アーセナルの2017年最後の試合は、日本時間今晩元日1:30キックオフのEPLアウェイマッチ、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦。WBAは現在リーグ暫定最下位の20位。一方のアーセナルはシーズン前の下馬評であるトップ6最弱の予想どおりとなる暫定6位。
アーセナルはクッソ弱いだけでなく、サンチェス絡みでチーム内の不和までメディアで騒がれている始末で、この試合も最下位相手に劣勢が予想されたりもしている。なんとも景気の悪い話だ。
17/18EPL WBA vs アーセナル予想スターティング
3-4-3
GK チェフ
DF チェンバース、メルテザッカー、ホールディング、
MF AMN、コクラン、エルネニー、ドビュッシー
FW ウォルコット、ウェルベック、イウォビ
おもいっきりローテーションで予想。うん、これはないな。
サンチェスとチームメイトたちの不和について
この前のパレス戦でのゴールセレブレーションにコシエルニが参加しなかったとかで、ドレッシングルームがぎくしゃくしてんじゃねえの?とまた界隈はこの話題で盛り上がっている。
さもありなんという感じでもあるし、そんな大げさに考えることかとも思う。ゴールセレブレーションに全員集まらないなんて、そんな珍しくもないんじゃないとか。
Alexis Sanchez in dressing room bust up story (redux)
Arseblogでおなじみの7amkickoffがサンチェス絡みの不和の歴史をまとめてくれている。
ひとまず昨日くらいから世間を騒がせているのはこの件。
Kos isn’t keen to join in the celebrations of the Alexis Sanchez second goal. Noticed this a few times but not as blatant as this. #AFC pic.twitter.com/bl9cMAXCfQ
— Akhil Vyas (@10akhil) 2017年12月28日
しかしこの直後にはちゃんとコシエルニとサンチェスが握手してるところをAFCのオフィシャルカメラマンがツイート。ただ単にアキレス腱が痛かっただけじゃねえのという。
Alexis Sanchez celebrates scoring the 2nd Arsenal goal with Laurent Koscielny during yesterday’s win at Crystal Palace. #arsenal #afc pic.twitter.com/UHirlegBxi
— Stuart MacFarlane (@Stuart_PhotoAFC) 2017年12月29日
まあこれはこれでいいとして。
2016年9月、サンチェスが得点したハル・シティとの試合(4-1で勝)、カソルラからペナルティを奪った(しかもミス)ことで、サンチェスとチームメイトたち(誰?)がドレッシングルームで言い合いに。ウォルコットがそれを認めている。
GUNNS DRAWN Theo Walcott reveals Arsenal stars were involved in dressing room bust-up over penalty during win over Hull
2017年2月、サンチェスがただひとり得点したバイエルンとの試合(5-1で負)、サンチェスは試合中にウィリアム・ギャラス的態度を見せ、ドレッシングルームで争いに。ただしAWはこれを真っ向から否定している。
2017年8月、今季のリヴァプール戦(0-4で負)では、試合後にチェフがサンチェスを含むチームメイトたちのワークレイトと献身性について非難を浴びせ、そしてサンチェスはクラブにトランスファーリクエストを提出。
2017年11月、今季のバーンリー戦後にチームメイトたちとサンチェスがまたドレッシングルームでケンカ。
等々。
結局、今季サンチェスを無理くり残した(残ってしまった)ことで、アーセナルはどれくらいメリットがあったのだろう。
たしかに前回のパレス戦のようにポイントは稼いでいるんだけど、チームメイトたちとの衝突で悪い雰囲気をつくっているのはたぶん間違いないし、試合ではもちろん彼自身の悪いプレイでボールを失って逆襲を食らうケースも多い。ヴェンゲル監督は認めないだろうが、下手するとデメリットのほうが上回っているのではないか。
この7amkickoffのエントリによると、サンチェスとチームメイトがやりあったあと、サンチェスはいいプレイをすることが多いようだ。だからこのWBA戦でもサンチェスはいいプレイをする。ぼくはベンチ予想にしたけどまあスタートから使うでしょうな。
WBAについて
かわいいエンブレム。愛称バギーズ。サロモン・ロンドンが怪我。ウェールズでラムジーのチームメイトであるハル・ロブソン・カヌーがストライカーで出るようだ。
彼らの今季の成績が結構すごくて、EPLで最初に3連勝(EPL2勝+リーグカップ1勝)してから、その後の19試合(うち1試合リーグカップ)で0勝という。最下位も納得の成績。もっともドローの相手を見ると、レスターやストーク、ToT、リヴァプールなどが含まれており、アーセナルが楽勝できる保証はまったくない。
監督はアラン・パーデュー。11月(?)に就任してからもまだ勝ちがない。だが、前節のエヴァートン戦で見せたチームのいいパフォーマンスに満足しているというパーデュー監督に悲壮感はないようだ。SKYのポール・マーソンもここしばらくはWBAはアンラッキーだったとコメントしている。
マッチデータ
直近6試合のフォーム
直近6試合の直接対決
マッチファクト
- WBAはEPLで18試合勝ちなし
- アーセナルはEPLで直近5試合負け無し
- WBAはEPLホームのアーセナル戦で2連勝
- アーセナルはEPLでWBAとのすべての試合(23試合)で得点中
- ヴェンゲル監督はこの試合が811試合でプレミアリーグレコードを記録
試合結果予想
フースコ予想は2-1でまさかのホームチームの勝利。いやデータに基づく予想だからフースコを責めてもしょうがないんだけど、いくらなんでも18試合勝ってないチーム、しかも得点しなかったことがないチームにまで負けを予想されるアーセナルってまじアーセナル。
しかし驚いちゃあいけない。なんとBBC SPORTSのローロ予想でも同じく2-1でWBAの勝利を予想! もう逆張りとかそういうんじゃなく単にアーセナルがWBAに勝てないと思われているんだと思って悲しくなってくる。
今季のアーセナルがいくらアウェイのフォームが悪いといってもさすがにそれはないだろうと。おれたちの良心、SKY SPORTSのポール・マーソンは1-3でアーセナルの勝利を予想。ありがてえ。
ボスのEPL811試合め。新記録を勝利で祝おうじゃないか。そしてサンチェスをすぐ売れ。