ミキタリアン、オバメヤンのホームデビュー戦となったエヴァートン戦は、前回の対戦に引き続き5得点の大勝となった。エヴァートン相性良すぎだろ。ホーム・アウェイで10得点とカモ状態である。
Arsenal v Everton preview: Pierre-Emerick Aubameyang a doubt
スターティングイレブン
やはりラカゼットはベンチ……。この快勝試合で唯一の浮かない顔はラカゼットだろうなあ。
17/18EPL アーセナル vs エヴァートンの論点
エヴァートンの積極策は裏目に
サム・アラダイスのやりたいこともわかった。前からしっかりプレスをかけてショートカウンターをかます。それはスウォンジーもやってた。でも、中途半端に攻撃に色目を出そうとするから結果、自陣にスペースが生まれアーセナルにいいように使われてしまった。ホーム・アウェイで10失点。今季のアーセナルの総得点のうち20%がエヴァートン相手とのこと。
格下クラブにおいて効果的なアーセナル対策は、スウォンジーやボーンマスのようにボールを持たれたら一目散に自陣へ帰るだ。中盤でボールを奪おうなんて思っちゃいけない。そしてべったり引いてひたすら耐えて来たるべくカウンターに備えると。基本を忘れたらそりゃいいようにやられるよ。
ミキタリアンSugeeee
マンUはどうしてこんな選手を戦力外にしたんだ。ヘンリク・ミキタリアンはホームデビュー戦で3アシストの大活躍。彼のプレイスタイルもだんだん見えてきたが、たしかにアーセナルのプレイスタイルにかなり合っているように見えた。本人も「やりやすい」とご満悦である。
しかもディフェンスもけっこうがんばっていたじゃないか。誰だミキタリアンは守備しないっていったやつあ。
攻撃ではエジルがもうひとり増えたみたいな感じだし、さらに得点意識も高い。前半のミドルシュートはしびれたよね。カソルラがよく狙っていたようなやつ。おれたちはそれが見たかったんだよ!
この試合ではその後にラムジーもボックス外からのシュートを決めたわけだけれど、今季アーセナルはボックス外からのシュート、ミドルシュートやロングシュートがかなり少ないらしい。最近のアーセナルでは意外性のない攻めばかりを観てきたから、ああいうプレイはどんどんやってほしい。それによって味方のスペースもつくれるわけだし。いやあミキよかったなあ。
サンチェスがいなくなったらアーセナルの攻撃力は激減するみたいに考えていたときもあったけど、同時に彼はボールロストが多かったり、なかなかパスをしないとかチームプレイに問題を抱えていた。リンクマンのミキタリアンはサンチェスとは違うかたちで攻撃力をブーストできる。そんなふうに思えてきた。期待しかない。
オバメヤンはまじ何もしない(シュート以外)
やっぱり彼はビルドアップにも全然関わらないし、守備もほとんどしない。でも仕事はした。完全にオフサイドだったけどな。ずっと身体が重そうだったので、この試合で何かを判断してはいけないかもしれない。
彼がフィットするとカウンターが捗るんだろうなあ。それも楽しみだなあ。
※追記 ごめんあれオンサイドだったみたいだ。世界最強プレミアリーグがあんな誤審するわけないもんな。
ラムジーがハットトリック
彼が何をやっても点が入ってしまうみたいな感じは久しぶりに見た。ラムジーはハットトリックは初めてだったようだ。
ラムジーの得点力についてはずっと不満だった。あれだけリスクをかけて前がかりになるプレイヤーが得点できないなんてあり得ない。だから彼の活躍はかなりうれしい。彼が得点をし始めたらトップ4が夢じゃなくなるかもしれないぞ。
HAT-TRICK FOR RAMBO!#AFCvEFC 🔴 5-1 🔵 (73) pic.twitter.com/7Zat6xH4XY
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年2月3日
ディフェンスの問題はそのまま
大量得点で勝っていながら、やはり失点してしまった。チェフの200クリンシートはまたお預け。8試合連続らしい。
後半のフィットネスががっくり落ちてしまったのは何が原因だろうか? 前半にアドレナリンが出まくりで消耗してしまったのか。
