心が足りないのか。
もちろん新しい選手にはワクワクするけど、だったらルーカス使ってやれよと愚痴のひとつもいいたくなる。
まともに使いもせずたった1年で損切り放出とか本当にわけがわからない。
そういや、サンチェスがいま出場しているロシア開催のコンフェデレーションズカップで見られるんだな。ロシアはニュージランド、ポルトガル、メキシコと同組(グループA)。ロシア17番に注目。
その他
マレズはバルサを優先
リヤド・マレズは移籍先としてバルセロナを優先したいそうな。アーセナルファンとしては気分が非常に悪いぞ。
ウィロックはシティに?
契約が切れるクリス・ウィロック(19)がシティに引っこ抜かれるらしい。ウィロックはエヴァートン、セルティック、ドルトムントも食指を伸ばすという人気物件。中心選手として活躍した去年のU21リーグでは優勝もしている。アーセナルにとってはいいニュースじゃない。
ただアーセナルはさんざっぱらほかのクラブの若手をぶっこ抜いているんだから、たまにはこういうことが起こっても文句をいえないという気もしないでもない。
兄弟がふたりいて、ひとり(マティ・ウィロック)はマンU、もうひとりは(ジョセフ・ウィロック)はアーセナル・アカデミーに在籍中。フットボーラー兄弟。
それにしてもマンシティはやけに活発に動いているな。ファンがうらやましい。
ビエリクはさらなる経験を積むためにノリッチ・シティへ
ノリッチは来季もチャンピオンシップ。がんばれ。
ヤヤ・サノゴらを放出
アカデミーの3人とともに。公式発表。ようやくという感じ。ガナーとしての冒険を終えたサノゴに幸あれ。
アーセナル、ハメス・ロドリゲス獲得競争へ参戦か?
こういう火のないところに煙をたてていく系ゴシップも嫌いじゃない。サンチェスの代わりって、この人ウインガーなのか?
オスピナが残留してファーストGKになるとか、トヨタ自動車がアーセナルの胸スポンサーにでもなったら多少現実味を帯びるという程度の信憑性。
以上。次回は来週更新おたのしみに(毎週やんのかこれ)。