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【マッチプレビュー】17/18EPL アーセナル vs リヴァプール (22/12/2017)

大げさながら死刑執行台に上る気分とでもいえばいいのか。リヴァプールをエミレーツに迎えるこの試合を前にして、アーセナルのファンであるおれの心境をひとことで表現するとそんな感じである。メディアでこの試合について語られている言説を一通り眺めたが、アーセナルについて楽観的なメディアはほとんどなかった。戦前にしてすでにあらゆるデータがアーセナルの劣勢を示しているというのが泣きたくなる現実だ。

アーセナルもリヴァプールも守備に問題を抱えるチームだが、こと攻撃力に関してはファンを楽しませているのはリヴァプールのほう。現地時間金曜夜(日本時間土曜日早朝)という珍しい時間帯のキックオフとなるこの試合。最悪な気分で週末を迎えることにならないよう、われわれも十分こころの準備をしておきたい。リヴァプールのファンになっておくというのもひとつの手だな。

現在のリーグテーブル。勝てばまさに6ポインターだが。トップ6最弱。だんだんこなれてきてすでに最終順位っぽい。あれ5位か? だれかいない?



17/18EPL アーセナル vs リヴァプール予想スターティング

3-4-2-1

GK チェフ

CB モンレアル、ムスタフィ、コシエルニ

MF AMN、ウィルシャー、ジャカ、ベレリン

FW サンチェス、ラカゼット、エジル

ムスタフィが復帰しているということで、まあふつうに考えて3CBに戻すでしょうな。この試合のポイントはとにかく守備である。なにかと得点の入りまくるカードであるが、得点感覚を忘れかけているアーセナルが少ない得点で勝つには失点を防ぐしかない。守備時にはウイングバックも最終ラインに戻ってがっちり守るはず。

キープレイヤーはAMN(エインズリー・メイトランド・ナイルズ)を挙げたい。コラシナツを押しのけてファーストチームに入ってきたヤングガン。彼がモンレアルとともにサラーの攻撃を止めなければならない。

もうひとりのキープレイヤーはもちろんジャック・ウィルシャー。このチームにあって、もっとも試合に対するモチベーションが高いのが彼ではないだろうか。改めてクラブに残りたい宣言をしたジャック。この試合で格の差を見せつけてほしい。そして誰にも文句をいわせず新契約を勝ち取り未来のガナーズを背負ってほしい。そう思う。

公式のTeam Newsはまだ出ていないみたいだが、怪我人はラムジージルーコクラン。サブでジルーとコクランがいないということで、エンケティアらヤンガナが抜擢される可能性もあるかもしれない。それは観たい。

マッチアップ

WhoScored.comではアーセナルのバック4を予想している。

とにもかくにも、飛ぶ鳥を落とす勢いのコウチーニョ、マネ、フィルミーノ、サラーにどう対応するか。ウイングバックのふたり、そしてジャカがどの程度守備の対応ができるか。ボックスの際でファールしてコウチーニョの技ありフリーキックずどん。ありそうすぎる。

攻撃に関してはAOL+ウィルシャーでうまいこと。リヴァプールのDF陣はほとんどわからないがしょぼいのは確かだろう。あとGK。ミニョレは劇的にしょぼいのは知っている。たしかもうひとりのGKもしょぼい。攻撃がんばろう。逆にいくら失点しても彼らより多く得点すれば勝ちである。

中盤のジャックvsヘンダーソンも見どころのひとつ。サウスゲートにいい印象を残してこの際ワールドカップの切符ももぎ取ろうじゃないか。

ボスのみことば

ヴェンゲル:リヴァプールは攻撃がいい。だからわれわれもいい守備のパフォーマンスを見せないとね。よく分析しなければならないけど、彼らはローテーションしまくりだから誰が出てくるか予想しづらいんだ。でもわたしたちがそれに対してどうすればいいか見つけるつもりだよ。わたしにとっては自分のチームがどういうパフォーマンスをするかが一番大事なんだ。ホームではずっと強いし、ホームらしいゲームを続けることが重要だ。