4点差がついていたら勝っているほうは集中力を失ってしまいがちではある。しかしアーセナルは守備に問題があると非難されているチームだし、選手たちだって自分たちの守備が課題だと十分にわかっているはずだ。あの場面であってもクリンシートを目指さないチームであってはならないはずなのだ。
守備の問題より攻撃の問題のほうが深刻であると語ったボスだから、選手もそういうメンタリティになってしまうのか。誰かチーム内であの失点に怒るやつはいないのか。
ムスタフィのあれなんでペナルティ取られなかったのかね。どこからどう見ても120%ファールだった。オバメヤンのオフサイドの得点といい、今回はちょっとホームアドバンテージありすぎだったな。
その他の選手たち
思い切ってスターティングイレブンからジャカを外す予想をしたんだけど、まあそんなことはボスはしないか。ラムジーとコンビを組んだ。でもジャカは期待に応えて、無難に試合を終えた。でも彼がやらかしてしまうのはいつもうっかりミスなので、またいつやらかすかわからない。
ぼくがこの試合でかなりいいと思ったのはイウォビだ。この試合の彼はかなりよかったと思う。走り回って中距離・短距離のパスをビシビシ通していた。彼に足りないと思っている瞬時の判断がよくできていたように思う。仮にファンが望んでいたラカゼットをイウォビの替わりに使っていたらああいうプレイはしなかっただろう。イウォビはこの試合の勝利に十分貢献したと思う。
1得点したコシエルニ。途中から少し足を引きずってた。もうボロボロなんだよ。でも休めないんだよ。怪我で離脱は時間の問題としか思えない。
コラシナツ。後半出てきてなんとパス成功率が57%だったらしい。さすがにやばいだろう。獲得当初にあんなに興奮したのにもうまるで別人みたいじゃないか。彼は中の人が変わったんじゃないかな? あれ試合終わると脱ぐんだよ。いちいち。背中のチャックちーってやって。
ウォルコットについても。彼で助かった場面が何度かあったけれど、ゴール前でボールをコネコネされるよりもああいう早めにクロスを放り込むみたいなシンプルな攻撃のほうがアーセナルにとってはよほど脅威だった。いいクロスも入れてたもんな。エヴァートンはいい補強をしたよ。交代時にはもちろんホームサポーターから暖かく送られた。ビッグ・サムがウォルコットになにやら声をかけていた。「お前はアーセナルにいたときよりもずっといいぞ」っていってたんだろう。そうに違いない。
OBやセレブが大集合していた
Rihanna watches Arsenal win and poses for photos with Gunners
大スポンサー様、プーマの関係か何かでリアーナが来ていて選手たちは浮かれていたらしい。リアーナはグーナーだったんだな。RihannaでYouTubeを探したらこんなのが出てきた。
うーん。あんまりお上手とはいえないかなあ。
ラウレン氏も来ていた。アーセナル・コミュニティ主催のフットサル大会があったみたいで、ピレス氏とともにサプライズゲストで呼ばれたようだ。いわれなきゃ誰だか気づかないなこりゃ……。
No place like home! 🏡
Come on, @Arsenal!
🔴⚪️🙌🏿 pic.twitter.com/A6sZkqt6U3
— Lauren Etame Mayer (@Lauren12arsenal) 2018年2月3日
そしてあの人も。ハーフタイムのゲストでお呼ばれ。
It was also great to welcome back #SuperTom as our half-time guest of honour
Legend. 🔴 pic.twitter.com/6wl6McMWBS
— Arsenal FC (@Arsenal) 2018年2月4日
スーパートム。お元気そうで何より。
以上
つぎはなんと今季二回目のNLDとなる来週土曜日のToT戦が控える。一週間ゆっくりエナジーを貯めていただいて、ウェンブリー?で爆発してもらおうかね。もしアウェイでToTに勝つようなことがあれば、ぼくも奇跡のトップ4入りを信じるとしよう。COYG