アレクシス・サンチェスを絶対に手放したくないアーセナルがマンチェスター・シティに対して80Mポンドという巨額の移籍金を要求したというゴシップ記事があった。
それは痛快な話だななんてニヤニヤしていたら、今度はアーセナルがどうしても獲得したくて30Mポンド、40Mポンドと2回も正式なオファーを出しているというトマス・レマールに対して、モナコから80Mポンドを要求されているという。80M要求していたと思ったらいつのまにか80M要求されていたという世にも奇妙な話である。
モナコがレマールに80Mポンドという値札を付けているという話は以前からあったけれど、まさか本気だとは。レマールは売却対象ではないという強烈な意志を感じる。
Monaco tell Arsenal what they must pay for Thomas Lemar – and it’s not cheap
モナコはキリアン・エンバッペこそ失ってしないものの、今夏すでにベルナルド・シルバ、ベンジャミン・メンディ、ティモ・バカヨコと主力選手数名を売却している。
レマールはアーセナルにしては珍しいほど興味を隠していない選手だ。一説にはレマール本人はアーセナルへの移籍を希望しているということもあり、ヴェンゲル監督自身は獲得に自信があるようなのだが、そこにこの「レマールが欲しければ80Mポンド出せ」というモナコからのカウンター。
ここまでメディアで騒がれれば、レマールの獲得には全グーナーが期待していることだろう。まさか獲得失敗なんてことがあったら、がっかり感は半端ではない。もともと移籍マーケットでの立ち回りがあまりうまくないといわれるアーセナル。ヴェンゲル監督にもかかるプレッシャーは大きい。
最後に、ピレスOBから改めてレマール獲得のすすめ。
Thomas Lemar has the right profile for Arsenal, says Robert Pires
選手としての彼は大好きだね。
ぼくにとってトマ・レマールという選手はいまのフランス人選手のなかではベストの一人だと思っているよ。
左でも右でもプレイできるし、得点もアシストもできる。
レマールは違いをつくれる選手なんだ。アーセナルでプレイすべき資質の選手さ。レマールのためにもアーセナルのためにもこの契約がまとまってほしいね。
ぼくもそう思う。