(サラーとマッチアップが予想される)エインズリーにもコラシナツにも心配はしていない。彼らは速くて強くてうまい。コラシナツも金曜は準備OKだよ。

わたしくらい長いキャリアがあるとたまには不運で負けたりもする。傷つくよ。わたしがフットボールに面白さを見出しているところは、そういったことをカバーすることができるということなんだ。それが正しい行動だと信じられるなら、そうするだけだ。だからわたしたちは目の前のことに集中して金曜にはこれまでと完全に違ったパフォーマンスをするんだ。

リヴァプールについて

アルベルト・モレノ、ナサニエル・クラインが怪我。スタリッジ、マティップも怪しいみたいだ。

詳しくはおググりください。

チェンバレンのシュートが下手すぎてびっくりしたクロップ

そういえば、クロップがチェンバレンについてアーセナルでフィニッシュの仕方をちゃんと教わってなかったことに驚いたと話したとかいう件があるみたいで。ソースが貼ってないんで真偽はわからないのだけど。

で、ちょうどベルカンプがアヤックスをファイアされたというニュースがあって、一部グーナーがベルカンプを呼べと騒いでいるのがタイミングいいなと。

Arsenal fans order club to bring Dennis Bergkamp back after Ajax sacking

アンリを呼べでもいいのだけど、アーセナルにとって守備のやり方と同じくらい深刻なのがフィニッシュかもしれない。考えてみれば、いまのアーセナルの選手でシュートが得意といえる選手というのは、ラカゼットサンチェス以外で誰かいただろうか? 現役のFWウェルベックウォルコットに至ってはストライカーにも関わらずフィニッシュに難があるという酷さ。彼らはあんなにパスはうまいのだから、フィニッシュだけ下手くそというのは本当におかしいことだと思う。ゴールにパスしてやればいいのと違うんかと。サッカーをやったことがない人間は思うわけで。

マッチデータ

直近6試合のフォーム

似たようなフォームではある。こうしてみるとアーセナルはマンUの敗戦が本当に痛かった。※画像はSKY SPORTSより

直近6試合の直接対決

はいアーセナル負けすぎ。アーセナルはリヴァプールが苦手というイメージがあるな。あいつらそんなにいい成績残してないのに。

マッチファクト

  • アーセナルはリーグのホームマッチで直近14戦で13勝
  • アーセナルはリーグのホームマッチで直近8試合で6つのクリンシート
  • アーセナルはリヴァプールにリーグ3連敗中。4連敗すると1998年5月以来
  • リヴァプールはアーセナルに9試合中8試合で2.5得点以上
  • リヴァプールはクロップ体制でアーセナル相手には最低でも3得点。計14得点(W3 D1)
  • リヴァプールはリーグでアウェイ4連勝中
  • サディオ・マネはアーセナル戦3試合すべてで得点。アーセナル相手に4戦連発は史上4人のみ

アーセナルの記録はすべて格下相手。トップ6に強いリヴァプールに勝てる要素がまるでない。

※画像はSKY SPORTSより

試合予想

いつものフースコ様は1-3でアウェイチームの勝利。この試合は1-3予想をしている人をいくつか見た。ぼくもこのスコアが一番ありそうな気がしている。リヴァプールが3点取って楽勝ムードで中盤でパスをうぇーいと回しながらうっかりラカゼットに奪われて1失点。あると思います。

しかし、アーセナルに優しい予想も。

BBC SPORTSのローロ予想では、2-2。SKY SPORTSのポール・マーソン氏にいたっては古巣だからなのか、2-1でホームチームの勝利を予想。これは驚き。

最高に、さいっこうにいい試合をしてせいぜいドロー。それが現実だろう。



※コメントくださるかたにお願い
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お互いリスペクトしあって楽しく使いましょう

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